2019年3月31日日曜日

家族旅行に行ってまいりました 湯田温泉・門司・下関 その1

数日、ブログを空けておりました。
というのも息子の4歳になる誕生日を記念して、家族旅行に行っていたのです。

誕生日は4月4日ですが、一足早くお祝いの旅。今回は息子が好きなもの尽くしの旅となりました。

機関車・魚・温泉。まさにこの3つに限ります。

1日目は、新山口駅まで車で出かけ、新山口駅から津和野駅までのSLやまぐちに乗り、湯田温泉駅へ。


こちらが今回乗車したD51200。通称「デゴイチ」で知られるD51ナンバーの蒸気機関車。新山口駅に着いたのは機関車が発車する10:50の実に10分前の10:40ごろ。10分前になんとか着いたーって思ってると、駐車場がどこもかしこも満車!!

おいおい、これはやばいってことで、とりあえず嫁と息子を駅で降ろし、一人駐車場を探していると、わかばパーキングさんだけが「満」ではなく。なんとか駐車することができ、5分前にぎりぎり駅にたどり着き乗車。いやー、本当に首の皮一枚でした。汽車に乗るのは諦めて、息子と嫁さんは汽車・私は車で湯田温泉で合流しようかと思いましたが、なんとか一緒に3人で汽車に乗ることができました。わかばパーキングさん、本当にありがとうございます!!1日の上限が800円と、他の駐車場に比べると値段は高いのですが、いやいや本当にありがとう。マジで助かりました。

そして、汽車の中で湯田温泉駅に着くまでの約15分の間、途中で畑をへいへい逃げていくキジの雄を見たりしながら(嫁さんが先に見つけた)、電車とは違う機関車のリズムやポッポーっていう汽笛、黒い煙なんかにいちいち心踊らせながら行きました。


そしてあっという間に温泉の街・湯田温泉に到着。

山口市湯田温泉というのは、白狐が温泉を見つけたという伝説が残る素敵な温泉街。どの店も値段が高い「高級温泉街」という感が否めませんが、本当に素敵な温泉街です。


道中、井上公園というなにやら名のある公園で息子が遊びたいというので遊びました。この公園のソメイヨシノが見事に満開で。素晴らしいのなんのって。

桜はやはり日本の国花。日本人の精神性。その代表格となっているソメイヨシノ。いつのまにか、本家のヤマザクラよりも身近で数の多い花になりましたよね。どうでもいい知恵袋ですが、ソメイヨシノっていうのは、江戸時代に江戸(東京)で開発された品種で、「桜の名所って言えば奈良の吉野」ってことにちなんで「ソメイヨシノ」って名付けられたそうで。しかも日本中に植えられているソメイヨシノはすべてクローンだそうで、いわばすべて同じソメイヨシノさんだです。だから、開花の時期も均等になるとかならないとか。日本の技術おそるべしですわ。


そんな井上公園で遊んだ後、少し早い昼食を長州屋さんで。山口・名物である「瓦そば」をいただきました。これがまた美味。

温められた瓦の上に茶そば。その上に錦糸卵と牛肉のひき肉とレモン、もみじおろし。それを特製の温かいつゆで美味しくいただくという代物。

下の方のそば、すなわち瓦に一番近いそばがパリパリに焼けて食感が違うのもまた楽しい。牛肉がこれまた美味い。まともな瓦そばを食すのはおそらく人生初なんですが、これは本当に美味い。なんでこれまで食べたことがなかったのだろうか。素晴らしいですね。永遠に栄えよ!!

その後、せっかくの湯田温泉なんだからってことで湯田温泉の中でも有名な山水園さんへ。


旅館に宿泊しない人でも入れる源泉掛け流しの温泉があるのです。

入浴料はなかなかかかります。ぶっちゃけると、大人2人と3歳の子供、計3人で4,000円要りました。が、その温泉はその値段以上の満足感。温泉のため、写真は撮れていませんが、温泉独特の硫黄臭と、ヌルヌルした肌触り。個人的にこれまで入ってきた温泉群の中で別府の次にくる名湯かと思われます。(温泉巡りについては、本当に数えるくらいしか行ったことがないので、参考になされないように笑)

この名湯を出た後、息子が好きな機関車にもっと触れるべく、北九州・門司の九州鉄道記念館へ向かうのでありました。

ってところで「その1」は終了。すいません、単純に眠い笑

また続きは後日書きましょう。今回の旅は本当に楽しかったから。

そう言えば明日4月1日は、いよいよ新元号が発表されますね。平成がいよいよ1ヶ月で終わりを迎えます。平成元年生まれの私としては、本当に感慨深いものがあります。今上天皇陛下がご存命のうちにご譲位を決意されたその思いも胸に留めながら、新しい時代が始まる5月を心待ちに。これからもさらに楽しい日々を生きていきますように。全力でいきましょう!


