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2024年12月25日水曜日

Campbeltown Loch


Campbeltown Loch
キャンベルタウン・ロッホ

スコッチ・ブレンデッドモルト
J&A.ミッチェル社
Alc.46%
輸入:ダイセイワールド

J&A.ミッチェル社がリリースしているブレンデッドモルト。裏ラベルに"100% Campbeltown whiskies"と書かれています。キャンベルタウンで稼働している蒸留所って言うと、ここ最近では同社が所有しているスプリングバンク蒸留所とグレンガイル蒸留所、あとはロッホローモンド・グループ社所有のグレンスコシア蒸留所くらいしかありません。新興蒸留所はとりあえず省略させていただきます。

と言うことを考えれば、どう考えてもスプリングバンク蒸留所とグレンガイル蒸留所の原酒でできたブレンデッドモルトだろうと言い切ってしまえそうなこのボトル。最近は値段が上がりすぎているような節を感じておりますが、購入したとき(3ヶ月ほど前)はもう少しお求めやすいボトルでした。


こちらがスプリングバンク蒸留所およびグレンガイル蒸留所のオフィシャルサイト。

スプリングバンクは値段が上がりすぎてとんでもないことになってますね汗

ヘーゼルバーンやロングロウ、キルケランも・・・

そう考えるとこのキャンベルタウンロッホは、まだ割安なのかな?いや、これは催眠術だ笑


ソルティ&スモークとシェリー+バニラの贅沢な味わい
香り
オレンジ、さくらんぼ、アプリコット、花、バター、生ハム

ソルティ、スモーク、パン、りんご、洋梨、バニラ、ダークチョコレート

余韻
想像よりも長い、ソルティでスパイシー、プリンのような甘み、そして煙

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはシェリーが強まる、味わいはよりヘビーでフルボディに近い状態に。ソルティさも増し、余韻はより煙に覆われる

得点 94点
若さは若干感じますが、これは美味しい。ノンヴィンテージと言うことを考慮すると、これは相当得点も高いです。後味のヒリヒリ感がどうも否めないのが唯一の欠点かなと。それ以外はあまり文句をつけるところがないと言いますか、非常に素敵な一本だと思います。ソルティとかスモークが好きな方は是非。また値段上がってるけど汗


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年11月29日金曜日

Lost Distillery Classic Selection Dalaruan


Lost Distillery Classic Selection Dalaruan
ロスト・ディスティラリー クラシック・セレクション ダラルーアン

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.43%
輸入:マツダ

ダラルーアン蒸留所は、キャンベルタウンで1825年創業した蒸留所で1925年に閉鎖。創業者はCharles Colvill(チャールズ・コルビル)氏。

ボトルに書かれたテイスティングノートは「スモーク、ソルト、スパイスそしてフルーツ」。

武川蒸留酒販売さんの商品紹介を拝借。
ザ ロストディスティラリーカンパニーは、かつて実在し現在は失われた蒸溜所のウイスキーを現代に蘇らせることを目的に設立された、新鋭のインディペンデント・ボトラー。数々の書物に残された記録を頼りに幻のウイスキーの味わいを再現しています。

ダラルーアンはスモーキーな燻製肉、潮、ドライフルーツ、そしてスパイスが調和したキャンベルタウンモルトらしい味わいがお楽しみいただけます。

そしてこちらがザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニーのオフィシャルサイト。

弊社蒸留所の味を、ブレンデッドモルトによって再現するという斬新なアプローチを行なっている会社で、以下の5蒸留所がシリーズとして商品化されています。

・Towiemore トウィーモア(スペイサイド)
・Jericho ジェリコ(ハイランド)
・Stratheden ストラスエデン(ローランド)
・Dalaruan ダラルーアン(キャンベルタウン)
・Lossit ロシット(アイラ)

アイランズはまだ製品化されていないようですが、各地域を満遍なく網羅している印象です。

ただ、当時の味を再現できているかどうか、誰が評価できるんだろう・・・という疑問は残りますが笑



潮と燻香、穏やかでフレッシュ+長い余韻
香り
燻香、革、オレンジ、ウェッティ、スパイス

果肉のような舌触り、若干ミーティ、甘塩っぱい、穏やかなスモーク

余韻
程よく長く波が2-3回押し寄せる、穏やかで優しい潮と煙、フィニッシュにかけてモルティ、フローラルな返し

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはややスパイスが大人しくなるがあまり大きな影響はない。味はより膨よかで柔らかくなる。余韻は相変わらず長いが波は穏やかに。タンニンを思わせる舌触りが少しだけ残る。


