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2025年3月22日土曜日

Glenturret Peated Edition


Glenturret Peated Edition
グレンタレット ピーテッド・エディション

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
バッチNo.3
Alc.43%
輸入:コルドンヴェール

南ハイランドに位置する「タレット川の谷」を意味するグレンタレット蒸留所。1763年創業というのは現存するスコッチウイスキー蒸留所で最古。当初は所在地の地名であるホッシュ蒸留所という名前だったのが、19世紀後半に現在の名前に改名。

ギネスブックにも掲載されたウイスキーキャット・タウザーでも有名。彼女は1963年-1987年に生きた同蒸留所のウイスキーキャット(大麦を食べる鼠や小鳥をターゲットとして狩りをする猫)として活躍し、その生涯で28,899匹のネズミを捕獲したことでギネスブックに登録されています。

エドリントングループの「フェイマスグラウス」のホーム蒸留所となっていたが、2019年にスイスのアート&テロワール社へ所有者が移行したことで雷鳥のオブジェなども撤去され現在に至ります。現在のオーナーは同社の傘下としてグレンタレット・ホールディング社(ラリックグループ)が所有している蒸留所となっています。


洋梨+シトラスがピートと重なって程よい余韻
香り
洋梨、シトラス、ミント、干し草、ビスケット、土

やわらかくも骨太なピート、バニラ、パン

余韻
程よく長い、少しゼスティ、フルーティーな香りが心地よく抜けていく

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは土や泥炭のニュアンスが強まる。味はウッディさが増して甘さが控えめになる。余韻は相変わらず程よく長いがゼスティさが増す


評価 B
※「得点」という言葉を「評価」に改めました

若いといえば若いんでしょうが、味わいはまとまりがしっかりしていて本当に良くできたボトルだと思います。なんというか「綺麗」。

ハイランドやスペイサイドのピートって、独特の土感があるんですが、このボトルはその土感がいい意味で薄くてやわらかい印象です。フルーティさが際立っていて良いですね。これの10年や12年ものが飲みたいなぁ。

https://amzn.to/4kOchVY

それでは皆さん、良い夜を。

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2025年3月18日火曜日

BAR:福山 船町WHISKYさんにて



Dà Mhìle Organic Springbank 1992
ダ・ミレ オーガニック スプリングバンク1992

スコッチ・シングルモルト(キャンベルタウン)
Alc.46%

瓶詰は2000年。ということは8年ものという認識で良いのかな。いや、7年もののようです。以下のサイトが非常にわかりやすく紹介してくれています。

現在ではよく聞くフレーズの「オーガニック」。オーガニック・ウイスキーというものでは、スコッチのノックニーアンとかも有名ですね。そのオーガニック・ウイスキーの先駆けというのが、このスプリングバンクだということでマスターに出していただきました。やっぱりスプリングバンクって恐ろしいですねぇ。

オールドボトル特有の抜け感は否めないなぁと思いましたが、オーガニック由来なのかな??麦の感じがしっかり感じ取れて、非常に良い印象(とても上から目線www)。

貴重なボトルをいただけて本当に感謝感謝です。



SMWS No.1.88
スコッチモルトウイスキーソサエティNo.1.88

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:1966年12月
瓶詰:1998年9月
熟成:31年
Alc.49.8%

ソサエティのNo.1蒸留所というとグレンファークラスだそうです。このボトルは1998年瓶詰のこれまたオールドボトルですが、なんとも感動的な。飲みながら何度か泣きそうになりました汗

これ以上に言える言葉が見つかりません。多分、飲んだら泣きます笑

福山に行かれた際は是非、船町WHISKYさんへ。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年3月8日土曜日

