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2024年10月18日金曜日

The Ultimate Bunnahabhain Staoisha 2013


The Ultimate Bunnahabhain Staoisha 2013
ザ・ウルティメイト ブナハーブン ストイーシャ2013

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
蒸留:2013年9月6日
瓶詰:2022年3月
熟成年数:8年
カスクタイプ:リチャー・ホグスヘッド
カスクNo.900077
ボトルNo.250
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
Alc.46%

オランダのインディペンデント・ボトラーズであるThe Ultimate Whisky Company(以下ザ・ウルティメイト社)からのボトル。

こちらがオフィシャルサイト。

「ストイーシャ」とはブナハーブン蒸留所のピーテッドタイプ。以前は「モアンヌ」などと呼ばれていたシリーズで、個人的な大好物の一つ。柑橘系の味わいで、私は「エナジードリンク」を感じるのがこの「モアンヌ」。

参考までに。

ということもあって、今回「ストイーシャ」に手を出してみた次第です。

てか輸入会社が明記されていない・・・。そんなことある?笑
あれ、箱とか付いてたのかな?あれ??


What is "Dechar"?

"Dechar / Rechar Hogshead"という表記は初めてみましたね。"Dechar"とは、樽内の焦付きを削り落とすことだそうです。その後、リチャー(再度焦がす)という加工をしたホグスヘッド樽ということですね。

つまり、「リチャー」だけだと、「デチャー」はせずにバーボン樽やホグスヘッド樽を再度焦がしたという解釈ですが、敢えて「最初のチャー処理された部分を削ぎ落としてますよ」ということになるわけです。

流行りの"STR樽"がS=樽内側の表面を削ぎ落とす、T=トースト 遠赤外線加熱処理、R=リチャー 再度直火で焦がすという意味ですが、この"S"と"R"を行った樽が"Dechar / Rechar"ということなのでしょう。おそらく。


湿気を伴う古紙
香り
ライム、カシス、ドライフルーツ、芝生、タバコ、紅茶、煙、カモミール

ピート、バター、麦芽、じゃがいも、コケ

余韻
程よく長い、若干カビ臭い、柑橘の皮

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはやや落ち着き、少し湿った古紙。味は樽感やチャー処理された焦げ感が増す。余韻はピトッと舌に張り付きながらより長めに。徐々にヒリヒリ。

得点 84点
香りの印象度は非常に良い、というか幅広くて面白い。ただし若さから来るものなのか不明ですが「カビ」や「コケ」を思わせるニュアンスが個人的なネガティブ。それでいて、「古紙」というニュアンスが、これまであまり感じたことのない部分で趣があるような気がします笑

なんだか、現行のOBの当たり障りのない感じに飽き飽きしてしまった時に飲むと面白い気がします。ん?どっちに対してもとんがってますかね笑

https://amzn.to/4hdkEII

それでは皆さん、良い夜を。

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2024年9月14日土曜日

BAR:神戸The Nineteenth Barさんにて

神戸The Nineteenth Barさんにて。


ARTIST #11 
Compass Box Pentalogy Wonder 2021 Release 
アーティストNo.11 コンパスボックス ペンタロジー ワンダー 2021リリース

スコッチ・ブレンデッドモルト
ラ・メゾン・ド・ウイスキー
Alc.52.4%

詳しい説明は、以下のサイトがわかりやすく紹介してくれておりました。英語ですが。
The Artist Range is a yearly range of independently bottled single malts and whiskies, released by French whisky giant La Maison Du Whisky. For their 11th Artist Range, they found Scottish master blenders Compass Box willing to bottle a range exclusively under the Artist #11 label, which has resulted in five truly amazing blended Scottish malts: Confidence, Fortitude, Generosity, Wisdom and Wonder, together known as the Compass Box Confidence Artist #11 Pentalogy. The artworks adorning the five bottles are created by surrealist artist Charlotte Massip. She draws inspiration from the anatomic drawings of Vesalius, the machines of Leonardo da Vinci, and Dürer’s engravings. By combining historical references and modern elements, a unique contemporary work arises. Only 966 bottles of Compass Box Confidence Artist #11 have been released.

