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2020年8月28日金曜日

The English Single Malt Whisky Small Batch Release Wine Cask Matured CABERNET SAUVIGNON 2007


The English Single Malt Whisky Small Batch Release Wine Cask Matured CABERNET SAUVIGNON 2007

ザ・イングリッシュ・シングル・モルト・ウイスキー スモール・バッチ・リリース 
ワイン・カスク・マチュアード"カベルネ・ソービニヨン 2007"

シングルモルト・イングリッシュ
蒸留 2007年6月
瓶詰 2018年8月
熟成 ワイン(カベルネ・ソービニヨン)樽
フェノール値 0ppm
46%


St George's Distillery
(セント・ジョージズ蒸留所)
ザ・イングリッシュ・シングル・モルト・ウイスキーを製造しているセント・ジョージズ蒸留所は、イングランドのノーフォーク州ローダムに位置する。所有者はイングリッシュ・ウイスキー・カンパニー。2006年に蒸留を開始。約100年ぶりにイングランドの地にシングルモルト・ウイスキー専門の蒸留所が設立された、というのがこのセント・ジョージズ蒸留所です。その後、2009年に最初のボトルが発売されています。


セント・ジョージズ蒸留所のあるノーフォークは硬水地域だそうで、セント・ジョージズのシングルモルトにも硬度300前後の硬水が使われているとのこと。硬水を使っている蒸留所と言えば、スコッチではグレンモーレンジィがあります。しかし、グレンモーレンジィの仕込み水として使用されるターロギーの泉の硬水は硬度190ということなので、硬度300というのは、シングルモルト・ウイスキーにおいてなかなかお目にかからないくらいに高硬度といっても良いかもしれません。

こちらがホームページ

武川蒸留酒販売さんでは以下のように紹介されています。
-ザ・イングリッシュウイスキーー
イングランド東部ノーフォークに創業したセント・ジョージズ蒸溜所でつくられるシングルモルトウイスキー。
この蒸溜所は2006年にプリンス・チャールズにより公式にオープンし、現在もチャールズ皇太子所有の樽が熟成されています。使用している大麦は蒸溜所から30マイルのサンドリンガムで生産されています。サンドリンガムには1862年から4代続く王室の私邸があるので、王室と縁の深い蒸溜所といえます。



瑞々しいぶどうには、
ドロップ・アップが吉
香り
瑞々しいぶどう、マスカット、シナモン、ウッディ

ライトボディにウッディ、アプリコット、キャラメル、胡椒、弾む夏の朝

余韻
すっきり爽やか、少しずつタンニン、後に行くほどオーキー

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはフルーティさが強まり甘い。デラウェア。非常にスウィート。味はウッディさが薄くなり軽やかに。フルーツやキャラメルの甘さが際立つ。余韻も爽やかさが強調され、タンニンっぽさは減る。

ということで、ドロップ・アップがオススメの1本。ずーっと飲んでいられる美酒です。11年という年月がまた良いんだと思います。2007年蒸留というのは、蒸留が始まった翌年に蒸留されたということですよね。これが11年というタイミングでボトリングされているのは非常に興味深い。しかもボトルには"Batch No. 03/2018"って書かれています。もしかして「シングルカスク」ってことになるのかな??どちらにせよ美味。

Amazon、楽天市場ともにこの「カベルネ・ソービニヨン2007」はなかったので、他で気になった商品のリンクを貼っておきます。

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2019年7月10日水曜日

Cotswolds Founder's Choice


Cotswolds Founder's Choice
コッツウォルズ ファウンダーズ・チョイス
(イングリッシュ・シングルモルト)
カスクストレングス
ノンチルフィルタード
60.3%


ハリーポッターのロケ地・コッツウォルズ
武川蒸留酒販売さんのわかりやすい説明。
https://mukawa-spirit.com/?pid=143819808
コッツウォルズ シングルモルトウイスキー ファウンダーズチョイスは、創設者のダニエル・ゾーが厳選した赤ワイン樽熟成の原酒をカスクストレングスでボトリング。色は赤みを帯びたアンバー。チョコレートやいちじく、 プラムのアロマ。バータースコッチや赤い果実の味わいに心地よいスパイスの アクセントが加わり、フィニッシュにかけてドライクランベリーやナッツが現れます。 赤ワイン樽由来の優雅な甘みが調和し、複雑で奥行きがあり、カスクストレングス ならではの飲みごたえのあるシングルモルトです。 
コッツウォルズ蒸溜所は、2014年イングランドの中部、オックスフォードの北に 位置するコッツウォルズ地方ウォリックシャーに設立しました。この地方は きれいな石畳の街並みと有名なラベンダー畑、映画『ハリー・ポッター』の 撮影地としても知られています。
 
ワールド・ウイスキー・アワード2019にてベストイングリッシュ・シングルモルト受賞
なるほど。ハリーポッターか!

