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2025年3月8日土曜日

The Observatory Aged 20 Years


The Observatory Aged 20 Years
オブザーバトリー20年

スコッチ・シングルグレーン
Alc.40%
輸入:フロンティア物産

まずは、武川蒸留酒販売さんによる説明から。
「デュワーズ」7代目マスターブレンダーのステファニーマクラウド女史が手掛ける、100%バーボン樽で熟成させたシングルグレーンウイスキー。オブザーヴァトリーという名前は、スコットランドの海岸線の多数の灯台と天文台に由来しています。
もう少し情報を探ってみます。
こちらはwhisky.deさんによる説明。
The Observatory was produced at the Macduff distillery. The Speyside distillery lies in the shadow of the Macduff lighthouse, one of many lighthouses along the 16,500 kilometres of Scottish coastline. For 20 years, The Observatory matured there into a full-bodied Single Grain. 
オブザーバトリーはマクダフ蒸留所で生産されました。このスペイサイドにある蒸留所は、スコットランドの海岸線 16,500 キロメートルに渡る数多くの灯台のうちの 1 つ、マクダフ灯台のすぐ近くにあります。オブザーバトリーはそこで 20 年間熟成され、フルボディのシングル・グレーン(ウイスキー)になりました。
上の翻訳は、Google翻訳を使って細かいところは私の意訳です。マクダフ蒸留所はデュワーズを作っているジョン・デュワー&サンズ社(オーナーはバカルディ社)が所有する蒸留所の一つ。

Google Mapから

ちなみに、ハイランド地方からスペイサイド地方を独立させて考えるとき、マクダフ蒸留所はハイランド地方(東ハイランド)に分類される位置にあるので、whisky.deさんの「スペイサイドにある蒸留所」というのはウイスキー文化研究所さんなどの認識とは異なるようだ。

ただ、そんなマクダフ蒸留所でグレーンウイスキーを作っていたなんて。蒸留も行っているのか、キャメロンブリッジ蒸留所とかで製造したニューメークを運んでの樽熟成だけなのか。なかなか興味深いですね。


マクダフ蒸留所 Macduff Distillery
簡単に蒸留所の基本情報を。

東ハイランドに位置する蒸留所で、創業は1960年、蒸留開始は1963年。マクダフとは「ダフの息子」という意味だそうです。ステンレス発酵槽やシェル&チューブ式のコンデンサーなどをいち早く採用した蒸留所としても有名だそうです。

1972年にウィリアム・ローソン社に買収され、その後1993年からバカルディ社(ジョン・デュワー&サンズ社)がオーナーになって現在に至ります。

オフィシャルのシングルモルトは"Glen Deveron"(グレン・デブロン)という名前でリリースされていたそうですが、現在は"The Deveron"(デブロン)という名前で出されています。2016年8月に我が家にもやってきました。

ブレンデッド・スコッチとして出荷量第6位になっているデュワーズとウィリアム・ローソンはどちらも現在バカルディ社が所有するブランドであり、どちらの原酒としても使用されているマクダフですが、ウィリアム・ローソンの方がマクダフ蒸留所との歴史が長いんですね。

それにしてもマクダフ蒸留所で製造されたシングル・グレーン。。。ワクワクが止まらない笑


柔らかくてスムーズ、大人向けのシングル・グレーン
香り
クリーム、ビスケット、バニラ

パン、薄い紅茶、非常にスムーズ、柔らかい舌触り

余韻
少しヒリヒリするが穏やかで長い、ウッディ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはウッディさが出てきて甘さが弱まり若干オイリー。味もボディ感が強まるが余韻はあまり変化がない


評価 B
甘すぎない大人なシングル・グレーン。そもそも子ども向けのウイスキーなんてありませんが笑

とうもろこしとか使ってないんじゃないかな?基本「麦」な印象がする。若干オイリーさを感じたのは、イメージとしてはアイリッシュのシングルポットスチルウイスキーに通じるものがあるような、ないような。