得点 95点
思いがけず、これは美味しい笑

結構複雑で複層的な味わいのため、飲み飽きしないです。キャンベルタウンというイメージからもっと塩っぽさが強いのかと予想していたのですが、程よい塩味。非常にバランスよく作られている感じがします。特に飲み終えた後に込み上げてくるフローラルな余韻はかなり印象的。さっきまで飲んでいたスモーキーでソルティでミーティな飲み物を飲んだ後とは思えないような綺麗な薔薇のようなニュアンスが口の中に漂います。これはただ事ではない笑

久しぶりにハマりましたね。ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニーのシリーズ揃えてみようかな・・・。


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年9月14日土曜日

BAR:神戸The Nineteenth Barさんにて

神戸The Nineteenth Barさんにて。


ARTIST #11 
Compass Box Pentalogy Wonder 2021 Release 
アーティストNo.11 コンパスボックス ペンタロジー ワンダー 2021リリース

スコッチ・ブレンデッドモルト
ラ・メゾン・ド・ウイスキー
Alc.52.4%

詳しい説明は、以下のサイトがわかりやすく紹介してくれておりました。英語ですが。
The Artist Range is a yearly range of independently bottled single malts and whiskies, released by French whisky giant La Maison Du Whisky. For their 11th Artist Range, they found Scottish master blenders Compass Box willing to bottle a range exclusively under the Artist #11 label, which has resulted in five truly amazing blended Scottish malts: Confidence, Fortitude, Generosity, Wisdom and Wonder, together known as the Compass Box Confidence Artist #11 Pentalogy. The artworks adorning the five bottles are created by surrealist artist Charlotte Massip. She draws inspiration from the anatomic drawings of Vesalius, the machines of Leonardo da Vinci, and Dürer’s engravings. By combining historical references and modern elements, a unique contemporary work arises. Only 966 bottles of Compass Box Confidence Artist #11 have been released.

アーティスト・シリーズは、フランスのウイスキー大手ラ・メゾン・ド・ウイスキーが毎年リリースする、インディデント・ボトラー・シングル・モルトとウイスキーのシリーズです。11番目のアーティスト・レンジでは、スコットランドのマスター・ブレンダーであるコンパス・ボックスが、アーティスト#11ラベルの下で独占的にこのシリーズを瓶詰めする意欲があることに気づき、その結果、自信、不屈の精神、寛大さ、知恵、そしてワンダーとして知られる5つの本当に素晴らしいブレンデッド・スコットランド・モルトが誕生しました。コンパス ボックス・コンフィデンス・アーティスト#11ペンタロジー。 5 つのボトルを飾るアートワークは、シュルレアリスム・アーティストのシャーロット・マシップによって作成されました。彼女は、ヴェサリウスの解剖図、レオナルド・ダ・ヴィンチの機械、デューラーの彫刻からインスピレーションを得ています。歴史的な参照と現代的な要素を組み合わせることで、ユニークな現代的な作品が生まれます。コンパスボックス・コンフィデンス・アーティスト#11は966本のみリリースされました。
Compass Box Wonder consists of two ‘very old’ single malts: a Highland malt makes up 66% of the blend, and the other 34% is an island single malt. Wonder is a peaty whisky, with earthy and medicinal notes.  
コンパス ボックス ワンダーは2つの「非常に古い」シングルモルトで構成されています。ハイランドモルトがブレンドの66%を占め、残りの34%はアイランドシングルモルトです。ワンダーはピーティーなウイスキーで、土の香りと薬のような香りが特徴です。

Google翻訳による和訳ですが、かなりクオリティ上がりましたよね。上から目線ですいません笑

"Pentalogy"とは「5部作」と言う意味で、その名の通りこの"Wonder"を含む5種類が同時にリリースされています。

・Confidence
・Fortitude
・Generosity
・Wisdom
・Wonder

そして補足すると、このシリーズはラ・メゾン・ド・ウイスキーの創業65周年のために作られたものだそうです。

また、ネットで情報を漁っていると、この"Wonder"は、どうやらタリスカーがキーモルトとして使われているそうです。もう一つのハイランドモルトも非常に気になります。


さて、そんな"Wonder"の味わいですが、これがまた本当に素晴らしい。アンティーク感が漂う「古き良き時代の」シェリー、ウッドが印象的で土っぽさや薬品のニュアンスがバランスよく伝わってきます。

