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2025年4月2日水曜日

Sam Barton Aged 5 Years


Sam Barton Aged 5 Years
サム・バートン5年

カナディアン・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:コルドンヴェール

早いものでもう4月。ソメイヨシノも開花して見るからに春ですねぇ。

さて、今回は何年ぶりかのカナディアン。ラベルに描かれているのはヘラジカの雄で間違い無いでしょう。以前、シカゴに行った際にオグロジカの雄に遠くで威嚇された経験はありますが、こんなヘラジカみたいな鹿だったら太刀打ちできてなかったでしょう汗


こちらが2017年10月撮影のオグロシカ雄。鼻息がすごかった汗

そしてこちらのwikipediaがヘラジカ。サイズが恐ろしい・・・

アメリカ大陸では"Moose"と呼ばれているそうです。こわやこわや。


ボトルの裏ラベルには以下のように説明書きがされています。

A five-year maturation offers woody and floral notes to this Whisky, with hints of vanilla. 
5年間熟成させたこのウイスキーは、木の香りと花の香り、そしてほのかなバニラの香りがします。
翻訳はGoogle翻訳によるもの。余談ですし、何故かの上からですが、Google翻訳のクオリティが格段に上がりましたよね!?笑 修正する必要があるポイントがかなり減った気がします。特にこれまで言語化しにくかった"hint"を「ほのかな」と訳すあたり、レベルがかなり上がっている気がしますね。


カナディアンらしいカナディアン
香り
メロー、春の白い花、ウッディ

スムーズでほのかにウッディ、バニラ、ろうそく

余韻
滑らかな舌触りで余韻は長くなく非常にさらっとしている、アルコール感がなく穏やか

評価 C
ということで可もなく不可もなく。とてもカナディアンらしいカナディアンですね。

5年という歳月を感じさせるのはこの飲みやすさか。個性のなさがかなり際立っていて、逆に面白い。カナディアン入門編としてはお勧めできる一本ですね。変な癖が全くない。カナディアンクラブやクラウンローヤルに通じる要素を存分に感じますし、それら以上に癖がない点が実に興味深いです。これをソーダ割で飲むと、すっきりし過ぎてわけわからん感じがします笑 

アイリッシュのジェムソンの方が煩い感じがする、と思わしてくれるあたりがカナディアンの妙ですね。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

サム バートン 700ml 40度【5,000円以上送料無料】
価格:1,408円(税込、送料別) (2025/4/2時点)


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年3月22日土曜日

Glenturret Peated Edition


Glenturret Peated Edition
グレンタレット ピーテッド・エディション

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
バッチNo.3
Alc.43%
輸入:コルドンヴェール

南ハイランドに位置する「タレット川の谷」を意味するグレンタレット蒸留所。1763年創業というのは現存するスコッチウイスキー蒸留所で最古。当初は所在地の地名であるホッシュ蒸留所という名前だったのが、19世紀後半に現在の名前に改名。

ギネスブックにも掲載されたウイスキーキャット・タウザーでも有名。彼女は1963年-1987年に生きた同蒸留所のウイスキーキャット(大麦を食べる鼠や小鳥をターゲットとして狩りをする猫)として活躍し、その生涯で28,899匹のネズミを捕獲したことでギネスブックに登録されています。

エドリントングループの「フェイマスグラウス」のホーム蒸留所となっていたが、2019年にスイスのアート&テロワール社へ所有者が移行したことで雷鳥のオブジェなども撤去され現在に至ります。現在のオーナーは同社の傘下としてグレンタレット・ホールディング社(ラリックグループ)が所有している蒸留所となっています。


洋梨+シトラスがピートと重なって程よい余韻
香り
洋梨、シトラス、ミント、干し草、ビスケット、土

やわらかくも骨太なピート、バニラ、パン

余韻
程よく長い、少しゼスティ、フルーティーな香りが心地よく抜けていく

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは土や泥炭のニュアンスが強まる。味はウッディさが増して甘さが控えめになる。余韻は相変わらず程よく長いがゼスティさが増す


