2021年2月21日日曜日

Johnnie Walker Sweet Peat


Johnnie Walker Sweet Peat
ジョニー・ウォーカー スウィート・ピート

ブレンデッド・スコッチ
40.8%
ボトルNo.SP1 49304
輸入:アクサス


No.1ブレンデッド・スコッチ・ブランド
"ジョニー・ウォーカー"
言わずもがな、ジョニー・ウォーカーといえば世界一の売上を誇るブレンデッド・スコッチのNo.1ブランドですね。そんなジョニー・ウォーカー・シリーズから新しく発売されたのが

ボトルにはブレンダーズ・ノーツが書かれています。それは次の内容です。
Blender's Notes
Sweet, caramelised sugar and slight spiciness. Warms with bonfire embers. Long and gentle peat smoke finish.
ブレンダーズ・ノーツ
甘く、キャラメリゼした砂糖と微かにスパイシー。焚き火の残り火のあたたかさ。長く優しいピートスモークのフィニッシュ。

このスウィート・ピートについては、武川蒸留酒販売さんによる説明が、毎回ですがやはり一番わかりやすい。
2018年11月にリリースされた、「ジョニーウォーカー ブレンダーズバッチシリーズ」の最新作。
何世代にもわたってマスターブレンダーに受け継がれるジョニーウォーカーのブレンディング技術。それは現在、12名のブレンダーに受け継がれています。男女6名ずつ、経験豊富な熟練のブレンダーから若い感性を持ったブレンダーで構成されるこのチームは、常に新しいフレーバーの組み合わせやブレンディング技術の探求を続けています。
12名のブレンダーがもつそれぞれの個性にフォーカスを当てて、彼らが思い描くレシピを形にしたシリーズ、それが「ブレンダーズバッチ」です。

味わいの核となるスウィート&ピートな特徴をもつモルトには、カリラ蒸留所のモルトが使用されています。
ふむふむ。そして、このスウィート・ピートのブレンダーというのがGeorge Harper氏とJim Bevendse氏。



カリラ+カードゥ+グレンデュラン
ボトルには札が取り付けてあり、こちらにもいろいろ書かれています。
"This experimental small batch is all about opening up a surprising world of flavour by exploring what happens when smoke and sweetness collide. I'm incredibly proud of and excited about this whisky."

「この実験的なスモール・バッチは、スモークと甘さが衝突したときに何が起こるかを探求することによって、驚くべき味の世界を開くことです。私はこのウイスキーを信じられないほど誇りに思い、興奮しています。」

I am fascinated by smoky flavours and have spent hours talking to whisky lovers and bartenders about how smoky scotch could be reimagined. 
私はスモーキーフレーバーに魅了され、スモーキースコッチをどのように再考できるかについてウイスキー愛好家やバーテンダーと何時間も話し合ってきました。 
Drawing inspiration from the balance of flavour in Johnnie Walker Black Label and working with fellow blenders. We've shared something really quite different and exciting. 
ジョニー・ウォーカー・ブラック・ラベルのフレーバーのバランスからインスピレーションを得て、仲間のブレンダーと協力しています。 まったく異なるエキサイティングなものを共有しました。 
It started with finding a special expression of Caol Ila whisky. Matured in refill casks and chosen for its beautiful peat, maritime and gentle sweet flavours. 
それは、カリラ・ウイスキーの特別な表現を見つけることから始まりました。 リフィル樽で熟成され、その美しい泥炭、海(maritime)、そして優しい甘い風味のために選ばれました。 
Speyside malts, including Cardhu, matured in refill casks add sweet fresh fruit flavours - apple, orange and pineapple. Whisky from Glendullan, matured in sherry casks, brings additional sweetness, rich fruit notes and balance. 
カードゥを含むリフィル樽で熟成されたスペイサイドモルトは、リンゴ、オレンジ、パイナップルなどの甘いフレッシュフルーツのフレーバーを加えます。 シェリー樽で熟成されたグレンデュランのウイスキーは、さらなる甘さ、豊かなフルーツノートとバランスをもたらします。 
Enjoy over ice, with a touch of water and good friends, or let it transform a classic cocktail, like a 'Penicilin'. 
氷の上で、水と仲の良い友達と一緒に楽しんだり、「ペニシリン」のようなクラシック・カクテルに変身させたりできます。

