ラベル ウイスキー of the year の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ウイスキー of the year の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年1月30日木曜日

ウイスキー of the year の復習

はい、病み上がり(切ってはいない)のDです。

毎年の年末恒例となっている「ウイスキー of the year」ですが、思いの外多くの方々に閲覧いただいているようで。有難い限りです。

今日はこれまでの当企画の受賞ボトルたちを、備忘録的に(というか完全に自分のために)まとめておきたいと思います。結構、忘れてしまうので笑

◾️ボトル of the year
企画の中でも最も重要といいますか、根幹といいますか。過去の金賞、銀賞、銅賞をまとめておきます。

金賞
2013Bushmills Original
2014The Balvenie Signature 12年
2015The famous grouse celebration blend, decanter
2016Highland Park 18年
2017OCTOMORE ochdamr-mor EDITION:07.2
2018Blue Hanger 9th Limited Release(BBR)
2019Bunnahabhain MOINE
2020Redbreast 12年
2021Cragganmore 25年
2022Springbank Cask Strength 12年
2023Old Pulteney Single Cask 2006 16年(BBR)
2024Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7年

まずは金賞。もはや自分でも意外なんですが、初代金賞はアイリッシュのブッシュミルズ オリジナル。他は2020年にレッドブレスト12年が受賞している以外はものの見事にスコッチですね。

銀賞
2013Benriach 12年シェリーウッド
2014The Naked Grouse
2015The Glenrothes Select Reserve
2016Johnnie Walker Green Label
2017Craigellachie 13年
2018Bruichladdich BERE BARLEY 2008
2019The Double Single (Compass Box)
2020Old Particular Braeval 15年(Douglas Laing)
2021Over An Islay Rainbow 2016
2022Glenmorangie Signet
2023Artist Collective Bunnahabhain 11年 2007
2024Lost Distillery Classic Selection Dalaruan

続いて銀賞。スコッチしかない笑

銅賞
2013Lagavulin 16年
2014Tomintoul 10年
2015Strathisla 12年
2016Royal Brackla 12年
2017Smokey Joe
2017The Glenlivet Nadurra First Fill Selection American White Oak Cask
2018Kininvie 17年
2018James Eadie’s TRADE MARK ‘X’
2019The Game Of Thrones “The Night’s Watch” Oban Bay Reserve
2020The Speakeasy Lowland Blended Malt(Douglas Laing)
2021The Naked Grouse
2022響ブロッサムハーモニー2022
2023THE SINGLE CASK FOR WHISKY LOVERS Caol Ila 2008 Aged for 13 Years 1st fill PX Octave The Blue Sky Label
2024The Perspective Series No.1 25年(Berry Bros. & Rudd)

そして銅賞。2017年と2018年は銅賞が2個あるので見づらいですが、こんな感じですね。2022年の「響ブロッサムハーモニー2022」が唯一のジャパニーズで他はこれまたスコッチ。

我ながら、ここまで偏っていたのか。。。でも、完全に嘘がないことははっきり言えますね。これはもう好みだから仕方がない。そんな中に入り込んだアイリッシュ2本とジャパニーズ1本が如何に偉業か!!笑

・・・まぁこんな企画が12年も続いていることが一番びっくりですが笑
健康に感謝ですね。


今回は「ボトル of the year」だけを確認しました。気が向いたら、他も見てみようと思います。(多分しないと思います笑)


それでは皆さん、良い夜を。

D's Whisky Notes、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

2024年12月30日月曜日

ウイスキー of the year 2024 -後編-

みなさん、こんばんは。

3部作となってしまった今年のウイスキー of the year。ロード・オブ・ザ・リングみたいですよね?笑

非常に勿体ぶってしまい申し訳ございません。そして最後までお付き合いいただき誠に有り難うございます。

いよいよ、ウイスキー of the yearの本丸、「ボトル of the year」を発表していきたいと思います!!