ということで、価格面も含めておすすめできる一本です。シングルモルトやブレンデッドで20年オーバーだと、最近とんでもない価格になりますからね。

モルトに比べると個性はやはり少ないのかなと思うグレーン界隈ですが、このオブザーバトリーは、グレーン・スコッチ界隈では結構特徴的なのかなと思います。


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年9月21日土曜日

Spearhead


Spearhead
スペアヘッド

スコッチ・シングルグレーン(ハイランド)
ロッホローモンド蒸留所
Alc.43%
輸入:都光

"Spearhead"とは、「先鋒」「槍の穂先」「先頭に立つ」といった意味の英語。

南ハイランド地方にあるローモンド湖は、面積がスコットランド最大。そのローモンド湖近くにある街・アレキサンドリアに所在するのがロッホローモンド蒸留所。

Google Mapから

こちらがロッホローモンド蒸留所のオフィシャルサイト。

一つの建物内に連続式蒸留機とポットスチルが設置されており、この蒸留所だけでモルトウイスキーもグレーンウイスキーも製造。そしてブレンディング、ボトリング設備もあるため独自に製造販売ができるということも特徴。これは、日本のウイスキーメーカーにも似たスタイルで、完全独立型と言ってもいいかもしれません。

ポットスチルもユニークで、ネック部分が連続式蒸留機の精留塔と同じような仕組みになっている「ローモンド型」と言われるポットスチルが計6基。※そのうち3基には棚段がない

そして通常のポットスチルも2基。

スチルの使い分けかどうかは分かりませんが、シングルモルトでもロッホローモンド、インチマリン、インチモーンといった色々な銘柄があります。

創業は1965年。もともとはキャラコの染色工場だったらしい。スコットランド最古を謳っていたリトルミル蒸留所(1772年創業)の第2工場としてスタート

2019年からヒルハウス・キャピタルマジメント社(香港)がオーナーに。そして現在はゴルフの全英オープン選手権THE OPEN公式ボトルとしても有名です。


ユニークすぎて、なかなか情報過多な蒸留所ですが(笑)、今回のスペアヘッドも結構な曲者。

ロッホローモンド蒸留所で作られたシングルグレーンで、100%大麦麦芽を使用してカフェスチルで蒸留されているそうです。これはニッカさんが作っている「ニッカ カフェモルト」に同じと言う認識で間違いないかと思われます。


バーボンバレルで熟成後、アメリカンホワイトオーク新樽で6ヶ⽉追熟。伝統的な⼿法のトースト樽(70%)以外に、⾚外線トースト樽(30%)も採⽤。

なんともこだわりが多い製品ですね。


ボトルデザインもレトロで可愛らしいです。これが日本では昨年秋にリリースされた新商品だなんて。


キャラメル・ウッドそして香ばしい麦
香り
キャラメル、ナッティ、ウッド、トースト、花

バニラ、りんご、オレンジ、ビスケット、クリーム

余韻
単調だが程よく長い、意外にスッキリ、香ばしい麦

得点 87点

グレーンらしからぬグレーン。連続式蒸留機で製造されているとはいえ、やはり原料が100%モルトということでグレーンウイスキーっぽいかと言われるとそうではありません。しかしモルトらしからぬモルトとも言えるかなと。これがどっちつかずで中途半端な味というわけでもなく、モルティな部分と樽由来のキャラメルやウッドがしっかりと味わえます。控えめに言っても「美味しい」です笑

ニッカのカフェモルトを以前飲んだ時に比べると「フルーツっぽい印象」は少ない気がしましたね。なんとなく。

是非試していただきたい一本ですね。



それでは皆さん、良い夜を。

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2024年5月23日木曜日

Girvan 2006 Aged 12 Years


Girvan 2006 Aged 12 Years
ガーヴァン2006 12年

スコッチ・シングルグレーン(ローランド)
Berry Bros. & Rudd
蒸留:2006年
瓶詰:2018年
カスクNo.532388/9
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:ウイック