さすがは天下のジョニー・ウォーカー。原酒の顔ぶれがリッチですね。ペニシリンというカクテルは飲んだことがないですが、アイラのスモーキーなウイスキーに蜂蜜やレモン、生姜を混ぜて作るカクテルだそうで。今度、作ってみようかな。



甘くてピーティー、まさに名前の通り
香り
スモーク、キャラメル、シェリー樽、フレッシュな果実

フルーツ由来の甘さ、りんご、オレンジの柑橘系、少しピリッとスパイシー、ピート

余韻
長くてゆっくり、ザラメ、徐々に炭火っぽくなる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りにはあまり影響がない気がする。味はスモークやピートよりもフルーティが前に出てくる。そして後半のゼスティさが増しヒリヒリ。フィニッシュは穏やかなスモーク。

という感じでジョニーウォーカー・ブラックやブルーとはまた違うピート感。「スウィート」という言葉がすべてを物語っているような気がします。

一つだけ欲を言うと、70clではなく50clで販売されていることが不満。70clでたっぷり飲みたいものです。

2021年2月20日土曜日

Helsinki Whiskey Rye Malt Small Batch American Virgin Oak #15


Helsinki Whiskey Rye Malt 
Small Batch American Virgin Oak #15
Finnish Summer Edition 2019
ヘルシンキ・ウイスキー ライモルト
スモールバッチ・アメリカンヴァージンオーク#15
フィニッシュ・サマー・エディション2019

ライモルト・フィンランド
474/700
47.5%
輸入:ジャパンメディアセールス



2014年創業のヘルシンキ蒸留所
武川蒸留酒販売さんによる説明
ヘルシンキ蒸留所は、フィンランド・ヘルシンキの100年を超える歴史の中で、初めての蒸留所として2014年から活動を開始しました。
#15は、2015年に蒸留し2019年夏にボトリングしたウイスキーです。アメリカンバージンオーク樽にて4年熟成させたので#10と比較すると特徴である甘い香りと味わいの角が取れて大変マイルドになり熟成感が高まっています。
ライモルトウイスキーならではの良さもしっかり継承されており、より豊潤で味わい深いウイスキーになりました。スモーキーなスコッチやパンチのあるバーボンや国産ウイスキーとは違う、北欧のウイスキーとして1樽ごとに成長してくれることを願っています。

ライ麦70%、大麦30%
ボトルには次のように説明が書かれています。
Helsinki Whiskey Rye Malt is a mellow Finnish rye malt whiskey. It is made using only the best Finnish malted rye and barley. Small batch distillation and maturation in hand selected casks guarantee a balanced and velvety taste.
ヘルシンキ・ウイスキー・ライモルトは、まろやかなフィンランドのライモルト・ウイスキーです。最高のフィンランドの麦芽ライ麦と大麦のみを使用して作られています。厳選された樽での少量の蒸留と熟成により、バランスの取れたビロードのような味わいが保証されます。 
フィンランドといえばムーミンですね。全然今回のウイスキーの話には関係ないですが、我が家には妻の影響でムーミングッズが多いので。勝手に親近感が湧いています笑


4種類のウイスキーを製造
ヘルシンキ蒸留所のオフィシャルサイトは以下。

オフィシャルサイトによると、こちらの蒸留所ではウイスキーに限って言うと、「ライモルト」「100%ライモルト」「シングルモルト」「コーンマッシュ」という4種類の大きく異なるウイスキーを製造しているようです。