と、ここで改めてノミネートボトルのおさらい。

◾️ノミネートボトル2024
<Scotch Blended> 6本
The Perspective Series No.1 25-Year-Old
Haig 特級 1970年代後半流通
Synthesis for La Maison Du Whisky
Imperial Guard
Johnnie Walker Red Rye Finish
Cutty Sark Aged 12 Years

<Scotch Blended Malt> 2本
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan
Campbeltown Loch

<Scotch Single Malt> 7本
Kilkerran Heavily Peated Batch8
Loch Ard Speyside
Cragganmore Double Matured 2004/2016
The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years(Glenfarclas)
Balblair Aged 18 Years
The Ultimate Bunnahabhain Staoisha 2013
Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old

<Scotch Single Grain> 2本
Girvan 2006 Aged 12 Years
Spearhead

<Irish Blended> 2本
Dunboy
Jameson

<Irish Single Pot Still> 1本
Jameson Single Pot Still

<American Bourbon> 1本
1792 Small Batch

<American Tennessee> 1本
Jack Daniel's Legacy Edition No.1

<American Corn> 1本
Mellow Corn

<German Single Malt> 1本
Old Sandhill Oloroso Sherry

<Japanese Blended> 2本
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 SAKE CASK FINISH

計26本。

ボトル of the year 銅賞
The Perspective Series No.1 25-Year-Old


ザ・パースペクティブ・シリーズNo.1 25年

スコッチ・ブレンデッド
ベリーブラザーズ&ラッド社
瓶詰:2019年
総ボトル数:3220本
Alc.43%
輸入:株式会社ウィスク・イー

もはや愛していると言っても過言ではない、ベリーブラザーズ&ラッド(以下BBR)社のブレンデッドで2014年は幕を明けました。

(中略)

香り
桃、ブラックベリー、ジャム、タール

プラム、カスタード、スモーク、オーキー、クリーム、バニラ、ナッツ、ソルティ

余韻
ライトなスモークが長く続く、軽やかでありながら深みや重たさを感じる、ダークな蜂蜜

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは軽やかなフルーティになるかと思いきや重くジャムやタールが濃い。口に含むとソルティさが強調される。余韻もソルティで長い。

得点 95点
昨年から始まった採点方式ですが、これは美味しい。昨年の初めはまさにM-1の一番手みたいな感じで「様子見」みたいなニュアンスが強かっですが、2年目なんでね。絶対評価です(半分ウソ笑)

でもこの子は95点あげて間違いない。バランス感覚、飲みごたえ間違いなし。

強いて言えば、「25年でこれか」というところはなくはない。いや、これはあまり言うべきではないかもしれない指摘。

欲しがりすぎかもしれませんが、「25年にしては静か」と思われるかもしれない。

まぁ、一度飲んでみてください。美味しいことに変わりはないので。
我ながら、BBR好き過ぎますわ笑

このリミテッド・エディションは25年という熟成年数の割には静か過ぎる印象も大きかったのですが、その味わいのバランス感覚はやはり相当クオリティが高い。2024年の幕開けを飾ったボトルですが、それ以降もこのボトルを超えるボトルにはあまりお目にかかれず、最近までずっとトップでした。令和ロマンかと思いました笑 銅賞、おめでとうございます。


ボトル of the year 銀賞
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan


ロスト・ディスティラリー クラシック・セレクション ダラルーアン

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.43%
輸入:マツダ

(中略)

潮と燻香、穏やかでフレッシュ+長い余韻
香り
燻香、革、オレンジ、ウェッティ、スパイス

果肉のような舌触り、若干ミーティ、甘塩っぱい、穏やかなスモーク

余韻
程よく長く波が2-3回押し寄せる、穏やかで優しい潮と煙、フィニッシュにかけてモルティ、フローラルな返し

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはややスパイスが大人しくなるがあまり大きな影響はない。味はより膨よかで柔らかくなる。余韻は相変わらず長いが波は穏やかに。タンニンを思わせる舌触りが少しだけ残る。

得点 95点
思いがけず、これは美味しい笑

結構複雑で複層的な味わいのため、飲み飽きしないです。キャンベルタウンというイメージからもっと塩っぽさが強いのかと予想していたのですが、程よい塩味。非常にバランスよく作られている感じがします。特に飲み終えた後に込み上げてくるフローラルな余韻はかなり印象的。さっきまで飲んでいたスモーキーでソルティでミーティな飲み物を飲んだ後とは思えないような綺麗な薔薇のようなニュアンスが口の中に漂います。これはただ事ではない笑

久しぶりにハマりましたね。ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニーのシリーズ揃えてみようかな・・・。
銀賞は、「デザイン of the year」にも選出させていただいたロスト・ディスティラリーのダラルーアン。"古き良き"を体現したボトルだと思います。本当にダラルーアン蒸留所の味かと言われると真偽はわかりませんが、その試みも素敵。同シリーズを一式揃えてみたいなぁと思っております。こんな感情は久しぶりwww おめでとうございます。


