2021年12月31日金曜日

ウイスキー of the year 2021 -後半-

ということで大晦日。2022年がすぐそこまで来ております。
昨日の前半に続いて後半。いよいよウイスキー of the yearの各部門受賞ボトルの発表です。

ボトル of the year
銅賞
The Naked Grouse
ザ・ネイキッド・グラウス
(スコッチ・ブレンデッドモルト・ザフェイマスグラウス)


今年の7月に我が家にやってきたボトル。
渋くてスパイシー、リッチでフルーティ
香り
レーズン、渋茶、皮製品、蜂蜜、花

マスカット、レーズン、渋み、タンニン、スパイス、オレンジ、チョコレート

余韻
果てしなく長い、リッチでデリケート、ソフトになっていく感じが素晴らしい

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは瑞々しさが出てきてソフトに。味にはバターのような柔らかさが出る。ミルクチョコレート。オレンジピール。タンニンは薄れるけれど、スパイスは増す。余韻は形が少し崩れやすくなる。

ということで、ストレートがおすすめです。もちろん水を加えたり、ロックでも美味しいです。ブレンデッドの頃以上に、フルボディな一本になっていて癖になりそうです笑
以前から贔屓にしている雷鳥さんシリーズ。その中でも大の大好きだったザ・ネイキッド・グラウスがブレンデッドからブレンデッドモルトに変わったという恐ろしい事件。しかも価格はあまり変わってないんです。これは本当に事件です笑

と言いつつ、最近ネットで調べてみると結構値段上がってますね汗
いやー安いうちに買っておいて本当によかった笑
見つけられた際は是非ご賞味くださいまし。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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銀賞
Over An Islay Rainbow 2016
オーバー・アン・アイラ・レインボー2016
(スコッチ・ブレンデッドモルト・サマローリ)


今年のオープニングボトル。
ピート・スモークとチェリーパイ、ストレートはより爽やか
香り
ピート、炭、チェリーパイ、潮風、ベリー系の果実

塩っぱい、ピート、鮭の薫製、ウッディ、バター、ミント、シトラス

余韻
長い、蒸しパン、ほんの少しピリッとする、爽やか

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはピート・スモークが強く前に出てくる。が穏やか。チェリーパイ感も増す。口に含むとスモークが口蓋を覆う。バターのような滑らかさが強調され、シトラスやミントは少し薄れる。余韻はマイルドに。スモークよりもピート感。
個人的にも大好きだったシルヴァノ・サマローリ氏が亡くなられたのは2017年2月のこと。2016年の作品であるこのボトルは氏の生前のボトリングと考えて間違いないはず。今ではお目にかかれないというか、見つけることができたとしても一体いくらなんだ?ってことになっているでしょう。

憧れのサマローリのボトルで幕を開けた2021年。それだけでも素晴らしいものですが、そのバランス感覚、味わい、香り、どれをとっても素晴らしいボトルでした。思い出したら飲みたくなってきた笑

金賞
Cragganmore 25年
クラガンモア25年
(スコッチ・シングルモルト・スペイサイド)


文句なしに今年一番美味しかったし、今年を代表する一本。
エレガントで複雑、スペイサイドここに極まれり
香り
エレガントな果実、ザクロ、シュガートースト、いちご、モルト

複雑、草原、キャンプ場の青空、ドライフルーツ、ヒリヒリとスパイシー、小鳥の囀り、樽、ダージリンティー、ブラックコーヒー

余韻
スモーク、力強くかつ繊細、ふと見つける紫陽花、湿った葉っぱ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはスウィートに。甘い香水みたい。口に含むと、口蓋を満たす甘い煙。爽やか。後半、ヒリヒリ感が増す。湿っぽさは少し和らぎ心地よさが増幅。ドライというよりも温かいという印象。
実はこのボトルは転職祝いで嫁さんに買ってもらった一本でもあります。それだけに感慨深い。そして、ちゃんとちびちびと飲んでいるため、まだ液体が残っているという前例のない一本でもあります笑

毎年4月に、息子誕生日ということでクラガンモアを購入しているわけですが、それと上記の事情が重なって今年はこれまでにない豪華な一本が我が家にやってきました。

香りも味わいも、そして余韻も。誰も邪魔できない領域です。完璧。こんなボトルとの出会いは人生で何回あることやら。響21年やロイヤル・ハウスホールドと出会った時と同じような衝撃を受けました。素敵すぎる。


