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2025年10月26日日曜日

The Sexton


The Sexton
ザ・セクストン

アイリッシュ・シングルモルト
Alc.40%
バッチNo.L4 206 IC 002 15:19
輸入:アサヒビール

こちらがアサヒビールのオフィシャルサイト。

アイルランド産麦芽100%使用し、銅製のポットスチルで3回蒸溜。オロロソシェリー樽で4年熟成したシングルモルト。ダークチョコレートやはちみつの香り、味わいにはいちじくやレーズン、ナツメグを感じます。
蒸留所不詳、らしいですが・・・現存する世界最古の蒸留所を謳うアイリッシュ・ブッシュミルズ蒸留所のシングルモルト。

蒸留所不詳と言いながら"County Antrim"(アントリム州)とか書いてるし。隠す気あるのか?笑 同社が同じアントリム州に2023年に開業したコーズウェイ蒸留所なども同州にありますが、熟成年数のことを考えると、ブッシュミルズ蒸留所で製造されたと考えて間違いなさそうです。

テキーラで有名なメキシコのホセ・クエルボ社がオーナー企業と言うことから、この骸骨のデザインになっている、と思い込むのは無理がありますかね?笑


個人的に、骸骨のデザインなどを家に置いておきたくないので普段は購入しないのですが・・・。骸骨デザインのSmoke Head(スモークヘッド)も我が家の敷居を跨いだことはありません笑

今回はアサヒビールさんとの友情(?)から特別ゲスト的にやってきた次第です。飲み切り次第、多分バイバイします笑

ザ・セクストンはアイリッシュの慣例に倣い銅製のポットスチルにて3回蒸留がなされています。


アイルランド産の大麦麦芽を100%使用し、オロロソシェリー樽で4年熟成させた代物。思うにノンヴィンテージとしては、ブッシュミルズの上位互換と言いますか、ブッシュミルズの中でも特化した限定品みたいなイメージなのかなと。

とりあえず、骸骨嫌いの私にとっては、やはりいただけないパッケージではあります笑


重ためなオイルとドライレーズン
香り
やや重ためのドライフルーツ、レーズン、ビスケット

ドライで乾燥しきった干し葡萄、ナッツ、スパイス、モルティ

余韻
熟年数年を考えると長い、ほんのりとタンニン、甘酸っぱい

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはシェリー感が強調され、味わいはよりドライですっきり。余韻はやや煙っぽさをまとう

評価 B
骸骨は苦手だが、これはうまい笑
と言うか、なんとも個性的。あまり似通った製品が思い浮かばないバランス。
これは一回は飲んでおくべきボトルです。



それでは皆さん、良い夜を。

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2025年10月16日木曜日

Jameson IPA Edition


Jameson IPA Edition
ジェムソン IPA エディション

アイリッシュ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:ペルノリカールジャパン

今年、我が家には置いておかなくてはいけない、つまり「常備していなくてはいけない」状態になったブランドが2つある。それはスコッチのザ・フェイマスグラウスとアイリッシュのジェムソン

これはウイスキー歴16年(20歳の頃から)の私にとっての今のところの一旦の結論である笑

スコッチの現地人気No.1であるザ・フェイマスグラウスは「ウイスキー界の至れり尽くせり」であり、アイリッシュの雄・ジェムソンは詰まるところ「ウイスキーにおける経口補水液」である。

はい、ここテストに出ますwww

それほど個人的に思い入れのある、というか非常にお世話になっている銘柄であるジェムソン。今更、ジェムソンの成り立ちを説明する気にはなれないので、気になる方は調べてください笑

このフィニッシングで使われているIPAビール樽というのは、"Eight D Brewing"で製造されたIPAビールのものだそうです。

すいません、あまりにもビールに興味がなさすぎて見てもよくわかりません笑


ただ、IPA(インディアン・ペール・エール)と言うビールの樽を使って熟成されたウイスキーは特にアイリッシュでは多くの銘柄が知られており、スコッチのシングルモルトではグレンフィディックのIPAは美味しかったなぁという記憶がございます。


今回のジェムソンIPAエディションは、同銘柄の「カスクメイツ」第2弾としてリリースされたもので、第1弾「スタウトエディション」と同じく、アイルランドのクラフトブルワリー・Franciscan Well(フランシスカン・ウェル)とのコラボレーションによるリリースで、IPA(インディア・ペールエール)でシーズニングされたビアバレルでフィニッシュしたウイスキー。ラベルには「爽やかな柑橘、軽いホップ、フローラルなアロマ」と書かれています。