ボトル of the year 金賞
Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old

アラン プライベート・カスク・フォー・ウィスクイー 2014 / 3115 7年

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
カスクNo.2014 / 3115
麦芽:ピーテッド50ppm
樽タイプ:2nd フィル・シェリー・ホグスヘッド
蒸留:2014年11月4日
瓶詰:2022年7月6日
ボトルNo.252 / 335
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.60.5%
輸入:ウィスク・イー

ピーティでナッティ+オレンジ
香り
煙、燻された魚、ろうそく、革、泥炭、潮、ナッティ、貝汁、出汁

ピーティ、ナッツ、オレンジのジャム、レモン

余韻
非常に長い、優しい甘みが拡がる、満足感が半端ない

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは図工室。のりやニス。そして煙。味わいはより柔らかくフルーティ、オレンジの果実味。余韻は相変わらず長く少しヒリヒリとアルコールの感じが強まる。余韻はミンティな爽やかさも

得点 96点
ウイスキーの旨みをさまざまな角度から感じさせてくれる逸品。ただし、アルコール度数が高いことからか、アルコールのヒリヒリは否めないものがあります。これがなければ98点はいってましたね。オールディーズなウイスキーの美味さを現在に伝える素敵な仕上がり。ただしまだ若い。そんな感じですかね。加水が吉。

直接同じものではないですが、アランのシェリーカスクものをリンク貼っておきます。ご参考までに見ていただけば幸いです。
そしてBEST of BESTである金賞はアラン プライベート・カスク・フォー・ウィスクイー 2014 / 3115 7年です!!本当におめでとうございます。

アラン・ディスティラリー社が元々アラン蒸留所としてオープンした現・ロックランザ蒸留所は、今後ピーテッドタイプの仕込みを行わないなんていう噂もあり、このボトルのようなピーテッド・タイプは貴重になっていく可能性が高いです。なんでも、姉妹蒸留所のラグ蒸留所でピーテッドの仕込みを行うことと差別化するようなんですよね。個人的にロックランザ蒸留所のピーテッド・タイプは非常にバランスがよいものが多く好みなんですが、それがだんだん飲めなくなるかと思うと・・・しみじみ。

見つけたら飲んでおくべき、買っておくべきです!これ絶対www

ということで、今年も紆余曲折ありながらお陰様でなんとか一年、ウイスキーライフを繰り広げてこられました。誠に有り難うございます。

来年はより磨きのかかったウイスキーライフ(どんなんやねん笑)にしていく所存ですので、引き続き閲覧いただけますと幸いです。

それではみなさん、良いお年を!

2024年12月29日日曜日

ウイスキー of the year 2024 -中編-

みなさん、こんばんは。

昨日に続き、ウイスキー of the year 2024の発表を行いたいと思います。

本日は、

②デザイン of the year
ボトルのデザインが単純に超おしゃれだった1本。

③香り of the year
今年一番の香りを決める。とにかく、今年を代表する素晴らしい"香り(Scent)"のウイスキーを表彰。

④コスパ of the year
コスパが最も優れた一本に贈る。

⑤ルーキー of the year
新人王。発売後2年間を新人王資格期間とする。今回は2023年1月〜2024年12月の期間にリリースされたウイスキーが対象。

このあたりを発表したいと思います。

改めて、ノミネートボトルは以下の通り。

◾️ノミネートボトル2024
<Scotch Blended> 6本
The Perspective Series No.1 25-Year-Old
Haig 特級 1970年代後半流通
Synthesis for La Maison Du Whisky
Imperial Guard
Johnnie Walker Red Rye Finish
Cutty Sark Aged 12 Years

<Scotch Blended Malt> 2本
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan
Campbeltown Loch

<Scotch Single Malt> 7本
Kilkerran Heavily Peated Batch8
Loch Ard Speyside
Cragganmore Double Matured 2004/2016
The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years(Glenfarclas)
Balblair Aged 18 Years
The Ultimate Bunnahabhain Staoisha 2013
Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old

