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2026年7月29日水曜日

第15回 HWFは楽しすぎました


先日、7/26(日)にHatsukaichi Whisky Freaksとしては最後のイベントとなる第15回HWF"祝!団長マスターオブウイスキー合格"という素敵なイベントを開催させていただきました。

ご参加いただいた皆さん、改めてめっちゃ面白かったですね笑 ありがとうございました!!

今回で最後ということで、私の愛する宮島に渡航してスキットルに入れたウイスキー飲みながら、昼間っから飲み歩こうという企画でして。

一昨年ほど前に1回やらせていただいたのが楽しすぎたので擦りました笑

写真はWHISKY LOVERSさんから。

"コンパスボックス シェア,エンジョイ,セレブレイト! for THREE RIVERS 20th Anniversary"という素晴らしいボトルでして、恥ずかしながら昨年1回でマスターオブウイスキー合格するつもりで祝いの一本としてすでに買っていたのです笑

カリラのリフィルシェリー樽が主体のこのボトルは、言うまでもなく美味しかったです。文句のつけようがない。

こちらが公開されているレシピ。

・カリラ蒸留所 リフィルシェリー樽 39%
・アードモア蒸留所 1stフィルシェリーシーズニングホッグスヘッド樽 25.5%
・グレンエルギン蒸留所 リチャーしたバレル&ホッグスヘッド樽 19.1%
・ボウモア蒸留所 リフィルバーボン樽 5.7%
・ノーネーム No.3の残り 9.4%
・リトアニア市場向け限定品の残り ファーストフィルシェリー樽1.3%

毎度のことながら、こんなに公開して大丈夫なのかな?笑

個人的に特に気になったリトアニア市場向け限定品の残りについて、いろいろ調べてみたんですが、多分これです。間違ってたらすいません。

コンパス・ボックス Duoklė Angelams(ドゥオクレ・アンゲラムス)リミテッド・エディション


2021年発売。1,494本限定。リトアニアのヴィリニュスを拠点とする長年のパートナー『Duoklė Angelams』のためにウイスキーを製造。


リトアニアの人々の味覚には、リッチでスパイシー、かつピート(泥炭)を使用していないモルト・ウイスキーが完璧

に合うとのことでした。この限定品は、特注のフレンチオーク樽で熟成されたハイランド・モルト・ブレンドをベースにしています。そこに、オロロソ・シェリーのシーズニングを施したバット由来のウイスキーと、STR(シェービング、トースティン

グ、リチャーリング)を施したワイン樽でさらに熟成させたリンクウッド蒸留所の原酒を加え、豊かなオークの風味と

ブラックチェリーの力強いニュアンスを引き出しました。さらに、バーボン樽で熟成された、オイリーでクリーミーな

モルト・ウイスキーが全体の構成を完成させています。


※Duoklė Angelams= 天使たちへの賛辞





ちょうど、スリーリバースさんの20周年を祝うという企画と「天たちの賛辞」って辺りがコンセプト的に合うよねってのは気のせいかな??笑

まぁ、いずれにせよとんでもなく素晴らしいボトルです。参加していただいたみんなできっちり割って飲んだので、もう我が家には空便しかありませんが笑


それにしても、久しぶりの宮島は楽しすぎました。同じ廿日市市に住んでいるからといっても全く違います。この「毎日お祭り感」はすさまじいですね。

こんな素敵な島で、マスターオブウイスキー合格記念をさせていただいたことに改めて感謝です。ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!

Hatsukaichi Whisky Freaksは一旦終わりとなりますが、これからはマスターオブウイスキーの一人として全国にもっと「ウイスキーの楽しさ」を伝えていけるように日々研鑽していきたいという所存です。

皆さん、今後とも何卒よろしくお願い致します。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年7月24日金曜日

Johnnie Walker Blonde


Johnnie Walker Blonde
ジョニー・ウォーカー ブロンド

スコッチ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:麒麟麦酒

オフィシャルサイトはこちら。

ジョニーウォーカー ブロンドは、ジョニーウォーカー シリーズの中で最もスモーキーさを抑え、穏やかで親しみやすい味わいを実現しています。ライトな口当たりと果実のような華やかさ、なめらかなバニラ香の余韻が特長で、スコッチウイスキーに馴染みのない方にも気軽に楽しんでいただける商品です。
今年4月に日本国内でも販売されるようになったブランド。南米など海外では数年前から販売されていた、はず。