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2019年3月26日火曜日

Bladnoch 10 years old


Bladnoch 10 years old
ブラッドノック10年
(シングルモルト・ローランド)
ノンチルフィルタード
ノンカラーリング
バーボン・エクスプレッション
46.7%

1817年設立・2回の閉鎖を経験した蒸留所
ブラッドノック蒸留所は、バーンズ・カントリーの南、ウィグタウンの外れに位置。スコットランド最南端の蒸留所。

1817年 ジョン・マクレーランド、トーマス・マクレーランドの兄弟が設立。その後の数年間で蒸留所は成長・近代化し、「ローランドの女王」という地位を確立していった。

1938~1956年、1993~2000年の計2回閉鎖。現在は、オーストラリアのビジネスマンDavid Prior氏が、2015年から蒸留所の栄光時代を再現することをビジョンに掲げ操業している。

2017年、設立200年を迎えた。仕込み水に使用されているのは、ブラッドノック川の水。

ブラッドノック蒸留所オフィシャルサイト
https://bladnoch.com/


バーボンバレル熟成の10年もの
今回飲んでいるブラッドノック10年は、バーボンバレル熟成。特徴的である「ノーランド・スタイル」を表現した一本とオフィシャルサイトでは謳われている。ブラッドノック川の仕込み水と、地元の大麦が使われ、冷却濾過なし・無着色で限りなくピュアな状態でボトリングされた、とのこと。46.7%という度数もまたグッド。


牧草地に咲く花、その味わいはスパイシー
さてテイスティング。

香り
干し草、牧草、スパイシー、春の花、バニラ

味わい
ゼスティ、舌の上を刺すようなスパイシーさ、モルティかつオーキー、パラパラとしたアルコール感

余韻
爽やかであるが滑らかでない、草っぽい感じと胡椒っぽさが後に残る

なかなか独特。これまでに飲んだシングルモルトのどれとも似ていないような。

似ているというわけではないけど、以前飲んだGlen Garioch aged12 years(グレンギリー12年)を思い出した。https://d-ksmt.blogspot.com/2015/02/blog-post_22.html


グレンギリーの12年。スコッチ・ハイランドのシングルモルト。とても優しい口あたりの麦の 香。どこか懐かしさすら感じる。表現が悪いかもしれませんが、田舎くさいっていう印象。高知の仁淀川町(旧吾川村)のおじいちゃん家がなぜか想起される。おじいちゃん家は仁淀川の渓谷を上に上に上がっていった山の上。家から下には斜面に畑や茶畑が広がっていて、谷の向こうに旧仁淀村の山々が広がっている。そんな光景を思い出して、急にノスタルジックになってしまうそんな1本です。っていうことで、このウイスキーの呼び名は「おじいちゃん家」にさせてもらいます笑
山に登ってきた親戚に、ビールを持って出迎えるおじいちゃん。親戚の人が「今日は早よ帰らにゃいかんき」って言ってビールを断るとすんごく寂しそうな目で「そうか」と言ってました。可愛いおじいちゃんなんですよ。
といっておりましたが、まさにこの「田舎」っぽい感じを今回のブラッドノック10年にも感じるのでありました。良い意味でね。グレンギリー12年が「おじいちゃん家」であるのに対して、このブラッドノック10年は「牧草地の春」と呼ぶことにします。

さすがはローランドの女王。これからも末長く、頑張っていってほしいものです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
ブラドノック 10年 正規品 46.7度 700ml
価格:5980円(税込、送料別) (2019/3/26時点)

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2019年3月24日日曜日

第4代目iPad ~iPad(第6世代)~

2019年3月24日、本日をもって私・楠本大介のiPadが4代目になりました!!拍手

2011年からiPadを使い始めてついに4台目。なかなか感慨深いものがあります。振り返ってみますと、このような変遷になります。

2011年〜 iPad2         通称:Dai Pad、契約:Softbank
2013年〜 iPad Air      通称:Dai Pad Air、契約au
2016年〜 iPad Air2    通称:Dai Pad Air2、契約au
2019年〜 iPad(第6世代) 通称:未定、契約au

ということで、長きに渡り相棒を務めたiPad Air2(通称Dai Pad Air2)も今日でその役目を終えたわけです。どうもありがとうございました!!