デザイン of the year
Water Proof
ウォーター・プルーフ
(スコッチ・ブレンデッドモルト)



パッケージの水滴。これが本物のように立体感があって面白いんです。そしてネックに巻かれているのも素晴らしくオシャレ。

今年はぶっとんだデザインのボトルは買ってないように思います。が、洗練されたデザインのものがいくつかあり、その中でもこのウォーター・プルーフはツボ。


グラス of the year
The Exclusive Malts Glendronach 1994 Aged 17 Years
ジ・エクスクルシブ・モルツ グレンドロナック1994 17年
(スコッチ・シングルモルト・ハイランド)


岡山市内のSALTLICK BAR(ソルトリック・バー)さんにていただいたこの一杯が今年のバーで飲んだウイスキーで最高。
地震があった際にワインがかかってしまってボトルは汚れてるけど、素晴らしく美味しかった。今年、バーでいただいた中で暫定1位です。

特徴的なのが、アメリカンチェリーを思わせる香りと味わい。貴腐ワインやココアのようなニュアンスも魅力的。

そして、このウイスキーが美味しすぎて、飲み終わった後もしばらくグラスの残り香を嗅いでいると、マスターがまさかの「おかわり」を注いでくれました!本当にご馳走様でした!!

パッケージにアカトビ(もしくはトビ)が描かれているのも日本野鳥の会的にグッドですね。
こないだ、年末の挨拶も兼ねて再度ソルリックさんに訪れ、そしてまたこのボトルをいただきました。やっぱりうまい笑

グレンドロナックといえば、シェリー樽熟成で有名な蒸留所ですが、こんなにアメリカンチェリーの風味を纏うとは。昔からアメリカンチェリー味の飴とか好きだったのでドンピシャでしたね。そしてアカトビ。雷鳥に続いての鳥贔屓か!!??笑


ルーキー of the year
Session
セッション
(ワールド・ブレンデッドモルト・ニッカウヰスキー)


これは、間違いなく美味しいです。
甘さが引き立つ軽やかなゼスティ
香り
オレンジ、クッキー、バニラ、オーキー、少しスパイス、りんご蜜

ビターチョコレート、軽やかで滑らか、シルク、少しべっこう飴

余韻
ほんのりピート、長過ぎない、案外ドライ、白胡椒

ドロップ・アップ(1滴加水)
バニラの印象が前に出てきてソフト。味わいも丸みを帯びるがドライ。軽やかでゼスティ。
値段のことを考えると、なんてお得な一本なのかと思いますね。んー、コスパ of the yearの最終選考に入れておいてもよかったかもなー笑

恐るべきニッカ・ウヰスキーさん。というかアサヒビールさんというべきか・・・。




コスパ of the year
Copper Dog
コッパー・ドッグ
(スコッチ・ブレンデッド)


瑞々しさ+ドライ=ゼスティなアップルパイ
香り
大麦、ドライ、草原に咲く白い花、瑞々しい、若干オイリー

モルティ、フルーティ、穏やか、滑らか、優しい口当たり、心地よいスパイス、アップルパイ

余韻
ドライ、火の通ったりんご、みかんの渋皮

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより穏やかに。湿原の初夏。味はフルーティさが薄れモルティさと後半のゼスティさ。余韻はドライで甘味がキュッと詰まって押し寄せてくる。フルーティはここに集まった感じ。

んー、口に含むたびにいろんな味わいが広がって複雑で奥行きのあるウイスキーかと思います。個人的には以前からブレンデッド・モルトが大好きなわけですが、このコッパー・ドッグにもブレンデッド・モルトの良さが非常に良く表現されていると思われます。

いろんな側面が一口一口顔を出す。これはあの蒸留所の特徴かな?とか、はたまたこれはあれかな?みたいな。そんな楽しみが膨らむウイスキーです。これは本当におすすめ。ウイスキー of the yearとか、そういう問題じゃないんです。単純に美味しいとか美味しくないとかではなく、色々考えさせてくれる。それこそブレンデッド・モルトの楽しさかと思う夜でした。
ここまで色々考えさせてくれたコッパー・ドッグに完敗ですね笑
美味しいとか美味しくないとか、って次元をある意味超越しちゃってる。