ミックス(カクテル)することをかなり推している商品です。数年前からザ・フェイマスグラウスシリーズやグレンモーレンジィなんかもミックス推奨の展開をしておりましたが、「若者のウイスキー離れ」を如何に食い止めるかという業界が直面している問題を浮き彫りにさせているような気がしてなりません。

もちろんミックスすることで楽しみの幅はかなり広がるわけですが、最初からそこを目掛けてってのはどうなんでしょうね?と個人的には思います。日本で言えば「ハイボールがおすすめです」という感じかな。そもそも、どんな飲み方だろうが美味しくいただけるウイスキーを作るべきだろ、ってのが勝手な私見です。

"Perfectly Crafted For Mixing"(ミキシングに最適な仕上がり)とラベルに堂々と書かれておりますが、どう飲んで楽しむかは消費者やバーテンダーに任せてほしいところですよね。というと言い過ぎかな。そろそろ止めます笑

まぁ、それくらいどうやって飲むべきか、楽しむべきかを明示することが重要な時代なのかもしれませんね。「ウイスキー=とっつきづらい酒」みたいなイメージを払拭することが大命題である訳ですからね。


ラベルに書かれている"Bright Fruity Smooth"(ブライトでフルーティーでスムース)というのは非常に分かりやすく、また事実だと思います。とても飲みやすい。

ミキシングの概念に疎い私にとって、このブロンドはストレートやハイボールくらいで飲むのが美味しい一本。

なんだかんだ言って、美味しいですね。とても飲みやすい。てか、「グレーン」を強く感じるのは気のせいでしょうか?グレーン好きの私としては有難いのですが、「物足りない」と感じる人も多いような気もします。そういう意味でミキシング推しなのかな??

「グレーンウイスキーはモルトウイスキーに劣るもの」くらいに考えている人もいるかもですが、全くそんなことはありません。むしろグレーンウイスキーのおかげで飲みやすく、親しみやすくなるわけで。昔からのブレンデッド・スコッチ好きとしてはここは譲れないところでもあります笑

そしてディアジオ社の心臓とも言えるキャメロンブリッジで作られるグレーンウイスキーの品質の良さは言わずもがな。もしシングルグレーンを飲まれたことがなければ、是非飲んでいただきたい。その味わいの優秀さを感じとっていただけるはずです。

・・・てネットで見たところ、いまキャメロンブリッジのシングルグレーンって販売してないんですかね????

武川蒸留酒販売さんにもオフィシャルボトル販売されてない・・・。なんということだ。。。恐ろしい時代ですね。

仕方がないので、2018年に綴った当ブログの記事をリンク貼っておきます。

いやぁ、怖いねぇ。そんな時代になっていたのか。


バターや軽やかなシュガーの甘み
香り
若い青草、麦芽、ビスケット、グレープフルーツ、ハチミツ、バター

軽やかなシュガーの甘み、バニラ、後キレが良い

余韻
渋みが舌の上に残るが全体的に軽やか。と言ってもゼスティではない。クセのないアルコールがスッと抜けていくような印象。

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは若干ケミカルでバーナーで焦がした果実の印象。口に含むとゼスティさが出てきて弾ける。余韻はスパイシーさがキツく出てくる。

評価 C
原酒の若さは目立つ。それはおそらくドロップ・アップ(1滴加水)で強調される。若干の加水やロックではなく、ストレートかもしくはハイボールなどのミキシングで楽しむのが吉。価格面を考えると、もう少し安くてもいいのではないか、と個人的には思う。レッドよりも高い理由を知りたい、というところですかね。ただし「美味しい」ということは改めて補足させてほしい。購入してボトルを楽しむ価値は十二分にあります。それは間違いないです。キャメロンブリッジを存分に感じましょう。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年7月10日金曜日

Berry's Best


Berry's Best
ベリーズ・ベスト

スコッチ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:ビー・ビー・アール ジャパン

度数40%、容量750mlの90年代流通のベリーズ・ベスト。姫路のとある酒屋さんで見つけてしまい衝動買い。

ベリー・ブラザーズ&ラッドは以前から大好きな会社の一つですからね。この辺は反射的に笑

数年前にオールドボトルには懲りたはずなんですが、BB&Rならまぁ外してもいいかなぁなんて思いまして。


そしてこれが美味しいんですよ。アルコールもさほど飛んでなく。40%でボトリングされているので30度台になってても良いかなと思うのですが、ちゃんと40%あると思います。