<Scotch Single Grain> 2本
Girvan 2006 Aged 12 Years
Spearhead

<Irish Blended> 2本
Dunboy
Jameson

<Irish Single Pot Still> 1本
Jameson Single Pot Still

<American Bourbon> 1本
1792 Small Batch

<American Tennessee> 1本
Jack Daniel's Legacy Edition No.1

<American Corn> 1本
Mellow Corn

<German Single Malt> 1本
Old Sandhill Oloroso Sherry

<Japanese Blended> 2本
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 SAKE CASK FINISH

計26本。

デザイン of the year
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan


ロスト・ディスティラリー クラシック・セレクション ダラルーアン

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.43%
輸入:マツダ
ロスト・ディスティラリーという、現在は稼働していない蒸留所の味をブレンデッドモルトによって復刻させたという謎多き代物。ところがどっこい。美味いwww

美味しいだけでなく、そのボトルデザインも目を引くものがあります。まずは真っ黒いボトル。そして、グレー基調のラベル。「ロスト・ディスティラリー」を表現したその様は、まさに古き良き時代に惜しまれつつ消えていった蒸留所たちを思わせるものです。

そしてラベルにはその蒸留所が所在した位置が地図で示され、創業者、創業年と閉鎖年も記されています。

こういったディティールもデザイン of the yearに相応しいなと思い選出させていただきました。おめでとう御座います。


香り of the year
該当なし

すいません、勝手にやっておきながら「該当なし」とか汗

今年はなかなかクオリティの高いボトルをセレクトした(つもり)ので、そのためかもしれません。なんというか「この香りをずっと嗅いでいたい」というのはもちろん数本あったわけですが、その中でも抜きん出て「この子の香りが忘れられない」というのがなかったかなと。全体のレベルが上がっているなかで、印象強く思い出されるというものが・・・。本当すいません汗


ジェムソン

アイリッシュ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:ペルノリカールジャパン
今年最後のボトルで、先日記事も書かせてもらったばっかりですが、やはりジェムソンのコスパは半端ない。アイリッシュNo.1ブランドは伊達じゃないですね。スコッチウイスキーをメインに、輸入ウイスキーの価格がどんどん上がっている昨今、ペルノリカールさんには是非この価格をなんとかキープしてほしいと願っております。改めて、おめでとう御座います。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ジェムソン 40度 箱なし 700ml 正規
価格:1,980円(税込、送料別) (2024/12/28時点)



ルーキー of the year
The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years(Glenfarclas)


https://d-ksmt.blogspot.com/2024/06/the-10th-anniversary-of-bar-uk-secret.html
Bar UK 10周年記念
シークレット・スペイサイド2008 14年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
Whisky Find
カスクタイプ:リフィル・シェリー・ホグスヘッド
カスクNo.61
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.55.9%
全315本
輸入:キムラ
すいません、なかなかマニアックなボトルで笑
改めてBar UKさん、10周年おめでとう御座います。

シークレットと言いながら、グレンファークラスって言ってしまったけど・・・まぁ大丈夫かな。

今年はいろんな商品が新発売されましたね。ニッカのフロンティアとかが一番話題になったのかな。もちろん、ほぼ全て飲んでおります。がボトルで購入したというのがあまりなくて申し訳ないです。

それにしてもファークラスのクオリティはやはり高い。ハズレなし。ルーキー of the yearおめでとう御座います。


いよいよ明日、ボトル of the yearの発表とさせていただきます。悪しからず。

それでは皆さん、良い夜を。

D's Whisky Notes、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

2024年12月28日土曜日

ウイスキー of the year 2024 -前編-

みなさん、こんばんは。

一気に年の瀬。2024年は本当にあっという間って感じでしたね。まだ3日ほどありますが。

個人的には、畑の面積が拡がって農業の時間が格段と増え、当ブログも「ウイスキーブログ」と言いつつ、「農業ブログ」のようになってしまった部分があり反省www 多分、今年は鳥よりも農業の話の方が多かったように思います。まぁでもウイスキーに関連する二条大麦の種まきが出来ましたので。全く関係がないわけではないはずです。成長が楽しみです。

ウイスキーに関しては、Hatsukaichi Whisky Freaks主催で、cafe bar NICOさんにて"Whisky Night"なるイベントを3度実施させていただきました。より多くの方々にウイスキーについて学びながら楽しんでいただける機会を頂けたこと、改めて感謝申し上げます。