アーティスト・シリーズは、フランスのウイスキー大手ラ・メゾン・ド・ウイスキーが毎年リリースする、インディデント・ボトラー・シングル・モルトとウイスキーのシリーズです。11番目のアーティスト・レンジでは、スコットランドのマスター・ブレンダーであるコンパス・ボックスが、アーティスト#11ラベルの下で独占的にこのシリーズを瓶詰めする意欲があることに気づき、その結果、自信、不屈の精神、寛大さ、知恵、そしてワンダーとして知られる5つの本当に素晴らしいブレンデッド・スコットランド・モルトが誕生しました。コンパス ボックス・コンフィデンス・アーティスト#11ペンタロジー。 5 つのボトルを飾るアートワークは、シュルレアリスム・アーティストのシャーロット・マシップによって作成されました。彼女は、ヴェサリウスの解剖図、レオナルド・ダ・ヴィンチの機械、デューラーの彫刻からインスピレーションを得ています。歴史的な参照と現代的な要素を組み合わせることで、ユニークな現代的な作品が生まれます。コンパスボックス・コンフィデンス・アーティスト#11は966本のみリリースされました。
Compass Box Wonder consists of two ‘very old’ single malts: a Highland malt makes up 66% of the blend, and the other 34% is an island single malt. Wonder is a peaty whisky, with earthy and medicinal notes.  
コンパス ボックス ワンダーは2つの「非常に古い」シングルモルトで構成されています。ハイランドモルトがブレンドの66%を占め、残りの34%はアイランドシングルモルトです。ワンダーはピーティーなウイスキーで、土の香りと薬のような香りが特徴です。

Google翻訳による和訳ですが、かなりクオリティ上がりましたよね。上から目線ですいません笑

"Pentalogy"とは「5部作」と言う意味で、その名の通りこの"Wonder"を含む5種類が同時にリリースされています。

・Confidence
・Fortitude
・Generosity
・Wisdom
・Wonder

そして補足すると、このシリーズはラ・メゾン・ド・ウイスキーの創業65周年のために作られたものだそうです。

また、ネットで情報を漁っていると、この"Wonder"は、どうやらタリスカーがキーモルトとして使われているそうです。もう一つのハイランドモルトも非常に気になります。


さて、そんな"Wonder"の味わいですが、これがまた本当に素晴らしい。アンティーク感が漂う「古き良き時代の」シェリー、ウッドが印象的で土っぽさや薬品のニュアンスがバランスよく伝わってきます。

80年代以前のオールドボトルで感じられるような特徴。それを現行品のボトルで表現していると言うのが大変貴重だと思われます。

マスターにオススメして頂かなかったら多分手を出していなかっただろうボトル。素晴らしい出会いでできました。改めて感謝です。


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年8月26日月曜日

BAR:大阪Bar Zumonさんにて

大阪Bar Zumonさんにて。

ずいぶん経ってしまいましたが・・・


Signatory Vintage Small Batch Edition #11 Speyside(M) Vintage 2011 Oloroso Sherry Cask Aged 12 Years
シグナトリー・ビンテージ スモール・バッチ・エディションNo.11 
スペイサイド(M) ビンテージ2011 オロロソ・シェリー・カスク12年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.48.2%

隠すつもりがないだろうってくらいのMでしたね笑

1stフィルのオロロソ・シェリー樽で12年熟成。まさにMそのものって感じの味で、それ以外言葉が出てきませんでした笑

さすがはシグナトリーさんですね。素材の良さを理解し、飲み手のニーズにしっかり応える。

プロですわ笑

現行品のMに物足りなさを感じている方は是非おすすめ。きっとあなたが求めているMが味わえます。

https://amzn.to/3XmzyVq


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2024年7月14日日曜日

第12回Hatsukaichi Whisky Freaks : Gordon & Macphail Distillery Labels LINKWOOD 25 Years Old

忙しさにかまけて、ブログをサボっておりましたら早いもので7月も半分!
猛省して綴ります笑

先週日曜日、七夕の日に開催した第12回Hatsukaichi Whisky Freaks(以下HWF)。

今回は初の岩国開催でした。いつもHWFに参加いただいている方のお店"Second Up"さんを場所提供いただき、総勢13名という過去最多の人数で実施となりました。

改めて、Second Up様およびご来場いただいた皆様ありがとうございました!

