2020年8月31日月曜日

Tyrconnell


Tyrconnell Single Malt 
Double Distilled
ターコネル(ティアコネル) シングル・モルト ダブル・ディスティルド

シングルモルト・アイリッシュ
43%
オフィシャルサイトhttps://www.thetyrconnellwhiskey.com/


クーリー蒸留所の
ノンピート・シングルモルト

アイルランド第3の蒸留所として1987年にオープンしたクーリー(Cooley)蒸留所。創設者はジョン・ティーリングで現在の所有者はビーム・サントリー。アイリッシュ・ウイスキーでは通常3回蒸留が行われるが、クーリー蒸留所は主に2回蒸留を採用している。これはスコッチ・ウイスキーに多く見られる方式で、風味を損なわないためだとか。

シングルモルトのターコネル(ノンピートタイプ)やカネマラ(ピーティータイプ)、ブレンデッドのキルべガンなどを製造。カネマラと言えば、私が以前「泥みたいなピート感」と評した代物。それは2015年の出来事でした。https://d-ksmt.blogspot.com/2015/02/2nd.html


そんなカネマラと同じ蒸留所で作られていたとは、露知らず笑


名馬の伝説と共に復刻された
シングルモルト・ブランド
「ターコネル」というブランドは、オールド・ワット蒸留所(1925年閉鎖)がリリースしていた銘柄だそうです。1988年にその銘柄をクーリーが購入し今日に至ります。

ボトルに描かれている競走馬も、伝説的な馬だそうです。この馬こそがターコネル。1876年のアイリッシュ・クリシック・ダービーで100倍のオッズがつけられたレースを勝ち抜いた、まさに伝説の名馬。ターコネルの所有者が他ならぬワット家でした。ワット家ではこの勝利を記念し、この馬の名をつけたブランドをリリース。これがオールド・ワット蒸留所最高の人気銘柄になったという話。ふむふむ。

ターコネルはバーボンカスク熟成。それがこのソフトでエレガントなウイスキーにつながっているといった感じでボトルでは紹介されています。



フルボディでゼスティ、
喉越しのあるシングルモルト
香り
草原、バニラ、蜂蜜、柑橘系、ウッディ

オーキー、結構濃い、フルボディ、少しピリピリ(ゼスティ)

余韻
11月の早朝、少し鼻先が冷たく感じる枯れた空気、喉越しが良い、まるでビール

ハイボール
今日はサントリー・山崎の天然水でつくったソーダが手元にあるので、珍しくハイボールでもいただいてみます。暑いですし。この炭酸水はなかなか素晴らしいです。非常に柔らかい。発泡性もあまり高くなく、ソフトな舌触り。それにターコネルが綺麗に乗ります。




非常にソフトで粒が細かい。そんなハイボールです。ウイスキーの自己主張がかなり抑えられている印象で、これはどんな食事にでも合わせることができるでしょう。



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2020年8月28日金曜日

The English Single Malt Whisky Small Batch Release Wine Cask Matured CABERNET SAUVIGNON 2007


The English Single Malt Whisky Small Batch Release Wine Cask Matured CABERNET SAUVIGNON 2007

ザ・イングリッシュ・シングル・モルト・ウイスキー スモール・バッチ・リリース 
ワイン・カスク・マチュアード"カベルネ・ソービニヨン 2007"

シングルモルト・イングリッシュ
蒸留 2007年6月
瓶詰 2018年8月
熟成 ワイン(カベルネ・ソービニヨン)樽
フェノール値 0ppm
46%


St George's Distillery
(セント・ジョージズ蒸留所)
ザ・イングリッシュ・シングル・モルト・ウイスキーを製造しているセント・ジョージズ蒸留所は、イングランドのノーフォーク州ローダムに位置する。所有者はイングリッシュ・ウイスキー・カンパニー。2006年に蒸留を開始。約100年ぶりにイングランドの地にシングルモルト・ウイスキー専門の蒸留所が設立された、というのがこのセント・ジョージズ蒸留所です。その後、2009年に最初のボトルが発売されています。