私はビールに対して明るくなく、かつその味が苦手であったりするので、IPAフィニッシュとかビアカスクフィニッシュなるウイスキーにはネガティブな意見を持つことが多いのですが、このジェムソンIPAエディションはなかなか絶妙。

軽やかなホップと柑橘+焼き菓子
香り
オレンジの皮、ハーブ、麦、クルミ、ナツメグ

軽やかなホップ、レモンの皮、オレンジジャムのついたビスケット、焼き菓子

余韻
軽やかで爽やか、エールビール、桃

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはかなり穏やかで静かに。味はミントのようなハーブ系と洋梨。余韻はエールビールからセメダイン。

評価 B
元々非常に穏やかなジェムソンに軽やかなホップが乗っかっている、そんなイメージですね。ストレートで飲むとまるでエールビールです。なかなか素敵な一本ですね。ビール嫌いの私でも美味しくいただけました笑

これはスタウトエディションよりも美味しいと思います。いや、マジで。

https://amzn.to/3IY9Odu

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2025年10月15日水曜日

White Oak あかし Sherry Cask


White Oak あかし Sherry Cask
ホワイト・オーク アカシ シェリー・カスク

ワールド・ブレンデッド
江井ヶ嶋酒造
Alc.46%

購入したのは実に今年4月。いやぁ、寝かせすぎた笑

上の写真はまさにその4月のもの。現在は5mmくらいしか残ってません笑

3月ごろの展示会で江井ヶ嶋酒造の方に新商品として教えていただいて試飲させてもらったのがきっかけで、飲んですぐに「これは買います!」って約束して近所のやまやさんで購入しました。

それから半年www


こちらが江井ヶ嶋酒造さんのオフィシャルサイト。

江井ヶ嶋酒造さんはウイスキーの製造免許取得が1919年と、現在も続いているウイスキーメーカーでは最も古い記録を持っています。

「ホワイトオーク あかし」シリーズは、江井ヶ嶋酒造さんのブレンデッド(現在でいうところのワールド・ブレンデッド)のシリーズとして同じですが、そのシリーズに今年、このシェリーカスクが加わったわけです。

まぁ、発売から半年以上経っているので色々な評価がネットでは出ていると思います(全然調べてない笑)が、改めて私見を語らせていただきたいと思います。


展示会で初めて試飲させてもらった時に感じたことが、いまだにあまり変わってないんですが、これはもはやスコッチ。しかも個人的に大好きなフェイマスグラウスなどを彷彿とさせるシェリー感。500mlとはいえ、これで2000円を切るとか、お得すぎる。

総じて「ワールド・ブレンデッド」なるものに消極的というか、否定的なイメージが強い人間でありますが、これは美味しい。

結論から言うと、これは美味しいwww

江井ヶ嶋酒造さんの仲の良い営業の方が言うには、かなり複雑なブレンドのレシピだそうで、江井ヶ嶋酒造さんが昔からよく使っているシェリーカスクの味わいをしっかり前に出したブレンドだそうです(半年前の記憶)。

若いアルコール感は否めませんが、まとまりかたが最早ジャパニーズのそれではない。それを言うと複雑な気持ちになりますが、とにかくこれはスコッチに限りなく近い。

700ml換算だと、ボトル2500円を超えるのはなかなか高いなぁ、とも思ったりますが46%だしなぁ。

物心つく頃から「あかし」ブランドを知る者としてはなかなかエモい商品ですね。こんな新商品を出せる、と言う底力を感じさせられる逸品です。


さぁ、散々持ち上げておいてこっからがテイスティングコメントwww

ビターなバター飴とリンゴにチョコレート、ヒリヒリとアルコール感
香り
レモン、青リンゴ、ドライプルーン、芝生、干し草、ビスケット、ナッツ、若いアルコール感

ダークチョコレート、ビターなバター飴、ナッツ

余韻
やや短めだが程よい、穏やかなほんのり木の焦げた感じ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはりんご感が強まり、味はアルコールのヒリヒリが増す。余韻は焦げた薪を舐めた感じ。つまりドロップ・アップ(1滴加水)は向いてない笑

評価 C
めっちゃ美味いかと言われるとそうではないけども及第点には達しているという評価。今更、上からで本当にすいません笑

ただ、このボトルを展示会で気に入り、そして実際1本購入したことに後悔はないし、なんというか気に入ってもいる。

手軽におすすめできる価格帯ということもある。これで3000円とか5000円とか言われると、手が止まっていたと思うところが1800円なので購入に至った。これは価格戦略が素晴らしいところかと思われる。

