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2023年12月24日日曜日

Busker Blended


Busker Blended 
バスカー ブレンデッド

アイリッシュ・ブレンデッド
40%
輸入:ウィスク・イー
バスカー アイリッシュウイスキーは、アイリッシュの魅力であるトロピカルフルーツフレーバーが味わえるウイスキーで、バーボン樽、シェリー樽、マルサラワイン樽の3種の樽を贅沢に使用しています。
また、バスカーを構成する3タイプのウイスキー(シングルモルト、シングルポットスチル、シングルグレーン)のうち、味わい豊かなシングルモルトとシングルポットスチルの構成比の合計が、一般的なアイリッシュに比べて高く、マルサラワイン樽も老舗トップブランドの「フローリオ」の樽のみを使用しています。
このマルサラワイン樽に由来する華やかなフルーツのアロマと柔らかな甘味が加わることで、なめらかでトロリとした口当たりがあり、スタンダードのアイリッシュでは感じられないワンランク上の味わいがお楽しみいただけます。
「2023年を代表するウイスキー」と言っても過言ではないと思いますね。バスカー。日本での人気ぶりはまさに異常な状況で、製造元であるロイヤルオーク蒸留所もなぜこんなに日本で売れているんだ!?という状況だそうです。

なんでも、世界中の売り上げのおよそ半分が日本に集中しているそうです。恐るべし、ウィスク・イー。

最近はスーパーやドラッグストアなどでも普通に取り扱われていますよね。

それまで日本でも一番人気だったアイリッシュ・ジェ○ソンを抜いてしまったそうで・・・怖い笑

そんな飛ぶ鳥を落としまくっているバスカー。

実際飲んでみると、なるほどなーって納得しますわ。この値段でこの味わいかってね。

バスカーを作っているロイヤルオーク蒸留所は、旧称ウォルシュウイスキー。そう、かの"The Irishman"(ジ・アイリッシュマン)"Writer's Tears"(ライターズ・ティアーズ)を作っている蒸留所です。バーナード・ウォルシュ氏が創設。アイルランド南東のカーロウ州に2016年オープン。

ロイヤルオークというのは蒸留所が所在する地名だそうです。

https://royaloakdistillery.com/

フォーサイス社製のポットスチル3基、コラムスチル1セット。地元産のノンピート麦芽で2回蒸留のモルトウイスキー、3回蒸留のポットスチルウイスキー、他にグレーンウイスキーを生産。

なるほどね。調べれば調べるほど好きになるわ笑

特にWriter's Tears(ライターズ・ティアーズ)の美味しさについては先日も述べたところでして。

これはね、ペルノリーカル・ミドルトン蒸留所は割と本気を出さないと日本での復権は厳しいですな。一時的な人気ではない。その品質に裏付けされた人気の高さがバスカーシリーズにはありますわ。

まぁ、生産量の全体像を見れば、ミドルトン蒸留所が本腰上げる必要は今のところないでしょうが。

そもそもジェ○ソンとは味わいの方向性が全く違いますからね。

3回蒸留でライトな味わいを限りなく表現しているジェ○ソンに対して、同じ3回蒸留でもバスカーはかなり味が濃い。

若い樽のエッジが色濃く、それでいて心地よく感じられます。

スコッチに慣れており、かつハイボール文化の強い日本人には特に合うはずです。なるほどね。納得しました。



スパイシーが際立つフルーツ&チョコレート
香り
オーク、ジューシーなフルーツ、ハチミツ、干し草

ミディアムボディ、チョコレート、バニラ、スパイシー

余韻
短めだが十分、ライト、少しヒリヒリする

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは若干ペッパー感が増す。味もホワイトペッパーなスパイス感が加わり、シナモンやアニスも。余韻はかなりヒリヒリ。

おそらく、ストレートもしくはハイボールが最適。ロックはあまり相性が良くない気がします。

ハイボールにしても甘味のエッジが強く、「甘くて美味しいウイスキー」という印象がずっと残る。これは恐ろしい笑

レーダーチャート

結構、偏った印象になりましたね。スパイスとフルーツ(トロピカル)が多めで他は満遍なく高め。ただしフローラル、スモーク、ピート、ハーブはほぼ0に近いというのが特徴的。

