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2025年9月28日日曜日

Johnnie Walker Black Ruby


Johnnie Walker Black Ruby
ジョニーウォーカー ブラックルビー

スコッチ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:麒麟麦酒


今年4月1日に新発売されたジョニーウォーカーの新商品。ブラックラベルのスピンオフ的な商品だと思ってたのですが、ダブルブラックみたいにレギュラー扱いなんですよね。これは失礼しました。

しかもこの商品は展示会で3月にフライングさせていただいて4月に即効でボトルを購入したのですが、ブログに綴るのが今日まで至ってしまったのは誠に不足の致すところであります。猛省。

ということで、いろいろな人がすでに口にされているであろう商品を改めて私なりに評価しておきたいと思います。

と言っても「展示会で試飲した上でボトルを購入している」という時点で「美味しい」ことは確約されています。言うまでもないですね笑

改めて麒麟麦酒さんの紹介ページです。




「ブラックラベル」からモルトを厳選し、赤ワイン樽、シェリー樽(ペドロヒメネス、オロロソ)、バーボン樽で熟成したことにより「ブラックラベル」の甘味やフルーティーさを引き出し、蜂蜜のような濃厚さを引き立てる現代的な味わいを実現しました。また、ディアジオ社で最も先進的な蒸留所「ローズアイル」の甘味があり、リッチで、滑らかなモルトが含まれていることも特長の一つです。

日が沈み、心躍る、心地よい夜のはじまりを楽しんでいただくことをイメージして「ブラックルビー」はつくられています。様々なお客様に日常の飲み方を更に楽しんでいただけるスコッチウイスキーです。
と言うことで、ジョニーウォーカーシリーズの最近発売された物の中でもこれはとても優秀なボトルの一つだと思います。

展示会で最初に感じた印象は「ブラックベリー」でした。定番のブラックラベルと飲み比べをさせてもらいましたが、ブラックラベルに比べてスモーキーは抑え目で、ベリー系の甘味が強い印象。これはある意味で、ブラックラベルだけでなくジョニーウォーカーシリーズの他のボトルでは味わえない甘味なのではないかと個人的には感じました。

そのため即購入に至ったわけです。すぐに買った割にはブログへアップするのが遅くなってしまったのは不足の致すところです笑


フルーティーでスモーキー、ジョニーウォーカーの新たな金字塔
香り
オレンジ、マンゴー、パッションフルーツ、プラム、ラズベリー、カシス、ブラックベリー、バラ、チョコレート、紅茶、アーモンド

スモーキー、革、麦芽、泥炭、蜂蜜、キャラメル、バニラ、シナモン

余韻
スモーキー、ベリー系のアロマ、支配的なオーク

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはオーキーに。味わいはスモーキーな中にベリー、オレンジ、マンゴーなどのフルーツが互い違いに顔を出し賑やか。余韻は案外ドライ。

評価 B
これはブレンデッドウイスキーであるジョニーウォーカーシリーズにおける新たな金字塔ですね。ダブルブラックよりも好きです笑

ワイン樽やシェリー樽の使い方がとても上手だと思います。非常に美味しい。ブラックラベルに比べると本当にスモークは控えめというか抑えめで、「本当にこれブラックラベルなのか?」と疑心暗鬼になりそうですが、それ以上にフルーティーな甘味が強く、どんどん前に出てきてくれるので間違いなく買いです。

すでに欠品になっていたりもするらしいので、やはり売れているわけで今更私が言うまでもありませんが笑

もしまだ購入していない、と言う方は是非すぐに購入して味わうべきです。
https://amzn.to/4gOJOxF


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年9月23日火曜日

Loch Lomond Single Grain


Loch Lomond Single Grain 
ロッホ・ローモンド シングル・グレーン

スコッチ・シングルグレーン(ハイランド)
コフィースチル
大麦麦芽100%
ノンピーテッド
熟成:アメリカンオーク・カスク
ノンチルフィルタード
Alc.46%
輸入:アクサス


中国のヒルハウス・キャピタルマネジメント社がオーナーとなっている同蒸留所は連続式蒸留器と単式蒸留器が同じ建物内にある数少ない蒸留所の一つ。

ゴルフの全英オープンの公式ボトルとしても有名。

そんなロッホローモンド蒸留所で作られるモルト100%のグレーンウイスキーで、同社が持っているオリジナリティ溢れるローモンド型スチルではなく、コフィースチルで蒸留された原酒をアメリカンオーク樽で熟成させたもの。