ちなみに、Dai Padという愛称は、私の名前である"Daisuke"と"iPad"を掛け合わせたしょーもないネーミングなので、どうぞお気になさらず笑

これまで使用してきたiPad2は、母にあげた。※昨年ついに使えなくなり、母は最新のiPad(当時のiPad第5世代)に機種変更しました。

そして2代目のiPad Airは、現在息子のiPadとしてお家で活躍中。ということで、3代目iPad Air2の行く末も考えあぐねている最中です。


まー、とりあえずiPadが最新の第6世代(といっても昨年出たモデルですが・・・)に代わって何より。

しかし、びっくりしたのがiPadってiPad Airより重たいんですね!ってこと笑

比較すると、次のようになります。

iPad Air 2
発売日:2014年10月
CPU:Apple A8X
メモリ:2GB
画面サイズ:9.7インチ
サイズ:240×169.5×6.1mm
重量:437g
Apple Pencil:×

iPad(第6世代)
発売日:2018年3月28日
CPU:Apple A10
メモリ:2GB
画面サイズ:9.7インチ
サイズ:240×169.5×7.5mm
重量:469g
Apple Pencil:対応

ってぐらいで、違いといえばCPUが新しいってこととApple Pencilに対応しているってこと。そして重量が32g増えたってことかな。これがバカにできないくらい重い笑

とくに厚みが1.4mm増えている。これは全然違う。使っている専用のケースはそのまま使えて便利だけど、「みっちり」って感じ笑

まー、これから3年間、このiPad(第6世代)と一緒にやっていくことになるので、どうぞよろしくなわけですが。


そうそう。そういえば、この春iPadの最新機種が誕生したんですよね。その名もiPad Air(第3世代)。

おいおい。Air復活かよ!ってことにびっくりなわけですが・・・。10.5インチディスプレイでiPadより少々でかい。そして456gと、iPadより少し軽い。が、iPad Air2よりは重い。っていうなかなか不思議なiPad。

iPadのヘビーユーザーとしては、このタイミングで新しいiPadのモデルが出たことに、怒りも感じつつ仕方ないなーとも思いつつ笑


え?そもそもなんでiPad Proにしなかったかって??
それはiPad Proを持ってもらったらわかる。

・不思議な角ばったデザイン
・ホームボタンがない
・値段が高い

この3点に集約できます。2つ目の「ホームボタンがない」のは、慣れたら別に必要ないし、どうとでもなるんですが、「角ばったデザイン」。これが個人的には受け付けない。

そして「値段が高い」。もちろん"Pro"ですから仕方がないにしても。もうしばらくホームボタンがある使い慣れたiPadで楽しみます。


結論として、言えることは今回、重量は重くなってしまいましたが、より新しいCPUを持ったiPadに更新できたことは楽しみでしかありません。それに容量も64GBから128GBに倍増できた(iPad第6世代の最大容量は256GBあります)ことは、重量が増えてしまったことも納得させてくれるはずです。

もともと32GBの一番容量の小さなものにしようかと思っておりましたが、iTunesの曲を絞り切ることができず、32GBではだめだってことになり、128GBを選びました。

iPad絶対話せない人間として、今後のiPadのさらなる発展に乾杯!APPLE社のさらなる進化にも期待です。ジョブズの魂よ、永遠なれ!


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2019年3月23日土曜日

市町村の鳥 宮崎県

県の鳥  コシジロヤマドリ
宮崎市  なし
都城市  なし
延岡市  なし
日南市  カワセミ
小林市  アオバト
日向市  なし
串間市  メジロ
西都市  ウグイス
えびの市 なし
三股町  ホオジロ
高原町  ブッポウソウ
国富町  なし
綾町   なし
高鍋町  なし
新富町   ウグイス
西米良村 メジロ
木城町  アオバト
川南町  なし
都農町  メジロ
門川町  なし
諸塚村  メジロ
椎葉村  ヤマドリ
美郷町  メジロ
高千穂町 ホオジロ
日之影町 ウグイス
五ヶ瀬町 メジロ

メジロ6、ウグイス3、アオバト2、ホオジロ2、ヤマドリ1、カワセミ1、ブッポウソウ1の計16件。

どうでも良い情報ですが、東京に行くのに一番時間がかかる県・宮崎県。の県の鳥は、コシジロヤマドリ。


NT(準絶滅危惧種)・コシジロヤマドリ

コシジロヤマドリhttps://www.birdfan.net/2008/10/31/3098/
コシジロヤマドリ(Syrmaticus soemmerringii ijimae)は、ヤマドリの亜種で九州中南部だけに生息(そもそもヤマドリが日本の固有種)。NT(準絶滅危惧種)にも指定されている希少種。ヤマドリの中では唯一、♂の腰部分が白色。
キジに似たかっ色の美しい鳥で、腰のところに白いもようがあります。
飛ぶことも走ることもたいへんはやく活動的で、姿の美しい鳥ですが、日本では九州の南部にしか住んでいません。
県内ではおもに霧島山系や双石(ぼろいし)山の周辺に生息しています。
なお、鳥獣保護法で、捕ることも飼うことも禁止されています。
昭和38年が、明治16年に宮崎県が再置されてから80年になることから、置県80周年を記念して、県民の皆さんに、コシジロヤマドリ・アオバト・ヒュウガカケス・シラサギ・メジロの中から、「県の鳥」を投票していただいた結果、「コシジロヤマドリ」に決まりました。
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kohosenryaku/kense/koho/symbol2.html
ということだそうです。ってヒュウガカケスってなに!?www