そういう面でもコスパ最強です。ウイスキーととことん語り合いたい夜にもってこいです。


香り of the year
いよいよ最後の部門です。

Cragganmore 25年
クラガンモア25年
(スコッチ・シングルモルト・スペイサイド)


まさかのボトル of the year 金賞との二冠。まさに2021年の象徴です。
先ほどもあげましたが、その香りは「エレガントな果実、ザクロ、シュガートースト、いちご、モルト」です。

折角なので、今年の最後はこのクラガンモア25年を飲みながら綴りましょう。


写真は最近購入したグレンケアン6色セットから「ゴールド」と共に。

最高のウイスキーとの出会い、これを幸せと呼ぶんでしょう。来年もいろんな素敵なウイスキーに出会える一年になりますように。

それではみなさん、今年も最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
2022年がみなさんにとって素敵な一年になりますように。

良いお年を!


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2021年12月30日木曜日

ウイスキー of the year 2021 -前半-

今年もこの投稿をする時がやってきました。早いですね1年。

今年は個人的に大きな変化があった、と言うか起こした1年。そんな変化が大きかった1年ということもあり、特に早かったですね。

コロナもまだまだ落ち着きません。特に今年はコロナの影響が昨年以上に出て大変な一年でした。そんな中での東京オリンピック2020開催。賛否両論ではありましたが、僕は個人的に非常に感動しましたし、光みたいなものをもらいました。

そしてファンとしてはこの上ないヤクルトスワローズの20年ぶり日本一。このままヤクルト黄金時代に突入してくれることを望みます。


さて、ここからが本題。
2013年から始まったウイスキー of the yearという企画も今回で第9回。「継続は力なり」という言葉がありますが、まさかこんなに継続できるなんて笑

ただただウイスキーが好きで、飲んではそれを綴ってきたわけですが、そんなウイスキー好きが功を奏してなんとウイスキーを含む酒類メーカーに転職をしたというのが今年の一大イベント。

それはさておき、毎年毎年こんなことができている健康状態に感謝。それを肉体的にも精神的にも支えてくれている家族に感謝。感謝感謝の呑んだくれ生活、その一年の総仕上げイベント、それがウイスキー of the yearです!笑


表彰内容
改めて、この表彰の内容をおさらい。

①ほぼ毎週1本購入しているウイスキーたちの中から、これは本当に美味い!!って思ったベスト3を勝手に選ぶのが「ボトル of the year」の金・銀・銅賞

②ボトルのデザインが単純に超おしゃれだったって1本に贈る「デザイン of the year」

③ボトルを自分では買ってないけど、バーで飲んだものの中で一番GOODだった1杯に贈る「グラス of the year」

④新人王を決める「ルーキー of the year」。発売後2年間を新人王資格期間とします。なので、今回は2020年1月〜2021年12月の期間にリリースされたウイスキーが対象となります。

⑤コスパが優れた一本に贈る「コスパ of the year」。読んで字のごとく、コスパが最も素晴らしいと思った一本を表彰。

⑥今年一番の香りを決める「香り of the year」。とにかく、今年を代表する素晴らしい"香り(Scent)"のウイスキーを表彰。

という内容で、勝手に表彰させてもらいます。


ノミネートボトル
まずは、今年のノミネートボトルをずらりと並べてみたいと思います。(※グラス of the yearを除く)

<Scotch Blended>  11種
Mac Na Mara Rum Cask Finish
Johnnie Walker Sweet Peat
Chivas Regal 15年
Sir Edward's Finest
Grant's Triple wood SMOKY
Hedges & Butler
John Walker & Sons Celebratory Blend
Ballantine's Aged 7 Years Bourbon Finish
Strathallan
Bell’s Original Union Jack Label
Black Bottle Aged 10 Years

<Scotch Blended Malt> 8種
Over An Islay Rainbow 2016(Samalori)
Islay Journey(Hunterlaing)
Smoke Stack
Copper Dog
Water Proof
The Naked Grouse
Puff Adder
Scallywag Cask Strength Limited Edition No.2