得点 80点
あまり高得点でないなーって思われるかもしれませんが、価格帯を考えると十分に及第点。買う価値あり、でしょう。




それでは皆さん、良い夜を。

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2023年12月22日金曜日

BAR:神戸Bar Main Maltさんにて

神戸Bar Main Maltさんにて。

いつもお世話になっている「西の聖地」です。

昨日の記事、西宮の焼鳥こにしさんでいただいたクーリー21年もこちらメインモルトさんの30周年記念のボトルでした。


Blue Spot Aged 7 Years 
Cask Strength
ブルー・スポット7年 カスク・ストレングス

アイリッシュ・シングルポットスチル
ミドルトン蒸留所
Alc.58.7%

Blue Spot’s name was derived from the Mitchell’s practice of marking their maturing casks of whiskey with a mark or daub of coloured paint to determine the age potential of the whiskey. Blue Spot was a 7 year old whiskey, Green Spot (10 year old), Yellow Spot (12 Year Old) and Red Spot (15 year old).

ブルー・スポットの名前は、ミッチェル家がウイスキーの熟成を判断するために、熟成したウイスキーの樽に色付きの絵の具でマークを付けたり塗ったりする習慣に由来しています。ブルー・スポットは7年物のウイスキー、グリーン・スポット(10年物)、イエロー・スポット(12年物)、レッド・スポット(15年物)というものです。

As a colourful history would have it, this revered Blue Spot remained underground until now and its introduction reunites the historical Spot Family for the first time in over 56 years.

多彩な歴史があるように、この崇拝されているブルー・スポットは今まで地下にありましたが、その導入によって歴史的なスポット・ファミリーが 56 年以上ぶりに戻ってきました。
なるほど。ブルーは一番若かったのですね。メインモルトさんには、全カラー揃っておりました。


uncreateさんの説明が日本語でしたし分かりやすかったのでぜひご参考に。

スポットウイスキーは、1800年代初頭、ダブリンのリフィー川のほとりにある有名なミッチェル&サンワイン商人で生まれました。伝説的なラインは1950年代に最後に完成し、グリーンスポット、イエロー、レッド、そして現在はブルーが含まれています。家族に戻った最後のメンバーも117.4の証拠で最も強力であり、バーボン樽、シェリー樽、ポルトガルのマデイラ樽の混合物で熟成するのに時間を費やしています。ブルースポットは数ヶ月前に海外で再発売され、1964年以来初めて米国で利用可能になりました—そしてちょうど聖パトリックの日に間に合いました。
ふむふむ。なんだか分かるようで分らないような汗

ひとまず「56年以上ぶりに復活した」ということを記憶しておきたいと思います。

シングルポットスチルらしい、オイリーさ(良い意味で重たい)とトロピカルな香りと味わい。そしてスパイシー。ドライな感じもして飲み応えがグッド。



Writer's Tears Inniskillin Ice Wine Cask
ライターズ・ティアーズ イニスキリン・アイスワイン・カスク

アイリッシュ・ブレンデッド
カスクNo.560
ボトルNo.004 of 354
Alc.46%

ライターズ・ティアーズのシリーズはとても私の舌に合うようです。以前飲んだスタンダードボトルも非常に美味しかったですし、今回いただいたこの「イニスキリン」さんも抜群に美味しかった。

イニスキリン・アイスワインとは、カナダのアイスワイン。アイスワインについては、wikipediaをご覧ください。

そしてポットスチルウイスキーとモルトウイスキーがブレンドされております。

アイリッシュらしくジューシーな感じで濃厚なんですが、それでいてこのボトルがユニークなのは綿飴のような、スースーして溶けていくラムネのような不思議な食感(?)が舌の横を抜けていくんです。

こんな感覚を受けたウイスキーは今までなかった気がします。新しい出会いに感謝。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年12月21日木曜日

BAR:西宮焼鳥こにしさんにて

西宮焼鳥こにしさんにて。


The Glenlivet Aged 12 Years
ザ・グレンリベット12年

スコッチ・シングルモルト
ピュアシングルモルト表記
750mlボトル
Alc.40%

まず「おすすめをハイボールで」ということで出していただいたリベットのオールドボトル。「おすすめ」のクオリティがエグいですよね笑

「特級」表記はないですが750mlボトル。ですが40度。90年代流通で良いのかな??