本亜種カケスのシノニム・ヒュウガカケス

カケス 2016年、廿日市市にて
図鑑でも日本に生息するカケスの亜種は、カケス(Garrulus glandarius)・ミヤマカケス(G. g. brandtii)・サドカケス(G. g. tokugawae)・ヤクシマカケス(G. g. orii)の4亜種とのこと。ネットで調べてみると「ヒュウガカケスは本亜種カケスのシノニム(同意義)」とのことで、どうやら本亜種カケスの地方名といったところらしい。古い図鑑には載っていたという記事も散見される。カケスの世界も奥が深いんですね。


改めてその愛くるしさにフォーカス・メジロ

メジロ 2019年、廿日市にて
宮崎県の市町村の鳥として一番指定されているメジロ(Zosterops japonicus)。指定がある全16件中6件がメジロという人気ぶり。この「市町村の鳥」企画をやっていて思うのですが、メジロは西日本の特に暖かい地域で人気がある、というか馴染み深い鳥のようですね。もちろん東日本でも指定されている地域はありますが、全国的に圧倒的に指定数の多いウグイスと、立場が逆転するのが西日本の温暖な地域。という感じがあります。


外来種・ソウシチョウ
このメジロですが近年、籠抜けで増えている小鳥に生息地を奪われているなんていう話も聞きます。その小鳥っていうのはソウシチョウ(Leiothrix lutea)という中国原産の飼い鳥。

ソウシチョウ 2014年、安芸太田町にて
メジロが全長12cm、ソウシチョウが全長14cmと若干ソウシチョウの方が大きい。ボディの色彩も鮮やかですが、さえずりがまた美しく、飼い鳥としてはなかなかスペックが高いのではないかと思われます。


一方、ソウシチョウは日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれてしまってます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BE%B5%E7%95%A5%E7%9A%84%E5%A4%96%E6%9D%A5%E7%A8%AE%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88100

野生のソウシチョウを初めて観たのは、2014年に安芸太田町の恐羅漢山に夏訪れたとき。上の写真がそうですが、その可愛らしく美しい姿とは裏腹に、なかなか気の強い、物怖じしない性格なんだなーっていう印象を持ちました。結構近くまで来て、警戒の声を出しながら、こっちが移動すると一緒に付いてくるという・・・。なかなかの気の強さ。これは確かにメジロやウグイスは負けちゃうかもって思いましたね。

そんなソウシチョウですが、廿日市では見かけたことがなかったんですが、2016年ごろから冬に見かけるようになりまして。ついに山を降りてきたのか!ってメジロを心配していたわけですが、今年の冬はメジロをよく見かけた冬になりまして・・・。メジロもソウシチョウも仲良くやっていってくれればと思います。

個人的に籠抜けとかは、確かによろしいことではないですが、「生き物に罪はない」というのが持論。あくまで飼い主に問題ありです。なのでソウシチョウさんのことを悪くいうつもりはありません。

まー、外来種で世界一悪いと言われているのは、イエネコ(野良猫)なわけで・・・。これには、結構文句もあれば、猫を援護したいとおもうところもあり。

なかなか難しい問題ですね。とりあえず、飼い主の人間側の意識を上げる必要があるかとは思います。自分の行動がどれだけの影響を及ぼす可能性があるか。

では。


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2019年3月20日水曜日

Bruichladdich Islay Barley 2011がリリースされる!

来月1日にBruichladdich Islay Barley 2011(ブルイックラディ アイラ・バーレイ2011)がリリースされる、という記事をWhisky Magazineで見かけました。
http://whiskymag.jp/bruichladdich_islay_barley_2011/



写真はBruichladdichのオフィシャルサイトより。
https://www.bruichladdich.com/laddie-shop/bruichladdich/bruichladdich-islay-barley-2011/

記事によるアイラ・バーレイ2011の特徴をかいつまんで説明すると、

・アイラ島大麦100%(アイラ島中部・西部の6件の農家が育てた大麦)
・パブリカン種とオックスブリッジ種(大麦の種類)
・2010年収穫
・2011年蒸溜
・ノンピーテッド
・ファーストフィル・バーボン樽75%
 ファーストフィル・リヴザルトワイン樽(フランス産天然甘口ワイン)10%
 セカンド及びサードフィル・ソーテルヌワイン樽(オーストリア産甘口白ワイン)15%
・冷却濾過なし
・無着色
・アイラ島の湧き水で加水
・度数50%


ブルイックラディ蒸溜所のシングルモルト・ウイスキーには大きく分けて3種のブランドがあります。

①Bruichladdich ブルイックラディ:ノンピーテッド
②Port Charlotte ポートシャーロット:ピーテッド
③Octomore オクトモア:ヘビリーピーテッド