評価 B
※「得点」という言葉を「評価」に改めました

若いといえば若いんでしょうが、味わいはまとまりがしっかりしていて本当に良くできたボトルだと思います。なんというか「綺麗」。

ハイランドやスペイサイドのピートって、独特の土感があるんですが、このボトルはその土感がいい意味で薄くてやわらかい印象です。フルーティさが際立っていて良いですね。これの10年や12年ものが飲みたいなぁ。

https://amzn.to/4kOchVY

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2025年3月18日火曜日

BAR:福山 船町WHISKYさんにて



Dà Mhìle Organic Springbank 1992
ダ・ミレ オーガニック スプリングバンク1992

スコッチ・シングルモルト(キャンベルタウン)
Alc.46%

瓶詰は2000年。ということは8年ものという認識で良いのかな。いや、7年もののようです。以下のサイトが非常にわかりやすく紹介してくれています。

現在ではよく聞くフレーズの「オーガニック」。オーガニック・ウイスキーというものでは、スコッチのノックニーアンとかも有名ですね。そのオーガニック・ウイスキーの先駆けというのが、このスプリングバンクだということでマスターに出していただきました。やっぱりスプリングバンクって恐ろしいですねぇ。

オールドボトル特有の抜け感は否めないなぁと思いましたが、オーガニック由来なのかな??麦の感じがしっかり感じ取れて、非常に良い印象(とても上から目線www)。

貴重なボトルをいただけて本当に感謝感謝です。



SMWS No.1.88
スコッチモルトウイスキーソサエティNo.1.88

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:1966年12月
瓶詰:1998年9月
熟成:31年
Alc.49.8%

ソサエティのNo.1蒸留所というとグレンファークラスだそうです。このボトルは1998年瓶詰のこれまたオールドボトルですが、なんとも感動的な。飲みながら何度か泣きそうになりました汗

これ以上に言える言葉が見つかりません。多分、飲んだら泣きます笑

福山に行かれた際は是非、船町WHISKYさんへ。


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2025年3月17日月曜日

BAR:松山Bar Con Almaさんにて


松山Bar Con Almaさんにて。

はだか麦ウイスキー ひめの琥珀

ジャパニーズ・グレーン
Alc.63%

ひとまず、「グレーン・ウイスキー」というカテゴリーにさせてもらってます。愛媛県産のはだか麦を使って、新潟の吉田電材蒸留所さんで蒸留したウイスキーだそうです。

オフィシャルサイトはこちら。

商品に関する詳細情報は上のURLから確認ください。

私が個人的に記述したいな、と思ったのはこのウイスキーの余韻の面白さです。

ウイスキーの余韻は通常以下のように私は勝手に分けています。

①最初ぐわっと来て、スッと穏やかに落ち着いていく
②波が2段階で押し寄せる
③波が3段階で押し寄せる

上記の3つに加えて、「長さ」という概念がまた別で加わりますが、概ねこの3つでこれまでは整理することができました。

しかし、今回いただいたはだか麦ウイスキーは、余韻が「螺旋状に落ちていく」という新たな境地を味わうことができました。

波がないという点では、上記の①に似ているようにも捉えられますが、①はあくまで2次元的で、直線的なもので最初上がって徐々に下降線を辿るようなグラフが描けます。それに対して、「螺旋状に落ちていく」というのは、かなり立体的、三次元的な表現です。

これは是非、一度飲んで味わってみてほしい余韻です。味わいも決して悪くないです。どちらかというとちょっとオイリーなアイリッシュに近いような、麦感をしっかり感じられる重厚な味わい。熟成年数の若さは否めませんが、味としてはしっかり乗っていると思います。

そしてその特徴的な「螺旋状に落ちていく」余韻です。かつ、ドロップ・アップ(1滴加水)すると、その螺旋が階段状になり、まさに螺旋階段です。

わかるかなー?笑

ま、そんなはだか麦ウイスキー、お目にかかった際はぜひ楽しんでみてください。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年3月16日日曜日

Jameson Black Barrel


Jameson Black Barrel
ジェムソン ブラック・バレル

アイリッシュ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:ペルノ・リカール・ジャパン


こちらがオフィシャルサイト。

伝統的な3回蒸留を踏襲するアイリッシュ・スムースのど定番ウイスキーである「ジェムソン」シリーズから今回はブラック・バレルをいただいております。

「ジェムソン」シリーズの生みの親であるジョン・ジェムソン(スコットランド・アロア出身)が1780年にアイルランドの首都・ダブリンにボウストリート蒸留所を創設したのは1780年。もともと同地にあった蒸留所を引き継ぐ形で創業したそうです。現在でもアイリッシュウイスキーとして世界一の売上を誇る同ブランドですが、ボウストリート蒸留所自体は1971年に操業停止。「ジェムソン」ブランドはジョン・パワー社に引き継がれ、その後1975年からは新ミドルトン蒸留所で生産されて今日に至ります。