オールドボトル好きの間では43%ではなく40%というのはマイナス点なのかな。でも700mlではなく750mlですので。揺れる時代ですね笑


ベリー・ブラザーズ&ラッド社については、改めて語る必要のないほど有名な会社・・・(個人的に笑)ですが、改めて簡単に紹介。

こちらがオフィシャルサイト。
英国最古と言われるベリー・ブラザーズ&ラッドのワイン商としての歩みは、1698年まで遡ります。300年を越える歴史の中で同族経営を解いた事は一度もなく。今でも創業の地、セント・ジェームズ3番地に本社を構えながら、2008年以降に東京、香港、シンガポール、そしてニューヨークへと事業を拡大して参りました。 

数百年に渡って築いてきたワイン生産者との関係を元に、世界中のワインをお客様に提案し、皆様のコレクションの管理をはじめ、よりワインを楽しんでいただくお手伝いをするという使命の元、日本支店も本社に劣らないサービスを目指して参りました。日本支店は専用のダイニング・ルーム、及びテイスティングイベントを開催出来るスペースを持ち、世界のワイン市場における中心プレイヤーとしての経験を通して、日本のお客様と生産者を繋ぐ架け橋となるよう努めてきました。 
300年以上続く老舗のワイン商で、まさにイギリス王室御用達のワインのコンシェルジュであります。そんなBB&Rからは、カティーサークなどの名作ウイスキーも数々生まれています。

そんなBB&Rのベリーズ・ベスト。美味しくないわけがないですよね。


お店にはもう1種類、ベリーズ・オールモルトというブレンデッドモルト・ウイスキーもあったんですよ。いやぁ、今思えば両方買っておけばよかった。まだあるかな??

個人的にはこの「緑ボトル」が結構好きなんですよね。以前はグレンリベットとかも緑ボトルでした。透明ボトルと違って液体の色はわかりづらいですが、「品質重視」なイメージがありますよね。 ・・・気のせい?笑


フルーティーでチョコレートでシガーが複雑でおしゃれ
香り
洋梨、オレンジの皮、ブラックベリー、ドライマンゴー、焼き菓子、タバコ、バター、キャラメル

シェリー、バニラ、ウッディ、湿った樽、ミルクチョコレート

余韻
甘さが心地よく跳ねる、落ち着いたウッディなニュアンス、シュガー的な甘みが穏やかに広がる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはややマイルドになりトロピカルフルーツ感が強調される。内側を焦がした樽のニュアンスがやや強まる。複雑でありながら甘みがしっかり後半を支える。

評価 S
オールドボトル好きなわけでは決してないですが、これは美味しいですね。購入できて本当によかった。現行品でこういった味わいはなかなか出会えないような気がします。特にシェリー樽原酒が違う気がするんですよねぇ、毎回。気のせいかな?


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年6月6日土曜日

畑:すくすく成長する野菜と雑草たち、そして小松菜・水菜の収穫

坂本慎太郎さんライブの余韻がまだまだ色褪せない今日この頃。

皆さん如何お過ごしでしょうか?

6月になり、まもなく夏至を迎える時期になりましたね。厚岸さんからは文字通り「夏至」が発売されることになりまして、二十四節気シリーズも残すところ「秋分」のみ。

https://amzn.to/4e5Cvk1

蛍の絵が描かれたボトルデザインが素敵ですね。北海道にもホタルっているのかな?

そんな中、本日はまた畑へ。最近は植物すくすくシーズンのため、毎週畑へ行っております。と言っても労働時間は3時間くらいのものですが。



まず見ていただきたいのはジャガイモの花。これを見て"POTATO"なんていう言葉を思いつく人はいないでしょう笑

というくらい、可愛らしい花が咲いております。収穫間近ってところですかね。しかもこのジャガイモのは何を隠そう「男爵」ですからね。楽しみが過ぎる。


こんな感じで男爵たちはすくすくと育っております。素晴らしい。


お次はようやく芽が出てきたサトイモ。この縦長ハート型の葉っぱがなんともチャーミングです。大きくなったサトイモの葉っぱに水を乗せて「顎クイ」をしていた幼き日の息子が懐かしいなぁ、と笑


こちらはオクラの芽。発芽率がまだ30~40%。もう少し待てばどんどん出てくるかもしれませんが、雑草が凄すぎてオクラたちがやや押されている感もあり。。。頑張れオクラ。