ん?「ライモルト」と「100%ライモルト」って何が違うの?っていう疑問が浮かんだので、オフィシャルサイトの説明をみてみたところ、「ライモルト」=「ライ麦+大麦」、「100%ライモルト」=「ライ麦のみ」という認識で間違いなさそうです。

特に「100%ライモルト」は、ヘルシンキ蒸留所で作られた最初のウイスキーだそうです。

ちなみにヘルシンキ蒸留所の所在地はこちら。




オフィシャルサイトによる
ライモルト#15の詳細
今回いただいているRye Malt #15について、もう少し詳しくみていきます。オフィシャルサイトでは次のように説明がなされていました。
Helsinki Whiskey Rye Malt Release #15 is a vatting of three casks. Master Distiller Mikko Mykkänen has chosen the casks. They are 200 liter American virgin oak barrels. Char levels differ between 1 and 3. Release #15 consist of 700 individually numbered bottles. The whiskey has been matured for at least three years. Release date was 15.7.2019.

ヘルシンキ・ウイスキー・ライモルト・リリース#15は3つの樽をヴァッティングしています。蒸留所長Mikko  Mykkänenがこれらの樽を選びました。それらは200Lのアメリカン・ヴァージン・オーク・バレルです。チャー・レベルは1と3の間で異なります。リリース#15は、700本の個別に番号が付けられたボトルで構成されています。このウイスキーは少なくとも3年間熟成されました。リリース日は2019年7月15日です。

ふむふむ。なかなか詳しく教えてくれています。続いて、ティスティングコメントも書かれております。
Nose
Vanilla and toffee from the oak cask, malted rye and freshly baked rye loaf from the distillate. Malts and dark chocolate.
Flavor
Rich mouthfeel. Aroma has notes of vanilla, dried apricots, caramel, licorice, herbs, coffee and cocoa. Malted barley balances the sweetness.
Aftertaste
Long, it lingers on the insides of the cheeks. Spiciness of rye whiskey is evident.
香り
オーク樽由来のバニラとタフィー、ライ麦芽、蒸留物からの焼きたてのライ麦パン。モルトとダークチョコレート。
味わい
リッチな口当たり。アロマには、バニラ、ドライアプリコット、キャラメル、甘草、ハーブ、コーヒー、ココアの香りがあります。麦芽大麦は甘さのバランスが取れています。
後味
長く、頬の内側に残ります。ライウイスキーの辛さが鮮明。


力強さとドライ・オイリーの両立
さて、最後に私のテイスティングコメントを書かせてもらいます。

香り
チャー処理された樽香が力強い、バニラ、油性マジック、ニス、ベーカリー

心地よいスパイシーな刺激、ナッツ入りのチョコレート、ミント、ココア、カカオ80%以上の苦味、非常に軽快でドライ、でもオリーブオイルみたいなオイリーさも

余韻
長い、鼻から若々しい刺激が抜けていく、ドライというよりスーパードライ(辛口)、ノイズのない甘み

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは油性マジックやニスといったエッジが収まり乾燥した草原やベーカリーの感じが強まる。味は甘みが薄れてしまい、ドライで刺激的な感じが残る。相変わらずココアや苦いチョコレートは後味に残る。余韻はより軽やか。

ロック
ライ麦由来のドライ感というかスパイシーさが強調される。余韻段階で口の中がピリピリと弱い電流を流されている感じ。これはこれでおもしろい。

ということで、個人的にはストレートがオススメですね。ロックにすると、より食中酒に向く気はします。ウイスキーの分野では若々しさはネガティブな印象を与える傾向にありますが、この若々しさ=力強さはポジティブです。この力強さを失わずに、どんどん色んなエイジ物が出てくるとおもしろいのでは。と、思う今日この頃でした。