セント・ジョージズ蒸留所のあるノーフォークは硬水地域だそうで、セント・ジョージズのシングルモルトにも硬度300前後の硬水が使われているとのこと。硬水を使っている蒸留所と言えば、スコッチではグレンモーレンジィがあります。しかし、グレンモーレンジィの仕込み水として使用されるターロギーの泉の硬水は硬度190ということなので、硬度300というのは、シングルモルト・ウイスキーにおいてなかなかお目にかからないくらいに高硬度といっても良いかもしれません。

こちらがホームページ

武川蒸留酒販売さんでは以下のように紹介されています。
-ザ・イングリッシュウイスキーー
イングランド東部ノーフォークに創業したセント・ジョージズ蒸溜所でつくられるシングルモルトウイスキー。
この蒸溜所は2006年にプリンス・チャールズにより公式にオープンし、現在もチャールズ皇太子所有の樽が熟成されています。使用している大麦は蒸溜所から30マイルのサンドリンガムで生産されています。サンドリンガムには1862年から4代続く王室の私邸があるので、王室と縁の深い蒸溜所といえます。



瑞々しいぶどうには、
ドロップ・アップが吉
香り
瑞々しいぶどう、マスカット、シナモン、ウッディ

ライトボディにウッディ、アプリコット、キャラメル、胡椒、弾む夏の朝

余韻
すっきり爽やか、少しずつタンニン、後に行くほどオーキー

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはフルーティさが強まり甘い。デラウェア。非常にスウィート。味はウッディさが薄くなり軽やかに。フルーツやキャラメルの甘さが際立つ。余韻も爽やかさが強調され、タンニンっぽさは減る。

ということで、ドロップ・アップがオススメの1本。ずーっと飲んでいられる美酒です。11年という年月がまた良いんだと思います。2007年蒸留というのは、蒸留が始まった翌年に蒸留されたということですよね。これが11年というタイミングでボトリングされているのは非常に興味深い。しかもボトルには"Batch No. 03/2018"って書かれています。もしかして「シングルカスク」ってことになるのかな??どちらにせよ美味。

Amazon、楽天市場ともにこの「カベルネ・ソービニヨン2007」はなかったので、他で気になった商品のリンクを貼っておきます。

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2020年8月25日火曜日

Old Overholt


Old Overholt
オールド・オーバーホルト

ストレート・ライ・アメリカン
ケンタッキー州
3年熟成
40%

アメリカンウイスキーの基礎石
オールド・オーバーホルトは、アメリカで最古の継続的に維持されているウイスキーブランドだそうです。1810年にペンシルベニア州ウェストオーバートンで設立。設立者は、ドイツ人だったHenry Oberholzer(英語でOverholt)ヘンリー・オーバーホルツァー氏。

現在、オールド・オーバーホルトは、日本のサントリーホールディングスの子会社であるビーム・サントリー社の子会社A. Overholt&Co.が製造。ケンタッキー州クレルモンのジムビーム蒸留所で製造されています。

アメリカで最も一般的に入手可能なストレートライウイスキーの1つであり、ほとんどの酒屋で入手できるそうです。オールドオーバーホルトは、長い歴史から「アメリカンウイスキーの基礎石」と呼ばれてきたんだとか!



アメリカンウイスキーの定義
ここで改めてアメリカンウイスキーの定義・種類を整理します。

1.バーボン・ウイスキー
原料:51%以上がトウモロコシ(以下コーン)
熟成:内側をチャー(焦がすこと)処理した新樽
 ※2年以上熟成させると「ストレート・バーボン・ウイスキー」に

2.ライ・ウイスキー
原料:51%以上がライ麦
熟成:内側をチャー(焦がすこと)処理した新樽
 ※2年以上熟成させると「ストレート・ライ・ウイスキー」に

3.ホイート・ウイスキー
原料:51%以上が小麦
熟成:内側をチャー(焦がすこと)処理した新樽
 ※2年以上熟成させると「ストレート・ホイート・ウイスキー」に

4.モルト・ウイスキー
原料:51%以上が大麦麦芽
 ※100%大麦麦芽を使うと「シングルモルト・ウイスキー」に
熟成:内側をチャー(焦がすこと)処理した新樽
 ※2年以上熟成させると「ストレート・モルト・ウイスキー」に

5.ライモルト・ウイスキー
原料:51%以上がライ麦芽
 ※100%ライ麦芽を使うと「シングルライモルト・ウイスキー」に
熟成:内側をチャー(焦がすこと)処理した新樽
 ※2年以上熟成させると「ストレート・ライ・ウイスキー」に