<Scotch Single Malt> 14種
Glenrothes 8年(The Macphail’s Collection)
Cragganmore 25年
Game Of Thrones House Lannister Lagavulin 9年
Kingsbarns Dream To Dram
Peat's Beast Batch Strength Pedro Ximenez Sherry Wood Finish
Tormore Aged 14 Years Batch A1903
Ardbeg Uiageadal
Ardbeg Anoa
Highland Queen Majesty Islay Single Malt
Caol Ila 17 Years Old 1997 Unpeated Style
The Glenlivet Code
Kirkwall Bay
Game Of Thrones House Stark Dalwhinnie Winter's Frost
The Blue Sky Label Glen Elgin 1995

<Scotch Single Grain> 1種
Hamiltons Lowland

<Irish Blended> 6種
The Whistler Imperial Stout Cask Finish
The Irishman Founder’s Reserve
O'Reilly's
Teeling Small Batch 2020
Sadler's Peaky Blinder
The Dubliner Bourbon Cask Aged

<Irish Single Malt> 1種
Clontarf

<Irish Single Pot Still> 1種
Hinch Single Pot Still

<American Bourbon> 6種
Old Grand-Dad
Evan Williams
Willett Pot Still Reserve
Eagle Rare Single Barrel 10年
Blanton’s Black
Johnny Drum Black Label

<American Blended> 1種
Ezra Brooks White

<Canadian> 3種
Canadian Mist
Black Velvet Original
Casa Maestri Reserva de MFM

<Finnish> 1種
Helsinki Whiskey Rye Malt Small Batch American Virgin Oak #15

<Swedenish Single Malt> 1種
High Coast Hav

<Belgian Single Malt> 1種
Belgian Owl Identité

<French Grain> 1種
Ed Gwenn

<World> 2種
Session
戸河内ウイスキー8年 ミニボトル

スコッチ 34種
アイリッシュ 8種
アメリカン 7種
カナディアン 3種
フィニッシュ(フィンランド) 1種
スウェデニッシュ(スウェーデン) 1種
ベルジャン(ベルギー) 1種
フレンチ 1種
ワールド 2種
合計58種

58種には量り売りやミニボトルも含みます。
2013年42本、2014年42本、2015年42本、2016年36本、2017年44本、2018年50本、2019年53本、2020年59本、そして2021年58本。

昨年に後1本届きませんでしたが、まーこのあたりで頭打ちでしょう。多分www

今年も相変わらずのスコッチ比重高し!34/58で58%に及びます。

そして、ついにJapanese(ジャパニーズ)がノミネートなし
※今年作成されたジャパニーズ・ウイスキーの定義に基づく。そのため戸河内ウイスキー8年はWorld(ワールド)に分類。

なぜかって?ジャパニーズ高すぎですから笑
我が社を含み、いろんな蒸留所からリリースされてますが、まだまだ熟成が若い。そして値段が高い。そんな中、来春にサントリーの値上げが発表されてます。ジャパニーズ・ウイスキーを取り巻く環境は一体どうなってしまうんでしょうか?

風穴をぶち開けたいもんですね笑


ボトル of the year
を、だいぶ絞りました。ので、今日は前半ですが紹介しておきます。

Over An Islay Rainbow 2016
オーバー・アン・アイラ・レインボー2016
(スコッチ・ブレンデッドモルト・サマローリ)

Hinch Single Pot Still
ヒンチ・シングル・ポット・スチル
(アイリッシュ・シングルポットスチル)

Cragganmore 25年
クラガンモア25年
(スコッチ・シングルモルト・スペイサイド)

The Naked Grouse
ザ・ネイキッド・グラウス
(スコッチ・ブレンデッドモルト・ザフェイマスグラウス)

Puff Adder
パフ・アダー
(スコッチ・ブレンデッドモルト・ブラックアダー)

Ardbeg Uiageadal
アードベッグ・ウーガダール
(スコッチ・シングルモルト)

The Blue Sky Label Glen Elgin 1995
ザ・ブルー・スカイ・レーベル・グレン・エルギン1995
(スコッチ・シングルモルト・モリソン&マッカイ)

上記7本が、今シーズン「A(またはS)評価」のボトルたちです。


デザイン of the year
も絞りました。ので、今日は前半ですが紹介しておきます。

Session
セッション
(ワールド・ブレンデッドモルト・ニッカウヰスキー)