The Observatory Aged 20 Years


The Observatory Aged 20 Years
オブザーバトリー20年

スコッチ・シングルグレーン
Alc.40%
輸入:フロンティア物産

まずは、武川蒸留酒販売さんによる説明から。
「デュワーズ」7代目マスターブレンダーのステファニーマクラウド女史が手掛ける、100%バーボン樽で熟成させたシングルグレーンウイスキー。オブザーヴァトリーという名前は、スコットランドの海岸線の多数の灯台と天文台に由来しています。
もう少し情報を探ってみます。
こちらはwhisky.deさんによる説明。
The Observatory was produced at the Macduff distillery. The Speyside distillery lies in the shadow of the Macduff lighthouse, one of many lighthouses along the 16,500 kilometres of Scottish coastline. For 20 years, The Observatory matured there into a full-bodied Single Grain. 
オブザーバトリーはマクダフ蒸留所で生産されました。このスペイサイドにある蒸留所は、スコットランドの海岸線 16,500 キロメートルに渡る数多くの灯台のうちの 1 つ、マクダフ灯台のすぐ近くにあります。オブザーバトリーはそこで 20 年間熟成され、フルボディのシングル・グレーン(ウイスキー)になりました。
上の翻訳は、Google翻訳を使って細かいところは私の意訳です。マクダフ蒸留所はデュワーズを作っているジョン・デュワー&サンズ社(オーナーはバカルディ社)が所有する蒸留所の一つ。

Google Mapから

ちなみに、ハイランド地方からスペイサイド地方を独立させて考えるとき、マクダフ蒸留所はハイランド地方(東ハイランド)に分類される位置にあるので、whisky.deさんの「スペイサイドにある蒸留所」というのはウイスキー文化研究所さんなどの認識とは異なるようだ。

ただ、そんなマクダフ蒸留所でグレーンウイスキーを作っていたなんて。蒸留も行っているのか、キャメロンブリッジ蒸留所とかで製造したニューメークを運んでの樽熟成だけなのか。なかなか興味深いですね。


マクダフ蒸留所 Macduff Distillery
簡単に蒸留所の基本情報を。

東ハイランドに位置する蒸留所で、創業は1960年、蒸留開始は1963年。マクダフとは「ダフの息子」という意味だそうです。ステンレス発酵槽やシェル&チューブ式のコンデンサーなどをいち早く採用した蒸留所としても有名だそうです。

1972年にウィリアム・ローソン社に買収され、その後1993年からバカルディ社(ジョン・デュワー&サンズ社)がオーナーになって現在に至ります。

オフィシャルのシングルモルトは"Glen Deveron"(グレン・デブロン)という名前でリリースされていたそうですが、現在は"The Deveron"(デブロン)という名前で出されています。2016年8月に我が家にもやってきました。

ブレンデッド・スコッチとして出荷量第6位になっているデュワーズとウィリアム・ローソンはどちらも現在バカルディ社が所有するブランドであり、どちらの原酒としても使用されているマクダフですが、ウィリアム・ローソンの方がマクダフ蒸留所との歴史が長いんですね。

それにしてもマクダフ蒸留所で製造されたシングル・グレーン。。。ワクワクが止まらない笑


柔らかくてスムーズ、大人向けのシングル・グレーン
香り
クリーム、ビスケット、バニラ

パン、薄い紅茶、非常にスムーズ、柔らかい舌触り

余韻
少しヒリヒリするが穏やかで長い、ウッディ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはウッディさが出てきて甘さが弱まり若干オイリー。味もボディ感が強まるが余韻はあまり変化がない


評価 B
甘すぎない大人なシングル・グレーン。そもそも子ども向けのウイスキーなんてありませんが笑

とうもろこしとか使ってないんじゃないかな?基本「麦」な印象がする。若干オイリーさを感じたのは、イメージとしてはアイリッシュのシングルポットスチルウイスキーに通じるものがあるような、ないような。

ということで、価格面も含めておすすめできる一本です。シングルモルトやブレンデッドで20年オーバーだと、最近とんでもない価格になりますからね。

モルトに比べると個性はやはり少ないのかなと思うグレーン界隈ですが、このオブザーバトリーは、グレーン・スコッチ界隈では結構特徴的なのかなと思います。


それでは皆さん、良い夜を。

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2025年1月31日金曜日

Glen Rothes 1996 Aged 25 Years (Signatory Vintage Cask Strength Collection)


Glen Rothes 1996 Aged 25 Years 
グレンロセス1996 25年

スコッチ・シングルモルト
Signatory Vintage Cask Strength Collection
蒸留:1996年3月7日
瓶詰:2021年9月20日
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.3147 + 3153
ボトルNo.74 (of 456)
ナチュラルカラー
Alc.50.9%
輸入:ボニリジャパン