6.コーン・ウイスキー
原料:80%以上がコーン
熟成:古樽または内側を焦していない樽
 ※2年以上熟成させると「ストレート・コーン・ウイスキー」に

7.ブレンデッド・ウイスキー
上記1〜6のストレート・ウイスキーに、それ以外のウイスキーまたはスピリッツをブレンドしたもの。ただし、ストレート・ウイスキーは20%以上含まれていることが必要

オールド・オーバーホルトは、ストレート・ライ・ウイスキーなので51%以上のライと2年以上熟成、ということがわかります。実際はライが59%以上かつ3年熟成ということで、なんだか拘りを感じます。

武川蒸留酒販売さんの説明も。
オールド・オーバーホルトは、1810年にペンシルヴェニア州ウエストモーランド郡で、ドイツ系開拓移民の3世アブラハム・オーバーホルトにとって生み出された銘柄です。同社は、創業以来ストレート・ライ・ウイスキーだけを生産しており、アメリカン・ウイスキーの草分けメーカーの一つとしても知られていました。本来のライ・ウイスキーの性格を色濃くとどめている同ブランドは、連邦アルコール法によって、原料中のライ麦使用率を51%以上と規定されているライ・ウイスキーに、59%使っており、そのため、ライ麦からくる味が印象的なウイスキーとなっています。


ストレートだとノイジーなほど
様々な側面を見せてくれる
唯一無二感すら漂う
ストレート・ライ・ウイスキー

香り
チョコレート、ドライフルーツ、アプリコット、ミント、ブラックガム、微かに炭火で焼いた牛肉

枯れ草、ダークチョコレート、スパイシー、タンニン、ドライ

余韻
軽やかにゼスティ、すっきりと短い、ほんの少し塩っぱい

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはミントや炭火が落ち着いてドライフルーツ感が強まる。味はスパイシーさが薄れまろやかに。ノイジーさが消える。余韻は温かい。

ロック
口の中に含めたときに、奥の方でぼわっとなる。喉の手前あたり。ゼスティさは影を潜め、穏やかにライ麦を楽しむことができる、って感じですかね。

デザートと合わせるなら、余韻がほんの少し塩っぱいのでチョコレートが食べたくなる、クリーム系は要らないって感じです。

不思議で素敵なウイスキー。バーボンとはやはり一線を隠す代物です。




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2020年8月20日木曜日

Johnnie Walker -Game Of Thrones Limited Edition- A Song Of Fire

Johnnie Walker 

-Game Of Thrones Limited Edition- 

A Song Of  Fire

ジョニー・ウォーカー ~ゲーム・オブ・スローンズ・リミテッド・エディション~

ア・ソング・オブ・ファイア


ブレンデッド・スコッチ

40.8%


Game Of Thrones(GOT)シリーズ

大人気・海外ドラマGame Of Thrones(ゲーム・オブ・スローンズ、以下GOT)とディアジオ社が提携して数々の素晴らしいウイスキーが世にリリースされました。それは2019年1月のこと。

シングルモルトもGOTに出てくる名家ごとにリリースされました。https://d-ksmt.blogspot.com/2019/01/game-of-thrones-whisky.html


そのうちOban(オーバン)が実際に我が家にやってきたのは2019年12月のこと。https://d-ksmt.blogspot.com/2019/12/game-of-thrones-nights-watch-oban-bay.html

このGame Of Thrones The Night's Watch OBAN BAY RESERVEゲーム・オブ・スローンズ ザ・ナイツ・ウォッチ オーバン・ベイ・リザーブも恐ろしい美酒でしたね。同年のWhisky Of The Year2019で「銅賞」でした。https://d-ksmt.blogspot.com/2019/12/of-year-2019.html


このナイツ・ウォッチの対局にあるのがホワイト・ウォーカー。https://d-ksmt.blogspot.com/2019/11/white-walker-by-johnnie-walker.html

人類を滅亡に向かわせるホワイト・ウォーカーが、ジョニー・ウォーカーとコラボするなんていう、まさにこれはギャグ笑 冷凍庫で冷やして飲むことを推奨した商品で、冷凍庫で冷やすと、"WINTER IS HERE"の文字がボトルに浮かび上がるという崇高なデザインでした。これまた同年のWhisky Of The Year2019で「デザイン of the year」に輝いたボトルです。