Willett Pot Still Reserve
ウィレット・ポット・スチル・リザーブ
(アメリカン・バーボン)

Water Proof
ウォーター・プルーフ
(スコッチ・ブレンデッドモルト)

Blanton’s Black
ブラントン・ブラック
(アメリカン・バーボン)

Black Bottle Aged 10 Years
ブラック・ボトル10年
(スコッチ・ブレンデッド・ゴードングラハム)

上記5本。


グラス of the year
は、実はもう私の中で決まってます。ので、後半で発表。


ルーキー of the year
も絞っておきたいと思います。というか、対象になるボトルを抽出しておきます。

Session
セッション
(ワールド・ブレンデッドモルト・ニッカウヰスキー)

Hinch Single Pot Still
ヒンチ・シングル・ポット・スチル
(アイリッシュ・シングルポットスチル)

Grant's Triple wood SMOKY
グランツ・トリプル・ウッド・スモーキー
(スコッチ・ブレンデッド)

The Naked Grouse
ザ・ネイキッド・グラウス
(スコッチ・ブレンデッドモルト・ザフェイマスグラウス)
※ブレンデッドからブレンデッドモルトに変更になった為

John Walker & Sons Celebratory Blend
ジョン・ウォーカー&サンズ セレブラトリー・ブレンド
(スコッチ・ブレンデッド)

Teeling Small Batch 2020
ティーリング スモール・バッチ2020
(アイリッシュ・ブレンデッド)

Ballantine's Aged 7 Years  Bourbon Finish
バランタイン7年 バーボン・フィニッシュ
(スコッチ・ブレンデッド)

The Blue Sky Label Glen Elgin 1995
ザ・ブルー・スカイ・レーベル グレン・エルギン1995
(スコッチ・シングルモルト・スペイサイド)

上記8本。思ったよりも対象になるボトルが多かった。結構、こっからの選考がきついね笑


コスパ of the year
も絞っておきましょう。もう、どうせなら全部絞っておこう笑

Black Bottle Aged 10 Years
ブラック・ボトル10年
(スコッチ・ブレンデッド・ゴードングラハム)

Copper Dog
コッパー・ドッグ
(スコッチ・ブレンデッド)

The Naked Grouse
ザ・ネイキッド・グラウス
(スコッチ・ブレンデッドモルト・ザフェイマスグラウス)

The Dubliner Bourbon Cask Aged
ザ・ダブリナー・バーボン・カスク・エイジド
(アイリッシュ・ブレンデッド)

Casa Maestri Reserva de MFM
カサ・マエストリ・リゼルヴァ・デ・MFM
(カナディアン・ブレンデッド)

上記5本。


香り of the year
も絞っておきましょう。もう、どうせなら全部絞って

Scallywag Cask Strength Limited Edition No.2
スカリーワグ カスク・ストレングス・リミテッド・エディションNo.2
(スコッチ・ブレンデッドモルト・ダグラスレイン)

Cragganmore 25年
クラガンモア25年
(スコッチ・シングルモルト・スペイサイド)

Tormore Aged 14 Years Batch A1903
トーモア14年バッチA1903
(スコッチ・シングルモルト・スペイサイド)

The Blue Sky Label Glen Elgin 1995
ザ・ブルー・スカイ・レーベル グレン・エルギン1995
(スコッチ・シングルモルト・スペイサイド)

上記4本。

ということで、前半はここまで。後半で、実際に選ばれるボトルはどれなのか!?乞うご期待です。


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2021年12月29日水曜日

The Dubliner Bourbon Cask Aged


The Dubliner Bourbon Cask Aged
ザ・ダブリナー バーボン・カスク・エイジド

アイリッシュ・ブレンデッド
メーカー:ファースト アイルランド スピリッツ社
カスクタイプ:リフィル・バーボン・カスク
ボトリング:フランス
旧ラベル
40%
輸入:国分グループ