患い続けた1月。まさかの「ドライ・ジャニュアリー」を行なっているような日々が続きました。まさか年明けのボトルを1月中にブログに投稿せずに2月に入ってしまうのでは!?と危惧しておりましたが、本日なんとか投稿できることになり安堵しております笑

さて、新年を迎えるにあたり毎年なかなか良い値段のするボトルたちを選んでまいりました。2025年はどれにしようかなぁと考えていたとき、ふとシグナトリー・ヴィンテージのカスクストレングス・コレクションを購入したことがなかった!!ということに気づき、この扁平な撫で肩ボトルが是非欲しいと思い立った次第です。しかし、どの蒸留所のものが良いかなぁと見ていた矢先、大好きな蒸留所の一つ「グレンロセス」の25年ものがあるではありませんか!!ということで即決した次第です。


シグナトリー・ヴィンテージは1988年創業のインディペンデント・ボトラーズ企業。エジンバラのホテルマンから転進したアンドリュー・サイミントン兄弟が設立したボトラーズで、G&Mやケイデンヘッドに次ぐくらいの勢力があった企業です。最近はボトラーズ会社がかなり増えてシグナトリー・ヴィンテージのポジションがどのあたりなのかは分かりませんが、以前から定評があるのは間違いないです。2002年にエドラダワー蒸留所を買収してボトラーズ事業だけでなく、生産者側にもなっています。

シグナトリー・ヴィンテージはアンチルフィルタード・コレクションなど、ボトラーズの中では比較的手を出しやすい価格帯のものが多く我が家でもこれまで結構購入して飲んできました。ただ、この扁平&撫で肩ボトルの高価格帯シリーズは、BARでよく目にする憧れのボトルの一つでもあり、いつかは購入したいと狙っていたものの一つです。


そしてグレンロセス蒸留所。1878年創業のスペイサイドの雄であり、エドリントン・グループが所有する、私にとってはザ・フェイマス・グラウスの根幹でもある蒸留所。この蒸留所のことについて、改めてここでツラツラと書くのも気が引けるので、分かりやすく端的に言いますと私の中でグレンロセスのシングルモルトは「とてもセクシー」なんですよね。ん?逆に分かりづらいか??笑



華やかでウッディ、ビターな余韻
香り
スウィートバニラ、明るい色の花、マンゴー、青リンゴ、ラズベリー、モルティ、紅茶、クルミ、若干オイリー

ビスケット、ビターチョコレート、キャラメル、蜂蜜、ウッディ、革

余韻
3段階に広がり長い、心地よく華やか、木の皮、思いのほかビターでドライ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはより甘くなる。味はドライさが増して少しヒリヒリ。余韻もゼスティでビター


評価 A
今年は「得点」ではなく、ABCランクづけにさせていただきます。というのも、得点だとどうしても過去のボトルと比較して相対的なようで絶対的な、なんだか曖昧な評価を付けざるを得ない状況に昨年悩まされまして。ちょっとオブラートに包ませていただきたいと思います。

総じて、評価は「A」で、得点で言うと90-95点といったところですね。もう少し「セクシー」さがあればなぁと求めてしまうのは男の性(サガ)ですかね。個人的な趣味でしょうね笑

ただ、加水はしないほうが吉。カスクストレングスのこの度数ならではの逸品と言えるかと思います。


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2025年1月30日木曜日

ウイスキー of the year の復習

はい、病み上がり(切ってはいない)のDです。

毎年の年末恒例となっている「ウイスキー of the year」ですが、思いの外多くの方々に閲覧いただいているようで。有難い限りです。

今日はこれまでの当企画の受賞ボトルたちを、備忘録的に(というか完全に自分のために)まとめておきたいと思います。結構、忘れてしまうので笑

◾️ボトル of the year
企画の中でも最も重要といいますか、根幹といいますか。過去の金賞、銀賞、銅賞をまとめておきます。

金賞
2013Bushmills Original
2014The Balvenie Signature 12年
2015The famous grouse celebration blend, decanter
2016Highland Park 18年
2017OCTOMORE ochdamr-mor EDITION:07.2
2018Blue Hanger 9th Limited Release(BBR)
2019Bunnahabhain MOINE
2020Redbreast 12年
2021Cragganmore 25年
2022Springbank Cask Strength 12年
2023Old Pulteney Single Cask 2006 16年(BBR)
2024Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7年

