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2025年9月27日土曜日

バードウォッチング:沖縄県豊海城市

仕事で訪れた沖縄。約8年ぶり、人生2度目の訪問。時期的に台風が心配されましたが、天候に恵まれ無事に沖縄で仕事と、ちょっとした野鳥観察を楽しむことができました。

時間がかなり限られていたので豊海城市にある鳥見スポットを3箇所ほど回ってみました。

コチドリ

まずは早朝に訪れた池の横にあった野球場でコチドリ親子を観察。沖縄ならではのリュウキュウメジロシロガシラリュウキュウキジバトなどを見ることができました。

リュウキュウキジバト

そして写真には撮れてませんが、マングローブ横の枯葉をガサガサと歩く生き物に遭遇。猫でもいるのかなと思ってしゃがんで探してみると、その物音は非常に近くほとんど足元から聞こえてくる。ちょっと怖くなって(笑)足元を見てみると、私の拳くらいはある大きなヤドカリが!

オカヤドカリの1種

とてもわかりづらい写真ですが、真ん中で丸まっているのがそれです。種類は特定できませんがオカヤドカリの1種。ヤドカリが落ち葉の上を歩いているとあんなにガサガサ言うんですねぇ。


ポイントを変えてとある有名な池へ。周囲500mほどの小さな池ですが、鳥見ポイントとしてはかなり有名な場所のようです。

着くや否や、鳥がいるのなんの。

アオアシシギとアカアシシギの群れ

アカアシシギ

アオアシシギ

アオアシシギがこんなにたくさん群れ(20羽ほど)でいるのはあまりみたことがなかったので、さすが沖縄だなと思って、他の種類はいないかなと観ていると、なんとアカアシシギを発見!全部で5羽ほど。実はアカアシシギはこれまで縁がなくてライファーとなりました。脚が本当に赤くて、アオアシシギに比べるとサイズが小さく可愛らしいシギです。

クロツラヘラサギ

そして、この池には5羽ほどクロツラヘラサギもいました。至極当然って雰囲気で佇んでおり、かつ距離も30mほどしかなく「動物園かよ!」と思いましたね笑

他にもセイタカシギバンコガモアオサギなどを観察。

セイタカシギ

バン

沖縄では前回もバンを観察できたのですが、沖縄ってバンが多いんですかね?


その後もう1ヶ所、別の鳥見ポイントへ向かいましたが、こちらではイソシギオオサギくらいを観察したあたりでタイムアップ。仕事へと向かいました。

イソシギ

ということで、今回はかなり限られた時間での鳥見でしたが、さすがは沖縄。雰囲気も独特でしたが、野鳥パラダイスですね。また行きたいなぁ。

今回確認できた鳥は以下の通り。
コガモ、リュウキュウキジバト※、アオサギ、ダイサギ、コサギ、クロツラヘラサギ、バン、コチドリ、セイタカシギ、アカアシシギ、アオアシシギ、イソシギ、カワセミ✳︎、リュウキュウハシブトガラス※、シロガシラ、リュウキュウヒヨドリ※、リュウキュウメジロ※、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ
計20種
※=亜種
✳︎=声のみ確認


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年4月30日水曜日

バードウォッチング:岩国 春編

本日は昨年12月以来に、岩国にある某・鳥の聖地へ。 

こちらが昨年12月の様子。

タカブシギ

どこから話せばいいのか。

春の渡りシーズンということで、シギチを求めて行ってまいりました。上の写真は今日何羽みたかわからないタカブシギ。と言っても今日は「渋め」だったようで合計で30-50羽ほどでしたが。

ウズラシギ(真ん中2羽)とタカブシギ

本日のハイライトの一つ、ウズラシギ。多分小学生以来だと思います。しかも綺麗な夏羽でした。2羽が最初はお休み中だったのですが、後半には採餌を始めて長い間観察させていただきました。

ここからはさーっと写真を並べたいと思います。

ダイサギ

巣の材料を運ぶツバメ

コチドリ

タカブシギの群れ

コサギ

アオサギ

チュウサギ

タシギ

ムナグロ幼鳥

休息中のムナグロ群れ

タヒバリも夏羽になっていました

脚が着く深さなのに泳いでいるように見えるバン

アオアシシギ ・・・遠い

と言った感じでなかなか楽しめました。しかし、今日一番のハイライトはこの岩国の聖地を教えてくださったMさんと再会したこと。Mさんも広島の方で、電車でこちらに通われているそうで。そしてMさんが情報をもらっているS先生にもお会いし、S先生の情報をもとにセイタカシギを見ることができました。こちらも小学生以来。