風呂上がりのビスケット+ゼスティ
香り
風呂上がり、ビスケット、革、バニラ

キャラメル、バニラ、ハチミツ、桃

余韻
若干スパイシー、ドライでありながら滑らか、ウッディ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはかなり落ち着き主張がなくなるが、ナッティなニュアンスが増す。舌触りは滑らか。味わいは相変わらずバニラ+フルーツ。余韻はスパイスが増す。


評価 C
やや個性強めのグレーンという感じでしょうか。ゼスティなニュアンスが個人的には気になるポイントですが、アルコール度数がやや高めということを考えると仕方ないのかもしれません。

ニッカも「カフェ・モルト」なるモルトをカフェスティルで蒸留したグレーンウイスキーを販売してますよね。

2018年に飲んだきりですが、印象度でいうとニッカの方が上かなぁ。もう少し複雑さが欲しいな、なんて欲を言えばキリがないですがそんな印象です。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年9月6日土曜日

Fable Aged 8 Years Batch 3 "The Captains Daughter"


Fable Aged 8 Years Batch 3 
"The Captains Daughter"
フェイブル8年 バッチ3「船長の娘」

スコッチ・ブレンデッドモルト
By Pendulum Spirits Limited
瓶詰:2022年7月11日
本数:9000本
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46.5%
輸入:ガイアフロー

"Fable"=「寓話」という名のスコッチ・シリーズ。

日本では「ザ・ファブル」なる漫画もありますね。これまた非常に面白い。

坂本慎太郎の4th アルバム"Like A Fable"(物語のように)も素敵なアルバムです。



なんてったってこのラベルが良いですよね。こんなデザインのアニメーションを見たことあるような無いような。

日本の輸入元であるガイアフローさんによる紹介ページを見てみます。
フェイブルは、スコットランドのインディペンデント・シングルカスク & ブレンデッド・モルトウイスキー・ボトラーです。単にウイスキーをボトリングするだけでなくFABLE(寓話)という名の通り、スコットランドの伝説を、アートを通じて蘇らせます。ユニークな味わいと魅力的なキャラクターを備えたシングルモルトをご紹介します。

原酒は、スコットランドの数多の蒸留所から独自に調達して熟成。厳選した樽をシングルモルトとしてボトリングさせるほか、ブレンデッドモルトも手がけています。シングルカスクウイスキーは、すべてカスクストレングス、ナチュラルカラー、ノンチルフィルターでボトリング。数量限定で、全てのボトルにカスクナンバーとリリース本数が記載されています。

高い品質のスピリッツを、クリエイティビティへの情熱を共にボトリングすることが、フェイブルだけの魅力と言えるでしょう。
今回いただいている「船長の娘」がリリースされたのは2023年6月。
スコットランド沿岸を航海する船、トリトン号。
ある月のない真っ暗な夜、荷物を積んで帰路についていたトリトン号は、突然座礁してしまった。…悪天候のせいではなく、邪悪な洞窟の妖精によって。
このイタズラ好きの妖精たちは、安らかに錨泊中の船を模した偽物を使い、浜辺から船を難破させていたのだ。

トリトン号は岩場で真二つになり、船長の娘であるグレースがただ一人、生き残った。
ようやく漂着した洞窟の中、湿った岩に付着するフジツボや、隙間から流れ込む雨水で、哀れに薄汚れたグレースは生き延びた。坑道のダンジョンに迷い込んだような、儚い存在だった。

ある日、グレースは、かすかに響くバグパイプの音を聞き取った。それはまるで涼しい渓谷に輝く太陽のようだった。
その音色をたどっていくと、船長の娘は、(今は亡き)忠実な猟犬を呼び出そうとしていたクランヤード湾のバグパイプ吹きの男と出くわした。
ふたつの哀れな魂は引き寄せ合うように結ばれ、やがて本当の親子のように親密になった。

こうして二人は日々を過ごしていたが、ある日、男が出口を探していると、グレースが意地悪な妖精に捕まってしまった。洞窟に戻ってきた妖精たちが、その邪悪な本性を発揮させて、グレースを自分たちの仲間に変身させてしまったのだ。

