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2024年1月28日日曜日

ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH


ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH

ジャパニーズ・ブレンデッド
Alc.40%
昨年9月に発売された商品。スタンダード品である"PREMIUM"について綴ったのが以下の記事。

いわゆる「ジャパニーズウイスキーの定義」に完全に則った商品。

日本洋酒酒造組合が作成した「ジャパニーズウイスキーの定義」は、ざっというと以下の通り。

1.以下の品質基準を満たすこと。
・原材料には麦芽、穀類、日本国内で採水された水のみを使用すること。また、麦芽は必ず使用すること。
・糖化、発酵、蒸留は日本国内の蒸留所で行うこと。また、蒸留留出時のアルコール分は95%未満であること。
・貯蔵に当たっては、内容量700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵すること。
・色調の微調整のためにカラメルの使用を認める。

2.表記上は「ジャパニーズ」と「ウイスキー」の文字を統一的且つ一体的に表示し、文字の間を別の用語で分断してはいけない。  
3.「日本ウイスキー」「ジャパンウイスキー」等の同義語や外国語への翻訳時にも上記の品質基準を満たしていなければならない。 
 
4.日本を想起させる人名・都市名や山岳名等の地名・日本国の国旗及び元号等も、上記の品質基準を満たしていないものに使用してはいけない(品質基準を満たしていないことを明示している場合を除く)。
この内規が定められたのが2021年2月で、同年3月31日以前に販売されたウイスキーについては表記の変更まで3年、つまり2024年3月までは猶予期間となっております。よって、来年4月からは猶予期間が終わっていよいよ色々とジャパニーズ・ウイスキーとしての取り締まりが始まるというわけです。

この件に関しては今後も啓蒙活動していく必要があると思っております。

というのも、ウイスキーに興味がある人以外にとっては????な話。

そもそも「ウイスキー」とはどのように定義づけされているものなのか。法律上の定義は。そしてこの内規の目的と役割、効力とは。

みたいな諸々を多くの方に知っていただいて、近い将来法律にしてもらう必要がある案件だと考えております。

そのためにも啓蒙活動は必要です。


さて、あまり熱くなりすぎないうちに、今回のPEATED CASK FINISHについて。
スモーキーな燻煙香をもつウイスキーが熟成された樽で、
ウイスキーをフィニッシングさせた
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH。
煙をくゆらせたような特有の風味と香りが、
ウイスキーにコクのある甘みをもたらします。
オフィシャルサイトから引用。

ボトルに"FINITION TOURBÉE"(フランス語:ピート仕上げの意)と書かれているのもオシャレ。

前回のPREMIUM同様に、SAKURAO DISTILLERYで蒸留されたモルト原酒とグレーン原酒をブレンド。そしてこのCASK FINISHシリーズはその名の通り、特徴ある樽で追熟させたシリーズです。

オレンジピール&生姜紅茶でフィニッシュ炭
香り
ナッツ、柑橘、リンゴ、バナナ、バニラ、土

オレンジピール、生姜紅茶、舌にヒリヒリと残る

余韻
炭、泥、ダークチョコレート、軽やかだが長い

得点 80点
PREMIUMでも書かせてもらったように、「若さ」は否めません。が、上出来(超上からwww)。

ハイボールでもいただいてますが、ストレートよりもハイボールの方が美味しいかも。

ほんのり塩のニュアンスも感じ取れるので、ハイボールに黒胡椒をかけるスタイルでいただいても合いそうです。タリスカー的な。




それでは皆さん、良い夜を。

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2023年12月26日火曜日

BAR:京都お酒の美術館 三条烏丸本店さんにて

京都お酒の美術館 三条烏丸本店さんにて。


Johnnie Walker Black Label 70's & 80's
ジョニーウォーカー ブラックラベル 70年代流通・80年代流通

スコッチ・ブレンデッド
Alc.43%

お酒の美術館さんの総本店。お酒の美術館さんと言えば、やはりジョニーウォーカーのオールドボトルですよね。

今回はブラックの70年代流通と80年代流通をいただきました。

写真の右が70年代、左が80年代です。

店員さん曰く、ジョニ黒は70年代/80年代で大きく味が変わっているとのこと。

70年代は比較的シェリーが濃くてリッチな印象。80年代はシェリーは軽くなり、スモーキーさが強調されている、そんな印象を受けました。

しかし、流石に状態が良いですね。どちらも非常に美味しくいただけました。


ブレンデッドジャパニーズウイスキー"龍流"