Octomore オクトモア
どのブランドも素晴らしいウイスキーでが、特にオクトモアは、2017年のウイスキー of the yearで金賞にもなった人生で忘れられないウイスキーの一つ。https://d-ksmt.blogspot.com/2017/12/of-year-2017.html

フェノール値PPM:208、度数58.5%。
兼ねてから憧れのウイスキーの1本であった“世界一ピーティーなウイスキー”オクトモア。ゴールデンウィーク前に購入して、今回の家族旅行でも持ち運び、各地で楽しみました。原料の大麦に含まれるフェノール値が208ppm。通常のアイラモルトが40〜60ppm。昨年飲んだバラントルーアンが88ppmでヘビーと称されていたことを思うと、この「208」って数字がいかにぶっ飛んだ値であることか。スッと縦に伸びた黒いボトルデザインも素敵ですよね。ちなみにスコットランド産の大麦を使用したこの「スコティッシュ・バーレイ」と違い、アイラ島の大麦だけを使用した「アイラ・バーレイ」は半透明のボトル。これがこれでまたおしゃれなんだよなー。これまた憧れのウイスキーの1つです。
さて、憧れのオクトモア。そのお味はというと。。。
香りも味も同じく、ピーティーさを存分に楽しめる一方で感じる果実的な甘さ。口当たりの良さ。飲みやすさ。アルコール感を感じさせない角の取れた円み。その後にくる「土っぽい」ピート。これがまた癖になる。度数が高めってこともあって、飲んだ後キツさはあるけども。ヘビーピーティーという響きからは考えられないほどの甘みと飲みやすさ。ヴァッティング技術の高さが身に沁みるそんな一本です。出会えてよかった。ありがとうございます。

Port Charlotte ポートシャーロット
フェノール値でいうと、ライトになるポートシャーロット。これまた美酒。
https://d-ksmt.blogspot.com/2016/07/praparat.html

久しぶりのアイラのシングルモルト。ブルイックラディ蒸留所さんのポートシャーロットは、ブルイックラディっていうシリーズがノンピートなのに対して、ヘビーピートが醍醐味。アイラ独特の正露丸みたいなピートがガツンときます。が、なんていうんですかね、甘い。モルティな甘みと柑橘系の甘みがマッチしています。呑むほどに虜にさせる、そんな逸品。余韻はひたすらにピートですが。ピートが臭いんですが、なんというか嫌味がない。爽やかではないけど、鬱陶しくないとでもいいましょうか。ラベルに書かれた"AN TURAS MOR"とはゲール語で「偉大なる旅」という意味だそうです。素敵すぎる。センスが素晴らしい。口に残る複雑な甘みとピート。心洗われるわー。

Bruichladdich ブルイックラディ
ノンピーテッドなブルイックラディもやはり素晴らしいウイスキー。

まずは、ブルイックラディ スコティッシュ・バーレイ。
https://d-ksmt.blogspot.com/2015/06/blog-post.html

これでアイラ島の現存する蒸留所のものは一通り、1本は飲んだことになります。閉鎖されたPort Ellenは、いずれ必ず飲んでやろうと思ってますが。さて、このブルイックラディさんでも今回のは"Scottish Barley"という名前で、「スコットランド産の大麦だけを使用」した代物。他にも「アイラ島の大麦だけを使用」した"Islay Barley"なんてのもあります。この二つのシリーズの共通点は"UNPEATED"ピートなし!!アイラ・モルトの特徴「歯医者の匂い」の根源であるピートを使っていないというもの。ってこともありすっきり飲みやすい。ですが、度数が50度。通常40度以上といったところなので、回りやすいことはご想像の通り。
このブルイックラディさんは他にもシングルモルト・ウイスキーのシリーズ"Port Charlotte"や一番煙臭いということで有名な"Octomore"なんていうシリーズも作っていてなかなか面白そうです。今後もお世話になります!!
ふふふ。4年前の楠本よ、言葉通り君はその後かなりブルイックラディさんのお世話になっておりますよ。ブルイックラディ スコティッシュ・バーレイは、2015年のデザイン of the yearを受賞。