音楽面はだいぶ活動を縮小してしまった結果で、プレパラートのライブに参加したのみ。まぁ、ここは仕方ない。自分でも何屋さんなのかわからなくなってきているので笑 ただ、昨年10月から始まったレコード生活は楽しく継続しておりまして、現在30枚ほどは集まりました。新旧、ジャンルもこもごも。今年はビリー・アイリッシュの新譜やノラ・ジョーンズの新譜、ザ・クロマニヨンズの新譜などを購入しましたが、やっぱり音が良いんですよねぇ。みんな、LPで新譜出してくれれば良いなぁ。

そして鳥に関しては、もう少しバードウォッチングに出かけたかった、というのが本音ですね。農業ってくたくたになって次の日鳥見に行こうって体力がない笑 ただ、極楽寺山で出会ったとても声の良いおじさん(この人のラジオをずっと聴いていたい)から教えていただいた岩国にある鳥見の聖地に今月訪れてわちゃわちゃ楽しめたのは最高でした。来年は少なくとも春秋の渡りのシーズンは必ず行こうと思っております。



と、タイトルと関係ない話はここまでにして、いよいよ毎年恒例のウイスキー of the yearを進めていきたいと思います!(拍手)

さて、改めて企画内容の説明。
「ウイスキー of the year」とは、この一年で私が美味しいと思ったウイスキーを勝手に表彰するものです。表彰内容は以下の通り。

◾️表彰内容
①ショット of the year 金賞・銀賞・銅賞
BARで飲んだものの中から選ぶベスト of ベスト。旧名「グラス of the year」。昨年は金賞のみ発表させていただきましたが、今年は一昨年のようにBEST3を選出します。

②デザイン of the year
ボトルのデザインが単純に超おしゃれだった1本。

③香り of the year
今年一番の香りを決める。とにかく、今年を代表する素晴らしい"香り(Scent)"のウイスキーを表彰。

④コスパ of the year
コスパが最も優れた一本に贈る。

⑤ルーキー of the year
新人王。発売後2年間を新人王資格期間とする。今回は2023年1月〜2024年12月の期間にリリースされたウイスキーが対象。

⑥ボトル of the year 金賞・銀賞・銅賞
ボトルを買って家で飲んだ中から、これは本当に美味い!!って思ったベスト3。これぞまさに「ウイスキー of the year」の本質です。

※①はBARで飲んだものから選出。②〜⑥は家で飲んだボトル(以下ノミネートボトル参照)から選出。

◾️ノミネートボトル2024
<Scotch Blended> 6本
The Perspective Series No.1 25-Year-Old
Haig 特級 1970年代後半流通
Synthesis for La Maison Du Whisky
Imperial Guard
Johnnie Walker Red Rye Finish
Cutty Sark Aged 12 Years

<Scotch Blended Malt> 2本
Lost Distillery Classic Selection Dalaruan
Campbeltown Loch

<Scotch Single Malt> 7本
Kilkerran Heavily Peated Batch8
Loch Ard Speyside
Cragganmore Double Matured 2004/2016
The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years(Glenfarclas)
Balblair Aged 18 Years
The Ultimate Bunnahabhain Staoisha 2013
Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old

<Scotch Single Grain> 2本
Girvan 2006 Aged 12 Years
Spearhead

<Irish Blended> 2本
Dunboy
Jameson

<Irish Single Pot Still> 1本
Jameson Single Pot Still

<American Bourbon> 1本
1792 Small Batch

<American Tennessee> 1本
Jack Daniel's Legacy Edition No.1

<American Corn> 1本
Mellow Corn

<German Single Malt> 1本
Old Sandhill Oloroso Sherry

<Japanese Blended> 2本
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 SAKE CASK FINISH

計26本。

26本中17本がスコッチ。相変わらずの偏重ぶり。お許しください笑


そして、「ショット of the year」の候補となるBARで飲んだウイスキーは、当ブログにアップさせていただいた31種類が対象となります。

では、そんな31種類からのBEST3。早速始めていきます。

ショット of the year 銅賞
Glenkinchie The Distiller's Edition Double Matured 1991 G2797-D
at Rum and Whiskyさん(京都)


グレンキンチー ザ・ディスティラーズ・エディション ダブルマチュアード1991

スコッチ・シングルモルト(ローランド)
蒸留:1991年
瓶詰:2005年
Alc.43%

リフィル・オーク樽で熟成後、アモンティリャード・シェリー樽で熟成。

ベースはキンチーらしく麦感や「飲む蜂蜜」感がしっかりあります。そこに深みのあるトロピカルフルーツが乗っているような印象。まさに贅沢な一杯ですね。
と申しておりました。