男はグレースの失踪に心を痛めた。彼女はあの漆黒の洞窟の中の唯一の光明、辛い日々を分かち合う仲間だったのだ。グレースの消息が分からなくなった男は、落胆した。さらにその上、邪悪な妖精たちから身を隠さなければならなかった。

こうして彼の運命は封じ込められ、名高いバグパイパーでもあった男は、もう二度と愛する音楽を奏でることはなかった。

ラベル裏に書かれていることから読み取れるのは、この物語は"The Ghost Piper of Clanyard Bay"(クランヤード湾の亡霊バグパイパー)というお話から着想された、その続編的なものだそうです。


ちなみにクランヤード湾というのは、ローランド西部に位置する半島にある湾。この"The Ghost Piper of Clanyard Bay"(クランヤード湾の亡霊バグパイパー)という名前でフェイブル・シリーズの第1弾シングルモルトが2022年に発売されています。これまた気になりますね。

という感じで、ゲゲゲの鬼太郎で育った私に取っては非常に興味をそそられるこのシリーズ。多分、今後も色々買い漁ると思います笑


ちなみに、ガイアフローさんが貼り付けたシールが、どうも二重になってまして。「原材料:グレーン、モルト」と書かれたシールの上に「原材料:モルト」のシールを貼り直したみたいです。うーん、これはオタク的には「剥がしてから貼り直せば良くない?」とツッコミを入れたいところですが・・・伏せます笑


さて、そんな些細などうでも良いことは置いておいて、肝心の味はと言いますと・・・。

若いがおっとりしたフルーツ系
香り
蜂蜜、りんご、洋梨、モルティ

草原、ビスケット、バニラ、キャラメル、アーモンド、麦の甘み、少し若い印象

余韻
焦がしたシュガーがやや長め、まろやかな舌触りとフィニッシュ

ドロップ・アップ(1滴加水)
若さが取れて少し落ち着いた感じ。タンニンみたいな口当たりが残る。

評価 B
ウイスキー界隈で「若い」というのはネガティブな言葉になってしまいますが、若いけどしっかりした味わいのあるボトルです。りんごを中心としたこのフルーティさは素敵ですね。このシリーズを色々集めてみたくなっております。いや、確実に色々買います笑

と、しれっとブログを更新しましたが、実は8月は1件も更新が出来ておらず汗
忙しさにかまけておりました。反省いたします。。。

ブログに挙げたい、いやこれまでのことを考えるとアップしなければいけないボトルが10本ほど溜まっておりまして・・・。

しれっと再始動です。今後ともよろしくお願いいたします。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年7月5日土曜日

BAR:大阪Barピーコートさんにて

大阪Barピーコートさんにて。


大阪・天王寺にあるBarピーコートさん。マスターバーテンダーの森田さんは言わずもがな、第6代マスター・オブ・ウイスキーであります。本当に勉強になります。

森田さんが数ヶ月前にスコットランドに行かれて、蒸留所限定のボトルやハンドフィルを色々揃えてリコメンドされていたのを色々飲ませていただいた中で、一番印象深かったのが写真のボトル。

Highland Park Swallows' Return Aged 16 Years
ハイランドパーク スワローズ・リターン 16年

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
Alc.46.5%

ハイランドパークでは、発酵槽の入れ替えのために改修工事を行っていたそうで、毎年繁殖のために訪れていたツバメがその期間戻ってこなかったそうです。改修工事が終わり今春、ツバメが久しぶりに戻ってきたことを記念してネーミングされたボトルなんだとか。いい話や。

まぁ、完全に日本野鳥の会だから印象に一番残っているだけかもしれませんが笑

この「ツバメ」というのは、"Swallow"と書かれていることからイワツバメではなく、ツバメであることが推測できます。※イワツバメはMartin

wikipediaから

ただし日本に繁殖のため飛来する亜種Hirundo rustica gutturalis(腹部が白い)ではなく、ヨーロッパで広く繁殖する基亜種H. r. rustica(腹部が赤みがかっている ※上写真)であると思われます。

まぁ、いずれにせよ本当にいい話です。日本人にももっと野鳥や野生動物を可愛がる精神が広まればいいのになぁ。

さて、肝心のウイスキーの方はと言いますと、これが実に美味。ふくよかでバランスの良い味わい。ハイランドパークのピート感ってやはり独特だし花のニュアンスがあって個人的に大好物です。