今回のテーマは"Gordon & Macphail Distillery Labels LINKWOOD 25 Years Old"。ということで、ゴードン&マクファイル社の歴史やリンクウッドについて熱く語らせていただきました。

写真は参加メンバー撮影

Gorden & Macphail Distillery Labels Linkwood 25 Years Old
ゴードン&マクファイル ディスティラリー・ラベルズ リンクウッド25年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
Alc.43%
輸入:株式会社ジャパンインポートシステム

リンクウッド蒸留所でファーストフィルシェリー樽熟成後、G&Mのリフィルシェリー樽で熟成され、43度でボトリングされたもの。

PXシェリーを感じさせる綺麗な甘さでとても飲みやすかったですね。強いていえば、もう1段階余韻の長さが欲しかった。思いの外、すっと消えるんです。

加水して43%でボトリングされているのも要因かもしれませんが。

後味はウッディなニュアンスが強いかなと。


Flower and Animals Linkwood 12 Years Old
花と動物シリーズ リンクウッド12年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
Alc.43%
輸入:有限会社ウイック

今回、G&M25年との比較として用意させてもらいました。こちらのボトルは2022年リリースのロットのようです。

以前、個人的に飲んだボトルとは印象がだいぶ違いました。
シナモンやハニー、ナッツのニュアンスもいろいろ感じられるが、やはり奥から湧いて出てくる「いちごジャム」。

なんだかスパイシーなバニラって感も否めない。

とにかく、美味い!!
こんな感じで大興奮でしたが(笑)、「いちごジャム」は無くなってたなぁ。「スパイシーでバニラ」が印象的には今回は強く感じました。

という具合で、12年はほぼシェリー樽感が感じられなかったのに対して、G&M25年はシェリー感がしっかり感じられて違いは顕著でしたね。

昔飲んだあの「いちごジャム」感が半端ないリンクウッドを求めて・・・冒険は続きます笑




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2024年6月14日金曜日

The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years


The 10th Anniversary of Bar UK Secret Speyside 2008 Aged 14 Years
Bar UK 10周年記念
シークレット・スペイサイド2008 14年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
Whisky Find
カスクタイプ:リフィル・シェリー・ホグスヘッド
カスクNo.61
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.55.9%
全315本
輸入:キムラ


大阪市北区北新地の入り口にあるBar UKさんの10周年記念ボトル。

春先にマスター直々に購入させていただいたのにアップが遅くなってすいませんでした。

こちらは非常に良心的な価格でマニアックなオールドボトルなどを楽しませていただける、ウイスキー好き必見のお店です。おでんも美味しい。

切り絵師の成田一徹氏に夜ラベルデザインも素晴らしいですね。
「Bar UK」のロゴはTakさんによるものだそうです。

「シークレット・スペイサイド」と表記されている以上、私が勝手に蒸留所の名前を明かすわけにはいきません。

が、「スペイサイドにあるシェリー樽熟成に命をかける家族経営の蒸留所」といえば良いですね。もう、分かりますよね?笑


落ち着いたリフィル・シェリー感と甘み
香り
ラズベリー、カシス、ドライイチジク、ペパーミント、チョコレート、ビスケット、紅茶、ほんの少しナッティ

ウッディでややドライ、ドライフルーツ、甘みと渋みの素敵なバランス、優しいタンニン感

余韻
長すぎるということはない、程よいキレ、柔らかい、ベタベタしない

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはミントや干し草の印象が出てくる。味は相変わらずではあるが甘みが少し増す。余韻は程よい


得点 93点
はい、これは非常に美味しいと思いますよ。高得点。購入させてもらった価格を考えても素晴らしいですね。お店に行けば、「え!?」って価格で飲ませてくれそうな気がする・・・。

改めてBar UKさん、10周年おめでとうございます!!