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2021年2月14日日曜日

Old Grand-Dad


Old Grand-Dad 
High Rye Mash Bill
オールド・グランダッド ハイ・ライ・マッシュ・ビル

ケンタッキー・ストレート・バーボン
40%
輸入:アクサス


What is "High Rye Mash Bill"?
バーボン・ウイスキー用語だそうですが、"High Rye(ハイ・ライ)"というのは、原料の穀物で2番目に多く「ライ麦」が使われているバーボンのこと。1番目はコーンで間違いないのかな?また一般的なバーボンよりも、香ばしく豊かな風味になるという特徴があるそうです。なるほど。

また"Mash Bill(マッシュ・ビル)"は、バーボンを構成する成分リストのこと。バーボンは原料として51%以上のトウモロコシを使用することが義務づけられていて、マッシュビルを見れば、残りの49%(以下)に小麦やライ麦などのほかの穀物がどんな比率で含まれているか知ることができるということ。

つまり、オールド・グランダッドの「ハイ・ライ・マッシュ・ビル」は、ライ麦がコーンの次に多く使われているバーボン・ウイスキーという意味で間違いないようです。



1796年生まれの老舗バーボン
オールド・グランダッドの誕生は1796年。wikipediaでは以下のように紹介されています。
Old Grand-Dad is a brand of bourbon whiskey distilled at the Jim Beam Plant in Clermont, Kentucky. The brand was created by Raymond B. Hayden and named after his grandfather Meredith Basil Hayden Sr., who was a well known distiller during his lifetime. A fanciful portrait of Hayden Sr. is depicted on the front of each bottle. Today, it is owned and produced by Beam Suntory.

As of December 2015, Old Grand-Dad and Old Overholt – both of which are Beam Suntory brands – are marketed together as "The Olds".

オールドグランダッドは、ケンタッキー州クレルモンのジムビーム工場で蒸留されたバーボンウイスキーのブランドです。このブランドはレイモンドB.ヘイデンによって作成され、生涯にわたって有名な蒸留酒製造業者であった祖父のメレディス・ベーシル・ヘイデン・シニアにちなんで名付けられました。ヘイデン・シニアの空想的な肖像画が各ボトルの前面に描かれています。現在、ビーム・サントリー社が所有・生産しています。

2015年12月現在、ビーム・サントリー社のブランドであるオールドグランダッドとオールドオーバーホルトは、"The Olds"として一緒に販売されています。

ふむふむ。現在はビーム・サントリー社が手掛けるブランドなんですね。ん?パッケージには"EST.1882"(創業1882年)と書かれているんだけど・・・??


ロックにすると印象が反転する
マイルド系バーボン
香り
チャーした樽、油性マジック、シュガーラスク

枯れ草、マイルド、黒糖のお菓子

余韻
ベタつかずあっさり、ほぼノイズがなく喉の真ん中をスッと通っていく

ロック
ロックにすると、香りはマイルドに。逆に味がニスっぽいと言いますか、バーボンらしさが際立ち、口蓋に心地よい刺激が。炭っぽい印象が感じられて飲み応えがアップします。

ということで、深みがある美味しいバーボンです。熟成期間は2年ほどだそうですが、素晴らしく熟している感じがします。印象的で強い香りとは裏腹に非常にマイルドであっさりした飲み口。是非ストレートで。もちろんロックもオススメですね。


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2021年2月13日土曜日

明日は配信ライブに自宅から出演します

先週の宮島観光に続き、今週も地御前の牡蠣を食べております笑
今回は自宅で蒸し牡蠣。これが最高に美味。廿日市万歳です。特に2月は、通年であれば各地で牡蠣祭りが開催されている旬の時期ですからね。地御前で毎回殻付きの牡蠣を購入させてもらっている販売所は今日もたくさんの車が訪れていました。

美味しいからねー。本当にやめられない。昨年、人生初牡蠣にあたったので、少し警戒心は高まっておりますが、その恐怖心を凌駕する美味しさ。


さて、明日は久しぶりにライブです。前回のpraparat.(小方祐馬)による配信ライブ以来ですね。前回は古民家でみんなで合奏できて楽しい配信ライブでした。が、今回はパンデミック拡大による影響が色濃いなかですので、みんなそれぞれの自宅からリモートで繋いでの同期演奏。さてさてどうなることやら。