まずは金賞。もはや自分でも意外なんですが、初代金賞はアイリッシュのブッシュミルズ オリジナル。他は2020年にレッドブレスト12年が受賞している以外はものの見事にスコッチですね。

銀賞
2013Benriach 12年シェリーウッド
2014The Naked Grouse
2015The Glenrothes Select Reserve
2016Johnnie Walker Green Label
2017Craigellachie 13年
2018Bruichladdich BERE BARLEY 2008
2019The Double Single (Compass Box)
2020Old Particular Braeval 15年(Douglas Laing)
2021Over An Islay Rainbow 2016
2022Glenmorangie Signet
2023Artist Collective Bunnahabhain 11年 2007
2024Lost Distillery Classic Selection Dalaruan

続いて銀賞。スコッチしかない笑

銅賞
2013Lagavulin 16年
2014Tomintoul 10年
2015Strathisla 12年
2016Royal Brackla 12年
2017Smokey Joe
2017The Glenlivet Nadurra First Fill Selection American White Oak Cask
2018Kininvie 17年
2018James Eadie’s TRADE MARK ‘X’
2019The Game Of Thrones “The Night’s Watch” Oban Bay Reserve
2020The Speakeasy Lowland Blended Malt(Douglas Laing)
2021The Naked Grouse
2022響ブロッサムハーモニー2022
2023THE SINGLE CASK FOR WHISKY LOVERS Caol Ila 2008 Aged for 13 Years 1st fill PX Octave The Blue Sky Label
2024The Perspective Series No.1 25年(Berry Bros. & Rudd)

そして銅賞。2017年と2018年は銅賞が2個あるので見づらいですが、こんな感じですね。2022年の「響ブロッサムハーモニー2022」が唯一のジャパニーズで他はこれまたスコッチ。

我ながら、ここまで偏っていたのか。。。でも、完全に嘘がないことははっきり言えますね。これはもう好みだから仕方がない。そんな中に入り込んだアイリッシュ2本とジャパニーズ1本が如何に偉業か!!笑

・・・まぁこんな企画が12年も続いていることが一番びっくりですが笑
健康に感謝ですね。


今回は「ボトル of the year」だけを確認しました。気が向いたら、他も見てみようと思います。(多分しないと思います笑)


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2024年12月26日木曜日

Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old


Arran Private Cask for Whisk-e Ltd. 2014 / 3115 7 Years Old
アラン プライベート・カスク・フォー・ウィスクイー 2014 / 3115 7年

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
カスクNo.2014 / 3115
麦芽:ピーテッド50ppm
樽タイプ:2nd フィル・シェリー・ホグスヘッド
蒸留:2014年11月4日
瓶詰:2022年7月6日
ボトルNo.252 / 335
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.60.5%
輸入:ウィスク・イー

シングルカスクを購入するのはいつ以来ですかね?はて?

岡山のWhisky Loversさんで購入させていただきました。

間違いないので即決www

他にもバーボン樽熟成のシングルカスクとかもありましたが、ヘビリー・ピーテッドの2ndフィル・シェリーというのがどうしても気になりまして。

てか、アラン蒸留所(現在:ロックランザ蒸留所の最近のボトリングで外れが見当たらないので確信めいたものはありましたね。


こちらがロックランザ蒸留所含め新しく稼働しているラグ蒸留所の2蒸留所をアイル・オブ・アラン・ディスティラーズのオフィシャルサイトです。


ロックランザ蒸留所(旧名:アラン蒸留所)が設立されたのが1995年。もう、30年くらい前になるんですね。これは驚き。2007年くらいからウイスキーを飲み始めた私にとってもアランと言えば「新参者」という立ち位置でした。2005年創業のキルホーマン蒸留所とともに、当時新興蒸留所として扱われていたのが懐かしく感じます。