こちらがオフィシャルサイト。

テイスティングコメントは以下のように記されています。
Fragrant heather peat smoke
Violets
Dry spices
Cocoa powder
Sweet vanilla 
香り高いヘザーピートスモーク
スミレ
ドライスパイス
ココアパウダー
スイートバニラ
本当に素敵です。

大阪に行かれた際はみなさん是非。


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2025年6月22日日曜日

Signatory Vintage The Un-Chillfiltered Collection Caol Ila 2007 Blogger's Select by Shinanoya

本当に久しぶりの更新になってしまいました。今月なんと2回目・・・!誠に申し訳ないです。もう少し頑張ります笑


Signatory Vintage The Un-Chillfiltered Collection Caol Ila 2007 Blogger's Select by Shinanoya
シグナトリー・ヴィンテージ ジ・アンチルフィルタード・コレクション カリラ2007 ブロガーズ・セレクト・バイ・信濃屋

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
蒸留:2007年4月18日
瓶詰:2020年3月12日
熟成:12年
樽種:ホグスヘッド
樽番:307341
瓶数:275
Alc.57.9%
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
輸入:ボニリジャパン

シグナトリー・ヴィンテージのアンチルフィルタード・コレクションから、信濃屋さんがセレクトしたカリラ。情報量が多いですね笑

カスクNo.も明記されており、シングルカスクのカスクストレングスということで間違いないようです。

今年4月に神戸阪急で開催された英国フェアにて購入させていただいたボトル。神戸のThe Nineteenth Barのオーナーさんからおすすめいただきました。改めてありがとうございます。


煙と麦、グレープフルーツがアクセント
香り
煙、火で炙った大麦、グレープフルーツ、ほんのり海

柔らかく心地よいスモーク、燻した木製チップ、りんご、麦芽、塩味

余韻
穏やかでやや長い、カリラらしい塩とミディアムピート、水蒸気タバコのような煙

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは煙と大麦が前に出てグレープフルーツはやや薄れる。味はより麦。後味の塩っぱさが強調される。余韻は少しヒリヒリとゼスティ


評価 A
全体的にカリラらしいカリラ、という印象。それでいてより柔らかくて親しみやすい。うん、少し柔らかすぎるかな、とも取れる。

個人的には昨年、神戸Bar Sightglassで飲ませていただいた"Caol Ila 12 years old 2010 Whisky Trail for Korosue-shoten"の甘みの方が好みかなぁ。

今回のカリラも間違いなく美味しいんですが、本当少し優しすぎるんですよね。。。てか、カリラってクオリティ高いですよね。焦るわ笑

すでに売り切れておりますが、信濃屋さんのページURLです。


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2025年5月31日土曜日

BAR:広島The Bar Top NoteⅢさんにて

広島The Bar Top NoteⅢさんにて。


最近は、美味しいウイスキーをいただき過ぎて・・・笑
あまりBAR情報を書いてなくてすいません。これは怠慢ですね、反省。

しかし、それはともかく今回は書いておかないといけないなぁって思って書いてます。んー、我ながら無神経がすぎる笑

憧れのTop Noteさんにようやく参ることができました。オーナーバーテンダーの野間さんはSAKURAOのアンバサダーもしていただいておりますが、Royal Bracklaのアンバサダーでもあります。そんな野間さんからおすすめいただいて、ロイヤルブラッラ21年をストレートでいただいてみたわけですが・・・。

飲む前からこの目の前に飾られたロイヤルブラックラたちの美しいことよ。何、このオブジェ笑 美しすぎるだろう。。。

こちらがロイヤルブラックラのオフィシャルサイト。

12年や18年はこれまでいただいたことがありましたが、今回大人の力も使いつつ21年ものをいただきました。改めて野間さん、そして我が社の会長ありがとうございました!!

