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2026年2月21日土曜日

Edradour 1st Fill Cabernet Sauvignion Casks


Edradour 1st Fill Cabernet Sauvignion Casks
エドラダワー 1stフィル・カベルネソーヴィニヨンカスク

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
蒸留:2012年2月22日
瓶詰:2025年1月22日
年数:12年
カスクNo.705,707,708
ナチュラルカラー
アンチルフィルタード
全1082本
Alc.48.2%
輸入:ボニリジャパン

イタリアのワイナリーであるSt.Michael - Eppan(St.ミッシェル・エッパン)の樽を用いて熟成されたウイスキー・シリーズの一本。

カベルネ・ソーヴィニヨンは世界で一番栽培されている赤ワイン葡萄品種。そのカベルネ・ソーヴィニヨンの樽で12年熟成された原酒のみでボトリングされたのが今回いただいている一本です。

まぁ、どう考えても美味いよね笑 と言いつつ私は元来ワイン樽熟成ウイスキーがやや苦手傾向の人間であることを了承いただきたいです。申し訳ない。

しかし、このエドラダワーは忖度なく美味です。恐ろしい1本です笑


一緒に映っているグラスは1910-1920年代、つまり約100年ほど前のバカラグラスを先日京都で購入したものです。詳しくはまた後日書かせていただきます。

甘くてドライなジャム&ウッド
香り
さくらんぼ、ドライアプリコット、スミレ、チョコレート

爽やかな柑橘、ドライな赤ワイン、ビスケットに塗られたジャム、ウッディでスパイシー

余韻
思いのほか長く少しシルキー、後半にかけてウッディで樽の内側を想起させる、ベリー系のジャムのような甘味も感じられる

ドロップ・アップ(1滴加水)
ウッディなニュアンスがかなり強まる。余韻は焦げた樽感が増す。


評価 B
正直Aか迷いましたが、ちょっと辛めに採点させていただきました。いや、これはワイン樽熟成が単純に苦手なだけで、かなり個人的な感想です。。。悪しからず。

むしろワイン樽熟成好きな方は是非飲むべき一本。苦手な方でも美味しく飲める一本です。是非お試しあれ。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年2月7日土曜日

Glendowan


Glendowan
グレンドーワン

スコッチ・ブレンデッド
J&Gグラント社
Alc.40%
輸入:ミリオン商事

とても分かりやすい武川蒸留酒販売さんの説明がこちら。
J&Gグラント社の現在のオーナーであるジョン・グラントの幅広いネットワークを活かして、スコットランド各地から多彩な原酒を調達し、熟練のマスターブレンダーがレシピを作り上げました。今回、伝統的なレシピはそのままに、一新されたラベルデザインで日本市場を皮切りにリリースが再開されました。
レシピの詳細は非公表ですが、20種類前後のモルト/グレーンウイスキーがブレンドされたグレンドーワンは、伝統あるJ&Gグラント社の名に恥じない高品質なブレンデッド・スコッチウイスキーです。

<テイスティングノート>
香り:上品なピートのスモーク感やドライフルーツの優しい甘味を感じる深みのある香り。
味わい:しっかりしたボディで飲み応えがありながら、スムースな口当たり。
フィニッシュ:適度なスモーキーさが余韻に向かって心地よい甘味と調和し、穏やかながらじんわりと長い満足感のある余韻が残ります。

ーJ&Gグラント社ー
1870年にジョンとジョージ・グラントの親子が設立。現在に至るまで家族経営を続け、創業当初からグレンファークラス蒸留所を所有・運営しています。現在のオーナーは、5代目となるジョン・LS・グラント氏です。J&Gグラント社は、ブランドとしてシングルモルトの「グレンファークラス」、ブレンデッドスコッチの「グレンドーワン」をリリースすると共に、シングルモルト/ブレンデッドスコッチの「リズモア」ブランドを有するウィリアム・ランディ社を子会社としています。