今回の「ブラック・バレル」について、オフィシャルサイトでは以下のように説明されています。
最高級のセレクトバッチウイスキーです。複数の異なるバッチ(ウイスキー原酒、樽の種類、熟成年数)を組み合わせ、豊かで滑らかな味わいを引き出すように巧みにブレンドされたウイスキーです。風味豊かなピュアポットスチルウイスキーとスモールバッチのグレーンウイスキーを使用し、バーボン樽とシェリー樽で熟成しています。バーボン樽には、マスタークーパー(樽職人)の熟練の技によってチャーリングされた、「ブラック・バレル」と呼ばれる樽を使用。この「ブラック・バレル」による熟成が、豊かなフレーバーやアロマを生み出しています。

ジェムソン スタンダードと比較すると、ジェムソン ブラック・バレルはシングルポットウイスキーをより多くブレンドしています。 
なるほど。「ブラック・バレル」とは、チャーリングされたバーボン樽のことを指すようです。そしてスタンダード品に比べてシングルポットスチルウイスキーの割合が高いということが特徴のようです。


スムーズかつクリーミーかつピリッと切れ味
香り
クリーミー、バター、紅茶、焼き林檎、シナモン

バニラ、アーモンド、ウッディ、ほんのりスパイス

余韻
波は立たずスッキリしているがちょっぴり長め、ピリッとしたキレが心地よい

ドロップ・アップ(1滴加水)
スパイシーさは薄れるがウッディが前に出る。アイリッシュらしいオイリーな印象も出る。余韻は少し波立ち複雑さが増す


得点 B
流石にクオリティ高いですね。これでこの価格とは。単純に、個人的にジェムソンが好きだということもあり、エコ贔屓と言われるかもですが笑

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ジェムソン ブラック バレル 40度 箱なし 700ml 正規
価格:3,168円(税込、送料別) (2025/3/16時点)


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2025年3月8日土曜日

The Observatory Aged 20 Years


The Observatory Aged 20 Years
オブザーバトリー20年

スコッチ・シングルグレーン
Alc.40%
輸入:フロンティア物産

まずは、武川蒸留酒販売さんによる説明から。
「デュワーズ」7代目マスターブレンダーのステファニーマクラウド女史が手掛ける、100%バーボン樽で熟成させたシングルグレーンウイスキー。オブザーヴァトリーという名前は、スコットランドの海岸線の多数の灯台と天文台に由来しています。
もう少し情報を探ってみます。
こちらはwhisky.deさんによる説明。
The Observatory was produced at the Macduff distillery. The Speyside distillery lies in the shadow of the Macduff lighthouse, one of many lighthouses along the 16,500 kilometres of Scottish coastline. For 20 years, The Observatory matured there into a full-bodied Single Grain. 
オブザーバトリーはマクダフ蒸留所で生産されました。このスペイサイドにある蒸留所は、スコットランドの海岸線 16,500 キロメートルに渡る数多くの灯台のうちの 1 つ、マクダフ灯台のすぐ近くにあります。オブザーバトリーはそこで 20 年間熟成され、フルボディのシングル・グレーン(ウイスキー)になりました。
上の翻訳は、Google翻訳を使って細かいところは私の意訳です。マクダフ蒸留所はデュワーズを作っているジョン・デュワー&サンズ社(オーナーはバカルディ社)が所有する蒸留所の一つ。

Google Mapから

ちなみに、ハイランド地方からスペイサイド地方を独立させて考えるとき、マクダフ蒸留所はハイランド地方(東ハイランド)に分類される位置にあるので、whisky.deさんの「スペイサイドにある蒸留所」というのはウイスキー文化研究所さんなどの認識とは異なるようだ。

ただ、そんなマクダフ蒸留所でグレーンウイスキーを作っていたなんて。蒸留も行っているのか、キャメロンブリッジ蒸留所とかで製造したニューメークを運んでの樽熟成だけなのか。なかなか興味深いですね。