80年代以前のオールドボトルで感じられるような特徴。それを現行品のボトルで表現していると言うのが大変貴重だと思われます。

マスターにオススメして頂かなかったら多分手を出していなかっただろうボトル。素晴らしい出会いでできました。改めて感謝です。


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2024年3月8日金曜日

BAR:京都Bar Northern Lights Cornerさんにて

京都Bar Northern Lights Cornerさんにて。



Share, Enjoy, Celebrate(写真左)
シェア、エンジョイ、セレブレイト

スコッチ・ブレンデッドモルト
コンパスボックス
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
総本数:1512本
Alc.48.9%

スリー・リバーズ創設20周年を記念し、特別にレシピを考案して造られたボトル。日本限定品。コンパスボックスの「ノーネーム No.3」をイメージしてブレンディングを重ね、出来上がったそうです。

公表されているレシピ
・カリラ蒸留所リフィルシェリー樽 39%
・アードモア蒸留所 ファーストフィルシェリーシーズニングホッグスヘッド樽 25.5%
・グレンエルギン蒸留所 リチャーバレル&ホッグスヘッド樽 19.1%
・ボウモア蒸留所 リフィルバーボン樽 5.7%
・ノーネーム No.3 9.4%
・リトアニア市場向け限定品の残りのファーストフィルシェリー樽 1.3%

相変わらず、レシピ公開しているのエグいですよね汗

そして「ノーネームNo.3自体が入ってるんだ!!」っていう衝撃。かつ「リトアニア市場向け限定品の残りのファーストフィルシェリー樽」って何??めっちゃ気になる笑

味わいはフルーティさと力強いスモークが素敵なバランス感覚で調和。どちらかというとややドライなんですが、複雑な余韻。こいつは一本取られましたね。ぜひ飲んでみるべきです!!




Springbank Hand Filled by Y.Tanaka
スプリングバンク ハンド・フィルド・バイ・Y・タナカ

スコッチ・シングルモルト(キャンベルタウン)
瓶詰日:2023年8月5日
Alc.58%

タナカさんがスプリングバンク蒸留所で手詰めされたという代物をいただきました。
※タナカさんはお客様だそうで、店員さんではありません。

スプリングバンクのおそらくホグスヘッド樽かなと思われます。色もまだやわらかい印象のため、10年以下の原酒かと思いますが、スプリングバンクらしいリッチな香水のような香りは出始めているって感じでした。そしてどことなく青臭いというか、よく言えばミントのような清涼感を感じました。

大変勉強になりました。いつもいつもありがとうございます。ご馳走様でした!!

https://amzn.to/4c3g90N
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2023年12月28日木曜日

BAR:京都BARフクロウさんにて

京都BARフクロウさんにて。


Double Barrel Islay & Highland
ダブルバレル アイラ&ハイランド

スコッチ・ブレンデッドモルト
ダグラスレイン社
Alc.46%

This Double Barrel marriage of Islay and Highland Whiskies offers a nose with a sweetly smoked character, developing to well fired toast and honey. The palate carries notes of smoke and ashes, balanced with a sweet Malt character. The finish lingers long with charred nuts and a marzipan sweetness.

アイラ・ウイスキーとハイランド ・ウイスキーによるこのダブル・バレル・マリアージュは、甘く燻製された特徴を持つ香りを提供し、よく焼けたトーストと蜂蜜へと展開します。味わいには煙と灰のテイストがあり、甘いモルトの特徴でバランスが取れています。焦げたナッツとマジパンの甘みが余韻に長く残ります。

Double Barrel is a marriage of two very different Single Malts, skilfully selected and carefully combined to create a beautiful balance of very different flavours. Every sip brings you a thrilling combination of polar opposites: sweetness and smoke, honey and heat, citrus and spice.

ダブル・バレルは、2つの非常に異なるシングルモルトを巧みに選択し、慎重に組み合わせて、非常に異なるフレーバーの美しいバランスを作り出したものです。一口飲むごとに、甘さとスモーク、蜂蜜と熱さ、柑橘類とスパイスなど、正反対の組み合わせのスリリングな味わいが楽しめます。
なるほど。そういった味わいの二面性を楽しむシリーズなのですね。

ダグラスレイン社と言えば日本でも大人気のリージョナル・モルト・シリーズが有名です。スコットランドの6つの地域の特徴を伝える、ブレンデッド・モルト。

Timorous Beastie ティモラス・ビースティー(ハイランド)
Scallywag スカリー・ワグ(スペイサイド)
The Epicurean ジ・エピキュリアン(ローランド)
The Gauldrons ザ・ゴールドロンズ(キャンベルタウン)
Big Peat ビッグ・ピート(アイラ)
Rock Island ロック・アイランド(アイランズ)