グレンファークラス蒸留所でお馴染みのJ&Gグラント社が製造しているブレンデッド。グレンファークラスの原酒が入ってないってことはまずないと思われます。ノンヴィンテージとはいえど、上質でリッチなシェリー感と柔らかいピート感。もともと1980年代にドイツ向けに初めてリリースされたものだそうです。その後2024年に伝統的なレシピのまま、一新されたラベルデザインで日本市場を皮切りにリリースが再開されたのだとか。

しかもこの8年ものが数量限定でリリースされることがつい先日発表されました。これもこれで気になる。3800円という値ごろ感も良いですね。


武川蒸留酒販売さんの説明にも書かれているように、J&Gグラント社は子会社にウィリアム・ランディ社を所有しており、このランディ社が製造しているのが「リズモア」ブランド。リズモア18年を飲んでいた2016年の記事が見つかりましたのでリンク貼っておきます。


この時は坂本慎太郎さんの3rdアルバム「できれば愛を」を聴きながら綴っていたようです。今日は同じく坂本慎太郎さんの先月発売された5thアルバム「ヤッホー」を聴きながら綴っております笑


リズモア18年って結構美味しかった記憶があります。当時の私の感想も高評価ですね。
今月飲んできたポート・シャーロットやストラスミルといったシングルモルトではなく、ブレンデッドを1本と思って購入。18年ものにしてはお手頃な価格だったし。しかし、このリズモアが本当に美味い。香りはピーティーでもありながら干し葡萄っぽい。味わいは干し葡萄の乾いた果実味とライトなピート。甘すぎないべっこう飴みたいな余韻。なんだこれ。ハマる。「おいしいブレンデッド飲む?」とか言われてこれ出されたら、それこそ色んな意味でハマっちゃいそうだ。お気に入りの雷鳥さんやジョニーさん、それにブレンデッドといえば有名なバランタインさんやシーバスリーガルさんみたいな華やかさはない。際立った個性はない。うむ。やっぱり何度か繰り返して口に運んでみて、一番印象に残るのは「べっこう飴」だ。無駄に甘すぎない素朴な甘さ。どこか懐かしい。出張先のバーでこれ出されたらなかなかホテルに戻れそうにない笑
結構ベタ褒めしてますね。気のせいかもしれませんが、方向性としてはグレンドーワンもリズモアに近いのではないかなと思います。比較してみると、ピートはグレンドーワンの方が軽めな印象です。記憶が正しければ笑


穏やかなドライフルーツとピートスモーク、リッチで落ち着いた大人のブレンデッド
香り
ドライフルーツ、柔らかなピートスモーク、シェリー、ナッツ

ふくよかでシルキーな舌触り、ドライプルーン、干し葡萄、ダークチョコレート、バター

余韻
リッチで柔らかいピート香が程よく長い、穏やかでどこか懐かしい、柑橘的な甘みも加わる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは少しりんごのような瑞々しい感じが加わる。舌触りが相変わらず柔らかく穏やかな膨らみ。余韻は少しシェリー感が増し樽香も強調される。


評価 B
値段のことを考えても、かなりお勧めできる一本ですね。8年ものとかめっちゃ楽しみ。間違いなく買うと思います笑 

個人的に敬愛しているザ・フェイマス・グラウス・シリーズに比べると「甘み」とTHE「シェリー感」はやや控えめな印象ですが、「良い仕事してますね」という感じが強いですね。ウイスキーソーダにして醤油ベースの鍋を食べましたが、これまた合う。是非お試しあれ。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

グレンドーワン 40度 700ml MKO【ウイスキー 】
価格:2,002円(税込、送料別) (2026/2/7時点)


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年1月31日土曜日

Nectarosity


Nectarosity
ネクタロシティ

スコッチ・ブレンデッド
コンパスボックス社
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:THREE RIVERS

オフィシャルサイトはこちら。

詳しい説明は武川蒸留酒販売さんがわかりやすいです。
数年前までリリースされていたアサイラの後継版、グレーンも使用したブレンデッドウイスキー。
香りはレーズンとバニラ、ボディはソフトでハニー&レーズン、奥からアプリコットやシナモン、フィニッシュはスパイシーで綺麗に続きます。ブレンデッドウイスキーのソフトなボディにテイストはしっかりリッチで見事なブレンド、想像以上にシェリーカスクのニュアンスがあってリッチです。