ジャパニーズ・ブレンデッド
Alc.43%

お酒の美術館さんのオリジナルボトル第3弾。我らがサクラオディスティラリーとのコラボ商品。サクラオが自社蒸留したモルトとグレーンで作られたブレンデッド。

「龍流」は、その構成する原酒の全てが単一の蒸留所(SAKURAO蒸留所)でつくられた、世界的にも珍しいブレンデッドウイスキーとなります。モルト、グレーン、いずれの原酒も熟成期間は3年以上であり、バーボン樽とミズナラ樽で熟成された原酒をブレンドの軸に構成。スモーキーでフルティーなモルト原酒に、ふくよかでエステリー、ボリュームのある味わいのSAKURAO蒸留所のグレーンが交わり、ブレンデッドウイスキーながら蒸留所の個性がしっかりと感じられます。
我が家でも飲んでいたブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUMと比べると、スモーキーさが顕著。ふっくらとしたボディ感で飲みやすいですね。

ストレートでもハイボールでも美味しくいただけるやつです。


最後に3本並べて撮影。素敵な時間をありがとうございました。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年10月24日火曜日

BAR:大阪Bar UKさんにて

大阪Bar UKさんにて。

マニアックなオールドボトルを良心的かつ明朗会計でいただける素敵なお店。


古い余市10年を注文させてもらったところ、現在は廃盤中の竹鶴12年をサービスいただきました。なんとも至福。

余市10年を飲むと10数年前、大学生の頃を思い出します。あの頃は酒屋さんに行けば普通に変えてましたから。大学生からしたら安いとは言えない価格帯ですが、社会人になってみるとめっちゃお得だったなぁと。あの頃の私は「一番美味しいシングルモルト・ジャパニーズは余市だ」としょっちゅう言ってましたねぇ。いまだにそう思っていますが笑


J&B15年のオールドボトル(特級)。オールドボトルのシェリー樽の古臭い香りってたまりませんよね。心臓が落ち着くって感じ。心臓はあんまり落ち着いたらダメか笑


こちらのBlack & White(特級)もサービスでいただきました。メニューにあった「ブラック&ホワイト12年」を注文したところ、「奥から出すのが大変」と言うことで、こちらをサービスで・・・汗

Black & Whiteは現行品もそうですが、ハイランドと思われるピート感が程よく、そして土っぽさや華やかな香り・甘さが絶妙。そりゃ、長年愛されるわけですわ。敵いません。



それでは皆さん、良い夜を。

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2023年10月4日水曜日

ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUM


ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUM
Blended Japanese Whisky Togouchi Premium

ジャパニーズ・ブレンデッド
サクラオブルワリー&ディスティラリー
40%

オフィシャルサイトはこちら。

「戸河内ウイスキー」なるブランドは以前から存在しておりましたが、今回ついに「ジャパニーズ・ウイスキー」の定義に準ずる商品にリニューアル。

日本洋酒酒造組合が作成したジャパニーズウイスキーの定義は、ざっというと以下の通り。

1.以下の品質基準を満たすこと。
・原材料には麦芽、穀類、日本国内で採水された水のみを使用すること。また、麦芽は必ず使用すること。
・糖化、発酵、蒸留は日本国内の蒸留所で行うこと。また、蒸留留出時のアルコール分は95%未満であること。
・貯蔵に当たっては、内容量700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵すること。
・色調の微調整のためにカラメルの使用を認める。

2.表記上は「ジャパニーズ」と「ウイスキー」の文字を統一的且つ一体的に表示し、文字の間を別の用語で分断してはいけない。 
3.「日本ウイスキー」「ジャパンウイスキー」等の同義語や外国語への翻訳時にも上記の品質基準を満たしていなければならない。 
4.日本を想起させる人名・都市名や山岳名等の地名・日本国の国旗及び元号等も、上記の品質基準を満たしていないものに使用してはいけない(品質基準を満たしていないことを明示している場合を除く)。
この内規に則った商品として生まれ変わったのが今回の「戸河内ウイスキー」ということです。