ロイヤルブラックラ蒸留所は、スコッチの蒸留所初のロイヤルワラント(日本で言うところの王室御用達)を授かった蒸留所。1835年にまで遡ります。

そして蒸留所の近くにはシェイクスピアの『マクベス』に登場するコーダー城もあるという、何かと話題に欠かさない蒸留所なんですよね。

現在のマスターブレンダーであるステファニー・マクラウド氏は、デュワーズブランドを総括するブレンダーでありバカルディ社参加のブレンドを手がける人物。そんなステファニー女史がロイヤルブラックラも手がけている訳ですが、これがまた本当に美味しい。

アメリカンオーク樽で熟成後、ペドロ・ヒメネスシェリー樽、オロロソシェリー樽、パロ・コルタドシェリー樽でフィニッシュ。

単純な表現で申し訳ないのですが非常にエレガント。シングルモルトとは思えないくらい、良い意味でブレンデッドなんじゃないかなって勘違いしてしまうほどのバランス。妙に突出している要素がなく(ほぼノンピートでありバランタインなどと比べるとピートの要素は皆無に近い)、ラグジュアリーな雰囲気を全面に纏い、これは個人的な感想ですがこの半年以上で間違いなく一番素敵な時間を過ごさせてくれた一杯です。それは、Top Noteさんという環境も相まってのことだとも思いますが。

余韻の長さもなかなかで、このウイスキーの美味しさを否定できる人がいるのであれば、ぜひ話をじっくりうかがいたいものです。長くなりますよ笑

改めて野間さん、そして我が社の会長ありがとうございました。

こういう出会いがあるからウイスキーはやめられません。もう虜です笑


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年5月3日土曜日

Ballindalloch Vintage Release 2015


Ballindalloch Vintage Release 2015
バリンダルロッホ ヴィンテージ・リリース 2015

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:2015年
瓶詰:2024年
ノンチルフィルタード
Alc.50%
輸入:ウィスク・イー

2014年創業。オーナーなバリンダルロッホ城の城主であるマクファーソン・グラント家。原料の大麦は敷地内で収穫したものを100%使用。伝統的な屋外ワームタブ方式で冷却。グラント家は1923~65年までクラガンモア蒸留所の共同経営者だったそうで、スピリッツセイフはクラガンモアのお古をディアジオ社からプレゼントされたものだそうです。


こちらがオフィシャルサイト。

Google Mapから

このバリンダルロッホ ヴィンテージ・リリース 2015は、日本市場向けのエクスクルーシブ・ボトリングで、日本では初のオフィシャルボトル。限定2500本だそうです。

1stフィルとリフィルのバーボンバレルで熟成された原酒がヴァッティングされています。

昨年のどこかのウイスキーフェスで、ウィスク・イーさんに試飲させていただいて非常に美味しかったのを覚えていて、今回ボトルをお店で見かけて反射的に購入しました笑

まずはこのボトルの形がとても良い。


丸みを帯びた四角形に近いフォルムがキュッとなっていて、なんというか美しくも力強い印象を受けるボトルデザイン。ラベルは白を基調として金色と黒文字がバランスよく配置されていて、なんだか目に優しい笑


現在、シェリーカスクのカスクストレングスというボトルも日本市場に入荷されているようです。

甘く穀物感が強い骨太なスペイサイドモルト
香り
穀物、バニラ、レモン、青い芝生

麦、キャンディ、ハチミツ

余韻
ライトボディに見せかけて膨らみがありやや長め、アルコールのヒリヒリ感強め

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは穀物の上にシロップが絡まる。味は香ばしさが増してビスケット。ヒリヒリした印象はおさまらないが後切れは良くなる


評価 B
ギリギリBと言ったところでしょうか。9年熟成はされているようですが、まだ若い印象は否めないかなと。ボトリングがAlc.50%というのもあって力強さが逆の意味で目立ってしまっているような感じ。

とは言っても出来はとても良いと思います。新興蒸留所とはとても思えない、さすが本場スコッチですね。

今後の動きに期待が持てる蒸留所です。

最後の写真はボトルの包み紙なんですが、これは憧れますね。クシャクシャになってしまうけれど、とてもおしゃれ。とりあえず我が家のウイスキーラックに飾っておきます笑

Amazon、楽天市場ともに出品が見当たらなかったので、武川蒸留酒販売さんのリンクを貼らせていただきます。


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2025年4月27日日曜日

The Deacon


The Deacon
ザ・ディーコン

スコッチ・ブレンデッド
Alc.40%
輸入:ペルノリカールジャパン

こちらがオフィシャルサイト。

2024年4月に発売されたブレンデッド・スコッチ。ペルノリカールにとっては、シーバスリーガルやロイヤルサルート、バランタインに次ぐ久しぶりのレギュラー・ブレンデッドと言うことで、積極的なプロモーションを展開されていました。