<モルト使用比率>
キャメロンブリッジ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 15.1%
キャメロンブリッジ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 1.2%
キャメロンブリッジ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 2.4%
キャメロンブリッジ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 1.1%
ガーバン蒸留所(アメリカンオークホッグスヘッド) - 10.5%
ガーバン蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 5.4%
クライネリッシュ蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 12.1%
バルメナック蒸留所(ファーストフィルバーボンバレル) - 7.1%
クライネリッシュ蒸留所(セカンドフィルヴァージンアメリカンオークバレル) - 10.7%
リンクウッド蒸留所(リフィルシェリーパンチョン) - 11.8%
リンクウッド蒸留所(ファーストフィルパロコルタドシェリーバット) - 22.6%

<テイスティングノート>
活き活きとしてハニー、茹でた洋梨、桃&ライチ、後からジューシーなアプリコットとパイナップルが口中で弾け、トフィー、バニラにバタースコッチソース、フィニッシュでシナモンロールが長く続く。

原文まま。ふむふむ。モルト使用比率とありますが、キャメロンブリッジとガーバンはグレーンですね。つまり35.7%がグレーン原酒で64.3%がモルト原酒ということで間違いなさそうです。この比率は昔々にスコットランドで言われていた黄金比=モルト65:35グレーンを意識したものなんじゃないかなと、ふと思いました。

オフィシャルサイトによる説明は以下の通り。
※翻訳はGoogle翻訳の協力によります。

WHISKY MEETS PATISSERIE
ウイスキーとパティスリーの融合

Behind the most exquisite patisseries are test kitchens of invention. Places buzzing with energy where chefs obsess over every flake of fractured crust, every curl of custard cream.

Part artistry, part alchemy, this is mastery at work. And when their experimentation creates a true harmony of flavour, it has to be shared.

Because generosity drives this endeavour. If nectar is the food of the gods, and joy comes from celebrating with others, then we need a new word for that irresistible urge.

And that word is ‘Nectarosity’.

最高級のパティスリーの裏には、発明のテストキッチンがあります。活気に満ちた場所で、シェフたちは砕いたクラストの一枚一枚、カスタードクリームのカール一つ一つにこだわります。

ある意味芸術的であり、ある意味錬金術的でもある、まさに熟練の技が光ります。そして、彼らの実験が真の味のハーモニーを生み出した時、それは共有されなければなりません。

なぜなら、この努力を駆り立てるのは寛大さだからです。もし蜜が神々の食べ物であり、喜びが共に祝うことから生まれるなら、この抑えきれない衝動を表す新しい言葉が必要です。

そしてその言葉は「ネクタロシティ(蜜源性)」です。

・・・謎が深まった?笑


創業者ジョン・グレイサーが去った新生コンパスボックスの"Core Collection"(コア・コレクション)は、このネクタロシティオーチャード・ハウスをはじめ、他にザ・ピート・モンスタークリムゾン・カスクスアーティスト・ブレンドグラスゴー・ブレンドがあるわけですが、このネクタロシティアーティスト・ブレンドグラスゴー・ブレンドのようなブレンデッドスコッチに該当します。つまりモルトとグレーンが使われているというわけです。

※ちなみにそれぞれのブランドのリンクは過去に私が飲んで綴ってきた記事のものですが、現在はパッケージも変更されており、現行品の参考にはあまりならないと思われます。悪しからず。

武川蒸留酒販売さんの説明に「アサイラの後継版」とあるのでアサイラと比較してみるのは面白いかもです。

アサイラ「モルト原酒はリンクウッドとクラガンモア、グレーンはカンバスを使用し、いずれもバーボン樽熟成」されていたのに対して、ネクタロシティはクライヌリッシュやバルメナックのバーボン樽やアメリカンオーク樽、リンクウッドのシェリー樽をモルト原酒として使用していたり、グレーン原酒もキャメロンブリッジとガーバンのものを使用しています。といった具合にかなり内容が違うものなので、単に後継版というのは難しい気がします。