この内規が定められたのが2021年2月で、同年3月31日以前に販売されたウイスキーについては表記の変更まで3年、つまり2024年3月までは猶予期間となっております。よって、来年4月からは猶予期間が終わっていよいよ色々とジャパニーズ・ウイスキーとしての取り締まりが始まるというわけです。

ただ、この内規はあくまでも組合内での取り決めであって、法的罰則はありません。

従って、組合に属していない企業がどうしてようが関係ないわけで。

私個人としては、私の目が黒いうちにこれを法律に持っていくのが定めだと思っております。

それがジャパニーズ・ウイスキーの品質やブランドを担保するとともに、先人たちの思いでしょう。

でも、最近よく思うことには、「ジャパニーズ・ウイスキーかどうか」を気にしている人は非常に少ないという事実です。

上記の内規について知っているという方は非常にレアで、ほとんどの人が「ウイスキー」と書かれていて日本のメーカーが作っているものであれば、それ即ち「ジャパニーズウイスキー」として取り扱う流れはなかなか変わらないと思います。

やはり法律として「ウイスキーとは何か?」を正す必要があると思いますが、時間がかかりそうです。私の目の黒いうちにね笑


さて、小難しい話はここまでにして改めて「ブレンデッドジャパウイスキー戸河内PREMIUM」について。

これは、サクラオブルワリー&ディスティラリーで蒸留されたモルトとグレーン100%で作られた「ジャパニーズ・ウイスキー」です。

まず、国内でグレーンウイスキーを製造している会社はまだまだ少なく、大手のサントリーやニッカ、キリンの他には吉田電材やマルス、嘉之介くらいでしょうか。すいません、このへんは勉強不足です。

とりあえず2023年10月現在で、ジャパニーズのブレンデッド・ウイスキーを自社原酒で市販できているのは先述したサントリー、ニッカ、キリン以外にはこのサクラオブルワリー&ディスティラリーしかありません。ここは特筆すべきですね。

また、サクラオブルワリー&ディスティラリーのグレーンウイスキーは、単式蒸留(2回蒸留)で、かつ大麦麦芽:未発芽大麦=1:10で作られています。割合比率は違いますが、アイリッシュのシングルポットスチルウイスキーみたいな原材料です。


フルーティー&ナッツ、バニラな余韻
香り
りんご、バナナ、ミント、レモン、アールグレイティー、ナッツ

ミルクチョコレート、アーモンドナッツ、ビスケット

余韻
程よく長い、軽やかにウッディ、バニラ、ハチミツ

レーダーチャート
得点 82点
まだまだ熟成期間が若いであろうことは否めないブレンデッド。ただし、スコッチの若い熟成のブレンデッドよりも色濃くグレーンの甘味が出ていると思います。

強いて言えば、グレーンの樽がまだ若い。「バーボン感がうるさい」という感じですかね。後味が時にバーボンのうっすい感じになる。2ndフィル、3rdフィルになるに従って落ち着いていくのかなぁと思いながら。

本当、シングルポットスチルウイスキーな甘味の出方かと。それでいて、さらに柔らかさを感じるのはジャパニーズならではかもしれませんね。


何はともあれ、ジャパニーズウイスキーでこの値段は本当におすすめ。我が家は常備する方向で検討中です。

2023年9月10日日曜日

BAR:西宮Bar山谷さんにて

西宮・JR甲子園口から徒歩5分ほどの場所にあるBar山谷さんにて。


山崎 Limited Edition 2023

ジャパニーズ・シングルモルト
43%

今年もサントリーさんのオフィシャルサイトで抽選販売を行っていた商品。狙っていたんですが、そういえば応募することを忘れており(汗)・・・。

どこかで良心的な価格で飲めないかなー、なんてことを考えていた矢先に出会うことができました。


上記のオフィシャルサイトでは「パイナップル、オレンジ、ナツメグ」といったアロマをテイスティングコメントで紹介していますが、個人的には「マンゴー」かなと。それくらい熟成したトロピカルフルーツの甘味が出ていました。