間違い無いっすね。いまだに忘れられない「贅沢な飲む蜂蜜」。思い出しただけで涎が出てきた笑


ショット of the year 銀賞
ARTIST #11 Compass Box Pentalogy Wonder 2021 Release
at The Nineteenth Barさん(神戸)


アーティストNo.11 コンパスボックス ペンタロジー ワンダー 2021リリース

スコッチ・ブレンデッドモルト
ラ・メゾン・ド・ウイスキー
Alc.52.4%

(中略)

そんな"Wonder"の味わいですが、これがまた本当に素晴らしい。アンティーク感が漂う「古き良き時代の」シェリー、ウッドが印象的で土っぽさや薬品のニュアンスがバランスよく伝わってきます。

80年代以前のオールドボトルで感じられるような特徴。それを現行品のボトルで表現していると言うのが大変貴重だと思われます。

マスターにオススメして頂かなかったら多分手を出していなかっただろうボトル。素晴らしい出会いでできました。改めて感謝です。
ふむふむ。だいぶ興奮してますね笑 思い出したらまた飲みたい。現行品であのオールドボトルのシェリー感。たまりませんねぇ。


ショット of the year 金賞
Arran 18 Years Old Bar K6 30th Anniversary
at Bar Rocking Chairさん(京都)


https://d-ksmt.blogspot.com/2024/05/bar-bar-rocking-chair.html
アラン18年 Bar K6 30周年記念

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
蒸留:2005.10.11
瓶詰:2023.11.02
カスクタイプ:2ndフィルシェリーホグスヘッド
カスク No.2005/800282
ボトルNo.109 / 261
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.55.8%

これはとんでもないものをいただきました。

言葉に形容し難い完成度。シングルカスクって嘘だろ!?ってぐらいに仕上がってます。

こんなボトル飲んでしまったら、もう普通の男の子には戻れない気がするwww

間違いなく、今生のBARで飲んだ一杯の中で指折りの一本。
シングルカスクでこの仕上がり、まとまりかた・・・シングルモルト不要論勃発www

とんでもないです。是非飲んでみてくださいまし。

それ以上は、何も言えない・・・。

あ、Bar K6さん、30周年誠におめでとうございます!!
この興奮度はエグいですね笑 確かに、ゾッとするくらい美味しかった。というか「出来上がっていた」という感じですね。バランス感覚がパーフェクトで、シングルカスクとはとても思えない。これを飲んでしまった5月以降、私は普通の男の子には戻れなくなったのでした笑

改めて金賞おめでとうございます!そしてBar K6さん、30周年おめでとうございます!!素敵なウイスキーに出会わせていただいて有り難う御座いました!!


・・・という感じで、疲れてしまったので今日はここまで笑

続く。


それでは皆さん、良い夜を。

D's Whisky Notes、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

2023年12月31日日曜日

ウイスキー of the year 2023

さて、いよいよ今日は大晦日。今年も残すところ数時間となりました。

毎年恒例の「ウイスキー of the year」の発表を行いと思います。
こんな企画も、今年でなんと11回目

毎度の家で買って飲んだというボトルが24本
仕事でBARに行く機会が多いことから、年々減ってきました。月2本のペースか。


◾️ノミネートボトル2023
<Scotch Blended> 8本
・John Barr Reserve Blend
・Black & White 特級
・Excalibur Excellence 10 Years Old 特級
・Bell's ‘OLD’ Scotch whisky bottle ceramic bell shape vintage decanter
・Old Parr Aged 18 Years
・Dewar's ILEGAL SMOOTH Aged 8 Years
・The Famous Grouse Sherry Cask Finish
・The Famous Grouse 90's

<Scotch Blended Malt> 3本
・Phenomenology (Compass Box)
・The Gauldrons (Douglas Laing)
・Orchard House (Compass Box)

<Scotch Single Malt> 7本
・Allt-A-Bhainne 2008 Aged 13 Years (Gem Stone)
・Torabhaig The Legacy Series 2017
・Caol Ila 13 Years Old Selected by Whisky Lovers (The Single Cask)
・Small Batch Linkwood 2009 (Berry Bros. & Rudd)
・Artist Collective Bunnahabhain 11 Years Old 2007 (La Maison du Whisky)
・Glenallachie 15 years old
・Old Pulteney Single Cask 2006 Aged 16 Years (Berry Bros. & Rudd)