比べると味わいの輪郭と言いますか、特徴の出方としてはネクタロシティに軍配が上がるかなと。


蜂蜜と焼き菓子、そこにスパイシーが加わって口の中が賑やか
香り
焼いた柑橘、洋梨、桃、ドライアプリコット、焼き菓子、ケーキの固いところ、蜂蜜

柑橘が上に乗ったナッツ系のケーキ、南国のフルーツ、後半にかけてスパイシー

余韻
シナモンパウダーを振りかけたケーキ、ウッド感が穏やかに広がって長い

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより「焦げ感」が強まり焼き菓子のニュアンスが強調される。口に含むとさらにスウィート。口の中に広がるとろけるような甘み。まさに蜂蜜のニュアンス。余韻はアルコールのアタック感がやや強くなるが、相変わらず甘みと穏やかさに包まれる。


評価 B
この味わい深さ、広がり方は流石ですね。正直、個人的な意見としてはコンパスボックスの現在の"Core Collection"(コア・コレクション)の中で一番好きな一本かなと。クリムゾン・カスクスも美味しかったですしザ・ピート・モンスターも捨てがたいところですが、複雑さという点で完成度は抜群な気がします。

フルーティな甘みを強調したオーチャード・ハウスもBARなどで非常に高評価を得ていますが、このネクタロシティは是非飲んでみていただきたい一本ですね。

やはり65:35の黄金比が素晴らしいバランスなのかもしれません。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年1月17日土曜日

Claxton's "Exploration Series" Invergordon 16 Years Old


Claxton's "Exploration Series" Invergordon 16 Years Old
クラクストンズ "エクスプロレーション・シリーズ" インバーゴードン16年

スコッチ・シングルグレーン
蒸留:2006年6月14日
瓶詰:2023年3月15日
樽タイプ:マデイラ・バリック
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
Alc.50%
クラクストンズ・スピリッツ
輸入:ウィスク・イー

こちらがクラクストンズ・スピリッツのオフィシャルサイト。

わかりやすいので、武川蒸留酒販売さんの紹介ページをどうぞ。
クラクストンズスピリッツは英国・ヨークシャーに本拠を置く、2011年設立の家族経営のインディペンデントボトラーで、良質なシングルカスクボトリングを輩出しています。

「エクスプロレーション シリーズ」は、多様な樽で熟成されたウイスキーが持つ豊かなキャラクターを生かすため、一般的な加水タイプより高いアルコール度数50%でボトリングされたシリーズです。「探検・探求」を意味するこのシリーズのラベルには、ボトルに詰められたウイスキーの蒸溜所を示す座標(緯度、経度)がコンパスのデザインと共に記されています。ブレンデッドタイプはこの座標からメインに使用されているウイスキーの蒸溜所を見つけることが出来ます。

「インバーゴードン 16年 2006」は、マデイラ樽由来のキャラメルの風味が楽しめるシングルグレーンです。

<テイスティングノート>
香り:甘く、バタースコッチやキャラメルビスケット、バニラ、アニスシードが広がります。
味わい:ハチミツやバタースコッチ、キャラメルの柔らかで甘い味わいに温かみのあるオークスパイスが混ざり合います。

確かに、ボトルに「北緯57.694度 西経4.154度」という文字とコンパスのイラストが書かれています。これがインバーゴードン蒸留所の場所ということで間違いなさそうです。ちなみにボトル上部に書かれている「北緯55.14度 西経3.66度」というのは、クラクストンズ・スピリッツのオフィス所在地ということのようです。

Google Mapから

インバーゴードン蒸留所といえば、エンペラドール・ディスティラリーズ社(フィリピン)傘下のホワイト&マッカイ社が所有するグレーン蒸留所で、1959年設立。数少ないハイランドに位置するグレーン蒸留所でもあります。1965~1977年には同所にベンウィヴィス蒸留所(モルトウイスキー製造)も稼働していた場所だそうです。


このシリーズがユニークなのは、キャップ上側にキャップサイズのコインが同梱されていること。最初、何のことなのかさっぱり意味がわかりませんでした笑

オフィシャルサイトの説明によると、この「コインコレクターズ」というシリーズで、コインを5枚集めると同シリーズの商品を大幅割引で購入することができるそうです。集めようかな?