ダブリナーとは「ダブリン人」って意味だそうです。ニューヨーカーとかと同じニュアンス。アイルランドの首都ですし。

ボトリングがフランスで行われているってのが面白い。

武川蒸留酒販売さんによる説明。
ザ・ダブリナーは「ダブリン(アイルランドの首都)を象徴するもの」という意味を込めて名付けられました。製造責任者を務めるダリル・マクナリー氏は、北アイルランドのブッシュミルズ蒸留所で17年間、マスター・ディスティラーを務めた経験を生かし、品質の良いウイスキー原酒の選定に携わっています。

ブレンデッド・アイリッシュ・ウイスキー「ザ・ダブリナー」は、リフィルバーボン樽で3年以上熟成しています。 リンゴを思わせるフルーティーな香りから、上品でなめらかなハチミツ、コショウのタッチ、キャラメルのような甘い味わいが感じられます。

<テイスティングノート>
はっきりとした大麦の香りに、新鮮な青草、リンゴの香り。滑らかな口当たり、まろやかで芳醇な味わい、ハチミツのような甘さも兼ね備えています。コショウのニュアンスも感じます。絹のような滑らかさとかすかにキャラメルの味わいも感じます。

正直言うと、これを「スコッチ」として出されても疑わないほどスコッチっぽいです。スコッチに比べて、口当たりの柔らかさとかスムースさ、そして穏やかな印象が強い気はしますが、アイリッシュらしいアイリッシュではない、ような気がします。

ちなみに、こちらがザ・ダブリナーのオフィシャルサイト。



スムースでソフト、穏やかながら3段階の余韻
香り
モルティ、りんご、草原、太陽光

スムース、ソフト、ハチミツ、キャラメル、ちょっぴり白胡椒的なスパイス

余韻
穏やかですっきりしながらもやや長い、3段階くらいで込み上げてくる、インクっぽさもある

なかなかに上品でデリケート。良いボトルだと思います。結構いろいろな顔を出してくれる表現力が豊かな一本。

これが今年最後のウイスキーになりました。いよいよウイスキー of the year 2021の選考に入らねば。毎年の恒例行事なんですが、年々難しくなっていってる。マニアックに進んでいくとこういう悩みが出てきますよね笑



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ザ ダブリナー アイリッシュウイスキー 40度 700ml
価格:3280円(税込、送料別) (2021/12/28時点)



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2021年12月28日火曜日

Saltrick Bar(ソルトリック・バー)さんにて

先月に引き続き、岡山のソルトリック・バーさんにて。

先月に引き続き、今年最高の一杯だと思ったThe Exclusive Malts 
Glendronach 1994 Aged 17 Years(ジ・エクスクルシブ・モルツ グレンドロナック1994 17年)をいただきに行ってきました。

こちらのボトルは相変わらず素晴らしかった。前回よりちょっぴりスパイシーな感じがしたけど。アメリカンチェリーは健在で甘かったねー。本当におすすめのボトルです。

そして今回、ソルトリック・バーさんで人生初のアードナムルッカンをいただきました。


Ardnamurchan 1st Release
アードナムルッカン 1stリリース

スコッチ・シングルモルト(ハイランドモルト)
AD/09.20:01
46.8%


インディペンデント・ボトラーズとして名を馳せるアデルフィ社が作った蒸留所・アードナムルッカン。2014年に施工された当蒸留所からは、現在3rdリリースまでが世に送り出されています。


ソルトリック・バーさんで、その貴重な3本にお目にかかれました。おそろしい光景。今はこんな感じで見えるけど、10年もたてばとんでもないことになっているんでしょう。

今回いただいた1stリリースはバーボン樽65%、シェリー樽35%だそうです。
まだまだ若い原酒っぽい荒々しさや刺々しい感じが強かったですが、バーボン樽由来のモルティさとフローラルな甘さ、シェリー樽由来のワインっぽい結構甘めのニュアンスがすっきりと心地よい一杯でした。

しかし、まだまだこれからですね笑

2021年12月27日月曜日

Black Bottle Aged 10 Years


Black Bottle Aged 10 Years
ブラック・ボトル10年

スコッチ・ブレンデッド
ゴードン・グラハム社
40%
輸入:アクサス

ワールドリカー・ブルータスさんによると次のように説明されています。
ブラックボトル10年に使用されるシングルモルトのうち95%はアイラモルト、残りはレダイグがブレンドされアメリカンオーク樽で熟成。
また、六本木鈴酒店さんでは次のように説明されています。
アイラ島を代表する7つの蒸溜所のモルトウイスキーをブレンドした、他のブレンデッドスコッチとは一線を画すユニークなウイスキーです。アイラ島のモルトウイスキーの特徴であるピート香を感じる一方、ふくよかでスムースでかすかな甘さを感じさせます。その個性的な味わいは1879年に紅茶のブレンドを生業としていたグラハム家によって生み出されました。