仕事で度々訪れた福岡のバーでアランは「まだ若い」という評価をされていたのがつい10年ほど前の話。そう考えると、私も歳をとりました笑

日本だけでなく、スコットランドやイングランド、ウェールズ、アイルランドなど各国で新興蒸留所が乱立している昨今。アランを「新参者」と言うことは最早できないでしょう。そして、そうさせないくらいアランはしっかりした味わいのウイスキーを輩出してきました。


アラン島の北側で操業したロックランザ蒸留所は、もともとピーテッド麦芽の仕込みも行っていましたが、現在は南側で同社が操業したラグ蒸留所でのみピーテッド麦芽の仕込みを行うことにしているようで、今後ロックランザのピーテッドタイプを楽しむことは難しくなるでしょう。

アラン島内でのブレンデッドモルトとかも出てくるだろうな。それはそれで非常に楽しみです。とか言ってる側から出ているのかも笑


ピーティでナッティ+オレンジ
香り
煙、燻された魚、ろうそく、革、泥炭、潮、ナッティ、貝汁、出汁

ピーティ、ナッツ、オレンジのジャム、レモン

余韻
非常に長い、優しい甘みが拡がる、満足感が半端ない

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは図工室。のりやニス。そして煙。味わいはより柔らかくフルーティ、オレンジの果実味。余韻は相変わらず長く少しヒリヒリとアルコールの感じが強まる。余韻はミンティな爽やかさも


得点 96点
ウイスキーの旨みをさまざまな角度から感じさせてくれる逸品。ただし、アルコール度数が高いことからか、アルコールのヒリヒリは否めないものがあります。これがなければ98点はいってましたね。オールディーズなウイスキーの美味さを現在に伝える素敵な仕上がり。ただしまだ若い。そんな感じですかね。加水が吉。

直接同じものではないですが、アランのシェリーカスクものをリンク貼っておきます。ご参考までに見ていただけば幸いです。


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2024年12月25日水曜日

Campbeltown Loch


Campbeltown Loch
キャンベルタウン・ロッホ

スコッチ・ブレンデッドモルト
J&A.ミッチェル社
Alc.46%
輸入:ダイセイワールド

J&A.ミッチェル社がリリースしているブレンデッドモルト。裏ラベルに"100% Campbeltown whiskies"と書かれています。キャンベルタウンで稼働している蒸留所って言うと、ここ最近では同社が所有しているスプリングバンク蒸留所とグレンガイル蒸留所、あとはロッホローモンド・グループ社所有のグレンスコシア蒸留所くらいしかありません。新興蒸留所はとりあえず省略させていただきます。

と言うことを考えれば、どう考えてもスプリングバンク蒸留所とグレンガイル蒸留所の原酒でできたブレンデッドモルトだろうと言い切ってしまえそうなこのボトル。最近は値段が上がりすぎているような節を感じておりますが、購入したとき(3ヶ月ほど前)はもう少しお求めやすいボトルでした。


こちらがスプリングバンク蒸留所およびグレンガイル蒸留所のオフィシャルサイト。

スプリングバンクは値段が上がりすぎてとんでもないことになってますね汗

ヘーゼルバーンやロングロウ、キルケランも・・・

そう考えるとこのキャンベルタウンロッホは、まだ割安なのかな?いや、これは催眠術だ笑


ソルティ&スモークとシェリー+バニラの贅沢な味わい
香り
オレンジ、さくらんぼ、アプリコット、花、バター、生ハム

ソルティ、スモーク、パン、りんご、洋梨、バニラ、ダークチョコレート

余韻
想像よりも長い、ソルティでスパイシー、プリンのような甘み、そして煙

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはシェリーが強まる、味わいはよりヘビーでフルボディに近い状態に。ソルティさも増し、余韻はより煙に覆われる

得点 94点
若さは若干感じますが、これは美味しい。ノンヴィンテージと言うことを考慮すると、これは相当得点も高いです。後味のヒリヒリ感がどうも否めないのが唯一の欠点かなと。それ以外はあまり文句をつけるところがないと言いますか、非常に素敵な一本だと思います。ソルティとかスモークが好きな方は是非。また値段上がってるけど汗


それでは皆さん、良い夜を。

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