個人的にはもっとフェイマスグラウスやホワイト&マッカイみたいなシェリー感が欲しい、というのが欲。

それぐらい振り切れるほどのポテンシャルを持っているボトルだとは思うので、あかしさんのシングルモルト「江井ヶ嶋」や「香掬(カスク)」シリーズのシェリーにはいつもいつも期待してしまう。

・・・眠いので寝ます笑


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2025年10月14日火曜日

Lost Distillery Archivist's Selection Lossit


Lost Distillery Archivist's Selection Lossit
ロスト・ディスティラリー アーキヴィスト・セレクション ロシット

スコッチ・ブレンデッドモルト
ザ・ロスト・ディスティラリー・カンパニー
Alc.46%
輸入:マツダ

昨年に初めて購入した「ロスト・ディスティラリー」ボトルの我が家第2弾。現在は閉鎖されている蒸留所の味を再現するというユニークなボトルをリリースしているシリーズです。


・・・半分クセになっています笑
こちらは昨年11月に買った我が家第1弾の様子。

ロシット蒸留所は、アイラ島バリーグラントという地に1817年創業した蒸留所で、1867年に閉鎖。創業者はMalcolm McNEILL(マルコム・マックニール)氏。

Google Mapから

蒸留所閉鎖の理由は「孤立して時代遅れになった(CLOSED DUE TO BEING ISOLATED AND OUTDATED)」とボトルに書かれています。


「アーキヴィスト」シリーズは「クラシック」シリーズとは違い、46%でボトリングし、かつ平均21年熟成のモルト原酒を使用しているそうです。


ラベルには味わいについて以下のように説明されています。
色:イエローゴールド
香り:ピート、わずかにタバコ、塩味のチョコレートプリン
味:あたたかいスモーク、甘くスパイシーな皮、シガーの煙、アーモンドミルクとマジパン

タバコのスモークとミルキィの共演
香り
泥炭、タバコ、革、芝生

柑橘、シナモン、タバコ、ビターチョコレート、アーモンド

余韻
穏やかでかつ厚みのあるスモーク、柔らかくミルキィ、少しゼスティ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはタバコが落ち着くが口に含むとタバコが強調され、吸ったことがほぼない葉巻が吸いたくなる笑 シナモンのようなスパイシーなニュアンスが加わり紅茶のようなタンニン感が口に残る。


評価 A
これは極めて面白いアイラモルト(の再現)。現在のアイラモルトにあるようでないニュアンス。特にシガーっぽさとミルキィっぽさが同居しているのはブレンドの妙。面白い逸品です。



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2025年9月28日日曜日

Johnnie Walker Black Ruby


Johnnie Walker Black Ruby
ジョニーウォーカー ブラックルビー

スコッチ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:麒麟麦酒


今年4月1日に新発売されたジョニーウォーカーの新商品。ブラックラベルのスピンオフ的な商品だと思ってたのですが、ダブルブラックみたいにレギュラー扱いなんですよね。これは失礼しました。

しかもこの商品は展示会で3月にフライングさせていただいて4月に即効でボトルを購入したのですが、ブログに綴るのが今日まで至ってしまったのは誠に不足の致すところであります。猛省。

ということで、いろいろな人がすでに口にされているであろう商品を改めて私なりに評価しておきたいと思います。

と言っても「展示会で試飲した上でボトルを購入している」という時点で「美味しい」ことは確約されています。言うまでもないですね笑

改めて麒麟麦酒さんの紹介ページです。




「ブラックラベル」からモルトを厳選し、赤ワイン樽、シェリー樽(ペドロヒメネス、オロロソ)、バーボン樽で熟成したことにより「ブラックラベル」の甘味やフルーティーさを引き出し、蜂蜜のような濃厚さを引き立てる現代的な味わいを実現しました。また、ディアジオ社で最も先進的な蒸留所「ローズアイル」の甘味があり、リッチで、滑らかなモルトが含まれていることも特長の一つです。

日が沈み、心躍る、心地よい夜のはじまりを楽しんでいただくことをイメージして「ブラックルビー」はつくられています。様々なお客様に日常の飲み方を更に楽しんでいただけるスコッチウイスキーです。
と言うことで、ジョニーウォーカーシリーズの最近発売された物の中でもこれはとても優秀なボトルの一つだと思います。

展示会で最初に感じた印象は「ブラックベリー」でした。定番のブラックラベルと飲み比べをさせてもらいましたが、ブラックラベルに比べてスモーキーは抑え目で、ベリー系の甘味が強い印象。これはある意味で、ブラックラベルだけでなくジョニーウォーカーシリーズの他のボトルでは味わえない甘味なのではないかと個人的には感じました。