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年5月23日木曜日

Girvan 2006 Aged 12 Years


Girvan 2006 Aged 12 Years
ガーヴァン2006 12年

スコッチ・シングルグレーン(ローランド)
Berry Bros. & Rudd
蒸留:2006年
瓶詰:2018年
カスクNo.532388/9
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:ウイック

ボトルに書かれている味わいに関する説明文は以下の通り。
This ex-bourbon barrel, single grain whisky has pronounced aromas of vanilla, custard creams and lively citrus. The palate is surprisingly full and oily with waves of coffee cream , spice and juicy lime. On the finish there is a delicate spicy prickle and lingering vanilla. 
このバーボン樽熟成のシングル・グレーン・ウイスキーは、バニラ、カスタードクリーム、生き生きとした柑橘類の顕著な香りを持っています。味わいは驚くほど豊かで油っぽく、コーヒークリーム、スパイス、ジューシーなライムの波が感じられます。フィニッシュには繊細なスパイシーなトゲとバニラの余韻が残ります。
ガーヴァン蒸留所は1963年にローランドで創業したグレーンウイスキーを製造する蒸留所。ウィリアム・グラント&サンズ社が所有。アロスパス式1基、コフィースチル1基、そして最新の減圧式蒸留機が稼働。

1966~75年には敷地内にレディバーン蒸留所が稼働しモルトウイスキーを製造。現在はアイルサベイ蒸留所(2007年〜)が同じように敷地内でモルトウイスキーを製造しています。

グレーンウイスキーの年間生産能力は約1億リットル。とんでもない数字ですね汗

しかも敷地にある熟成庫では300万樽が保管できるそうな。とてつもない数です。


クリーム+オイリー+焦げ感 複雑で面白いグレーン
香り
クリーム、プリン、ほんのりナッツ

オイリー、柑橘を使ったケーキ、焦げ感、燃え滓

余韻
スパイシー、オレンジのアロマオイル、スモーキー

ドロップ・アップ(1滴加水)
オイリーさは少し穏やかになった感じ。でも香りも抑えめになってしまった。複雑さは健在。なんでこんなにスモーキーな印象を受けるんだろうか・・・?

得点 91点
こんなに複雑で面白いシングルグレーンはなかなかないんじゃないかなって思います。なんで「スモーキー」なの?笑

調べてみると、BBRがウクライナ向けにセレクトしてリリースしたカスク#532390は、Laphroaig Quarter Cask Finish(ラフロイグ・クオーター・カスク・フィニッシュ)と言う情報を得ました。

・・・まさかね?笑

でも、このボトルに使われた樽は、まさに連番となるカスク#532388と#532389。実は、#532390のようなフィニッシングがなされていたって言われてもいいぐらいやはりスモーキーです。

それとも隣に並んでたせいで香りが移ってきたのか??笑

・・・謎が深まりましたわ。奥深いものですねぇ。

何はともあれ、一飲の価値は十分あると思います。

武川蒸留酒販売さんのリンク貼っておきます。


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2024年5月19日日曜日

BAR:京都Caamm barさんにて

京都Caamm barさんにて。


Strathisla 2012 Aged 11 Years
ストラスアイラ2012 11年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
THE WHISKYFIND
カスクタイプ:バーボンバレル
カスクNo.1889
蒸留:2012年
瓶詰:2023年
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.54.8%
輸入:キムラ

台湾のボトーラズ・ウイスキーファインドさんのボトルを飲むのは、もしかしたら今回が初めて。

キムラさんによる紹介ページがこちら。
ウィスキーファインドは、2014年に設立されたボトラーズ会社です。
長年ウィスキーに携わっていた創業者のオーディンは、高品質なウィスキーの多文化とのコラボレーションを目的に、独立したボトラーズ会社を台湾にて立ち上げました。ウィスキーファインドが打ち出すウィスキーは全て、高品質であるだけでなく、そのウィスキーの持つ物語性を私たちに伝えてくれます。
いや、違った。思い返すと、以前カークウォールさんでいただいたボトルがありました。