まぁ、予想通りと言いますか。美味しくないわけがない!!笑

私の大好きなココロ(ハツ)と共にいただきました。ありがとうございました。


Cooley Aged 21 Years 2001 Bar Main Malt
クーリー21年 バーメインモルト

アイリッシュ・シングルモルト
バレルNo.3085
アンチルフィタード
ナチュラルカラー
Alc.55.6%

神戸のBar Main MaltさんのOPEN30周年を記念した限定ボトル。本当にトロピカルですね。しっかり濃いです。ネギマと相性が良いかどうかは人それぞれwww


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年11月29日水曜日

もうすぐ師走

11月も29日。
一昨日27日は満月で、「ビーバームーン」という名前だったらしい。

十六夜を通り越した今日が、月齢では15.7。
ん?どゆこと??月に関して詳しい人、教えてください笑

なんだか今日の月は少し赤みがかって見えました。18時半ごろ東の空に浮かんでおりましたが。

さてさて、明後日からは12月。あっという間に師走に入るわけですね。

当ブログでは実は一番忙しくなる時期www

というのも、ウイスキー of the yearという2013年から続く悪しき習慣(笑)がありまして。

前年の2022年が第10回ということで、今年は第11回。

んーーー、こんな企画がまだ続いているとは笑

ウイスキー of the yearの中でも、その年のベスト of ベストを決める「ボトル of the year」の受賞ボトルをちょっと遡ってみたいと思います。

2013年
金賞 Bushmills Original (Irish Blended)
銀賞 Benriach 12年シェリーウッド (Scotch Single Malt)
銅賞 Lagavulin 16年 (Scotch Single Malt)

2014年
金賞 The Balvenie Signature 12年 (Scotch Single Malt)
銀賞 The Naked Grouse (Scotch Blended)
銅賞 Tomintoul 10年 (Scotch Single Malt)

2015年
金賞 The famous grouse celebration blend, decanter (Scotch Blended)
銀賞 The Glenrothes Select Reserve (Scotch Single Malt)
銅賞 Strathisla 12年 (Scotch Single Malt)

2016年
金賞 Highland Park 18年 (Scotch Single Malt)
銀賞 Johnnie Walker Green Label (Scotch Blended Malt)
銅賞 Royal Brackla 12年 (Scotch Single Malt)

2017年
金賞 OCTOMORE ochdamr-mor EDITION:07.2 5年 Scottish barley (Scotch Single Malt)
銀賞 Craigellachie 13年 (Scotch Single Malt)
銅賞 Smokey Joe (Scotch Blended Malt)
銅賞 The Glenlivet Nadurra First Fill Selection American White Oak Cask (Scotch Single Malt)

2018年
金賞 Blue Hanger 9th Limited Release (Berry Bros. & Rudd) (Scotch Blended Malt)
銀賞 Bruichladdich BERE BARLEY 2008 (Scotch Single Malt)
銅賞 Kininvie 17年 (Scotch Single Malt)
銅賞 James Eadie’s TRADE MARK ‘X’ (Scotch Blended)

2019年
金賞 Bunnahabhain MOINE (Scotch Single Malt)
銀賞 The Double Single (Compass Box) (Scotch Blended Malt)
銅賞 The Game Of Thrones “The Night’s Watch” Oban Bay Reserve (Scotch Single Malt)

2020年
金賞 Redbreast 12年 (Irish Single Pot Still)
銀賞 Old Particular Braeval 15年(Douglas Laing) (Scotch Single Malt)
銅賞 The Speakeasy Lowland Blended Malt(Douglas Laing) (Scotch Blended Malt)

2021年
金賞 Cragganmore 25年 (Scotch Single Malt)
銀賞 Over An Islay Rainbow 2016(Samaroli) (Scotch Blended Malt)
銅賞 The Naked Grouse (Scotch Blended Malt)

2022年
金賞 Springbank Cask Strength 12年 (Scotch Single Malt)
銀賞 Glenmorangie Signet (Scotch Single Malt)
銅賞 響ブロッサムハーモニー2022 (Japanese Blended)


はい、認めましょう。超スコッチ寄りです笑

スコッチが本当にほぼほぼ占めてまして、アイリッシュが2例、ジャパニーズが1例。

https://d-ksmt.blogspot.com/2021/07/the-naked-grouse.html


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ザ ネイキッド グラウス 1000ml
価格:7,480円(税込、送料別) (2023/11/29時点)