セイタカシギ♂

このセイタカシギの近くにサルハマシギがいたそうですが、確認できず。残念。しかし、情報は本当にありがたいものです。Mさん、S先生改めて感謝です。

ということで、GWに絶対行きたいと思っていた岩国はこれにて終幕。ツルシギやアカアシシギがこれから来るとのことで、また行きたいとも思うのですが。いけるかな?笑


最後に今日確認できた鳥。
キジc、ヒドリガモ、カルガモ、キジバト、カワラバト※、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ヒクイナc、ムナグロ、コチドリ、セイタカシギ、タシギ、アオアシシギ、タカブシギ、キアシシギ、ウズラシギ、ミサゴ、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ムクドリ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロc
【注釈】c=声のみ確認、※=外来種
計36種


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2025年3月18日火曜日

BAR:福山 船町WHISKYさんにて



Dà Mhìle Organic Springbank 1992
ダ・ミレ オーガニック スプリングバンク1992

スコッチ・シングルモルト(キャンベルタウン)
Alc.46%

瓶詰は2000年。ということは8年ものという認識で良いのかな。いや、7年もののようです。以下のサイトが非常にわかりやすく紹介してくれています。

現在ではよく聞くフレーズの「オーガニック」。オーガニック・ウイスキーというものでは、スコッチのノックニーアンとかも有名ですね。そのオーガニック・ウイスキーの先駆けというのが、このスプリングバンクだということでマスターに出していただきました。やっぱりスプリングバンクって恐ろしいですねぇ。

オールドボトル特有の抜け感は否めないなぁと思いましたが、オーガニック由来なのかな??麦の感じがしっかり感じ取れて、非常に良い印象(とても上から目線www)。

貴重なボトルをいただけて本当に感謝感謝です。



SMWS No.1.88
スコッチモルトウイスキーソサエティNo.1.88

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:1966年12月
瓶詰:1998年9月
熟成:31年
Alc.49.8%

ソサエティのNo.1蒸留所というとグレンファークラスだそうです。このボトルは1998年瓶詰のこれまたオールドボトルですが、なんとも感動的な。飲みながら何度か泣きそうになりました汗

これ以上に言える言葉が見つかりません。多分、飲んだら泣きます笑

福山に行かれた際は是非、船町WHISKYさんへ。


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2025年3月17日月曜日

BAR:松山Bar Con Almaさんにて


松山Bar Con Almaさんにて。

はだか麦ウイスキー ひめの琥珀

ジャパニーズ・グレーン
Alc.63%

ひとまず、「グレーン・ウイスキー」というカテゴリーにさせてもらってます。愛媛県産のはだか麦を使って、新潟の吉田電材蒸留所さんで蒸留したウイスキーだそうです。

オフィシャルサイトはこちら。

商品に関する詳細情報は上のURLから確認ください。

私が個人的に記述したいな、と思ったのはこのウイスキーの余韻の面白さです。

ウイスキーの余韻は通常以下のように私は勝手に分けています。

①最初ぐわっと来て、スッと穏やかに落ち着いていく
②波が2段階で押し寄せる
③波が3段階で押し寄せる

上記の3つに加えて、「長さ」という概念がまた別で加わりますが、概ねこの3つでこれまでは整理することができました。

しかし、今回いただいたはだか麦ウイスキーは、余韻が「螺旋状に落ちていく」という新たな境地を味わうことができました。

波がないという点では、上記の①に似ているようにも捉えられますが、①はあくまで2次元的で、直線的なもので最初上がって徐々に下降線を辿るようなグラフが描けます。それに対して、「螺旋状に落ちていく」というのは、かなり立体的、三次元的な表現です。

これは是非、一度飲んで味わってみてほしい余韻です。味わいも決して悪くないです。どちらかというとちょっとオイリーなアイリッシュに近いような、麦感をしっかり感じられる重厚な味わい。熟成年数の若さは否めませんが、味としてはしっかり乗っていると思います。