そんなリミテッド・リリース2023を楽しんだあと、マスターの粋な計らいで頂いたのが同じく山崎のMizunara 2020

以前、飲んだことがあるボトルではありましたが、やはりこのミズナラ感は半端ないですね。一般的に「白檀」とか「伽羅」といった「オリエンタルな香木」で例えられますが、あまりしっくり来ず。

私がしっくり来る表現では「瑞々しい夏の自然林(特にブナ)」。たまに「仏壇」。そんな感じですかね。「仏壇」は限りなく「白檀」に近い印象ではありますが、僕にとっては「白檀」っていうとお線香のイメージが強く、それだけではなくて、もっと仏壇の木の部分もあると思われるわけで。

まぁ、そんなことを思いながら贅沢なものをいただきました。ありがとうございました。

2023年9月9日土曜日

ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内が発売されました

https://www.sakuraodistillery.com/blended/

我らがサクラオブルワリー&ディスティラリーから、日本洋酒酒造組合が2021年に制定(2024年から施行)した「ジャパニーズウイスキーの定義」に準ずるブレンデッドウイスキーが9月1日に発売されました!

写真のPREMIUMの他にCASK FINISHシリーズが3種類の計4種類。

早速PREMIUMを1本購入しました。詳しいレビューは後日書かせていただきたいと思います。




話は変わって近況報告。

というのも、最近は仕事でバタバタ行ったり来たり。かつ先月は故郷への帰省+夏風邪で長期ダウン。といったことが重なりまして、なかなか当ブログの更新が追いついておらず、大変失礼しております。

今月も仕事の方は相変わらずバタバタですが、なんとか更新頻度は以前の水準に戻したいなぁと思っている次第です。

また、ウイスキーエキスパートを今年5月の試験で合格させていただき、10月のウイスキープロフェッショナルに向けて勉強漬けの日々を送っております。出張の移動中も教本を読んだり、自分が苦手な分野の復習をしたりと、まるで学生です笑

しっかり頑張っていきたいと思います。

そして今日は久しぶりに息子とキャッチボール。30分ほどだけ鳥見。夕方から地元のお祭りに足を運びました。なんか、本当に久しぶりに休日っぽい休日を過ごした気がします笑

ハクセキレイ

シギチの渡りを観たいなぁとMFに足を運んでみましたが、干潮の時間は遠に過ぎておりかなり潮が満ちた状況でして…

シギチは一羽も確認できませんでした涙

トボトボ公園を歩いていると、5mほどの距離で餌を探しているハクセキレイに遭遇。久しぶりにシャッターを切りましたが、ブランクがあり過ぎてなかなかうまくピントが合わない。これは本格的な鷹の渡りの前にしっかりリハビリしておく必要がありそうです。

夕方からは地元のお祭りへ。いつもお世話になっているお魚屋さんで缶ビールをいただきながら食べた刺身。やはりこれが一番美味しかった。祭りってやっぱ良いもんですねぇ。

ダラダラとすいません。今日はこの辺で。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年5月6日土曜日

5月のウイスキーニュース

ゴールデンウィークですが、広島は今日から雨模様。

明日は、1週間に1度の少年野球(まだ体験ですが)にいけるかどうか。息子は野球に行きたくて行きたくて仕方ないようですが果たして。

さて、毎月こういう記事を書こうと思いながら、ずるずる5月になってしまいました汗

新興蒸留所の動きも相変わらず慌ただしく、まだまだ増え続けている状況。
4月に神戸で行われたWHISKY HARBOUR KOBE 2023も大盛況でした。

Official Siteから引用

また、3月末に発表されたWWA(World Whisky Award:主催Whisky Magazine)で、新潟亀田蒸留所の「新潟亀田ニューポットPeated」が"NEW MAKE & YOUNG SPIRIT"部門の世界一に輝きました。

私も確か大阪(神戸だったかも知れない笑)のバーで飲ませていただきましたが、かなり麦感が強かったのを覚えております。改めて、世界一おめでとうございます!!