懐かしいなー。冷凍庫から出した時のキンキンのボトル。そしてどろどろしたウイスキーの液体。素晴らしい。



そんなホワイト・ウォーカーとナイツ・ウォッチが肩を並べるというGOTファンなら分かってくれるはずのこのショット。これは秀逸ですね(自画自賛w)


ターガリン家最大の武器・ドラゴン

さて、今回はそんなJohnnie WalkerのGOTシリーズからA Song Of Fire(ア・ソング・オブ・ファイア)。ターガリン家最大の武器といっても良いドラゴン。そのドラゴンと燃え盛る炎がデザインされた今回のボトルもこれまた素晴らしい逸品です。

ドラゴの鬼気迫る表情がこれまた素敵。個人的には40.8%という中途半端なアルコール度数がツボ笑

ストライディングマン燃えてないですか?笑


ボトル裏面には詳しいことが書かれていました。

Fire consumes everything it touches. It melts steel to hone the sharpest. Deadliest blade. Fire courses through the veins of house Targaryen and is made flesh in the form of its dragons. With fire in their blood the Targaryen dragons breathe ferocious flames. Like a scorching blaze, they roar their verse of A SONG OF ICE AND FIRE.

火は触れるものすべてを消費する。それは鋼を溶かして最も鋭いものを研ぎすます。最悪の刃。ターガリエン家の鉱脈を通り抜ける火のコースは、ドラゴンの形で肉にされる。ターガリエン・ドラゴンは血に火がつき、猛烈な炎を吸う。炎上する炎のように、彼らはA SONG OF ICE AND FIREの詩を轟音で歌う。

JOHNNIE WALKER A SONG OF FIRE is a blended scotch whisky inspired by these beasts of the sky. Peated malt from Caol Ila lends subtle smoke. Tempered by a rich, rounded sweetness. A full-bodied flavour delivers subtle re fruit. A hint of spice and a sweet smoke. This blended scotch whisky is best enjoyed neat for a warm, smooth finish.

JOHNNIE WALKER A SONG OF FIREは、これらの空の獣からインスピレーションを得たブレンドスコッチウイスキー。 カリラのピーテッド・モルトがほのかな煙を広げる。豊かでまろやかな甘みが和らぐ。フルボディのフレーバーは、繊細なフルーツを提供する。ほのかなスパイスと甘い煙。このブレンドスコッチウイスキーは、すっきりと温かく、スムーズなフィニッシュを楽しむのに最適。

だいたいこういう翻訳であっていると思われる。カリラ蒸留所の原酒が使われているというのが贅沢ですね。さすがはディアジオ。さすがはジョニーウォーカー。


ドラゴンに焼かれたようなスモーク、

喉が渇く

スモーク

香り

スモーク、スパイシー、麦、バーナー、炭焼き小屋、ほのかな果実味

思ったよりも甘い、丸みを帯びた甘さ、バニラ、スパイシー、少しスモーキー

余韻

軽やかな余韻、最後に少しソルティ、ベタつく

ドロップ・アップ(1滴加水)

香りは釜戸って感じが強まる。やはり根本にあるのはスモーキーなんでしょうか。味もスパイシーが強くなって非常にゼスティ。少しヒリヒリするくらい。喉が乾く。潤わない笑

ロック

んー、煙www しかし、味わいもピートっぽさが少なく・・・味まで煙って感じであまり好きな感じではない。ストレートが一番甘みを感じることができてバランス良いかも。ロックだと喉越しあたりでフルーツの甘みが急に出てくる。不思議。

ということでストレートで飲むのがオススメな不思議な一本。GOT好きでウイスキー好きなら絶対に購入すべき一本ですね。なんというか、飲む度にドラゴを感じて落ち着きません笑

喉の奥を焼かれている気になる(気のせいw)


ちなみに最初の写真は最近息子とハマっている花札と一緒に撮影。8月は芒(坊主とも)。「月見に一杯」ということで乾杯。


2020年8月18日火曜日

The Strokesについて勝手に喋る ④Angles


初の迷作?
前作"First Impressions Of Earth"から5年が経ち、待ちに待った4thアルバムが発売されたのは2011年3月。

01. Machu Picchu
02. Under Cover of Darkness
03. Two Kinds of Happiness
04. You’re So Right
05. Taken For A Fool
06. Games
07. Call Me Back
08. Gratisfaction
09. Metabolism
10. Life Is Simple In The Moonlight