『ウイスキーマガジン』の中で取り上げられた293種類のウィスキーで評価の高かった47のウィスキーを選び、8つのジャンルに分けテイスティングして、なんと『ブレンデッド』部門で、見事、第1位の座に輝いたのが、この「ブラック・ボトル」です。 ピート・チックなスモーキーさと、ドライフルーツのような香り。 甘さとスパイシーさのとても素晴らしいバランスが印象的。
2020年にリリースされたブラック・ボトル10年。
なんというか、上記の説明文を読んでもわかるように。てか、こんな説明文読む前からそう思ってるんですが、これはなかなか素晴らしい、というか革命的なブレンデッドですよ。

アイラモルト由来の潮っぽいピートを中心にしたブレンデッド。口に含むと、後から押し寄せてくる。まるで波のような感覚がたまりません。本当にグレーン混ざってんのか??ってくらいに強い。そんなピートの波の中に、桃のようなフルーティなニュアンスが散りばめられていて癖になりそうです。ぶっちゃけ、これが4000円以内で買えるんだったら、これで全てOKじゃない?ってくらいの出来栄えかと笑

何度か口にしてやっとグレーンの麦らしさというか、穏やかな感じを捉えることができました。恐るべしゴードン・グラハム。

しかも度数40度。ここまで最初から最後まで存分に楽しませてくれるのに!?




香り
シトラス→レモン、青リンゴ、ミント、バター、泥炭、土、コケ、海藻、ヨウ素、オーク、燻製

薬草、ラズベリー、シナモン、ピート、スモーキー、青リンゴ、アプリコット、コーヒー、タバコ

余韻
スパイシー、胡椒、長い、コーヒービーン、爽やかなシトラス系

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはよりクリーミー。味わいはスパイシーが強まる。木の皮を食ってる感じ。余韻はより心地よい。感慨深いですね。

んーーーーー。今年のコスパ最高はこれか!?決して安いわけではないけどね。

ちなみに、ボトルに合わせて真っ黒のグレンケアン・グラスで頂いています。ただ、黒いってだけですが笑



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2021年12月26日日曜日

Whisky Gallery Bagus(ウイスキー・ギャラリー・バグース)さんにて


岡山市のバー、Whisky Gallery Bagus(ウイスキー・ギャラリー・バグース)さんにて。https://tabelog.com/okayama/A3301/A330101/33007664/

日生(ひなせ)の産地直送・牡蠣を蒸し牡蠣にしていただきながら、クライゲラヒ18年(ハンター・レイン オールド・モルト・カスク・シリーズ)をいただきました。

なんとも贅沢な日でした。年内にクライゲラヒを飲むことができたのが非常に嬉しい。独特の「硫黄臭」が癖になるんですよ。


The Old Malt Cask 
Craigellachie Aged 18 Years
オールド・モルト・カスク・クライゲラヒ18年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
ハンター・レイン社
シェリーバット
45.9度
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー

ストロベリー、ミント、柑橘、硫黄の複雑なアロマ。モルティさとミントが口の中に広がり、余韻は穏やかで長い。独特の煙っぽさ(一般的なスモーキーとはちょっと違う)。


蒸し牡蠣に合うウイスキー
蒸し牡蠣にこれまた合う。マスターから「蒸し牡蠣に合うウイスキー」ということで、他に試飲させていただいたのが、ダグラス・レイン社「ロック・アイランド」(旧名:ロック・オイスター)シックス・アイルズ。ロック・アイランドは、今回が初めて。シックス・アイルズは数年前に我が家にやってきたので久しぶりでしたが、パッケージは見たことのない新パッケージのボトルをいただきました。

どちらもブレンデッド・モルトです。これまではアイラ島のシングルモルトが牡蠣にはよく合うと個人的に思っていましたが、アイラ以外のアイランドものをブレンドしたブレンデッド・モルトがスモーキー過ぎずちょうど良い。