Official Siteから引用

と、先月ニュースという形で書いておきたかった内容の一部をお届けしました笑


気を取り直して、今月のウイスキーニュースをさらっとご紹介します。

琵琶湖ウイスキークルーズ2023が4年ぶりに開催

http://www.scotchclub-shop.org/product_biwako2023_t.html

5月28日(日)、ウイスキー文化研究所主催の人気イベントが4年ぶりに開催。大型豪華客船「ビアンカ」での船上展示試飲会。そんなの楽しいに決まってるじゃないか!笑

代表の土屋守氏と、京都のBAR K6マスターバーテンダー・西田稔氏によるトークショーは見ものですね。

すでにチケットは完売のようです。私はブースにおりますのでチケット買われた方はぜひ遊びに来てください。


YUZA 2023発売

https://yuza-disty.jp/news/583/

山形県の遊佐蒸溜所が、シングルモルトジャパニーズウイスキー「YUZA 2023」を数量限定で発売。Alc.51度。5月下旬。

今回もバーボン樽熟成させたものから厳選。「YUZA 2023」は遊佐蒸溜所のハウススタイルの“原点”ともいえる商品というのは期待できますね。

これまでのリリースも非常に美味しかったので、勝手ながら応援している蒸留所の一つです笑


I.W.ハーパーのボトルデザイン変更

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000077535.html

大学生時代、大好きでよく飲んでいたI.W.ハーパー ゴールドメダルのボトルデザインが変更されるそうです。5月初旬ということはそろそろ店頭に並び始めるのかな?
今回のリニューアルでは、全体的にスタイリッシュなボトルシェイプにし、存在感を出しつつも現代的なゴールドカラーでより洗練された印象に仕上げました。新デザインでは「I.W. ハーパー」のロゴも刷新し、ゴールドラベルの名にふさわしく鮮やかに輝くデザインに変わりました。中身はこれまでと変わらない洗練された味わいと、ほのかに甘みを感じるスムースですっきりした味わいをお楽しみいただけます。 
ちなみに現行品ボトルがこちら。
楽天市場から引用

なるほど。結構変わりましたね。なぜ、このタイミングでディアジオさんがハーパーのテコ入れをしてきたのかが非常に気になるところです。

I.W.ハーパーは、ディアジオ傘下のジョージ・ディッケル蒸留所(テネシー州)で瓶詰されているバーボン。製造元はヘブンヒル バーンハイム蒸留所(ケンタッキー州)。

ヘブンヒルで作っているのに、わざわざジョージ・ディッケルへ運んで瓶詰しているってあたりが、ブランド所有権とか大人の事情を感じさせますね。

こちらがオフィシャルサイト。ちなみに、日本の正規輸入代理店はキリンビールです。


神戸蒸留所NEW POT発売

Official Siteから引用

2022年、神戸市北区にある「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(おおぞう)」内にOPENした神戸蒸留所。オーナー企業は、グロースターズという神戸の貿易会社。ブランデーとウイスキーを製造するという点が特にユニーク。

ブランデー用シャラント型アランビックスチルとウイスキー用のポットスチルが同じ空間に並んでいるそうで、これは見てみたい。今度行こうかな?
※オフィシャルサイトによると、現在一般の見学はできないそうです。残念。

そんな神戸蒸留所から今月1日にリリースされたのが、このニューポット。ですが、すでにSOLD OUT。新興蒸留所に対する皆さんの期待感というか、関心の高さが窺えますね。


今回はこんなところですかね。毎月、ちゃんと更新できるように頑張ります。と言っても、私が特に気になった内容を抜粋しているだけなので・・・

・ウイスキーマガジン http://whiskymag.jp/
・ジャパニーズウイスキーディクショナリー https://jpwhisky.net/
・PR TIMES https://prtimes.jp/

このあたりの記事を都度チェックいただいた方が早いと思います。ご参考までに。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年4月21日金曜日