ボトルに書かれている味わいに関する説明文は以下の通り。
This ex-bourbon barrel, single grain whisky has pronounced aromas of vanilla, custard creams and lively citrus. The palate is surprisingly full and oily with waves of coffee cream , spice and juicy lime. On the finish there is a delicate spicy prickle and lingering vanilla. 
このバーボン樽熟成のシングル・グレーン・ウイスキーは、バニラ、カスタードクリーム、生き生きとした柑橘類の顕著な香りを持っています。味わいは驚くほど豊かで油っぽく、コーヒークリーム、スパイス、ジューシーなライムの波が感じられます。フィニッシュには繊細なスパイシーなトゲとバニラの余韻が残ります。
ガーヴァン蒸留所は1963年にローランドで創業したグレーンウイスキーを製造する蒸留所。ウィリアム・グラント&サンズ社が所有。アロスパス式1基、コフィースチル1基、そして最新の減圧式蒸留機が稼働。

1966~75年には敷地内にレディバーン蒸留所が稼働しモルトウイスキーを製造。現在はアイルサベイ蒸留所(2007年〜)が同じように敷地内でモルトウイスキーを製造しています。

グレーンウイスキーの年間生産能力は約1億リットル。とんでもない数字ですね汗

しかも敷地にある熟成庫では300万樽が保管できるそうな。とてつもない数です。


クリーム+オイリー+焦げ感 複雑で面白いグレーン
香り
クリーム、プリン、ほんのりナッツ

オイリー、柑橘を使ったケーキ、焦げ感、燃え滓

余韻
スパイシー、オレンジのアロマオイル、スモーキー

ドロップ・アップ(1滴加水)
オイリーさは少し穏やかになった感じ。でも香りも抑えめになってしまった。複雑さは健在。なんでこんなにスモーキーな印象を受けるんだろうか・・・?

得点 91点
こんなに複雑で面白いシングルグレーンはなかなかないんじゃないかなって思います。なんで「スモーキー」なの?笑

調べてみると、BBRがウクライナ向けにセレクトしてリリースしたカスク#532390は、Laphroaig Quarter Cask Finish(ラフロイグ・クオーター・カスク・フィニッシュ)と言う情報を得ました。

・・・まさかね?笑

でも、このボトルに使われた樽は、まさに連番となるカスク#532388と#532389。実は、#532390のようなフィニッシングがなされていたって言われてもいいぐらいやはりスモーキーです。

それとも隣に並んでたせいで香りが移ってきたのか??笑

・・・謎が深まりましたわ。奥深いものですねぇ。

何はともあれ、一飲の価値は十分あると思います。

武川蒸留酒販売さんのリンク貼っておきます。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年4月25日火曜日

BAR:大阪Bar Minmore Houseさんにて

大阪Bar Minmore Houseさんにて。


The Glenlivet Single Cask Edition 13 Years "Faemussach"
ザ・グレンリベット シングルカスクエディション13年「フェムサック」

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
カスクNo.40127
瓶詰:2008年10月3日
59.1%

シングルモルトのど真ん中ザ・グレンリベットのボトルがたくさん並んでいるお店で、グレンリベットを飲まない訳には行かないでしょう!ということで、飲ませていただいたのがこちらの「フェムサック」(正しい発音は不明www)。

2ndフィル・シェリーバット熟成という、素敵な穏やかさ、上品さを感じさせてくれるシングルカスク。

2008年瓶詰とか、激アツですね笑 15年前か。大学生やったわ・・・

バニラやクリーム感が強いのは、2ndフィルによるものですかね?
シェリーの悪い意味での渋みみたいなのはほとんど感じられず、優しい美味しさがぎゅっとなったようなボトル。さすがはザ・グレンリベットですわ。