そしてこちらは今年絶好調のモチキビ。今年は、3年目にしてついにモチキビご飯が作れるんじゃないかとニヤニヤしております笑


ネギも最近の雨でとても元気になり、ようやく葱坊主を咲かせております。そろそろ収穫かな。


こちらはピーマン。小さいですが、蕾もついております。なかなか可愛らしい植物です。


このでかい葉っぱの正体はゴボウ。一体どんなサイズのゴボウができているんだ!!って足が震えます笑


ナスタチウム(金蓮花)は今がまさに見頃。満開の花びらがたくさん。本当に可愛らしい花ですね。


花でいえばトマトも花を付けております。美味しいトマトができることを望む。幼少期からの私のトマト嫌いも、畑を通じて解消されましたので。やはり、「自分で作る」ということは凄いです。


こちらは多分元気なスイカ。多分ね。多分元気(汗)。無事に実ができることを夢見て。


ようやく芽が出てきたサツマイモ。昨年の種いもを植えたので、品種としては鳴門金時のはず。実績がある植物というのはなんて安心して見てられるんだ。 いや、来週はちゃんと雑草の処理をしてあげよう笑


そして最後に、本日は水菜小松菜の収穫を行いました。収穫しないとそろそろ枯れてしまうぞ、とお義父さんからも言われまして。元々そろそろ収穫しようとは思っていたのですが、急いで全て収穫しました。小松菜はテントウムシの幼虫が大好物にしていたようで、めっちゃ穴が空いておりましたが味は間違いない。というか濃い。水菜は気持ちちょっと辛めかな。でも美味い。

やはり収穫って楽しいですね。農業の花です。収穫した野菜を味わえるという幸せ。格別です。ありがとうございます。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年6月5日金曜日

Lost Distillery Classic Selection Jericho


Lost Distillery Classic Selection Jericho
ロスト・ディスティラリー クラシック・セレクション ジェリコ

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.43%
輸入:マツダ

5日間ほど、夏風邪を発症してしまいまして。長々と倒れておりました。皆さんもどうぞお気をつけくださいまし。

さて今回で3本目の「ロスト・ディスティラリー」シリーズ。

もはや「好き」ですね笑 並行輸入ではありますが、輸入してくれているマツダさんに会いに行こうかな、福岡の企業だそうです笑

過去記事はこちら。


なんだかんだで1年に1本にとどめているあたりが我ながら流石ですわ。クセになりそうですから笑

武川蒸留酒販売さん曰く、「ザ ロストディスティラリーカンパニーは、かつて実在し現在は失われた蒸溜所のウイスキーを現代に蘇らせることを目的に設立された、新鋭のインディペンデント・ボトラー。数々の書物に残された記録を頼りに幻のウイスキーの味わいを再現しています。」(https://mukawa-spirit.com/?pid=168782968)

なかなか尖ったコンセプトでやっているわけです。

これまで飲んだことがあるのは、ダラルーアン(キャンベルタウン)とロシット(アイラ)。

そして今回いただいているのがジェリコという東ハイランドに存在した蒸留所の味を復元したものです。


ジェリコ蒸留所については、ボトルに以下のように紹介されています。

創業  :1822年
閉鎖  :1913年
創業者 :William Smith (ウィリアム・スミス)
所在地 :アバディーンシャー(東ハイランド)
閉鎖理由:大麦関税の急速な高騰

やはりウイスキー業界は山あり谷ありというわけで、100年近くの歴史を有したジェリコ蒸留所も、1913年についに経営難により閉鎖へと追い込まれたわけです。


紅茶&フルーツタルトとハーブで優雅な午後のひと時
香り
フルーツタルト、グレープフルーツ、ドライイチジク、ハーブ、ビスケット、ウバ茶

フルーツの乗った焼き菓子、マーマレイド、バニラクリーム、若干スパイシー

余韻
複雑ではなくシンプル、甘すぎないストレートティー

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより紅茶味が増し優雅、味はマイルドで大人しくなりつつもウッディなニュアンスが加わりフィニッシュはより複雑

評価 A
まるでアフタヌーンティーですね。貴婦人の嗜みとでもいうのか。この複雑な感じもクセになりそうです。雑な表現をすれば、現存する北ハイランドのロイヤルブラックラとか似てなくはないような気もする。いや、ロイヤルブラックラはもう少し甘みが強いかな。。。とか勝手に思いつつ。よく出来た一品ですわ。ぜひお試しあれ。