マクダフ蒸留所 Macduff Distillery
簡単に蒸留所の基本情報を。

東ハイランドに位置する蒸留所で、創業は1960年、蒸留開始は1963年。マクダフとは「ダフの息子」という意味だそうです。ステンレス発酵槽やシェル&チューブ式のコンデンサーなどをいち早く採用した蒸留所としても有名だそうです。

1972年にウィリアム・ローソン社に買収され、その後1993年からバカルディ社(ジョン・デュワー&サンズ社)がオーナーになって現在に至ります。

オフィシャルのシングルモルトは"Glen Deveron"(グレン・デブロン)という名前でリリースされていたそうですが、現在は"The Deveron"(デブロン)という名前で出されています。2016年8月に我が家にもやってきました。

ブレンデッド・スコッチとして出荷量第6位になっているデュワーズとウィリアム・ローソンはどちらも現在バカルディ社が所有するブランドであり、どちらの原酒としても使用されているマクダフですが、ウィリアム・ローソンの方がマクダフ蒸留所との歴史が長いんですね。

それにしてもマクダフ蒸留所で製造されたシングル・グレーン。。。ワクワクが止まらない笑


柔らかくてスムーズ、大人向けのシングル・グレーン
香り
クリーム、ビスケット、バニラ

パン、薄い紅茶、非常にスムーズ、柔らかい舌触り

余韻
少しヒリヒリするが穏やかで長い、ウッディ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはウッディさが出てきて甘さが弱まり若干オイリー。味もボディ感が強まるが余韻はあまり変化がない


評価 B
甘すぎない大人なシングル・グレーン。そもそも子ども向けのウイスキーなんてありませんが笑

とうもろこしとか使ってないんじゃないかな?基本「麦」な印象がする。若干オイリーさを感じたのは、イメージとしてはアイリッシュのシングルポットスチルウイスキーに通じるものがあるような、ないような。

ということで、価格面も含めておすすめできる一本です。シングルモルトやブレンデッドで20年オーバーだと、最近とんでもない価格になりますからね。

モルトに比べると個性はやはり少ないのかなと思うグレーン界隈ですが、このオブザーバトリーは、グレーン・スコッチ界隈では結構特徴的なのかなと思います。


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2025年2月15日土曜日

Bankhall

さて、2月に入っても体調はあまり良くならず・・・。またブログの更新が遠のいてしまいました。申し訳ないです。

今回は、巷でにわかに賑わいを見せている「ブリティッシュ・シングルモルト」について。


Bankhall
バンクホール

イングリッシュ・シングルモルト
Alc.40%
輸入:都商会

ボトルには"British Single Malt"と書かれていますが、分かりづらいのでイングランドとして扱わせていただきます。

Google Map

リバプールよりも北にあるブラックプールにあるバンクホール蒸留所。

こちらがオフィシャルサイト。

2019年創業、2020年に生産開始。オーナー会社はヘイルウッド・インターナショナル社で、どうやらバーボンタイプのウイスキーを作ることもできる設備のようです。

このシングルモルトは、バーボン樽とアメリカン・バージン・オーク(新樽)で熟成させた原酒をヴァッティング。「バニラとトフィーの豊かな香りが特徴」とオフィシャルサイトでも説明されています。

特筆すべきなのはその価格でしょう。武川蒸留酒販売さんでも税込2,450円(2/15現在)と、シングルモルトウイスキーとしては破格。

10年前くらいは、グレンリベット12年やグレンフィディック12年はこれくらいの価格だったよなぁって、思い返すとゾッとしますね笑


本場スコットランドやアイルランドにほど近いイングランドやウェールズも近年は新興蒸留所ブームのようです。

先日刷新された「ウイスキーコニサー資格認定試験教本 中巻 スコッチ編 2025」では、イングランドで32ヶ所、ウェールズで5ヶ所の蒸留所が紹介されています。その中でもこのバンクホールは群を抜いてお求めやすい価格のように思われます。



ライトでバニラとオーク 若々しさが著しい
香り
ライト、ビスケット、トースト、草原

バニラ、麦、オーク、バター飴、若干スパイシー

余韻
フレッシュ、ベタっとした甘みが舌に残る、若々しい

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより柔らかくなり分かりづらい。味はスパイシーさが落ち着きバニラやバターを優しく感じられる。余韻はベタつきが少し軽くなりキャラメルのニュアンスとアルコール感が強まる

評価 E
これは単純に私個人の見解なのですが、本当に若い。若々しさの塊。もう少し熟成を待って飲んでみたいですね。ニスみたいなニュアンスはローランドモルトに似ている特徴かなぁとも思ったり思わなかったり。2000円台という価格を考えるとコスパは良い一本なのかなと思いますが、日本で爆売れしているアイリッシュのバス⚫︎ーと比べてしまうと、どうかな??