さてさて、今回いただいたストラスアイラ11年ですが、印象としてはこんな感じです。

ドライ、りんご、モルティ。
単に甘いだけじゃないよって感じでバランスが良かったですね。シングルカスクでこれは上出来かと。

ザ・ストラスアイラって感じでもありますが、「ドライ」な部分とかは良い意味で、ストラスアイラのちょっぴり意外な一面を覗かせてもらった気分。



Benchmark Glen Garioch 2010 Aged 12 Years PX Cask Finish
ベンチマーク グレンギリー2010 12年 PXカスクフィニッシュ

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
Murray McDavid
カスクNo.2100879
蒸留:2010年
瓶詰:2023年
Alc.53.4%
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
輸入:ウィスク・イー

ペドロ・ヒメネス(PX)種のみに特化したヒメネス・スピノラ(Ximenez-Spinola)社の1stフィルPXシェリー樽で2年以上フィニッシングをかけた12年もの。

日本市場向けで、ウィスク・イーさんによってセレクトされたものだそうです。

かなり色濃くPXの味が出ていて(もしくは出過ぎていて)、これはもはや「ラム」笑

黒蜜、みたらし、焦げ、砂糖、とろっとした舌触り。
「モルト」じゃなくて「モラセス」だろう!って疑いたくなるけど、これもこれで中毒性があります。

いろんな出会いに感謝です。




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2024年4月6日土曜日

BAR:高槻 福田バーさんにて

大阪府高槻市の福田バーさんにて。


Black Adder Raw Cask 
Blair Athol 2009 Aged 13 Years
ブラック・アダー ロウ・カスク ブレアアソール2009 13年

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
蒸留:2009年7月10日
瓶詰:2022年12月
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.304826
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
Alc.51.7%
ボトルNo.166 / 300

マスターにおすすめをと頼んで出していただいた一杯。

限りなく樽出しに近い状態で提供することをモットーとしているブラック・アダーのロウ・カスク・シリーズ。その証拠とばかりに、瓶内には樽片が入っております。

そんな黒い蛇の中でも今回いただいたのがブレアアソールのホグスヘッド13年もの。

ブレアアソール蒸留所は1798年創業の老舗蒸留所で、南ハイランドのピトロッホリーにあります。現在のオーナーはディアジオ社。ベルなどのブレンデッドに使用されています。

Google Mapから

「花と動物シリーズ」ではカワウソが描かれています。


種類で言うと、ユーラシアカワウソ(別名:ヨーロッパカワウソ)となります。絶滅種とされているニホンカワウソはこのユーラシアカワウソの亜種。高知県須崎市新庄川で1979年に目撃されたのが最後と言われています。高知県出身の私としては、高知県に密かにまだ生き残っているという説を推したい。しんじょう君も推しております笑


ヴァッティング不要論勃発??
さて、話を戻して今回の一杯。
まず非常に甘そうな香り。明確なハチミツいちごジャムナッティな要素もありました。そして口に含むと、柔らかくてマーマレイドを塗ったパンのような感じ。後半にかけてややウッディ。この複雑さはあっぱれですね。シングルカスクですよね?って感じでした。

樽出しだけでここまでクオリティの高い、複雑な味わいが出せるとは。ヴァッティング不要論勃発??笑

これはぜひおすすめです。見掛けられた際は是非。そして、マスターに改めて感謝です。ありがとうございました!!


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2024年3月19日火曜日

BAR:神戸Bar Galoさんにて

神戸Bar Galoさんにて。


The Golden Cask Glencadam 10 yo
ザ・ゴールデン・カスク グレンカダム10年

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
蒸留:2011年9月
瓶詰:2021年10月
カスクタイプ:バーボン
カスクNo.CM232
ボトルNo.215 / 227
アンチルフィルタード
ノンカラーリング
Alc.63.6%

ハウス・オブ・マクダフ社はカンブレー・サプライ社が1994年に使用を開始した、ゴールデンカスクなどを販売するときに用いる別名義だそうです。

ウイスキー業界で40年以上のキャリアを持つ名匠ジョン・マクドゥーガル氏がカスクを厳選し、ノンチルフィルター、ノンカラーリング、カスクストレングスでボトリングされているのがこの「ザ・ゴールデン・カスク」シリーズだそうです。