牡蠣の旨味を邪魔することなく、バランス良い。確かにこれは合います。比較的、ロック・アイランドよりもシックス・アイルズの方がスモーキーでピートを感じる。ロック・アイランドはよりレモンに近い爽やかな抜け感。って感じでしたね。どちらも美味。

でもやっぱり、「焼き牡蠣」にはアイラかなー。




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2021年12月25日土曜日

成城石井オリジナル ウイスキーハイボール


メリークリスマス。

成城石井のオリジナル・ウイスキーハイボール。8年熟成ウイスキー使用。イギリス(おそらくスコッチ)のウイスキーを炭酸水で割ったシンプルなハイボール。モルティな甘さと、ハイランド系のスモーキーが印象的なやや辛口ハイボールかと。

個人的には、かなり「あり」な一本。さすがは成城石井。でもカバランの方が好きかなー・・・

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もう一つ、「オリジナルハイボール」なる緑パッケージのも飲みました。こちらもスコッチだけを使っているそうですが、水あめとかで味が調整されている影響もあり、変に甘かった。



クリスマスということで、嫁さんがクリスマスケーキを作ってくれました。
スポンジがふわふわで、生クリームもソフトな口当たりで非常に美味しかった。ただ、酒飲み的に生クリームが少し甘すぎた・・・ことを伝えると「文句を言った」と怒られました笑


さて、クリスマスも終わっていよいよ年末。2021年も残すところ1週間を切りました。早いものですね。大掃除の終わってないところを片付けないとね。「今年の汚れ、今年のうちに」ってなんのCMだったっけ??

それでは。


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2021年12月24日金曜日

Bell's Original Union Jack Label


Bell's Original Union Jack Label
ベル・オリジナル ユニオン・ジャック・ラベル

スコッチ・ブレンデッド
40度
輸入:日本酒類販売

アーサー・ベル&サンズ社の傑作。以前からU.K.市場でNo.1の人気、スコットランドでも3本の指に入る人気ってことで有名です。

キーモルトはブレアソール、ダフタウン、インチガワーなど。創業は1825年。デイヴ・ブルーム著「ウイスキーバイブル」では、ソーダやジンジャーエールで割ると非常に相性が良いと書かれてます。


大学生以来のベル
ベルをしっかり飲むのは10年以上ぶりな気がする。大学生の頃以来かな。中身は変哲のないオリジナルですが、ユニオン・ジャック・ラベルだったんで買ってしまいました笑

こんなにスムースでソフトな飲みやすいブレンデッドだったんですね。改めて感動。地元・スコットランドで3本の指に入る人気ブランドを舐めてはいけません。

改めて、非常に有名なブレンデッド・スコッチ・ウイスキーの銘柄を考えてみると・・・
・ジョニーウォーカー
・バランタイン
・シーバスリーガル
・ホワイト&マッカイ
・ブラック&ホワイト(ジェームズ・ブキャナン)
・ベル
・フェイマスグラウス
・J&B
・オールドパー
・ウシュクベ
・カティーサーク
・グランツ
・デュワーズ
・ハイランドクイーン
・ロングジョン
・ティーチャーズ

などなど。パッと思いつく限りでも色々ありますが、ジョニーウォーカーが世界で一番売れていること。フェイマスグラウスがスコットランドで一番売れていること。そしてベルがU.K.で一番売れていること。これは外してはいけないですね。しみじみ。。。まー、何よりベルはアーサー・ベルさんの絵がど真ん中に描かれているのが良いですよね。ホッとする笑



シトラス系なミント、
色々な表情が楽しめる美酒
香り
ライム、グレープフルーツ、ドライアプリコット、シダ、干草、ビスケット、トースト、紅茶、ナッツ

ヘーゼルナッツ、オーク、シナモン、オレンジ、グレープフルーツ、青リンゴ、ミント

余韻
ミント系のハーブ的なニュアンスが気持ち良い、シトラス系な甘さが爽やかに駆け抜ける、鼻腔を心地よく刺激する樽香

総じて、1000円ちょっとでこの味わいが楽しめるのは素晴らしい。流石にベルさんですね。恐るべし。もしかして今年のコスパNo.1かも!!??





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