そのため即購入に至ったわけです。すぐに買った割にはブログへアップするのが遅くなってしまったのは不足の致すところです笑


フルーティーでスモーキー、ジョニーウォーカーの新たな金字塔
香り
オレンジ、マンゴー、パッションフルーツ、プラム、ラズベリー、カシス、ブラックベリー、バラ、チョコレート、紅茶、アーモンド

スモーキー、革、麦芽、泥炭、蜂蜜、キャラメル、バニラ、シナモン

余韻
スモーキー、ベリー系のアロマ、支配的なオーク

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはオーキーに。味わいはスモーキーな中にベリー、オレンジ、マンゴーなどのフルーツが互い違いに顔を出し賑やか。余韻は案外ドライ。

評価 B
これはブレンデッドウイスキーであるジョニーウォーカーシリーズにおける新たな金字塔ですね。ダブルブラックよりも好きです笑

ワイン樽やシェリー樽の使い方がとても上手だと思います。非常に美味しい。ブラックラベルに比べると本当にスモークは控えめというか抑えめで、「本当にこれブラックラベルなのか?」と疑心暗鬼になりそうですが、それ以上にフルーティーな甘味が強く、どんどん前に出てきてくれるので間違いなく買いです。

すでに欠品になっていたりもするらしいので、やはり売れているわけで今更私が言うまでもありませんが笑

もしまだ購入していない、と言う方は是非すぐに購入して味わうべきです。
https://amzn.to/4gOJOxF


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2025年9月23日火曜日

Loch Lomond Single Grain


Loch Lomond Single Grain 
ロッホ・ローモンド シングル・グレーン

スコッチ・シングルグレーン(ハイランド)
コフィースチル
大麦麦芽100%
ノンピーテッド
熟成:アメリカンオーク・カスク
ノンチルフィルタード
Alc.46%
輸入:アクサス


中国のヒルハウス・キャピタルマネジメント社がオーナーとなっている同蒸留所は連続式蒸留器と単式蒸留器が同じ建物内にある数少ない蒸留所の一つ。

ゴルフの全英オープンの公式ボトルとしても有名。

そんなロッホローモンド蒸留所で作られるモルト100%のグレーンウイスキーで、同社が持っているオリジナリティ溢れるローモンド型スチルではなく、コフィースチルで蒸留された原酒をアメリカンオーク樽で熟成させたもの。


風呂上がりのビスケット+ゼスティ
香り
風呂上がり、ビスケット、革、バニラ

キャラメル、バニラ、ハチミツ、桃

余韻
若干スパイシー、ドライでありながら滑らか、ウッディ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはかなり落ち着き主張がなくなるが、ナッティなニュアンスが増す。舌触りは滑らか。味わいは相変わらずバニラ+フルーツ。余韻はスパイスが増す。


評価 C
やや個性強めのグレーンという感じでしょうか。ゼスティなニュアンスが個人的には気になるポイントですが、アルコール度数がやや高めということを考えると仕方ないのかもしれません。

ニッカも「カフェ・モルト」なるモルトをカフェスティルで蒸留したグレーンウイスキーを販売してますよね。

2018年に飲んだきりですが、印象度でいうとニッカの方が上かなぁ。もう少し複雑さが欲しいな、なんて欲を言えばキリがないですがそんな印象です。


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2025年9月6日土曜日

Fable Aged 8 Years Batch 3 "The Captains Daughter"


Fable Aged 8 Years Batch 3 
"The Captains Daughter"
フェイブル8年 バッチ3「船長の娘」

スコッチ・ブレンデッドモルト
By Pendulum Spirits Limited
瓶詰:2022年7月11日
本数:9000本
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46.5%
輸入:ガイアフロー

"Fable"=「寓話」という名のスコッチ・シリーズ。

日本では「ザ・ファブル」なる漫画もありますね。これまた非常に面白い。

坂本慎太郎の4th アルバム"Like A Fable"(物語のように)も素敵なアルバムです。



なんてったってこのラベルが良いですよね。こんなデザインのアニメーションを見たことあるような無いような。

日本の輸入元であるガイアフローさんによる紹介ページを見てみます。
フェイブルは、スコットランドのインディペンデント・シングルカスク & ブレンデッド・モルトウイスキー・ボトラーです。単にウイスキーをボトリングするだけでなくFABLE(寓話)という名の通り、スコットランドの伝説を、アートを通じて蘇らせます。ユニークな味わいと魅力的なキャラクターを備えたシングルモルトをご紹介します。