以前から飲んでみたいボトラーズだと思いながら、ご縁がなく飲めておりませんでした。が、Galoさんにはたくさんのザ・ゴールデン・カスクが並んでおりまして。これは飲まないわけにはいかないなぁと笑

そしてグレンカダムをいただくのもとても久しぶり。
現在、アンガスダンディー・ディスティラリーズ社が所有する東ハイランドにある蒸留所。創業は1825年。

「バランタインの7柱」と言われた以下の蒸留所の一つです。

・プルトニー(ハイランド)
・バルブレア(ハイランド)
・グレンカダム(ハイランド)
・グレンバーギ(スペイサイド)
・ミルトンダフ(スペイサイド)
・スキャパ(アイランズ)
・アードベッグ(アイラ)

現在ではバランタインの主要原酒としては以下がオフィシャルでリリースされていますよね。

・グレンバーギ(スペイサイド)
・グレントファース(スペイサイド)
・ミルトンダフ(スペイサイド)

ふむ。そう考えると、色々面白いですね。もちろん、バランタイン17年がこの3蒸留所だけで作られているわけありませんが。ブレンドの変遷というのは非常に興味深く、探究心を唆られます。

さて、話は戻って今回のゴールデン・カスク グレンカダム。度数が割りかし高いため、甘みよりも刺激が強いのは否めません。が、なんと言ってもクリーミー。

モルティなニュアンスも程よく甘みが出ており素敵。これは飲んだ方が良い一本ですね。

熟成のピークを見極める、というのもウイスキーづくりの大事な仕事だと思いますが、「10年」でしかも「63.6%」というアルコール度数の高さ。これをボトリングしてしまうという心意気。真似できそうで真似できません笑

その味わいの奥深さに、是非皆さん皆さん酔いしれてください。


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2024年3月8日金曜日

BAR:京都Bar Northern Lights Cornerさんにて

京都Bar Northern Lights Cornerさんにて。



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スコッチ・ブレンデッドモルト
コンパスボックス
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
総本数:1512本
Alc.48.9%

スリー・リバーズ創設20周年を記念し、特別にレシピを考案して造られたボトル。日本限定品。コンパスボックスの「ノーネーム No.3」をイメージしてブレンディングを重ね、出来上がったそうです。

公表されているレシピ
・カリラ蒸留所リフィルシェリー樽 39%
・アードモア蒸留所 ファーストフィルシェリーシーズニングホッグスヘッド樽 25.5%
・グレンエルギン蒸留所 リチャーバレル&ホッグスヘッド樽 19.1%
・ボウモア蒸留所 リフィルバーボン樽 5.7%
・ノーネーム No.3 9.4%
・リトアニア市場向け限定品の残りのファーストフィルシェリー樽 1.3%

相変わらず、レシピ公開しているのエグいですよね汗

そして「ノーネームNo.3自体が入ってるんだ!!」っていう衝撃。かつ「リトアニア市場向け限定品の残りのファーストフィルシェリー樽」って何??めっちゃ気になる笑

味わいはフルーティさと力強いスモークが素敵なバランス感覚で調和。どちらかというとややドライなんですが、複雑な余韻。こいつは一本取られましたね。ぜひ飲んでみるべきです!!




Springbank Hand Filled by Y.Tanaka
スプリングバンク ハンド・フィルド・バイ・Y・タナカ

スコッチ・シングルモルト(キャンベルタウン)
瓶詰日:2023年8月5日
Alc.58%

タナカさんがスプリングバンク蒸留所で手詰めされたという代物をいただきました。
※タナカさんはお客様だそうで、店員さんではありません。

スプリングバンクのおそらくホグスヘッド樽かなと思われます。色もまだやわらかい印象のため、10年以下の原酒かと思いますが、スプリングバンクらしいリッチな香水のような香りは出始めているって感じでした。そしてどことなく青臭いというか、よく言えばミントのような清涼感を感じました。

大変勉強になりました。いつもいつもありがとうございます。ご馳走様でした!!

https://amzn.to/4c3g90N
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