The Naked Grouseが、2014年の頃はブレンデッド・ウイスキーだったんですが銀賞。そして2021年にはブレンデッド・モルト・ウイスキーに変わったわけですが銅賞。

というあたりがなかなか面白いですね。時代の流れや変化を感じながら、かつそれでもどっぷり雷鳥ファンぶりが溢れております笑

そして2022年からは「ネイキッド・モルト」となるわけですが・・・。2022年のベスト3には入らなかったようですね。

でも、最初の最初はアイリッシュのブッシュミルズ・オリジナル、通称「白ブッシュ」から始まっているわけですね。2020年には再びアイリッシュがレッドブレスト12年で金賞に。

https://d-ksmt.blogspot.com/2020/04/redbreast-aged-12-years.html



このあたりの、実は「隠れアイリッシュ好き」ぶりも押さえておきたいポイントです・・・かね??笑

ということで、1ヶ月後の12月末にはウイスキー of the year 2023の記事を書くと思います。今年は誰がボトル of the yearに輝くのか??

ただし、今年は採点方式を取っていて、かつ常に公表しているため、ネタバレではあるのですが笑

皆さんの参考の一つにでもなれれば幸甚です。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年10月8日日曜日

ポケモンカード

最近、息子がポケモンカードに激ハマりしておりまして。

今日は広島某所で開催された小学生以下の大会(といっても3人しかおりませんでしたが)に参加するため家族で出掛けてきました。

カードゲームで子どもたちが戦っている様子をマジマジと見るのは今回が初めて。

年上の子達が初心者の息子に対して優しく説明してくれて、非常に有り難い経験となりました。

私は現在34歳で、ポケモンが始まったのは小学生の頃。と言うことで、ポケモン世代ど真ん中と言っても過言ではない世代ですが、周りの子がポケモンにハマっているのを横目にしながら、野鳥ばかり追いかけておりました笑

ポケモン人気は長生きで、まさか自分の息子がハマるとは。

一緒に見ていると、なんだかこっちが色々揃えてやりたくなって、「これは絶対必要」みたいなことを言って、ついつい買ってしまうわけで。良くできた商売ですね笑


さて、そんなポケモン大会終了後、家族でショッピングをしていたところ、前々から気になっていた(というか何度かイベントで飲んだことがある)BUSKERがゆ○タウンに売っていたので買ってみました。


アイリッシュのブレンデッドウイスキーで、ロイヤルオーク蒸留所で製造されているものです。

他にもシングルモルトやシングルポットスチルもありますね。

このブレンデッドは最も低価格なレンジで、2000円弱で購入できます。

ウィスク・イーさんが輸入している商品ですが、同社的に初めてと言って良いくらいの「量販向け」商材でしょう。最近はスーパーマーケットやドラッグストアなどで、見かけないことがないくらい良く見る。

ペルノ・リカール社が輸入している王道アイリッシュ、ジェムソンよりも価格が安いと言うこともあり、「今最も勢いのあるアイリッシュ」と言って過言ではないでしょう。

ロイヤルオーク蒸留所といえば、個人的にも非常に評価が高い「ライターズティアーズ」や「ジ・アイリッシュマン」の製造元でもあります。

と言うことで、品質の高さは折り紙付きと言うことですね。そりゃ、売れるわ笑

詳しくはまた後日書かせてもらいます。




それでは皆さん、良い夜を。

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2023年9月1日金曜日

BAR:尼崎Bar Half Moonさんにて

尼崎Bar Half Moonさんにて。


Tullamore Dew
タラモア・デュー ストーンジャグ

陶器ボトルのウイスキーってそれだけで存在感があって、飲みたくなりますよね。まんまと罠にハマりました笑

っていうか、お店の罠には毎度ハマっている気がする・・・。いい加減、反省します笑


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

タラモアデュー ストーンジャグ 陶器ボトル 並行品 40度 700ml
価格:5,280円(税込、送料別) (2023/8/30時点)




Pogues Single Malt
ポーグス・シングルモルト

これまたアイリッシュ。いや、この真っ赤なボトル見せられたら頼んでしまいますよね!?これは広島に長く住んでいるせいかな????