さて、今回いただいているインバーゴードン16年は、マデイラワインのバリックサイズ樽で熟成されたもの。

バリック樽とは一般的にワインの熟成用に製造される樽で、容量は約225L。バーボン樽(180~200L)よりもやや大きく、バーボン樽を解体して生成されるホグスヘッド樽(220~250L)とほぼ同サイズになります。

またマデイラワインとは、北大西洋に浮かぶポルトガル領マデイラ諸島で作られる酒精強化ワイン。シェリーワイン、ポートワインと並んで3大酒精強化ワインの一つに挙げられています。

 Google Mapから

改めて地図で見ると、なかなか遠いですね汗 ちなみにマデイラ諸島からグッと南下したところにカナリア諸島があります。そう、あの素晴らしい歌声で有名な鳥・カナリアの原産地です。ただ、調べてみるとマデイラ諸島にも生息しているようです。行ってみようかな?笑


焼き菓子と柑橘、焦げ感強め
香り
マーマレード、ハーブ、ビスケット、バター、ひんやりしたスパイス、おこげ

焦げた樽、苦味、キャラメル、アップルパイ、食パン、マーガリン

余韻
想像以上に長い、ワインっぽいタンニンの舌触り、少しハーバルなバニラの甘みが舌の上で弾ける

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはバニラ感が増し、グレーンらしさが際立つ。味わいは相変わらず焦げ感が強い。余韻はやや柔らかくなり飲みやすくなる

評価 C
シングル・グレーンの中では非常に変わり種なのかな。樽もマデイラですし。単純にグレーンを求めてしまうと「なんだこいつ〜?」ってなってしまうので、個性の強めなボトルってことを念頭に置いてチャレンジした方が良いかと。熟成が長いこともあって、アルコール度数を感じさせない仕上がりは流石。



それでは皆さん、良い夜を。

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2026年1月11日日曜日

Redbreast Aged 21 Years


Redbreast Aged 21 Years
レッドブレスト21年

アイリッシュ・シングルポットスチル
Alc.46%
輸入:ペルノリカールジャパン

新年あけおめの一杯。2026年はレッドブレスト21年にさせていただきました。

思い返せば、社会人1年目の2012年正月から、毎年正月は高価なウイスキーで始めるということを続けております。

年初めのウイスキーはこれまでこんな流れで来ております。

2012年 Johnnie Walker BLUE スコッチ・ブレンデッド
2013年 Ballantine's 30年 スコッチ・ブレンデッド
2014年 Royal Salute 21年 スコッチ・ブレンデッド
2015年 The Macallan 18年 スコッチ・シングルモルト
2016年 The Famous Grouse 30年 スコッチ・ブレンデッド
2017年 Royal Household スコッチ・ブレンデッド
2018年 Blue Hanger 9th Limited Release スコッチ・ブレンデッドモルト(BB&R)
2019年 The Double Single スコッチ・ブレンデッド(コンパスボックス)
2020年 Usquaebach "An Ard Ri" スコッチ・ブレンデッドモルト
2021年 Over An Islay Rainbow 2016 スコッチ・ブレンデッドモルト(サマローリ)
2022年 Glenmorangie Signet スコッチ・シングルモルト
2023年 Phenomenology スコッチ・ブレンデッドモルト(コンパスボックス)
2024年 The Perspective Series No.1 25年 スコッチ・ブレンデッド(BB&R)
2025年 Glen Rothes 1996 25年 Cask Strength Collection スコッチ・シングルモルト(シグナトリーヴィンテージ)
2026年 Redbreast 21年 アイリッシュ・シングルポットスチル