Chivas Brothers Cask Strength Edition Strathclyde Aged 12 Years
シーバス・ブラザーズ カスクストレングスエディション ストラスクライド12年

スコッチ・シングルグレーン
バッチNo.ST 12 001
蒸留:2001年
瓶詰:2013年
ノンチルフィルタード
62.1%

人生初のストラスクライド。しかもオフィシャルもの。マスターがスコットランドの蒸留所を訪れた際に購入してきたものだとか。なんともマニアックなボトル。現在、日本の市場ではボトラーズものが流通しています。が、これまで縁がなく飲む機会がなかった。

ストラスクライド蒸留所はザ・グレンリベット同様、現在のオーナー企業はペルノリカール社。1928年から稼働しており、元々はシーガー・エバンス社傘下のスコティッシュ・グレーン・ディスティリング社が設立したとのこと。

「サイレント・スピリッツ」の呼び名通り、非常にクセがなく静かなウイスキーだと思いました。が、しっかり樽由来の香味は出ていて、スイスイ飲みやすい。60度オーバーのアルコール度数を全く感じない、角がしっかり取れた美酒でした。

シーバス・リーガルやバランタイン(の原酒として使われているはず)が、あんなに美味しいのが頷ける内容でした。


そいえば、文末で申し訳ないですが先日はWHISKY HARBOUR KOBE 2023、みなさんお疲れ様でした。

合計1700名のご来場者様がいらっしゃり、大賑わいで最高に楽しい1日でした。来年も楽しみです。

今年は毎月最低一度(ない月があったらすいません笑)、どこかで大きなウイスキーイベントが行われます。

私個人としては今回の神戸を皮切りに、5月の琵琶湖、6月のウイスキーフェス大阪、・・・と続いていきます。

またどこかでお会いしましょう!

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2023年1月25日水曜日

BAR:大阪市淀川区のCafe & Bar a2 西中島店さんにて

大阪市淀川区のCafe & Bar a2 西中島店さんにて。

a2と書いて「アー」と読みます。


Bruichladdich Black Art 1992
ブルイックラディ ブラック・アート1992

まずは以前から憧れをいただいていたブラックアートがたくさんあるということで並べていただいて笑 最も古い1992をいただきました。Edition 05.1、24年熟成。度数48.4%。アンピーテッド麦芽のアイラ・シングルモルト。


この1992は、ブルックラディ蒸留所のヘッドディスティラーであるアダム・ハネット氏が、ブルイックラディ再興の立役者であるジム・マッキュワン氏から引き継いだレシピを無視して仕上げた第1作とのこと。

なんとも男気溢れるストーリーですね。

ブルイックラディ蒸留所は、ノンピートのブルイックラディ(クラシックラディ)やヘビーピートのポートシャーロット、そして超ヘビーピートなオクトモアなど面白い商品をおしゃれなボトルで提供してくれる蒸留所。長い間、このブラック・アートを追い求めておりましたが遂に飲むことができたわけです。

トロピカルフルーツの甘味、なめらかな舌触り、テクスチャーの柔らかさはピカイチですね。こりゃ、今度見つけたらまた飲みます笑


Paper Moon Group 
Cameronbridge 1974 46 Years Old
ペッパームーングループ キャメロンブリッジ1974 46年

こちらはマスターのオリジナルパッケージ。カスクストレングスで40.2%まで落ち着いたキャメロンブリッジのシングルグレーン。

聞くとマスターは大のグレーンウイスキーファンだそうで、ブレンデッド好きの私としても何やら嬉しい出会いでした。

そしてこのボトルは、ボトルがあと何本在庫あるかわかりませんが、出会う機会に恵まれれば絶対に飲むべきボトルですね。

グレーンの重要性を再認識できるような、グレーンだけで十分美味しいじゃんっていう気にもなるような。

シングルモルトブームみたいな感じで、私個人もシングルモルトをいただく機会に恵まれている昨今ですが、やはり個人的にはブレンデッドウイスキーの飲みやすさや味わいの複雑さ、そのベースにあるグレーンウイスキーの静かでありながら上品な佇まい。