シングルモルトとは思えないくらい、スイスイ飲めます。そういう意味でもはや罠www

2023年7月15日土曜日

Waterford "The Arcadian Series" Organic GAIA 2.1


Waterford "The Arcadian Series" Organic GAIA 2.1
ウォーターフォード "ジ・アーケディアン・シリーズ" オーガニック ガイア2.1

アイリッシュ・シングルモルト
50%
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
TERIREOIR CODE.OR02E01-01
輸入:ジャパンインポートシステム

アイルランドの南東部・ウィーターフォードの町に2014年創業。ブルイックラディ蒸留所の元社長であるマーク・レイエニー氏らがディアジオ社のビール工場を買取離、蒸留所に改造。

スチルはスコットランドのインバーリーブン蒸留所(1938-1991年、最終所有者:ペルノリカール社)で使われていたポットスチル2基の他に、コラムスチル1基も所有しておりグレーンスピリッツの製造もできる。

ノンピート麦芽で2回蒸留。蒸留はすべて農家別、品種別に仕込んだウォッシュを分けて蒸留するというこだわりが激しい。ワイン業界からウイスキー業界にも拡大した「テロワール」を実現している数少ない蒸留所。


これが、このボトルの「テロワール・コード」で観ることができるボトルの詳細。恐ろしいね笑

2015年、2016年夏に収穫された大麦で、2017年の第11月(3月ごろ?)に蒸留。瓶詰は2021年8月。世界で30,000本。

んー、ここまでの細部にわたるこだわり。変態なのかな?笑



香り
ほうじ茶、オレンジピール、乾いた土、フローラル、百貨店の化粧品コーナー(1階)、穀物

ミルク様、種、生姜、スパイシー、ドライ、黒抹茶

余韻
一発しかないが長い、ガツンと殴られた感じ(笑)、ドライだが刺激は少なくまろやか

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは学校の机になる(どういう意味?笑)。黒板やチョークのニュアンスが出てくるんですよねぇ。味わいはだいぶ優しくなり、スパイシーさが薄れ、麦の甘味が増す。余韻も落ち着き、平手打ちくらいになる…はず笑

レーダーチャート
ごめんなさい、我ながら気持ち悪いチャートができてしまいました汗
突出しているところと、全くないところが極端に出ているって感じですかね。

得点 83点
といったところですかね。うむ。美味しいですが、またボトルを買いたいかと言われるとそれほどではない。というか、今後の成長に期待したい、という思いも込めて。

でもやっていること、やろうとしていることは非常に面白い蒸留所ですので、今後も応援していきたいと思います!




それでは皆さん、良い夜を。

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2023年4月21日金曜日

BAR:大阪BAR PARKMOREさんにて

大阪BAR PARKMOREさんにて。

大阪・北新地に所在するモルトバーです。この日は、ここからモルトおたくな夜が始まりました。(私は決してモルトおたく、モルト小僧ではありません。ブレンデッドもアイリッシュも大好きなウイスキー博愛主義者です笑)



Fuji Gotemba Distiller's Select Cask Strength
富士御殿場 ディスティラーズ・セレクト カスク・ストレングス

ジャパニーズ・シングルモルト
蒸留:2014年5月
ボトルNo.1238
51%

1杯目と言うことで、おすすめのハイボール(「〇〇なハイボール」とか言うメニューでしたが忘れました笑)を注文したところ作っていただいたのがこちら。

乾いた喉にちょうど良い一杯。ちょうど良いマニアックさ笑

個人的に富士御殿場は、グレーンが非常に美味しくてモルトはあまり評価しておりませんでしたが、このモルトは良いですね。骨太な印象とバランスの良さ。



Method and Madness Single Pot Still Mulberry Cask Finish
メソッド・アンド・マッドネス シングルポットスチル マルベリー・カスク・フィニッシュ

アイリッシュ・シングルポットスチル
46%

"Mulberry"(マルベリー)とは、「桑(くわ)」のことで、このボトルはバーボン・バレルで熟成後、桑樽でフィニッシュをかけたものだそうです。

そもそもこの「メソッド・アンド・マッドネス」とは、アイルランド・ミドルトン蒸留所の実験的なシリーズだそうです。

そのレンジにはシングルポットスチルの他に、シングルモルト、シングルグレーンなどが含まれています。

飲んでびっくりしたことは、アイリッシュというよりバーボンに近いこと。「桑」の要素は個人的にはあまり分かりませんでしたが、逆にバーボンっぽく回帰している(という表現が正しいのか分かりませんが・・・)のかってほどにバーボンぽかった汗