今日、全員で繋いで練習を行いましたが非常に楽しかった。ので、明日の本番は最高に楽しいことになるでしょう。必ずね。


小方祐馬ソロ配信ライブvol.2というのがタイトルなんですね。知らなかった笑
明日2月14日(日)15:00〜です。是非ご覧くださいまし。

そういえば明日ってバレンタインデーか。よくお世話になっているヤマト運輸営業所の張り紙に「今年は思いを送るから届けるバレンタインデーに」みたいなのがあって。これはなかなか面白いなと個人的に感心しておりました。

明日はリモートではありますが、少しでも音楽ってやっぱ楽しいよねって気持ちを届けることができればなーと思いながら、一生懸命に演らせていただきます。乞うご期待。



ちなみに、前回の古民家ライブの様子はこちら。



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2021年2月11日木曜日

The Whistler Imperial Stout Cask Finish


The Whistler 
Imperial Stout Cask Finish
ザ・ホイッスラー インペリアル・スタウト・カスク・フィニッシュ

アイリッシュ・ブレンデッド
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
43%
輸入:フロンティア物産


創業者は口笛の名手
武川蒸留酒販売さんの説明
ザ・ホイッスラーを熟成されたシェリー樽を、自社が所有するブリュワリーにてインペリアルスタウトの熟成に使用。
そのインペリアルスタウトのリッチなフレーバーをまとった樽に新たにブレンドウイスキーを入れて熟成をかけた珍しいウイスキーです。カカオやコーヒーのニュアンスを感じつつ、口当たり滑らかでクリーミーな味わいです。

ザ ホイッスラーのウイスキーが作られているのは、アイルランドにあるボアン蒸留所です。アイルランド最大のアルコール飲料会社のオーナーだったパット・クニーが、2016年に稼働をスタートさせた新しい蒸留所です。 シードル醸造所、ビール醸造所などアルコールを製造する施設を次々と設立。その内の一つが、ウイスキーのボアン蒸留所です。
ザ ホイッスラーというブランドは、創業者のパットとその息子ジェームスが口笛の名手であり、パットへの敬意を表するため名づけられました。

ボアン蒸留所のオフィシャルサイトを発見。

ちなみにボアン蒸留所の位置はこちら。



ローストしたコーヒー豆の癖がすごい
香り
ビール、ナッツ、コーヒー、カカオ、苦いチョコレート

ピリピリ、麦芽、ドライフルーツ、苦味、ちょっぴり酸味

余韻
ピリピリした感じがリバーブがかって続く、ローストしたコーヒー豆を噛み砕いた感じ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは苦味が強調される。味わいはピリピリは薄まるがローストコーヒー感がどんどん出てくる。もう少し甘みがあればコーヒーとチョコのお菓子みたいで美味しいかもしれない。余韻はよりすっきり。

好き嫌いで行ってしまうと、「嫌い」ですね笑
多分2度と買わないと思う。しかし、それはホイッスラーブランドの責任ではなく、その中であえてこのスタウトカスクフィニッシュを選んだ私の責任。ローストコーヒーという新しいジャンルを教えてくれたという意味で、非常に価値のある経験。

今度、コルクに書かれた歌をギターで弾いてみます笑



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2021年2月7日日曜日

宮島のバー GEBURA

昨日、家族で5ヶ月ぶりに宮島へ行ってきました。というのも、先月は私の誕生日がありまして。誕生日祝いに宮島に行って生牡蠣を食べたい、と言っておりましたが、家族の誰かが体調不良という週末が続き、やっと満を持して行ってまいりました。

信心深い人間なので、島へわたり先ずは厳島神社に参拝。その後、お目当ての生牡蠣を求めて「焼きがきのはやし」さんへ。


焼き牡蠣発祥のお店
はやしさんは、焼き牡蠣発祥のお店で、日本で最初に焼き牡蠣を発売したというお店だそうです。すげー。




そんなはやしさんで、生まれて初めての生牡蠣をいただきました。はやしさんで出されている生牡蠣は、広島県で指定されている「生牡蠣水域」にあたる江田島の素晴らしい環境で育てられた牡蠣。なんと、一度も検査でノロウイルスを出したことがないんだとか!