原酒は、スコットランドの数多の蒸留所から独自に調達して熟成。厳選した樽をシングルモルトとしてボトリングさせるほか、ブレンデッドモルトも手がけています。シングルカスクウイスキーは、すべてカスクストレングス、ナチュラルカラー、ノンチルフィルターでボトリング。数量限定で、全てのボトルにカスクナンバーとリリース本数が記載されています。

高い品質のスピリッツを、クリエイティビティへの情熱を共にボトリングすることが、フェイブルだけの魅力と言えるでしょう。
今回いただいている「船長の娘」がリリースされたのは2023年6月。
スコットランド沿岸を航海する船、トリトン号。
ある月のない真っ暗な夜、荷物を積んで帰路についていたトリトン号は、突然座礁してしまった。…悪天候のせいではなく、邪悪な洞窟の妖精によって。
このイタズラ好きの妖精たちは、安らかに錨泊中の船を模した偽物を使い、浜辺から船を難破させていたのだ。

トリトン号は岩場で真二つになり、船長の娘であるグレースがただ一人、生き残った。
ようやく漂着した洞窟の中、湿った岩に付着するフジツボや、隙間から流れ込む雨水で、哀れに薄汚れたグレースは生き延びた。坑道のダンジョンに迷い込んだような、儚い存在だった。

ある日、グレースは、かすかに響くバグパイプの音を聞き取った。それはまるで涼しい渓谷に輝く太陽のようだった。
その音色をたどっていくと、船長の娘は、(今は亡き)忠実な猟犬を呼び出そうとしていたクランヤード湾のバグパイプ吹きの男と出くわした。
ふたつの哀れな魂は引き寄せ合うように結ばれ、やがて本当の親子のように親密になった。

こうして二人は日々を過ごしていたが、ある日、男が出口を探していると、グレースが意地悪な妖精に捕まってしまった。洞窟に戻ってきた妖精たちが、その邪悪な本性を発揮させて、グレースを自分たちの仲間に変身させてしまったのだ。

男はグレースの失踪に心を痛めた。彼女はあの漆黒の洞窟の中の唯一の光明、辛い日々を分かち合う仲間だったのだ。グレースの消息が分からなくなった男は、落胆した。さらにその上、邪悪な妖精たちから身を隠さなければならなかった。

こうして彼の運命は封じ込められ、名高いバグパイパーでもあった男は、もう二度と愛する音楽を奏でることはなかった。

ラベル裏に書かれていることから読み取れるのは、この物語は"The Ghost Piper of Clanyard Bay"(クランヤード湾の亡霊バグパイパー)というお話から着想された、その続編的なものだそうです。


ちなみにクランヤード湾というのは、ローランド西部に位置する半島にある湾。この"The Ghost Piper of Clanyard Bay"(クランヤード湾の亡霊バグパイパー)という名前でフェイブル・シリーズの第1弾シングルモルトが2022年に発売されています。これまた気になりますね。

という感じで、ゲゲゲの鬼太郎で育った私に取っては非常に興味をそそられるこのシリーズ。多分、今後も色々買い漁ると思います笑


ちなみに、ガイアフローさんが貼り付けたシールが、どうも二重になってまして。「原材料:グレーン、モルト」と書かれたシールの上に「原材料:モルト」のシールを貼り直したみたいです。うーん、これはオタク的には「剥がしてから貼り直せば良くない?」とツッコミを入れたいところですが・・・伏せます笑


さて、そんな些細などうでも良いことは置いておいて、肝心の味はと言いますと・・・。

若いがおっとりしたフルーツ系
香り
蜂蜜、りんご、洋梨、モルティ

草原、ビスケット、バニラ、キャラメル、アーモンド、麦の甘み、少し若い印象

余韻
焦がしたシュガーがやや長め、まろやかな舌触りとフィニッシュ

ドロップ・アップ(1滴加水)
若さが取れて少し落ち着いた感じ。タンニンみたいな口当たりが残る。

評価 B
ウイスキー界隈で「若い」というのはネガティブな言葉になってしまいますが、若いけどしっかりした味わいのあるボトルです。りんごを中心としたこのフルーティさは素敵ですね。このシリーズを色々集めてみたくなっております。いや、確実に色々買います笑

と、しれっとブログを更新しましたが、実は8月は1件も更新が出来ておらず汗
忙しさにかまけておりました。反省いたします。。。

ブログに挙げたい、いやこれまでのことを考えるとアップしなければいけないボトルが10本ほど溜まっておりまして・・・。

しれっと再始動です。今後ともよろしくお願いいたします。


それでは皆さん、良い夜を。

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