あえて年代、ブランド、カテゴリーにとらわれずに、新感覚な味わいを追求し、スコットランドの歴史あるアイラ島とスペイサイドのモルトウイスキーを含む、厳選されたウイスキーを使用したプレミアムブレンデッドスコッチウイスキーです。スモーキーなのにフルーティー、新感覚の味わいをお愉しみください。
スモーキーなのにフルーティーなブレンデッドと言うのが「常識破り」なのかどうかはさておき、確かに面白い味わいです。何というか「ドンシャリ」と言う感じでミドルがなくハイとローがはっきりと前に出てくる感じ。

ペスト(黒死病)マスクとスコットランド国旗が描かれ、全体が銅色に塗られた金属的なボトルデザインも唯一無二の感じで非常に印象的。


ボトル背面に象られている"AQUA VITAE"も意味深。


こちらの記事が非常にわかりやすく説明してくれています。

ペルノ・リカール・ジャパン株式会社(本社:東京都文京区 代表取締役社長:トレイシー クワン)では、日本初上陸のプレミアムブレンデッドスコッチウイスキー「ザ・ディーコン」を2024年4月15日(月)に展開企業限定で新発売します(※1)。

「ザ・ディーコン」は、伝統やカテゴリー、熟成年数といったウイスキーの既成概念を解き放ち、新たな味わいを追求した商品です。スコッチウイスキーはスコットランドの地方それぞれの風土が味わいの個性を形づくり、中でも名高い生産地がアイラ島とスペイサイド地方です。「ザ・ディーコン」は、そのアイラ島とスペイサイドのモルトウイスキーを含む、厳選されたウイスキーをブレンドし、アイラモルトの特徴的なピートスモークの風味に、スペイサイドモルトの焚火のようなスモーキーさが加わり、スモーキーさとフルーティーさを併せ持つ、複雑でリッチな味わいに仕上げています。この常識破りの味わいは、ストレート、ハイボールはもちろん、モダン・クラシックカクテルまで、あらゆる飲み方でお愉しみいただけます。

また、伝統的な銅製ポットスチル(蒸留器)を模したコッパーカラーに輝く美しいボトルも「ザ・ディーコン」の特徴の一つです。“DEACON(ディーコン)”はスコットランド語で「熟達で堪能な名匠」を意味し、ボトルの銅の装飾(※2)は銅製ポットスチルと作り手の職人技への敬意を表しています。ボトルの中央には、14世紀の高度な医学が未発達だった時代に最前線で治療を行う「ペスト医師」が描かれ、その崇高な姿は「ザ・ディーコン」を象徴しています。

ぜひ、「ザ・ディーコン」のスモーキーなのにフルーティーな、新感覚な味わいをお愉しみください。

(※1)2024年4月15日(月)から弊社出荷開始。お取扱い開始日は各お取扱い企業様によって異なります。
(※2)ガラス瓶に電気めっきを装飾
ペルノリカール社が所有するシーバス・リーガルやロイヤルサルートがほぼノンピート、バランタインがバランス感覚の優れたブレンデッドであるのに対して、このザ・ディーコンはピートにも触れながら甘いと言うまったく新しいカテゴリーを提供している商品のように思われます。


ドンシャリ、甘い香りとは裏腹に味わいはスモーク
香り
オレンジ、青リンゴ、ブラックベリー、ドライプルーン、ビスケット、タバコ、煙

スモーク、苔、ウッド、バニラ、りんご

余韻
マイルドに落ち着いてやや長め、スモークが鼻から抜けていく、フルーティな甘みが広がる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより泥炭、潮。味はスモークが増しウッディでアルカリ性の滑りも感じる舌触り。余韻は少し弱くなる印象

評価 B
これはかなりアリ寄りのあり。ただし、香りのフルーティさが味わいではあまり感じられないのは個人的にはマイナス要素。ハイボールは非常に美味しく飲めました。

まぁ、散々話題になっている商品なので今更ですが、お勧めできる一本です。是非。

https://amzn.to/4jq1qjN

それでは皆さん、良い夜を。

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