そしてその特徴的な「螺旋状に落ちていく」余韻です。かつ、ドロップ・アップ(1滴加水)すると、その螺旋が階段状になり、まさに螺旋階段です。

わかるかなー?笑

ま、そんなはだか麦ウイスキー、お目にかかった際はぜひ楽しんでみてください。


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2025年2月26日水曜日

バードウォッチング:三番瀬

三番瀬から見る富士山

一昨日、昨日と東京におりまして。

どうしてもあの鳥が見たくて、千葉県にある鳥の聖地に行ってまいりました。初の「三番瀬」です。それはもう、素晴らしいのなんのって。。。

上の写真は三番瀬から撮影した富士山。「富士見の名所として知られる」と言うのを知ったのは帰りの新幹線でした。なので、最初は富士山ではないのではないか?と謎に疑惑を抱いておりました笑 素晴らしい富士見です。

ミヤコドリ

さて、そんな三番瀬で何を見たかったのかというとこちら。ミヤコドリです。恥ずかしながらライファー。これまでなかなかチャンスを掴むことができず。今回は、このミヤコドリの越冬地としても有名な三番瀬に足を運んだ次第。国内有数の越冬地とは聞いておりましたが、こんなにいるとは・・・。ざっと数えて100羽はいましたね。着いた瞬間から帰る瞬間まで、そこらじゅうにおりました笑




ミヤコドリは漢字で「都鳥」と書き、まさに「都の鳥」という意味になりますが、これは非常に物議を醸す名前でして・・・。

その内容というのが、古典に出てくる「都鳥」は本種ミヤコドリなのか、ユリカモメのことなのか?という点です。

「都鳥」が文献に最初に登場する奈良時代に成立した『万葉集』や、平安時代に成立した『伊勢物語』の「東下り」の段に登場してくることで知られるのですが、これがなんとも。

万葉集
4462:舟競ふ堀江の川の水際に来居つつ鳴くは都鳥かも
ここに出てくる「堀江の川」というのは、どうやら大阪市を流れていた川のことのようです。

現在、本種ミヤコドリがある程度の数、観察されるのは冬の東京湾と九州北部。それに比べてユリカモメは冬になると日本中で観察されますし、警戒心も弱く餌付けが出来てしまうほどです。そう考えるとこの万葉集に謳われている「都鳥」はユリカモメのような気がします。

ただ明治時代に鳥類の和名を統一する動きの中で、本種が「ミヤコドリ」として採用されたのは飯島が参考にしたとみられる島津重豪編『鳥類便覧』は鞠塢の説を取り入れていたため、本種が「ミヤコドリ」とされたwikipediaで説明されています。

ユリカモメが春(夏羽)になると、頭が黒くなり、「体上面が黒、下面が白、嘴が赤い」という特徴が一致することがこの物議を読んでいるポイントだそうです。

ユリカモメ(冬羽) ※今回撮影ではないです

ユリカモメ(夏羽) ※今回撮影ではないです

現在はどちらかというと、「都鳥」はユリカモメであるという説が有力なようで、東京にも「ゆりかもめ」という名のモノレールのような乗り物がありますし、だいたい東京の「都の鳥」はユリカモメに指定されています。

ただし、今回三番瀬でたくさん観察できたミヤコドリは、現在では東京湾や九州北部で集団越冬している以外は、日本国内ではそんなにまとまった数を観察することができない鳥です。私も今回ライファーですし、彼らを観察するために足を運びましたからね。

まぁ、小難しいことはもう良いんですが笑、どうしてもそんなことを考えながらミヤコドリを存分に観察させていただいたわけです。

ここからはミヤコドリ以外に楽しませてくれた鳥たちの写真を羅列。

シロチドリ♂

ズグロカモメ 冬羽から夏羽に移行中

キョウジョシギ冬羽 1羽だけ確認できました

ミユビシギ冬羽

ダイゼン冬羽

ハマシギ冬羽

ハマシギの群れが飛び交う

願わくは、春秋のシギチ渡りのシーズンにもう一度行きたいものですね。聖地すぎました笑

今回観察できた種は以下の通り。
オナガガモ、スズガモ、ウミアイサ、キジバト、カワラバト(外来種)、カワウ、オオバン、ダイゼン、シロチドリ、ミヤコドリ、キョウジョシギ、ミユビシギ、ハマシギ、ユリカモメ、ズグロカモメ、カモメ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ
計27種

良いですね。シギチ天国。銚子まで足を伸ばせばカモメ天国ですし。関東っておもろいですねぇ。


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