昨年、実は牡蠣に当たって丸一日ぶっ倒れた経験があるだけに冒険でしたが、素晴らしくおいしかったです。とにかく味が濃い!

しかし、個人的には火を通した焼き牡蠣や蒸し牡蠣、または酢牡蠣の方が好みですね。なんというか濃すぎる笑 これもまた経験です。

とはいえ、一度は食べてみるべきです。息子も「蒸し牡蠣か焼き牡蠣の方が美味しい」と言っておりました。そう言いながら、生牡蠣を2個食べましたが笑


牡蠣を食べたらアイラモルト
そんなこんなではやしさんで牡蠣料理を堪能し(もちろん焼き牡蠣もいただきました。他に、牡蠣天ぷらと牡蠣飯も)、牡蠣を食べるとどうしてもアイラモルトが飲みたくなるので、毎回のようにGEBURAさんへ。

GEBURAさんは、宮島商店街の中にあるバーで、数年前にオープンしたお店です。オープン当初から、私は宮島に渡るたびに毎回密かに通っております笑

だって、牡蠣を食べる時ってアイラモルトが飲みたくなるじゃないですか?
・・・ん?そうでもない??笑

いや、本当に牡蠣とアイラモルトは相性抜群なんですよ。できればアードベッグをいただきたいところですね。あの磯臭さがばっちり合う。アードベッグがなければラガヴーリン。そしてラフロイグ。お洒落にボウモア。そしてカリラなんて飲んでしまったら、その時点で1日が終わる。誰かにスケッチブックに描いて欲しい1日になってしまう。

そんな欲求をある程度満たしてくれるのが、このGEBURAさんです。ラフロイグ10年、ボウモア12年を常駐してくれています。


しかも、いつから始まったサービスかはわからないのですが、「おかわりすべて200円」という大御奉仕をやっておりました!

そんなこととは露知らず、はやしさんを出た直後ラフロイグ10年をストレートでいただきました。その後、家族で水族館に行きまして、夕刻16時ごろに再び商店街を散策。「おかわり200円とは誠か?」と思い、半信半疑で聞いてみたところ、店員さんも私のことを覚えてくれていたようで、「ウイスキーですね?」と。これはきた!と思い、ボウモア12年をいただきました。

そして15分後、200円ならもう一杯いただこうかな、と思い再びお店へ。「おかわり(200円)で頼めるウイスキーはどれですか?」と尋ねると、店員さんが棚を指差して「ここからここまでなら・・・」というのなかに含まれていたシングルモルトがラフロイグ10年、グレンフィデック12年、ボウモア12年、マッカラン12年。

すぐさま頭の中で銭勘定をしてしまい、ならばマッカラン12年が一番お得じゃないか!ってことで「じゃー、マッカ・・・」とまで言いかけたところで店員さんがすかさず「マッカランは別」と遮りました笑 「マッカランは最近また高くなってるから」ということで。そりゃそうですよね。同じ12年ものでも倍ぐらいするわけですから。ということで、最後はグレンフィディック12年をいただいて帰りました。

結局、最初のラフロイグ10年が700円、おかわりが200円×2杯で計1,100円。3杯なので、1杯あたり400円以下。やばくないですか!!??