コッツウォルズ蒸溜所のオフィシャルサイトには次のように紹介されています。
https://www.cotswoldsdistillery.com/products/founders-choice-single-malt-whisky
FOUNDER'S CHOICE SINGLE MALT WHISKYThis cask strength release from the Cotswolds Distillery comes from our founder Dan's favourite casks: shaved, toasted and recharred American Oak red wine barriques. These uniquely active casks give a rich and intense maturation to the distillery's fruity spirit, offering toffee, oak and red fruits, and a beautiful, deep colour. The barrels were designed by our good friend, Dr Jim Swan, to whose memory we dedicate this special bottling.
楠本による適当な翻訳。
ファウンダーズ・チョイス シングルモルトウイスキー
このカスクストレングスは、コッツウォルズ蒸溜所の創設者であるダンのお気に入りの樽から作られリリースされた。そのカスクとは、アメリカンオークを使用したレッドワイン樽(Shaved?され、トーストされリチャー処理が施された)。これらのユニークでアクティブな樽は、トフィー、オークと赤い果物、そして美しくて濃い色を提供し、蒸留所のフルーティーなウイスキーに豊かで激しい熟成を与える。樽(ボトル?)は私たちのよき友であるDr.ジム・スワンによってデザインされ、その思い出にこの特別なボトルを彼に捧げる。

日本勢が大活躍したWWA2019
WWA(World Whisky Award)は、Whisky Magazineが開催する世界的なウイスキーのコンペティション。私の見解ではIWSC(International Wine & Spirit Competition)に並ぶとも劣らないウイスキーにとっての2大コンペティションかと。

WWA2019では、日本勢が大活躍でしたね。まー、ここ数年毎年のことになってますが。
https://d-ksmt.blogspot.com/2019/04/2019.html

ワールドベスト・ブレンデッドモルトウイスキー
竹鶴25年ピュアモルト/日本

ワールドベスト・ブレンデッドウイスキー
サントリー響21年/日本

ワールドベスト・ブレンデッドウイスキー・リミテッドリリース
イチローズモルト&グレーン ジャパニーズブレンデッドウイスキー リミテッドエディション2019/日本

という日本のウイスキーが3部門でNo.1に輝いた大会でした。
そんな大会の中で、「ベスト・イングリッシュ・シングルモルト」に輝いたのがこのコッツウォルズ ファウンダーズ・チョイスというわけです。


ブリティッシュ・ウイスキーの時代がやってくる??
てか、そもそもイングランドにそんなに蒸溜所あるの??って疑問なんですが・・・。


これはネットで見つけたイングランドの蒸溜所マップ。2016年ごろに出ていた地図なので、いまはもっと増えていることでしょう。ってか、結構ある汗

2014年創業のコッツウォルズ蒸溜所も左側の上から3番目に記載されていますね。聖ジョージ蒸溜所(St.George's)は知っていましたが・・・。

以前飲んだウェールズのウイスキー(ウェルシュ)、ペンダーリンPenderynも美味かったなー。あれは2014年になるのか・・・。
https://d-ksmt.blogspot.com/2014/02/blog-post_12.html


いまや世界中のいろいろな国々でウイスキーが作られる時代になっておりますが、個人的に思うことは、スコットランド周辺の、特にU.K.に属する国々で素晴らしいウイスキーがどんどん世に出てくるのでは?ってことなんです。イングランドやウェールズがまさにその代表格。北アイルランドだって忘れてはいけません。

アメリカもかつてのバーボン一色ではなく、いまや「アメリカンウイスキー」と呼ばれてますし。もしかしたらスコッチも「ブリティッシュウイスキー」なんて呼ばれる時代がくるかもしれません。


さて、長くなってしまいましたが、テイスティングコメントを。

香り
強いアルコール感(60度あれば仕方ないか・・・)、ワイン、樽、りんごを思わせるエステリー感、杏、梅


バタースコッチ、洋梨のタルト、かすかにスパイシー

余韻
樽についたタンニンみたいな舌触り、野いちごを食べた後、皮付きでピーナッツを食べた感じ

総じて非常に複雑で面白いカスクストレングスです。ただ、香りはブワッときますね。まだ若い。その印象は拭えませんが、非常に楽しい、今後が楽しみなウイスキーです。





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