昨年飲んだブルイックラディ ベア・バーレイ2008。これまた素晴らしい逸品でしたね。

古代種の大麦、ベアバーレイを使用したノンチルフィルター、ナチュラルカラーの一本。
ベアバーレイは、1000年以上前の9世紀ごろスコットランドへ、当時オークニー島を支配していたヴァイキングが持ち込んだ古代種の六条大麦“ベア・バーレイ”を原料に造ったシングルモルトウイスキー。「ベア(BERE)」と呼ばれるこの麦は、スコットランドの麦の最古の品種だそう。2014年のボトリングということで「6年もの」と言ってしまって問題ないかと。
ちなみに、ブルイックラディとはゲール語で「海辺の丘の斜面」という意味らしい。
まず、色はライトなイエロー。明るい金色みたいな色。
香りは麦の麦らしさが伝わって来るって感じの香り。その中にクリームとかフルーツとかを感じる。りんごの間にチーズを挟んだ食べ物ありますよね?なんかそんな感じ。蜂蜜と牛乳を混ぜた飲み物みたいな。ん?それはJohn Lennon & Yoko Onoの"Milk & Honey"か??
味わいはこれがまた力強い。ビールってこんな感じかな?「のどごし」がある。飲みやすさと軽やかなスパイス。ゼスティってやつ。アンピートなんだけど、なんかピートっぽさを感じる。それはこの大麦「ベアバーレイ」の仕業か?
余韻は長く心地よく。充実感に満ちた感じ。
って、べた褒め笑
こちらはウイスキー of the year 2018の銀賞を受賞。ということで、2016年に飲んだポートシャーロットを除くと全てのボトルが何かしらウイスキー of the yearを受賞しているという。隠しようのないブルイックラディ贔屓www

ということで、楠本ご贔屓のブルイックラディ蒸溜所さんの最新作「ブルイックラディ アイラ・バーレイ2011」をどうぞよろしく!というオチでした笑


アイラ・バーレイ2011は、まだ未発売のため今年2月にリリースされたこれまた新商品のオクトモア09.1と09.3をご紹介しておきます。

  

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
オクトモア 09.1 スコティッシュ バーレイ 59.1度 700ml
価格:15800円(税込、送料別) (2019/3/20時点)



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2019年3月18日月曜日

第5回アコパラ @島村楽器 広島イオンモール府中店

昨日3月17日(日)は、島村楽器 広島イオンモール府中店さんにて第5回アコパラに参加させていただきました。

D:KSMT(クスモトダイスケ)、実に半年ぶりのライブとなったわけですが、おかげさまで楽しく唄わせていただくことができました。改めてみなさん、ありがとうございました!


今回は2曲唄わせてもらいました。
1曲目「Bunnahabhain」


(歌詞)
キレイに咲いたその花の 名前も知らぬまま歩く
キレイな声で鳴く鳥の 姿も見えぬまま進む

キレイになっていく君を 意識し始めた3月
キレイ事並べた4月 キレイに着地した5月

Uh-

ハロー この世界で起こる
小さなことも 大きなことも
ハロー この心でちゃんと
感じたいのさ 見つめたいのさ
知らないものばかり
知りたいことばかり

言い訳ばかりした夜を 後悔してても仕方ない
未来へと続く道の上 後ろを向いてちゃ進めない

Uh-

ハロー この世界で起こる
小さなことも 大きなことも
ハロー この心でちゃんと
感じたいのさ 見つめたいのさ
知らないものばかり
知りたいことばかり

キレイに咲いたその花の
キレイな声で鳴く鳥の
キレイになっていく君を

キレイになっていく君を 


2曲目「打ち上げ花火」

(歌詞)
プール帰りの日焼けした空に
入道雲は高く積み上がり

行き交う電車に浴衣姿
そうか、今日はお祭りだったな

オレンジ色に街が染まれば
長い影が家路へと伸びて

行き交う人の波に飛び込んで
浴衣姿の君が見たくて

君を探して 人ごみの中
見上げる空に 打ち上げ花火

脈絡のない高揚感と
何か失いそうな不安と

りんご飴を口いっぱいに
笑って歩く君が見たくて

君を探して 人ごみの中
見上げる空に 打ち上げ花火

意味を求めて 虚しくなって
仰ぎ見るのは 打ち上げ花火

コロコロと変わってく
色とりどりの打ち上げ花火
君の頬をピンクや青に染めて

君を探して 人ごみの中
見上げる空に 打ち上げ花火

意味を求めて 虚しくなって
仰ぎ見るのは 打ち上げ花火

君を探して 夏にさまよい
水面に滲む  打ち上げ花火

君を探して 夏に恋して

キレイに咲いた 打ち上げ花火


ということで、やっと始まった2019年のD:KSMT。動画は一部だけの内容になってますが、近々島村楽器さんがYoutubeに全貌をアップしてくださるそうなので、またおしらせします。次回は来月4月20日(土) 山口県柳井市のライブビレッジさんにて。

ということで、これからもどうぞよろしく。


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2019年3月16日土曜日

明日はソレイユにてライブです

明日、3月17日(日)
第5回アコパラ @島村楽器 広島イオンモール府中店
12:30〜

​出演時間は未定ですが、持ち時間10分で2曲を演奏予定。
今月に入ってウイスキー飲みながら出来てしまった新曲「Bunnahabhain(ブナハーブン)」初披露予定。

ということで、久しぶりのライブですが頑張ってきます!応援よろしく!!