フィディック12を飲みながらの帰路、夕日が沈む経小屋山を望みながらの船は最高でしたね。


そして家に帰って息子と最近、Amazonプライムで2001年の1回目からみているM-1をみて眠るという最高の土曜日でした。

やっぱり宮島って最高ですね。昔から好きですが、行く度に好きな度合いが上がっている気がする笑

ということで、ほとんど宮島観光の話でしたが、バー GEBURAさんのご紹介でした笑


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2021年2月1日月曜日

Ed Gwenn

 
Ed Gwenn
エド・グウェン

フレンチ・グレーン・ウイスキー
メニール(Menhirs)蒸留所
45%
輸入:ウイック


我が家に初めてやってきた
フレンチ・グレーン
メニール蒸留所は、ブリュターニュ地方にある1986年創業の蒸留所。普段は蕎麦を使ったウイスキーを製造しているユニークな蒸留所です。フランス語で書くと"Distillerie des Menhirs"となるそうです。

メニール蒸留所のオフィシャルサイト。

"EDDU"というウイスキーのボトルはどこかで見たことがあるなー。




フランスとアメリカのオーク樽で
4年以上熟成
オフィシャルサイトで、Ed Gwennは以下のように説明されています。フランス語はちんぷんかんぷんなので、翻訳はGoogle翻訳に頼りっぱなしです笑

Obtenu par distillation d’orge uniquement, Ed Gwenn est vieilli pendant plus de 4 ans en fûts de chêne français et américain. La mise au point d’un procédé d’élaboration a permis l’obtention de saveurs très originales, douces et exotiques.
Par analogie avec Eddu qui signifie blé noir, Ed Gwenn signifie céréale blanche en breton

Ed Gwenn gagne à être servi frais afin de mieux libérer la délicatesse de ses arômes fruités

Idéal en cocktail

大麦の蒸留によってのみ得られるエド・グウェンは、フランスとアメリカのオーク樽で4年以上熟成されています。精巧なプロセスの開発により、非常に独創的で甘くエキゾチックなフレーバーを得ることが可能になりました。
そばを意味するEdduとの類推により、EdGwennはブルトン語で白い穀物を意味します。

エド・グウェンは、フルーティーな香りの繊細さをよりよく解放するために冷やして提供されることから恩恵を受けています。

カクテルとして最適。
この説明文からEd Gwenn(エド・グウェン)は、大麦と蕎麦を使ったグレーンウイスキーということで良いのかな。Ed Gwennの意味が「白い穀物」というのが、なんとなくしっくりきました。コルクが白い理由はここにあるのか。




ユニークすぎるコルク
こんなユニークなコルクは見たことがないです。ヘッド部分が透明、栓部分が真っ白。コルク of the yearですね、これは笑 今年から新しく追加しようかな。一年で一番印象的だったコルクに与えられるという賞。なんか、だんだんマニアックになっていきますね、こういうのは。



青々とした湿原に注がれた米焼酎
さて、テイスティング。

香り
バニラ、ハニートースト、スウィート、青々とした湿原、アルコール感が強い

米焼酎、スパイシー、酸味の強いりんご、ニッキみたいな苦味

余韻
すっきりしていて短め、爽やか、少しだけ舌の上にべたっと着く

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは湿原が湖に変わった感じ(わかりづらい…笑)。だいぶ穏やかになります。水がツンと静か。口に含むと、スパイシーが前に出てきますが嫌じゃない。相変わらず焼酎感はありますが。米の甘みが出てきて、日本酒っぽい感じも。フルーティーな日本酒、獺祭とかを思い出させます。最近、全然飲んでないけど。余韻はべたっと感がなくなり、よりすっきり。でも爽やかさも減ってしまうのは残念。まったりって感じですね。

ということで、焼酎っぽい印象が個人的に強く、また飲みたいかと言われるとちょっと難しいかも。こんな世界があるのかーってことを教えてくれる、新しいウイスキーですね。これも、ウイスキーの楽しいところ。


また、コルクをオープンしている様子の動画をアップしました。
今回は、なかなか気持ちの良い音になっていると思います。多分www





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