ということで、かなりの偏重ぶりが見て取れます笑

なんと、今回のレッドブレスト21年は、初のスコッチ以外での選出というわけです。以前からアイリッシュのシングルポットスチルウイスキーはとても好みだと言っていたわけですが、まさか年初めは今回が初とは。

さて、気を取り直して。「シングルポットスチルウイスキー」とは?
簡単に説明しておきたいと思います。

・アイルランド内の単一蒸留所で製造
・原料にモルト(大麦麦芽)と未発芽大麦をそれぞれ最低30%以上使用
 ※ピーテッド麦芽は使用禁止
・その他の穀物(オート麦、小麦、ライ麦など)を最大5%まで使用可
・糖化は大麦麦芽に含まれる酵素によって行う
・単式蒸留器で通常3回(2回でも可)蒸留
・アイルランド国内、700L以下の木製樽で最低3年間熟成
・ボトリング時のアルコール度数は最低40%
・添加物や着色料を含まない(カラメル着色は可)

ポイントは、「連続式蒸留機は使えない」「ピート麦芽は使えない」といったところでしょうか。歴史的にはモルトウイスキーで使用するモルトに対して当時の宗主国であるイギリスが高い税をかけたので、モルト以外の原材料を混ぜて製造するようになったのが始まりだそうです。

また、レッドブレストはモルト、未発芽大麦のみを原料としており、その他の穀物は含まれていないようです。これが旧来の「シングルポットスチルウイスキー」であるという主張もあるそうで、その他の穀物を含んでいたり、最近ではピート麦芽を使って製造する業者も出てきていて、アイリッシュの現場では「シングルポットスチルウイスキーの定義論争」が繰り広げられているとかいないとか。


そして"Redbreast"という名前。これは直訳すると「赤い胸」ヨーロッパコマドリ(Robin ロビン)を指します。

wikipediaから

正式には登録されていないようですが一般的にイギリスの国鳥とされている小鳥です。ちなみにアイルランドの国鳥はミヤコドリ。

アイリッシュなのにヨーロッパコマドリをわざわざ描いているのは不思議だなぁと思って調べてみたところ、こちらのサイトに詳しく経緯が書かれておりました。

要点をまとめると、レッドブレスト・ブランドを製造したのはイギリスのギルビー社(ギルビージンで有名)ギルビー社の会長が大の鳥好きで、鳥の名をつけたということだそうです。なるほど。気が合いそうな気がする笑


レッドブレストのオフィシャルサイトはこちら。

はい。蘊蓄はここまでにして、テイスティングコメントを綴っておきたいと思います。

アイリッシュウイスキーの一つの完成形
香り
クリーム、オイル、バニラ、焦がした樽香、ナッティ、ドライフルーツ

焼いたトロピカルフルーツ、バニラ、シェリーを纏ったウッド、舌触りはメローだが後半にかけてスパイシー

余韻
オイリーだがスパイシーなおかげでベタベタではない、クリーミーで柔らかい甘みが広がる、ピートを炊いていない麦芽や大麦の含み香が広がる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは焦げ感が強まるが口に含んだ際の甘みは増し、スパイス感はやや薄れる。と思っていると余韻でスパイスが強く出てきて変化に富んで面白い。

評価 S
これは素晴らしい出来栄え。この半分が木製の箱に入れて保存してちびちび少しずつ消費していきたいと思います。と言いながら、この後ソーダ割も飲んでみようと思ってます笑

アイリッシュウイスキーの一つの完成形と言っても良いのではないでしょうか。評価"S"は実は2025年では1本も出さなかった評価。ということは、昨年飲んでたら間違いなく、ボトル of the yearだったことになります。それくらい、「完璧」に近いウイスキーなのではないかなと。この味わいの変化、複雑さが素晴らしいですね。

これは是非みなさん味わってみてください。

https://amzn.to/3Ne4QLo


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年12月31日水曜日

ウイスキー of the year 2025 -後編-

みなさん、こんばんは。

さてこの企画もいよいよクライマックス。「ボトル of the year」の発表を残すのみとなりました。

⑥ボトル of the year 金賞・銀賞・銅賞
ボトルを買って家で飲んだ中から、これは本当に美味い!!って思ったベスト3。これぞまさに「ウイスキー of the year」の本質です。