よいブレンデッドウイスキーはよいグレーンウイスキーなしでは成り立たないよなー、とか色々考えてしまったそんな一杯でした。北斗さん、改めてありがとうございました。


こちらは飲んでいませんが、このお店にある一番高いウイスキーということで見せていただきました。ラーメンの出前頼んだ時の入れ物みたいなものに入ったシーバス・リーガル アイコンです。なんて重々しい雰囲気。こんなの飲んでいいのか?笑



そして今月はマンスリーでジョニーウォーカーシリーズが格安でいただけます!
私も最後に大好きなグリーンを500円でいただきました。これまた、ありがとうございました。

また遊びに行きます!



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2023年1月21日土曜日

BAR:神戸のバーアンダンテさんにて

神戸のバーアンダンテさんにて。

これも12月の話www


Nikka Single Coffey Grain 
Woody & Mellow
ニッカ シングルカフェグレーン ウッディ&メロウ

ジャパニーズ・グレーン
蒸留所限定
55%

後ろに写っている"Black & White"の犬たちのオブジェが可愛い。

ニッカさんは竹鶴氏のこだわりを熱く継承してますよね。カフェ式蒸留器もその一つ。余市蒸留所のポットスチルは未だに石炭直火を貫いてますし。

古き良き伝統を守り続ける、という点がまさにスコットランド人気質なんじゃないかと思ったり。

やっぱ独特のスムーズさがあるんですよねー。これはずーっと飲めますわ笑



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2022年11月24日木曜日

福山のCafe Bar Cacharros(カチャロス)さんにて

福山のCafe Bar Cacharros(カチャロス)さんにて。


Ballantine's Aged 17 Years
バランタイン17年

スコッチ・ブレンデッド
40%

もはや説明不要の「ザ・スコッチ」。抜群の安定感とリッチな余韻。

以前、記事にさせてもらったのは以下ご参照ください。

バランタイン17年について

バランタインについて





Douglas Laing's Old Particular 
Cameronbridge 30 years
ダグラス・レイン オールド・パティキュラー キャメロンブリッジ30年

スコッチ・シングルグレーン(ローランド)
50%

長期熟成のグレーン・ウイスキー。キャメロンブリッジ蒸留所は1824年創業。ウイスキーの名門ヘイグ家が経営にあたっていましたが、1877年にDCL(Distillers Company Limited)社に経営を移管。ロバート・スタイン式、コフィー式の連続式蒸留機でグレーンを生産。

現在の所有者はディアジオ社。3セットの巨大なコフィースチルと1セットのアロスパス式蒸留機で、年間約1億リットルのグレーンを生産。まさに、ブレンデッド・スコッチの心臓とでも言うべき蒸留所です。

その30年物は、恐ろしいほど穏やか。少し瓶内熟成か、開封後の影響か酸味を感じましたが、柔らかさと滑らかさが強く印象づけられる一杯でした。




Yoichi Single Cask 10 years
余市シングルカスク10年

ジャパニーズ・シングルモルト
①(写真左側)
カスクNo.408023
蒸留:2007年5月7日
瓶詰:2017年10月18日
59%

②(写真右側)
カスクNo.409290
蒸留:2008年6月14日
瓶詰:2018年10月22日
59%

まさかマスターが、余市の「ウイスキーづくり体験」の経験者だったとは。素敵なものをいただきました。しかも飲み比べで。シングルカスクですが、どちらもなかなか複雑な味わいで奥が深い。比較的②の方が、甘さが際立ち輪郭が分かりやすかった印象です。

余市のピート感、ほんと癖になりますよね。ご馳走様でした。


それでは皆さん、良い夜を。

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