色々な取り組みをしている蒸留所なので、今後期待してみたいと思います。


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2025年1月31日金曜日

Glen Rothes 1996 Aged 25 Years (Signatory Vintage Cask Strength Collection)


Glen Rothes 1996 Aged 25 Years 
グレンロセス1996 25年

スコッチ・シングルモルト
Signatory Vintage Cask Strength Collection
蒸留:1996年3月7日
瓶詰:2021年9月20日
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.3147 + 3153
ボトルNo.74 (of 456)
ナチュラルカラー
Alc.50.9%
輸入:ボニリジャパン

患い続けた1月。まさかの「ドライ・ジャニュアリー」を行なっているような日々が続きました。まさか年明けのボトルを1月中にブログに投稿せずに2月に入ってしまうのでは!?と危惧しておりましたが、本日なんとか投稿できることになり安堵しております笑

さて、新年を迎えるにあたり毎年なかなか良い値段のするボトルたちを選んでまいりました。2025年はどれにしようかなぁと考えていたとき、ふとシグナトリー・ヴィンテージのカスクストレングス・コレクションを購入したことがなかった!!ということに気づき、この扁平な撫で肩ボトルが是非欲しいと思い立った次第です。しかし、どの蒸留所のものが良いかなぁと見ていた矢先、大好きな蒸留所の一つ「グレンロセス」の25年ものがあるではありませんか!!ということで即決した次第です。


シグナトリー・ヴィンテージは1988年創業のインディペンデント・ボトラーズ企業。エジンバラのホテルマンから転進したアンドリュー・サイミントン兄弟が設立したボトラーズで、G&Mやケイデンヘッドに次ぐくらいの勢力があった企業です。最近はボトラーズ会社がかなり増えてシグナトリー・ヴィンテージのポジションがどのあたりなのかは分かりませんが、以前から定評があるのは間違いないです。2002年にエドラダワー蒸留所を買収してボトラーズ事業だけでなく、生産者側にもなっています。

シグナトリー・ヴィンテージはアンチルフィルタード・コレクションなど、ボトラーズの中では比較的手を出しやすい価格帯のものが多く我が家でもこれまで結構購入して飲んできました。ただ、この扁平&撫で肩ボトルの高価格帯シリーズは、BARでよく目にする憧れのボトルの一つでもあり、いつかは購入したいと狙っていたものの一つです。


そしてグレンロセス蒸留所。1878年創業のスペイサイドの雄であり、エドリントン・グループが所有する、私にとってはザ・フェイマス・グラウスの根幹でもある蒸留所。この蒸留所のことについて、改めてここでツラツラと書くのも気が引けるので、分かりやすく端的に言いますと私の中でグレンロセスのシングルモルトは「とてもセクシー」なんですよね。ん?逆に分かりづらいか??笑



華やかでウッディ、ビターな余韻
香り
スウィートバニラ、明るい色の花、マンゴー、青リンゴ、ラズベリー、モルティ、紅茶、クルミ、若干オイリー

ビスケット、ビターチョコレート、キャラメル、蜂蜜、ウッディ、革

余韻
3段階に広がり長い、心地よく華やか、木の皮、思いのほかビターでドライ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより甘くなる。味はドライさが増して少しヒリヒリ。余韻もゼスティでビター


評価 A
今年は「得点」ではなく、ABCランクづけにさせていただきます。というのも、得点だとどうしても過去のボトルと比較して相対的なようで絶対的な、なんだか曖昧な評価を付けざるを得ない状況に昨年悩まされまして。ちょっとオブラートに包ませていただきたいと思います。

総じて、評価は「A」で、得点で言うと90-95点といったところですね。もう少し「セクシー」さがあればなぁと求めてしまうのは男の性(サガ)ですかね。個人的な趣味でしょうね笑

ただ、加水はしないほうが吉。カスクストレングスのこの度数ならではの逸品と言えるかと思います。


それでは皆さん、良い夜を。

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