それでは皆さん、良い夜を。

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2026年5月29日金曜日

Busker Single Pot Still


Busker Single Pot Still
バスカー シングル・ポット・スチル

アイリッシュ・シングルポットスチル
Alc.44.3%
輸入:ウィスク・イー

アイルランドのロイヤルオーク蒸留所で作られるウイスキー「バスカー」。もはや日本ではお馴染みのアイテムになっております。

最も安いブレンデッドが主流ではありますが、同銘柄でシングルモルトやシングルグレーン、そしてこのシングルポットスチルもリリースされております。


ロイヤルオーク蒸留所(Royal Oak Distillery)は、アイルランド共和国カーロウ州に所在。2016年創業当時は旧称ウォルシュウイスキー(Walsh Whiskey)を名乗っておりましたが現在は地名から蒸留所名をとっているようです。

Google Mapから

3基のポットスチルとコラムスチルが同居する施設で様々な原酒を製造し、製品化しているわけですが、バスカー以外にもライターズ・ティアーズジ・アイリッシュマンなどのスマッシュヒットなボトルもリリースしている、とても素敵な蒸留所であります。

ライターズ・ティアーズに関して昔書かせてもらった記事はこちら。

こちらがジ・アイリッシュマンの記事。

ついでにバスカー(ブレンデッド)の記事。

こう見てみると、めっちゃお世話になってますわ笑

ちなみに"Busker"とは「大道芸人」の意味で、ウィスク・イーさんは夏フェスとかにこのバスカーで協賛とかしてたなぁ、ということが思い出されます。

一説によるとバスカー(特にブレンデッド)は、日本で売れすぎている商品だそうです。一時は飛ぶ鳥を落とす勢いでして、かのジェムソンを売上で抜いたとかなんとか。

コロナが流行った頃の「家飲み需要」に完全にマッチしたことが要因とも分析されてますが、まさに今の20~30代にとって最も刺さった商品の一つなんじゃないかなとも思われます。

バスカーがきっかけでアイリッシュ・ウイスキーを知ったとか飲むようになったという方は結構いるんじゃないかな?アイリッシュって美味しい銘柄多いですからね。ブッシュミルズやジェムソンはもちろん、私が敬愛してやまないレッドブレストとかね。もっとスコッチくらいに普及しても良いのになぁとか思いつつ。 ・・・結局のところ私もスコッチ派ですからね笑


ここで改めて、「シングルポットスチル・ウイスキー」とは?という話。

大麦麦芽、未発芽大麦を主原料としてそれぞれを穀物全体の30%以上、かつ他の穀物は5%以下(つまり大麦麦芽、未発芽大麦の2つで95%以上)使用し、一つの蒸留所の単式蒸留器で2~3回蒸留を行い、木製の樽で3年以上貯蔵されたものを指します。
※ピート麦芽は使用できない

大麦麦芽と未発芽大麦以外の穀物の使用率に関しては議論されており、レギュレーションが変更される可能性があるようです。

かつ、このポットスチルウイスキーが生まれた背景には、当時アイルランドを植民地にしていたイギリスからの「麦芽税」の影響があり、麦芽比率を下げたウイスキーづくりを開始したという歴史もあるわけです。興味深い。

ちなみにこのシングルポットスチルは3回蒸留で製造されており、貯蔵はバーボン樽とシェリー樽で行われています。


香り抜群だが味わいは少し単調
香り
明るい小麦色、ドライアプリコット、スミレ、ミント、干し草、バター、蜂蜜、バニラ、ナッツ

スパイシー、オイリー、オリーブオイル、ビスケット

余韻
スパイシーだが穏やかに広がる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは麦感が増し、少し瑞々しさが加わる。味はよりオイリーでよりアイリッシュらしい。余韻も少しベタつく。

評価 B
とても上から目線で申し訳ないですが、及第点という印象のボトルです。ライターズ・ティアーズは感動を覚えるボトルなので、同社のシリーズだとそちらの方がおすすめかな。もちろん個人的には、ですが。

よくできている1本ではありますが、レッドブレストなどと比較すると、まだまだ若いというか味が重いというか。香りは非常に豊かなのですが味わいは少し単調な印象で、今後のエイジングに注目です。


それでは皆さん、良い夜を。

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