こちらの写真は、3歳の息子が書いた「くも(spider)」。青のクレヨンで蜘蛛の恐ろしさ、悍ましさが存分に表現されていると思うのは親バカでしょうか笑

最近はトランプの神経衰弱でも私を破るようになり、急成長を見せております。ちなみに、楠本家で私に神経衰弱で勝つことができた人は過去にも一人もいません。ということで、息子は一族最強ということになりました。

来月で4歳。これからの成長がいよいよ楽しみなわけで。

4歳の誕生日には広辞苑を買おうと思っているんですがね。というのも僕自身、小さい頃広辞苑をペラペラめくりながら遊んでいたそうなので、息子にも言葉の世界に浸ってもらいたいななんて思ったり。と言いながら、実は自分が最新の広辞苑が欲しいって思惑だったり笑

まー、ひとまず明日は頑張ってきます!


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嘉之助ニューボーン


嘉之助ニューボーン
Kanosuke New Born
嘉之助蒸留所
ジャパニーズ・シングルモルト
ノンチルフィルタード
ノンカラー
カスクストレングス(樽出し)
58%
20cl
2018年2月蒸溜
2018年10月瓶詰

鹿児島のニューボーン・嘉之助蒸溜所
https://kanosuke.com/

鹿児島県日置市日吉町神之川845‑3に位置する嘉之助蒸溜所は、小正醸造株式会社が2018年に始動した新しいジャパニーズウイスキーの蒸溜所。

3基のポットスチルを構えることが自慢のクラフト・ディスティラリー。再溜の際に、形状の違うポットスチルを用いることで、味わいの異なる原酒を作り出すことを目論んでいるらしい。


8ヶ月熟成でこの貫禄
ニューボーンとは、ウイスキー原酒を樽詰してからまだ日の浅い、熟成途中のウイスキー。一般的に世界で流通している3年以上貯蔵されたウイスキーよりも、ずっと若いウイスキーです。カノスケ ニューボーン は、ノンピート麦芽を使用し発酵、当社独自のポットスチルで蒸留し、アメリカンホワイトオークのリチャー樽にて熟成させたものです。ニューポットから8ヶ月経過した変化の過程を味わって頂き、数年後に世に出る嘉之助蒸溜所が提供するウイスキーの未来の姿、思いを馳せていただきたいと考えております。
2018年2月に蒸溜したウイスキー原酒を樽詰めしてできたシングルモルトニューボーンです。
原料にはイギリス産ノンピート麦芽を使用。ディスティラリー酵母で発酵させた後、初留釜で蒸留、その後、嘉之助蒸溜所が所有している構造の違う2基の再留釜のうち、ボディのある酒質を造ることができる構造の再留釜で蒸留を行いました。その原酒を樽熟成米焼酎「メローコヅル」が貯蔵されていたアメリカンホワイトオークの樽をリチャーした樽に樽詰、潮風が香る嘉之助蒸溜所の貯蔵庫にて8ヶ月間貯蔵後、カスクストレングスでボトリングし、甘く華やかなニューボーンに仕上げました。
TASTING NOTE
COLOR(色):とろみのある鼈甲色
NOSE(香り):ほのかなメープルの甘い香りと焦がしたオークの香ばしさ
TASTE(含み):若々しさを感じさせる口当たりの後に、モルトの甘みと青リンゴのような爽やかさ
FINISH(余韻):下に残るシナモンのようなスパイシーさ
https://kanosuke.com/special/new-born/
と紹介されているように、このニューボーンには、8ヶ月熟成とは思えないほどの完成度の高さを感じます。

ノンカラー(無着色)・ノンチルフィルタード(冷却濾過なし)・カスクストレングス(無加水)という自然な状態で出されたこのニューボーン。まず驚いたのは、8ヶ月ものとは思えないカラー。しっかり明るい琥珀色が付いていて、10年ものと言われても疑わないであろう出来栄え。嘉之助おそるべし。

焼酎には疎いため、米焼酎「メローコヅル」の正体がわかりませんが(汗)、このニューボーンの風味に少なからず影響していることが伺えます。

メローコヅルの紹介ページhttp://www.shop-komasa.jp/shop/c/c31/


爽やかな果実感とゼスティ
香り
ニス、糊、蜂蜜、メープルシロップ、オーキー

味わい
モルティな風味、ピリピリとしたスパイシーさ、軽快なゼスティ、ふじりんご

余韻
(米焼酎由来?の)まろやかな香り、相変わらずのゼスティ(舌の上でピリピリ)、抜けの良い果実系

というところです。総じて、まるで8ヶ月とは思えない。が、若々しさは少なからず残っている。ぜひ10年物を飲みたいですね。あと9年か。長いようで短い。

10年後、日本ウイスキーはとんでもなく多種多様なクラフトウイスキーで溢れている時代になるでしょう。しかし、この嘉之助のように、米焼酎などの日本独自のお酒文化をフィーチャリングしたウイスキーがどんどん出てきて新たなウイスキーの世界が広がっていくことが楽しみでなりません。サントリーの鳥井信治郎氏やニッカウヰスキーの竹鶴政孝氏の志した従来のスコッチウイスキーを模範とする素晴らしいジャパニーズウイスキーの歴史を、良い意味で覆すウイスキーが主流になる。そんな時代はもう目と鼻の先にまで迫っている。そんな期待をこの嘉之助ニューボーンに感じるのでありました。