今回いただいたダブル・バレル アイラ&ハイランドですが、正直言うと「薄いアイラ」って感じですね笑 

カリラ的な柔らかなスモーキー。ですが、力強さに欠ける。ハイランド的な甘さやモルティなニュアンスが楽しめるかというと、アイラに引っ張られている感じ。

でもね、美味しくなくはないです(なんという言い方www)。

と言うことで、お試しはありだと思います。リージョナル・モルト・シリーズが当たりまくっているので期待したいのですが、それほどは伸びなさそうな。マニアック過ぎるのかなぁ。




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2023年12月23日土曜日

BAR:神戸Bar Le Bateauさんにて

神戸Bar Le Bateauさんにて。

さて、今年最後の神戸は、これまた毎度お世話になっているバールバトーさんでした。


Nikka Pure Malt Red
ニッカ ピュアモルト・レッド

ワールド・ブレンデッドモルト
Alc.43%

あまり「ワールド・ウイスキー」という言葉が好きではないのですが。
(誰だ、こんな言葉を作ったのは??)

ニッカウヰスキーさんが持つ余市蒸留所と宮城峡蒸留所、そしてスコットランドのグレンネヴィス蒸留所。これらの原酒がブレンドされた一本。

3つの蒸留所、どれをとっても「美味しい」ので、それらを混ぜて美味しくないわけがありません笑

このレッドは「ブラック」「ホワイト」「レッド」という3種類あるピュアモルト・シリーズの中でも宮城峡蒸留所の原酒を主体としているそう。

お上品でありながら甘すぎないバランス感覚が素敵。
ソフトではありますが、重厚感もあるので四六時中飲めるやつですね。




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2023年11月14日火曜日

Compass Box Orchard House


Compass Box Orchard House
コンパスボックス オーチャード・ハウス

スコッチ・ブレンデッドモルト
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46%
輸入:THREE RIVERS

第2弾レシピ
毎度毎度、面白いコンセプトでブレンデッドモルトやブレンデッドを中心にリリースしているコンパスボックス。ジョン・グレイサー氏が2000年に設立。これまでに我が家にも色々なボトルがやってきておりますが、それぞれ特徴が明確に出ていて、かつ素晴らしいバランスっていうのが特徴的。ボトルのデザインも断トツでオシャレ(諸説あり)。

2021年のレシピと、2022年のレシピがどうやら違うようで。というのも、こういった「レシピ」を公開しているってのもコンパスボックスのオリジナリティ。

レシピを書き写すと以下の通り。

第1弾 2021.7.20
リンクウッド:1stフィルバーボン 39%
クライヌリッシュ:1stフィルバーボン 29%
ベンリネス:1stフィルバーボン 20%
アベラワー村近くの蒸留所:オロロソシェリー 8%
ハイランドモルト・ブレンド:フレンチオーク 2% ※グレンマレイ、バルメニャック、トマーティン
カリラ:1stフィルバーボン 2%

第2弾 2022.1.18
リンクウッド:1stフィルバーボンA 24.9%
リンクウッド:1stフィルバーボンB 14.2%
クライヌリッシュ:1stフィルバーボンA 30.6%
クライヌリッシュ:1stフィルバーボンB 6.4%
ベンリネス:1stフィルバーボン 12.6%
アベラワー村近くの蒸留所:オロロソシェリー 6.6%
ハイランドモルト・ブレンド:フレンチオーク 2.4% ※グレンマレイ、バルメニャック、トマーティン
カリラ:1stフィルバーボン 2.4%

ちなみに今回飲んでいるのは第2弾です。以前、第1弾はバーでいただいたことがあります。当時から「Orchard = 果樹園」の名の通り、果実感が強くてジューシーな印象がありました。

レシピを並べてみると、マイナーチェンジという感じで、大きく変わっているという訳ではなさそうですが、このあたりにもSCOTCH WHISKYMAKERとしてのこだわりを感じますね。

そして、「アベラワー村近くの蒸留所」というのが気になります。
アベラワー、マッカラン、クライゲラヒ、グレンアラヒー、ダルユーインのどれかですかね。地図で見る限り。でも「アベラワー村近く」と言ってますからアベラワーではなさそうです。

世の中的に名前を伏せて出した方が良いとなると、マッカラングレンアラヒーかな??とか言う性格の悪い読みをしてみたり笑

いずれにせよ、全体の88%以上を占めている(第2弾の場合)のが、リンクウッドクライヌリッシュ、ベンリネスですから、この果樹園的な印象はこの3つの蒸留所が主体としてもたらしているものと考えて差し支えないでしょう。