という内容で、今年購入したボトルの美味しかったBEST3を決めるというとてもシンプルなものです。


・・・と、その前に個人的に今年一年を振り返っておきたいと思います。TVCMみたいな内容ですいません笑

思い返せば、今年は体調不良に苦しんだ一年でした。実家から帰ってきて早々にマイコプラズマ気管支炎を患い1月は合計で約2週間ほど寝込んでました。4月にも風邪をひき、8月、10月、12月と結構な頻度で熱を出して倒れ込んでしまいました。体調管理の強化は必須です。

次に、2月に受験したマスターオブウイスキー2次試験に不合格。これはなかなかショックでしたが、バネにして来年取りに行きます。受験でいうと浪人生というやつですかね。ここは性根入れて頑張ります。

野鳥でいうと、今年は見にいく機会がだいぶ減ってしまいましたが、人生初の宮古島で台風予報の中、奇跡的な晴れ間に鳥見を行えたことはかなり良かったです。ズグロミゾゴイ、キンバトとの出会いは一生忘れないものになるでしょう。

音楽でいえば、プレパラートのコンサートに2度ほど参加させていただきました。できる範囲で続けていきたいと思っております。

畑は夏場の猛暑で夏野菜などが不作でしたが、アスパラガス、大根などは昨年よりもできました。特に大根は豊作。新たにチャレンジしたごぼうが収穫できたのもグッドな案件。そして二条大麦も収穫し、この秋にまた種まきを行ったところです。二条大麦は思っていたほど収穫量がなかったので、撒き方を変更して再チャレンジしているところでもあります。

二条大麦

ということで、来年はマスターオブウイスキー合格と3年目になる畑の収穫量アップ、この辺が個人的に大きな目標ですね。気合い入れていきます。


では本題。

◾️ノミネートボトル
<SCOTCH Blended> 2本
・The Deacon
・Johnnie Walker Black Ruby

<SCOTCH Blended Malt> 3本
・Fable Aged 8 Years Batch 3 "The Captains Daughter" Pendulum Spirits Limited
・Lost Distillery Archivist's Selection Lossit
・Crimson Casks Compass Box

<SCOTCH Single Malt> 6本
・Glen Rothes 1996 Aged 25 Years Cask Strength Collection / Signatory Vintage
・Glenturret Peated Edition
・Ballindalloch Vintage Release 2015
・The Un-Chillfiltered Collection Caol Ila 2007 Blogger's Select by Shinanoya / Signatory Vintage
・Laphroaig Oak Select
・The Octave Bunnahabhain 2014 / Duncan Taylor

<SCOTCH Single Grain> 2本
・The Observatory Aged 20 Years
・Loch Lomond Single Grain

<IRISH Blended> 2本
・Jameson Black Barrel
・Jameson IPA Edition

<IRISH Single Pot Still> 1本
・Boann Single Pot Still Marsala Cask

<IRISH Single Malt> 1本
・The Sexton

<ENGLISH Single Malt> 1本
・Bankhall

<CANADIAN Blended> 1本
・Sam Barton Aged 5 Years

<JAPANESE Blended> 1本
・ブレンデッドジャパニーズウイスキーSOGAINI

<WORLD Blended> 2本
・Nikka Frontier
・White Oak あかし Sherry Cask

ボトル of the year 銅賞
Glen Rothes 1996 Aged 25 Years Cask Strength Collection / Signatory Vintage


グレンロセス1996 25年

スコッチ・シングルモルト
Signatory Vintage Cask Strength Collection
蒸留:1996年3月7日
瓶詰:2021年9月20日
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.3147 + 3153
ボトルNo.74 (of 456)
ナチュラルカラー
Alc.50.9%
輸入:ボニリジャパン

香り
スウィートバニラ、明るい色の花、マンゴー、青リンゴ、ラズベリー、モルティ、紅茶、クルミ、若干オイリー

ビスケット、ビターチョコレート、キャラメル、蜂蜜、ウッディ、革

余韻
3段階に広がり長い、心地よく華やか、木の皮、思いのほかビターでドライ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより甘くなる。味はドライさが増して少しヒリヒリ。余韻もゼスティでビター
2025年、年明けの1本だったグレンロセス1996です。やはりロセスは美味しい。しかし年々、あの「セクシー」なロセスに出会えなくなっている気がするのはなぜなんでしょうか?このボトルも「セクシー」さがもう少しあれば完全に金賞だったと思います。欲を言えばですが。とはいえ銅賞おめでとうございます!