BAR:大阪BAR PARKMOREさんにて

大阪BAR PARKMOREさんにて。

大阪・北新地に所在するモルトバーです。この日は、ここからモルトおたくな夜が始まりました。(私は決してモルトおたく、モルト小僧ではありません。ブレンデッドもアイリッシュも大好きなウイスキー博愛主義者です笑)



Fuji Gotemba Distiller's Select Cask Strength
富士御殿場 ディスティラーズ・セレクト カスク・ストレングス

ジャパニーズ・シングルモルト
蒸留:2014年5月
ボトルNo.1238
51%

1杯目と言うことで、おすすめのハイボール(「〇〇なハイボール」とか言うメニューでしたが忘れました笑)を注文したところ作っていただいたのがこちら。

乾いた喉にちょうど良い一杯。ちょうど良いマニアックさ笑

個人的に富士御殿場は、グレーンが非常に美味しくてモルトはあまり評価しておりませんでしたが、このモルトは良いですね。骨太な印象とバランスの良さ。



Method and Madness Single Pot Still Mulberry Cask Finish
メソッド・アンド・マッドネス シングルポットスチル マルベリー・カスク・フィニッシュ

アイリッシュ・シングルポットスチル
46%

"Mulberry"(マルベリー)とは、「桑(くわ)」のことで、このボトルはバーボン・バレルで熟成後、桑樽でフィニッシュをかけたものだそうです。

そもそもこの「メソッド・アンド・マッドネス」とは、アイルランド・ミドルトン蒸留所の実験的なシリーズだそうです。

そのレンジにはシングルポットスチルの他に、シングルモルト、シングルグレーンなどが含まれています。

飲んでびっくりしたことは、アイリッシュというよりバーボンに近いこと。「桑」の要素は個人的にはあまり分かりませんでしたが、逆にバーボンっぽく回帰している(という表現が正しいのか分かりませんが・・・)のかってほどにバーボンぽかった汗

これは、「バーボン樽熟成のアイリッシュやスコッチ」という意味ではなくて、I.W.ハーパーやジムビームのような「バーボン」を指しています。

アイルランドの老舗・ミドルトンの新提案、挑戦的なシリーズというところでしょうか。これは面白い。



William Lawson's (1980s bottle)
ウィリアム・ローソン 80年代ボトル

スコッチ・ブレンデッド
43%

PARKMOREさんで最後にいただいたのはオールドのブレンデッド・スコッチ。

ウィリアム・ローソンといえば、2022年の出荷ベースでスコッチウイスキー第5位。ブランド所有者はバカルディ社、製造元はジョン・デュワーズ&サンズ社です。日本ではより有名なデュワーズやホワイトホースよりも出荷量は上なんですよね。

キーモルトになっているのは、マクダフ蒸留所の原酒。現在はマクダフ蒸留所もバカルディ社がオーナーです。

ウィリアム・ローソンはフランスでよく売れていたそうですが、ロシアや東欧、スペイン、ポルトガルで急激に売り上げを伸ばしているそうです。

現行品はやまやさんではよく見かけますし、普通にオンラインでも購入できます。しかも1,000円台で。

残念ながら現行品の一番安価なレンジは飲んだことがない。13年ものは以前購入した履歴があります。

今回いただいた80年代ボトルは、やはりオールドボトルらしい「湿気っぽさ」「カビやホコリ」は感じますが、これはオールドの楽しみの一つということで。ご愛嬌ですね。

シェリーがやはり贅沢に感じられ、「モルト含有率の高さ所以」とマスターもおっしゃっていましたが、やはり味が濃い。

どうしてもアルコールは少し抜けたような印象はありますが、状態は健全だと思われました。

状態の良いオールドボトルに出会えると、本当興奮しますよね笑



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2023年4月15日土曜日

BAR:倉敷市水島Bar Takemotoさんにて

倉敷市水島Bar Takemotoさんにて。


久しぶりにお邪魔したBar Takemotoさんで、色々贅沢なものを飲ませていただきました。

まずは、Dewar'sの飲み比べ。ブレンデッドの話で意気投合しまして。こんなものがあるよってことで出していただいたわけです。が、これまためちゃくちゃうまい。

(左)
Dewar's Aged 25 Years
デュワーズ25年

スコッチ・ブレンデッド
40%

(右)
Dewar's Double Double Aged For Ultimate Smoothness Aged 21 Years 
デュワーズ ダブルダブル21年