甘いだけじゃない、スパイシーさとボディ感
香り
洋梨、青リンゴ、桃、ラズベリ、バラ、ヘザー、かすかにウッディ

熱帯系のフルーツ、ビスケット、チョコレート、バニラ、シナモン、軽やかにはずむスパイス

余韻
非常に長い、少しヒリヒリ、後半にかけてスモークが優しく全体をまとめ上げる

ドロップ・アップ(1滴加水)
少し土っぽい香りが加わる。味わいはウッディさが目立つ。余韻は短くなりヒリヒリが増す。ということで、加水しない方が良いwww


レーダーチャート
得点 90点
うん、やはりコンパスボックスは美味しいですね。ただ、予想以上に「甘さ」ではなく「フルボディ」感というか、全体的な「ウイスキーとしてのクオリティ」の高さ、飲み応えが印象的。さすがですわ。


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2023年10月25日水曜日

BAR:姫路バーラウンジ夜間飛行(ホテル日航姫路)さんにて

姫路バーラウンジ夜間飛行(ホテル日航姫路)さんにて。

ホテル最上階にある、姫路城を観ながらお酒をいただける素敵な空間です。真下には新幹線や在来線が行き交う様子が見えます。


Samaroli Ardenistle
サマローリ アーデニスル

2種のカリラとジュラを使用したブレンデッドモルト。潮味とスモーキーな香り。それでいてミルキーな感じで、「塩ミルク」でしたね。癖になりそうな後味でしたわ。




That Boutique-Y Whisky The Glenlivet Aged 24 Years Batch 1
ブティック・ウイスキー グレンリベット24年 バッチ1

ブティック・ウイスキーをいただくのは久しぶり。相変わらず訳のわからないパッケージですね笑

グレンリベット24年は流石の甘口。蜂蜜、キャラメル、オレンジ、ダークチョコレート。オイリーな舌触りも良い。ただ、余韻はあまり長くなくて偉くスッキリしています。


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2023年7月27日木曜日

The Gauldrons


The Gauldrons
ザ・ゴールドロンズ

スコッチ・ブレンデッドモルト
ダグラス・レイン
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46.2%
輸入:ジャパンインポートシステム

ラベルに"Campbeltown Blended Malt"とあるように、「スプリングバンク」と「グレンスコシア」のみを使用したブレンデッドモルト

ダグラス・レイン、面白いもの作りますねぇ笑

ダグラス・レインは1948年創業のインディペンデント・ボトラー。と言ってもこのザ・ゴールドロンズのようにブレンデッドやブレンデッドモルトを元来リリースしており、ボトラーズ事業に参入したのは1998年「オールド・モルト・カスク」シリーズ(現在はハンター・レイン社がブランドを所有)から。

日本でも人気の銘柄が多く、Big Peat(ビッグ・ピート)Premier Barrel(プルミエ・バレル)Provenance(プロヴェナンス)といったシングルモルトのシリーズから、Rock Oyster(ロック・オイスター)Scallywag(スカリーワグ)などのブレンデッドモルトシリーズなどが有名ですかね。


スプリングバンク蒸留所については、改めて多くを語る必要はないでしょう。そしてグレンスコシア蒸留所についても、スプリングバンク同様にキャンベルタウンの最盛期から生き残ってきた蒸留所ということで説明の必要はないでしょう(端折り過ぎ?笑)

雑ですが、そんな2つの蒸留所のモルト原酒のみを使用したという非常に面白い一本がこのザ・ゴールドロンズなわけです。


「ゴールドロンズ」とは、キャンベルタウンの西海岸にある暗く嵐のような入り江の名前で、ゲール語で「嵐の湾」という意味だそうです。



ドライマンゴーが海風とスモーク
香り
小さな花、かすかにスモーク、ドライな海風、蜂蜜

マンゴー、ドライフルーツ、フルーツブレッド、穀物

余韻
柔らかくて長い、打ち寄せる波、スパイシー、ソルティ、ほんのりビターオレンジ

ドロップ・アップ(1滴加水)
スモーキーさが前に出てくる、ドライな中にお花畑のような華やかな香りがある。口に含むとフルーティーな甘味が広がり、フィニッシュにかけてスパイシー。少しハーバルなニュアンスも出てくる。


レーダーチャート
得点 90点
うむ。これは及第点。余韻がもっと長くて、充足感があれば95点はいってたなー。お上品なものを飲んでいるなーと思わせてくれる出来です。

バンク好きの皆さんは是非、一度ご賞味あれ。