正直なところ、一番聴いてないアルバムだと思います。思うに非常に「実験的」なアルバムだったのかと。1曲目の"Machu Picchu"は個人的に最高ですがね。これまでなかった、まったく違うって印象を強烈に与えていると思います。


2曲目の"Under Cover of Darkness"は先行シングルとしてリリースされた曲。これは言うまでもなく素晴らしくカッコいいですよ。


あとの曲は率直に言ってよくわからなかったです汗
ファルセットを多用した楽曲は、次のアルバム"Comedown Machine"に繋がっているとも思いますが。

しかし、10曲目の"Life Is Simple In The Moonlight"で全てを忘れさせてくれる、最高のロックンロールをかき鳴らしてくれていると思います。この曲を最初聴いたときは鳥肌ものでした。なんでこんなにクールなんだ!って笑


バンドのサウンド的な変革期?というか、やっぱり実験的だったんじゃないかなーって感じですね。

 

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2020年8月17日月曜日

Jameson

 

さて、そろそろ夏休み気分を抜けてブログを更新します。久しぶり(?)に真面目なウイスキーの話。


Jameson

ジェムソン

ブレンデッド・アイリッシュ

40%


No.1アイリッシュ・ウイスキー

アイリッシュ・ウイスキーの中で、世界一の売上高を誇っています。https://www.jamesonwhiskey.com/ja-JP/

ピートを使わず、大麦、モルト、グレーンの3つを原料とし、3回蒸留によって造られる「ジェムソン」の豊かな香味とスムーズな味わいは、No.1のアイリッシュウイスキーとして世界中で愛されています。

意外にもジェムソンを作ったのはスコットランド人のJohn Jamesonジョン・ジェムソン氏。彼がアイルランドの地へ渡り、伝統あるアイリッシュ・ウイスキーを受け継いで完成させたブレンドがこの「ジェムソン」だそうです。

現在は、ペルノ・リカール社の子会社アイリッシュ・ディスティラリーズ社により製造されている。1780年、ダブリンに設立されたボウ・ストリート蒸留所の経営権をジョン・ジェムソン氏が取得し、1810年にジョン・ジェムソン・アンド・サン・アイリッシュ・ウイスキー会社を設立したのが始まり。


ミドルトン蒸留所で製造

ジェムソンは現在、ダブリンではなくコークの街で製造されているらしいです。コークにあるミドルトン蒸留所。この蒸留所では他に、PowersパワーズやPaddyパディといったブレンデッドも製造されています。先日飲んだRedbreastレッドブレストもこのミドルトン蒸留所。


参考(wikipedia)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%A0%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC

Paddy

https://d-ksmt.blogspot.com/2019/10/paddy.html

Redbreast 12 Y.O.

https://d-ksmt.blogspot.com/2020/04/redbreast-aged-12-years.html


スムーズで爽やかな緑の葉っぱ

香り

樽、シュガー、ぶどう、ウッディ、微かにスパイシー

スパイシー、ミント、若い樽、タンニン

余韻

少しゼスティ、スムーズ、軽やか

ドロップ・アップ(1滴加水)

香りはフローラル感が増しスパイシーな感じは薄れる。味わいはあまり変わらないがミント感は薄れる、バニラ香が増す。余韻は非常に軽やかですっと引く。

ロック

口当たりの滑らかさが際立つ。無刺激(殺虫剤のうんちくみたい笑)。爽やかな夏の草原。そよ風。揺れる緑の葉っぱ。

やはり素敵なウイスキーです。これが「ザ・アイリッシュなのか」と言われると、そうでもない気がしますが、シンプルに「飲みやすい」。どんな割り材で割って飲んでもうまく馴染めそうなウイスキーです。なんの邪魔もしないでしょう、おそらく。


過去にJamesonジェムソン12年を買って飲んだ記事もありました。ほぼほぼ参考になりませんが笑 https://d-ksmt.blogspot.com/2014/05/blog-post.html


ジェムソンよ、永遠なれ。