スコッチ・ブレンデッド
46%

デュワーズは、スコッチ出荷ランキングで第7位(※2021年実績)を誇る老舗のブレンデッド・スコッチ。John Dewar's & Sons(ジョン・デュワーズ&サンズ)社が製造元で、現在の所有者はBacaldi(バカルディ)社。

創業者ジョン・デュワーは、ラベルを貼ったボトルにウイスキーを詰めて販売した初めての人物だそうです。1846年創業。

デュワーズの名声をロンドンで不動のものにしたのは、彼の息子トーマス。

1891年、アメリカの「鉄鋼王」アンドリュー・カーネギー氏が「アメリカ大統領にデュワーズの樽を届けて欲しい」という内容の手紙を送ってきたことがきっかけとなり、「ホワイトハウスには、デュワーズの樽が常備されている」と後々噂されるように。

1896年、アバフェルディ蒸留所建設。

1906年、デュワーズ・ホワイトラベル誕生。禁酒法解禁後のアメリカで大ブーム。

1915年、ジェームズ・ブキャナン社と合併。

1925年、DCL社傘下に。

1998年、バカルディ社により買収。

原酒として使われているモルト蒸留所は、現在バカルディ傘下のアバフェルディ(南ハイランド)やオルトモア(スペイサイド)、ロイヤルブラックラ(北ハイランド)、クライゲラキ(スペイサイド)他。

「ダブルダブルシリーズ」は、アメリカで開催されるインターナショナル・ウイスキー・コンペティション2019年、2020年の2年連続で「最優秀マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」に選出されたステファニー・マクラウド氏が手掛けたシリーズ。

手間と時間を惜しまない4段階熟成プロセスで、デュワーズ史上最高峰のなめらかな味わいに仕上げているそうです。

こちらがオフィシャルサイト。

4段階熟成プロセスについて詳しくは説明されていませんが、その工程を経て最終的にオロロソ・シェリー樽で熟成させているようです。だいぶ端折ってすいません笑

飲み比べて見ると、25年は非常にバランスの良い一本です。が、ダブルダブル21年の方が、より濃厚でありコクのようなものを感じる、贅沢な一本だと思いました。

さすがはアメリカでNo.1シェアのスコッチです。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

デュワーズ 25年 40度 箱付 750ml
価格:18,117円(税込、送料別) (2023/4/15時点)







White Heather Aged 15 Years
ホワイト・ヘザー15年

スコッチ・ブレンデッド
グレンアラヒー・ディスティラーズ
46%

かの有名なビリー・ウォーカー氏が復活させたグレンアラヒー蒸留所。そのグレンアラヒーから出されているブレンデッド。

12年熟成のグレーン原酒とハイランド、スペイサイド(グレンアラヒー含む)、アイラの3つの地域のモルト原酒をブレンドした後、ペドロヒメネス・シェリーパンチョン、オロロソ・シェリーパンチョン、アメリカン・ヴァージンオーク樽で3年追熟。それらをブレンドしてつくられたブレンデッドウイスキーだそうです。

モルト含有率が高いのか、なかなかしっかりとしたボディ感と香りの立つ一本です。穏やかなスモーク感も素敵。





Special Suntory Blended Whisky "ERIKA 50th Anniversary" 
スペシャル・サントリー・ブレンデッド・ウイスキー「絵里香50周年記念」

ジャパニーズ・ブレンデッド
43%

バー絵里香さんは、東京都中央区銀座にある老舗バー。1968年創業。2018年の創業50周年記念で作られたサントリーのスペシャルブレンデッド。とんでもないね汗

飲んでみると、複雑な味わいなんですがミズナラとパンチョンが個人的には強く印象に残るブレンデッドでした。シングルモルトで言うと、山崎が本当に色濃いと思います。間違ってたらすいません汗


それでは皆さん、良い夜を。

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