これは、「バーボン樽熟成のアイリッシュやスコッチ」という意味ではなくて、I.W.ハーパーやジムビームのような「バーボン」を指しています。

アイルランドの老舗・ミドルトンの新提案、挑戦的なシリーズというところでしょうか。これは面白い。



William Lawson's (1980s bottle)
ウィリアム・ローソン 80年代ボトル

スコッチ・ブレンデッド
43%

PARKMOREさんで最後にいただいたのはオールドのブレンデッド・スコッチ。

ウィリアム・ローソンといえば、2022年の出荷ベースでスコッチウイスキー第5位。ブランド所有者はバカルディ社、製造元はジョン・デュワーズ&サンズ社です。日本ではより有名なデュワーズやホワイトホースよりも出荷量は上なんですよね。

キーモルトになっているのは、マクダフ蒸留所の原酒。現在はマクダフ蒸留所もバカルディ社がオーナーです。

ウィリアム・ローソンはフランスでよく売れていたそうですが、ロシアや東欧、スペイン、ポルトガルで急激に売り上げを伸ばしているそうです。

現行品はやまやさんではよく見かけますし、普通にオンラインでも購入できます。しかも1,000円台で。

残念ながら現行品の一番安価なレンジは飲んだことがない。13年ものは以前購入した履歴があります。

今回いただいた80年代ボトルは、やはりオールドボトルらしい「湿気っぽさ」「カビやホコリ」は感じますが、これはオールドの楽しみの一つということで。ご愛嬌ですね。

シェリーがやはり贅沢に感じられ、「モルト含有率の高さ所以」とマスターもおっしゃっていましたが、やはり味が濃い。

どうしてもアルコールは少し抜けたような印象はありますが、状態は健全だと思われました。

状態の良いオールドボトルに出会えると、本当興奮しますよね笑



それでは皆さん、良い夜を。

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2022年10月28日金曜日

西宮の焼鳥こにしさんにて

西宮の焼鳥こにしさんにて。


Clonakilty Single Batch Double Oak Finish
クロナキルティ・シングルバッチ・ダブルオークフィニッシュ

アイリッシュ・ブレンデッド
43.6%

クロナキルティ蒸留所は、2018年にアイルランド・コーク州南部の町クロナキルティに設立。同蒸留所の設立者はこの地で8世代に渡って農場を営んできたスカリー家。自社畑で生産された大麦を使用し単式蒸留器で3回蒸留、高品質なアイリッシュ・シングルポットスチルウイスキーを製造。

このダブル・オーク・フィニッシュは、バーボン樽で10年熟成されたグレーンウイスキーと4年熟成されたモルトウイスキーをブレンド。その後、アメリカンオークの新樽とトーストとリチャーしたボルドー産ワインオーク樽にそれぞれ3~6ヶ月間後熟。

なかなかいいプロフィールですねぇ。

爽やかにハイボールでいただきました。これは進む。




Old Heaven Hill 15 Years Old
オールド・ヘブン・ヒル15年

ケンタッキー・ストレート・バーボン
50%

こんな素敵なオールドボトルがあったなんて!
裏側にばっちり"BOTTLED IN BOND"と書かれています。これは熟成4年以上、度数50%で瓶詰されている証。プレミアムの証明です。

こちらをロックでいただきました。バーボンもオールドボトルの方が美味しいって思うのは気のせい?素敵な落ち着きがあった。


Society Single Cask No.121.61 Arran 2002-Pulled pork with chocolate mousse-
ソサエティ・シングル・カスクNo.121.61 アラン2002
-挽いた豚肉とチョコレートムース-

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
蒸留:2002年7月15日
瓶詰:2013年(熟成10年)
カスクタイプ:リフィル・シェリー・バット
61.1%

SMWSのアラン2002(10年もの)。詳しい情報はこちらをチェック。

シェリーらしい素晴らしいバランスとミーティーな力強さ。そして飲み終えた後の残り香が木桶ウォッシュバグそのものって感じで面白かったですね。良い意味で乳酸感も出てました。それにしてもSMWSのサブタイトルみたいなのって分かりづらい・・・おいらにはちょっと解せない世界観です笑

でもこのボトルは美味しかったですよ!こにしさんありがとうございました!!

そして最後の写真は鶏ムネの刺身。こいつは美味!!



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