<Scotch Blended Grain> 1本
・Hedonism (Compass Box)

<Irish Blended> 1本
・Busker Blended

<Irish Single Malt> 1本
・Waterford "The Arcadian Series" Organic GAIA 2.1

<Japanese Single Malt> 1本
・Miyanoshika 宮ノ鹿

<Japanese Blended> 1本
・ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUM

<Australian Single Malt> 1本
・Hellyers Road Pinor Noir Finish

24本中19本がスコッチ。以前にも増してスコッチ偏重傾向が強かった笑

アメリカン、カナディアンに関しては登場せず・・・

スコッチの中でも「オールドボトル」が4本。特に今年3-4月にかけて突如訪れた「オールドボトル購入欲」の時期ですね。それが顕著。

また、インディペンデント・ボトラーズものがシングルモルト7本中5本と過去最多。これも今年の特徴の一つですね。


さて、減ってしまった家飲みボトルとは対照的に、今年はBARの記事を書かせていただくケースが多く、記事にしたウイスキーの数が118種。昨年の35種に比べると一気に増えました。こっちはウイスキーの羅列は行いません。多すぎて笑


◾️表彰内容
①ショット of the year
BARで飲んだものの中から選ぶベスト of ベスト。旧名「グラス of the year」。昨年はTOP3を選んでましたが、バーで飲んだものは1杯ずつしか飲んでいないため、記憶が曖昧だったり、しっかり味わえていないということも踏まえ、1つだけ選ぶことにさせていただきます。

②デザイン of the year
ボトルのデザインが単純に超おしゃれだった1本。

③香り of the year
今年一番の香りを決める。とにかく、今年を代表する素晴らしい"香り(Scent)"のウイスキーを表彰。

④コスパ of the year
コスパが最も優れた一本に贈る。

⑤ルーキー of the year
新人王。発売後2年間を新人王資格期間とする。今回は2021年1月〜2022年12月の期間にリリースされたウイスキーが対象。

⑥ボトル of the year 金賞・銀賞・銅賞
これは本当に美味い!!って思ったベスト3。これぞまさに「ウイスキー of the year」の本質です。


※①はBARで飲んだものから選出。②〜⑥は家で飲んだボトル(以下ノミネートボトル参照)から選出。


◾️ウイスキー of the year
はい。それでは発表に移りたいと思います!長いですが、最後までお付き合いよろしくお願いします笑

①ショット of the year

Scotch Malt Sales "Celtic Cross" Clynelish 1982 
スコッチモルト販売「ケルティック・クロス」クライヌリッシュ1982

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
Alc.46%

今年バーで飲んだ118種(掲載していないものも含めると約150杯)のウイスキーの頂点。それは、倉敷のバンブーグラスさんで飲んだこのクライヌリッシュ。

1月に伺って飲ませて頂いたものですが、いまだに忘れられない。
ボトリング年は不明ですがネットで見る限り2010年ごろのようで、だとすると28年ものとかになるのかな。改めて考えると恐ろしいな・・・。凄いものを飲ませていただいたんですね。

このボトルはその香り、味わい、余韻、どれをとっても本当に凄まじかったです。

花やフルーツ(オレンジや桃)を全面に感じることができ、紅茶やクリームっぽさもある。

強いていえば、余韻がもっとグッと強くくるとさらに印象深い、というか私史上指折りの一本になってしまう、いやもう指折りの中に入ってしまっているかもしれない、そんな一杯でした。

もしお会いする機会があれば、絶対に飲むべき一本です。「クライヌリッシュをお願いします」と頼んだだけなんですが、こんなのが出てくるなんて笑
と言っておりました。

いやー、これはお見事。


②デザイン of the year

Waterford "The Arcadian Series" Organic GAIA 2.1
ウォーターフォード "ジ・アーケディアン・シリーズ" オーガニック ガイア2.1

アイリッシュ・シングルモルト
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
TERIREOIR CODE.OR02E01-01
Alc.50%
輸入:ジャパンインポートシステム