ボトル of the year 銀賞
Lost Distillery Archivist's Selection Lossit


ロスト・ディスティラリー アーキヴィスト・セレクション ロシット

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.46%
輸入:マツダ

香り
泥炭、タバコ、革、芝生

柑橘、シナモン、タバコ、ビターチョコレート、アーモンド

余韻
穏やかでかつ厚みのあるスモーク、柔らかくミルキィ、少しゼスティ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはタバコが落ち着くが口に含むとタバコが強調され、吸ったことがほぼない葉巻が吸いたくなる笑 シナモンのようなスパイシーなニュアンスが加わり紅茶のようなタンニン感が口に残る。
今はなき蒸留所の味を再現するというコンセプトでリリースされている「ロスト・ディスティラリー」シリーズ。今回のこのボトルはアイラ島にかつて存在したロシット蒸留所の味を再現したもの。

もしかして、コンセプトウイスキーがすきなのかな!?笑
コンパスボックスとか好きですしね。。。

とはいえ、シガーとミルキィが共存した、現存するアイラモルトと似ていて非なるものというニュアンスが非常に面白い一本でした。もちろん大変美味。多分、来年もこのシリーズのボトルを購入すると思います。完全にハマってしまいましたね。銀賞おめでとうございます!


ボトル of the year 金賞
The Octave Bunnahabhain 2014 / Duncan Taylor


ジ・オクタブ ブナハーブン2014

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
ダンカンテイラー社
熟成:8年
カスクNo.3834665
オクタブ熟成:5ヶ月
瓶詰:2023年
Alc.54.7%
ボトルNo.26 / 92
輸入:ウィスク・イー

香り
プラム、ラズベリー、ドライプルーン、トースト、コーヒー、革、キャラメル、ピート、クローヴ

スモーク、ソーセージ、泥炭、ナッツ、柑橘

余韻
程よく長い、スモーキーでオイリー

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはよりスモークが強まる。ミーティーな印象と淡い泥炭とベリー。余韻はより長く煙ったい。
ということで、今年の金賞はオクタブ ブナハーブン2014。これは個人的なドストライクでした。2019年にウイスキー of the year金賞となったBunnahabhain MOINE(ブナハーブン モアンヌ、2023年銀賞のArtist Collective Bunnahabhain 11 Years Old 2007(アーティスト・コレクティブ ブナハーブン11年 2007というように、ブナハーブンのピーテッドタイプは私の好み。完全な好み。この件に関してはクレームも受け付けます笑

ダンカンテイラー社の「ジ・オクタブ」シリーズは以前からずっと気になっていたシリーズ。通常の8分の1サイズ(バットに対して50L)の樽で熟成させたシングルモルトはどんな味だろうと思いながら手を出せずにいました。そんな中、大阪の英国フェアで出会ったのがこのボトル。決め手はやはりピーテッドタイプのブナハーブン。それはハズレないでしょう、という目論見で購入したわけですが、ドストライク過ぎました笑

ただでさえ大好きなブナハーブン・ピーテッドにシェリーがどっしり乗っかって。そりゃ美味しいでしょ・・・。


ということで、ウイスキー of the year 2025はここまで。

最後になりますが、今年も一年ありがとうございました。今年は2017年以来、ブログ更新数が100を切ってしまいました。体調不良と忙しさにかまけてしまったのは反省です。

個人的な備忘録としてももっと綴っていかないといけないな、ということで2026年は最低100更新を掲げておきたいと思います。

どうぞみなさん良いお年をお迎えください