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2019年3月13日水曜日

市町村の鳥 鹿児島県

県の鳥 ルリカケス
鹿児島市 なし
鹿屋市  なし
枕崎市  なし
阿久根市 なし
出水市  ツル
指宿市  メジロ
西之表市 なし
垂水市  なし
薩摩川内市 メジロ
日置市  なし
曽於市  なし
霧島市  なし
いちき串木野市 なし
南さつま市 なし
志布志市 なし
奄美市  なし
南九州市 なし
伊佐市  なし
姶良市  なし
三島村  なし
十島村  アカヒゲ
さつま町 オシドリ
長島町  なし
湧水町  なし
大崎町  なし
東串良町 なし
錦江町  なし
南大隅町 なし
肝付町  なし
中種子町 なし
南種子町 なし
屋久島町 ヤクコマドリ
大和村  なし
宇検村  アカヒゲ
瀬戸内町 なし
龍郷町  なし
喜界町  なし
徳之島町 なし
天城町  なし 
伊仙町  なし
和泊町  なし
知名町  なし
与論町  なし

アカヒゲ2、メジロ2、オシドリ1、ツル1、ヤクコマドリ1の計7件。


アカヒゲとコマドリ
全体的に制定している自治体は少ない印象ではあるけれど、アカヒゲ(Luscinia komadori)やヤクコマドリ(Luscinia akahige tanensis)※学術上はコマドリの亜種タネコマドリのうちの一つが入っていることに地域性を感じてジーンと来る。

コマドリとアカヒゲといえば、学名があべこべになっていることでも有名。
本来コマドリが"komadori"、アカヒゲが"akahige"となるところですが、江戸時代に日本の新種としてヨーロッパに標本を持ち込んだ際、登録があべこべになってしまったらしい。一度正式な名前として世に出たものを直すことは至難の技のようで、その後200年近くに渡ってこのあべこべな学名のまま今日に至るという。

アカヒゲhttps://www.birdfan.net/2010/01/15/4813/

コマドリhttps://ja.wikipedia.org/


「ヒゲ」という日本語の意味が理解されていればこんなことには・・・。とも思いますが、これがこれでまた面白いトリビアでもある。


日本一のツル飛来地・出水

出水市に集まるツルの群れ

出水市の鳥にはツルが制定されている。出水市は、毎年1万羽を超えるツルが集まるアジアでも有数のツル越冬地。ナベヅル(Grus monacha)とマナヅル(G. vipio)が主な種類だが、クロヅル(G. grus)やカナダヅル(G. canadensis)、タンチョウ(G. japonensis)、ソデグロヅル(G. leucogeranus)、アネハヅル(Anthropoides virgo)も飛来記録がある。この7種類は日本で観察記録のあるツル全種にあたり、出水市がいかに「ツルの街」であるかを物語っている。

この出水市にツルが観たくて訪れたのは2013年の大晦日。上の写真に写っているのは、すべて野生のツル。そのほとんどがナベヅル。そしてマナヅル。この1万羽の中に数羽だけ珍しいツルが混じっているのを探すという気が狂いそうな作業をバーダーさんたちは行なっているわけであります。

ナベヅル
マナヅル
そんな中、私もなんとかナベヅルでもマナヅルでもないツルを見つけた。が、これはナベヅルとクロヅルの雑種・ナベクロヅル(Grus monacha × G. grus)。

ナベクロヅル
雑種とはいえ、他のナベヅルに比べて雰囲気が違い、その特異性というか違いは肌で感じるものがありました。まだ、幼鳥だったので、今頃は綺麗な大人のナベクロヅルになっていることでしょう。

出水市の紹介サイト
http://www.izumi-navi.jp/feature/tsuru.html


世界一美しいカラス・ルリカケス

ルリカケスhttps://www.birdfan.net/2019/01/11/67268/
市町村の鳥としては制定されてませんが、やはり鹿児島県の鳥であるルリカケス(Garrulus lidthi)に触れないわけにはいきません。世界中で、奄美大島・加計呂麻島・請島だけに生息する日本固有種。国の天然記念物でもあります。VU(絶滅危惧Ⅱ類)。奄美大島行ってみたいなー。ハブ怖いけど笑

鹿児島県の紹介サイト
http://www.pref.kagoshima.jp/aa02/pr/gaiyou/profile/symbol2.html


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