青い瓶に一目惚れってやつですね。BARで見かけても誰だかすぐわかる笑


特にこのキャップは、おはじきのようでもあり、最近我が息子がハマっているベイブレードのようでもある。

また、ウォーターフォード蒸留所は、テロワールを追求しまくっている「ブランドデザイン」も魅力的。



③香り of the year


Compass Box Orchard House
コンパスボックス オーチャード・ハウス

スコッチ・ブレンデッドモルト
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:THREE RIVERS

「洋梨、青リンゴ、桃、ラズベリ、バラ、ヘザー、かすかにウッディ」と表現させていただきました。この甘やかな香りはやめられなくなりますね。カブトムシの気分。

レシピが変わって登場した第2弾っていうのも話題性抜群の一本。


④コスパ of the year

ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUM
Blended Japanese Whisky Togouchi Premium

ジャパニーズ・ブレンデッド
サクラオブルワリー&ディスティラリー
Alc.40%

正直バスカーとどっちか迷いましたが、正真正銘のジャパニーズでこの価格ということで軍配が上がりました。エコ贔屓と言われるかもですが笑

税別2,700円は安い。普段飲みに持ってこいですね。ストレートでも良し、ハイボールでも良し、カクテルにしてもグッド。コスパ最高ってのはこのこと。




⑤ルーキー of the year

Torabhaig The Legacy Series 2017
トラベイグ ザ・レガシー・シリーズ2017

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:明石酒類醸造

この子はゴールデンルーキー。そのポテンシャルの恐ろしさを存分に突きつけてくれました。10年物とかになってきた時にどういう変化があるのか。興味がつきません。


⑥ボトル of the year
いよいよ来ました。これぞ、「ウイスキー of the year」の本質。今年家で飲んだボトルで美味しかったTOP3。

銅賞 Bronze

THE SINGLE CASK FOR WHISKY LOVERS Caol Ila 2008 Aged for 13 Years 1st fill PX Octave The Blue Sky Label
ザ・シングル・キャスク・フォー・ウイスキーラバーズ カリラ2008 13年 1stフィルPXオクタブ ザ・ブルースカイレーベル

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
蒸留:2008年7月23日
瓶詰:2022年5月4日
カスクNO.314560C
1stフィル・ペドロヒメネス・オクタブ樽フィニッシュ
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
ボトルNo.25 / 72
Alc.56.6%
輸入:シングルキャスクジャパン

これを飲んだ時は、この子が金賞を獲ると本気で思っておりました。味わいの変化を楽しむシングルカスク。これは岡山のBARで見つけたら是非飲んでいただきたいボトルです。


銀賞 Silver

Artist Collective Bunnahabhain 
11 Years Old 2007
アーティスト・コレクティブ ブナハーブン11年 2007

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
コレクティブ#2.4
カスクタイプ:バーボン・ホグスヘッド
Alc.48%
La Maison du Whisky(ラ・メゾン・ド・ウイスキー)
輸入:Three Rivers

2019年のボトル of the year 金賞がブナハーブン・モアンヌでしたが、このエナジードリンク感がたまらなく好きなんですよ。

エナジー+マンゴスチン+スモーク。あぁ、またお会いすることができれば絶対に飲みます。


金賞 Gold

Old Pulteney Single Cask 2006 
Aged 16 Years
オールド・プルトニー シングルカスク2006 16年

スコッチ・シングルモルト
蒸留:2006年
瓶詰:2022年
カスクタイプ:バーボン・バレル
カスクNo.1443
ボトルNo.127 / 252
Berry Bros. & Rudd (BBR)
Alc.53%

映えあるGoldに輝いたのは、昨日記事にあげたばかりのプルトニー2006(BBR)です。

この塩クリームキャラメルまたはソルティなクリームブリュレ感はたまらない。癖になるやつ。これを日本でも売ってくれ!!

今年は採点方式を導入したわけですが、このプルトニーさんが97点で文字通りトップでした。我ながら悪くない採点をしたと思いますが、来年はさらに内容を磨いていきたいと思っております。

しかし、最後の最後にまさか金賞にどん!と割って入るボトルがいるとは。ウイスキー of the year史上初の出来事です。


ということで、ウイスキー of the year 2023はこれにて終了。
長文、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

そして、今年も一年ありがとうございました!!

来年も懲りずに酔っ払いにお付き合いください笑

それでは皆さん、良いお年を!!


D's Whisky Notes、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村