2019年3月20日水曜日

Bruichladdich Islay Barley 2011がリリースされる!

来月1日にBruichladdich Islay Barley 2011(ブルイックラディ アイラ・バーレイ2011)がリリースされる、という記事をWhisky Magazineで見かけました。
http://whiskymag.jp/bruichladdich_islay_barley_2011/



写真はBruichladdichのオフィシャルサイトより。
https://www.bruichladdich.com/laddie-shop/bruichladdich/bruichladdich-islay-barley-2011/

記事によるアイラ・バーレイ2011の特徴をかいつまんで説明すると、

・アイラ島大麦100%(アイラ島中部・西部の6件の農家が育てた大麦)
・パブリカン種とオックスブリッジ種(大麦の種類)
・2010年収穫
・2011年蒸溜
・ノンピーテッド
・ファーストフィル・バーボン樽75%
 ファーストフィル・リヴザルトワイン樽(フランス産天然甘口ワイン)10%
 セカンド及びサードフィル・ソーテルヌワイン樽(オーストリア産甘口白ワイン)15%
・冷却濾過なし
・無着色
・アイラ島の湧き水で加水
・度数50%


ブルイックラディ蒸溜所のシングルモルト・ウイスキーには大きく分けて3種のブランドがあります。

①Bruichladdich ブルイックラディ:ノンピーテッド
②Port Charlotte ポートシャーロット:ピーテッド
③Octomore オクトモア:ヘビリーピーテッド


Octomore オクトモア
どのブランドも素晴らしいウイスキーでが、特にオクトモアは、2017年のウイスキー of the yearで金賞にもなった人生で忘れられないウイスキーの一つ。https://d-ksmt.blogspot.com/2017/12/of-year-2017.html

フェノール値PPM:208、度数58.5%。
兼ねてから憧れのウイスキーの1本であった“世界一ピーティーなウイスキー”オクトモア。ゴールデンウィーク前に購入して、今回の家族旅行でも持ち運び、各地で楽しみました。原料の大麦に含まれるフェノール値が208ppm。通常のアイラモルトが40〜60ppm。昨年飲んだバラントルーアンが88ppmでヘビーと称されていたことを思うと、この「208」って数字がいかにぶっ飛んだ値であることか。スッと縦に伸びた黒いボトルデザインも素敵ですよね。ちなみにスコットランド産の大麦を使用したこの「スコティッシュ・バーレイ」と違い、アイラ島の大麦だけを使用した「アイラ・バーレイ」は半透明のボトル。これがこれでまたおしゃれなんだよなー。これまた憧れのウイスキーの1つです。
さて、憧れのオクトモア。そのお味はというと。。。
香りも味も同じく、ピーティーさを存分に楽しめる一方で感じる果実的な甘さ。口当たりの良さ。飲みやすさ。アルコール感を感じさせない角の取れた円み。その後にくる「土っぽい」ピート。これがまた癖になる。度数が高めってこともあって、飲んだ後キツさはあるけども。ヘビーピーティーという響きからは考えられないほどの甘みと飲みやすさ。ヴァッティング技術の高さが身に沁みるそんな一本です。出会えてよかった。ありがとうございます。

Port Charlotte ポートシャーロット
フェノール値でいうと、ライトになるポートシャーロット。これまた美酒。
https://d-ksmt.blogspot.com/2016/07/praparat.html

久しぶりのアイラのシングルモルト。ブルイックラディ蒸留所さんのポートシャーロットは、ブルイックラディっていうシリーズがノンピートなのに対して、ヘビーピートが醍醐味。アイラ独特の正露丸みたいなピートがガツンときます。が、なんていうんですかね、甘い。モルティな甘みと柑橘系の甘みがマッチしています。呑むほどに虜にさせる、そんな逸品。余韻はひたすらにピートですが。ピートが臭いんですが、なんというか嫌味がない。爽やかではないけど、鬱陶しくないとでもいいましょうか。ラベルに書かれた"AN TURAS MOR"とはゲール語で「偉大なる旅」という意味だそうです。素敵すぎる。センスが素晴らしい。口に残る複雑な甘みとピート。心洗われるわー。

Bruichladdich ブルイックラディ
ノンピーテッドなブルイックラディもやはり素晴らしいウイスキー。

まずは、ブルイックラディ スコティッシュ・バーレイ。
https://d-ksmt.blogspot.com/2015/06/blog-post.html

これでアイラ島の現存する蒸留所のものは一通り、1本は飲んだことになります。閉鎖されたPort Ellenは、いずれ必ず飲んでやろうと思ってますが。さて、このブルイックラディさんでも今回のは"Scottish Barley"という名前で、「スコットランド産の大麦だけを使用」した代物。他にも「アイラ島の大麦だけを使用」した"Islay Barley"なんてのもあります。この二つのシリーズの共通点は"UNPEATED"ピートなし!!アイラ・モルトの特徴「歯医者の匂い」の根源であるピートを使っていないというもの。ってこともありすっきり飲みやすい。ですが、度数が50度。通常40度以上といったところなので、回りやすいことはご想像の通り。
このブルイックラディさんは他にもシングルモルト・ウイスキーのシリーズ"Port Charlotte"や一番煙臭いということで有名な"Octomore"なんていうシリーズも作っていてなかなか面白そうです。今後もお世話になります!!
ふふふ。4年前の楠本よ、言葉通り君はその後かなりブルイックラディさんのお世話になっておりますよ。ブルイックラディ スコティッシュ・バーレイは、2015年のデザイン of the yearを受賞。

昨年飲んだブルイックラディ ベア・バーレイ2008。これまた素晴らしい逸品でしたね。

古代種の大麦、ベアバーレイを使用したノンチルフィルター、ナチュラルカラーの一本。
ベアバーレイは、1000年以上前の9世紀ごろスコットランドへ、当時オークニー島を支配していたヴァイキングが持ち込んだ古代種の六条大麦“ベア・バーレイ”を原料に造ったシングルモルトウイスキー。「ベア(BERE)」と呼ばれるこの麦は、スコットランドの麦の最古の品種だそう。2014年のボトリングということで「6年もの」と言ってしまって問題ないかと。
ちなみに、ブルイックラディとはゲール語で「海辺の丘の斜面」という意味らしい。
まず、色はライトなイエロー。明るい金色みたいな色。
香りは麦の麦らしさが伝わって来るって感じの香り。その中にクリームとかフルーツとかを感じる。りんごの間にチーズを挟んだ食べ物ありますよね?なんかそんな感じ。蜂蜜と牛乳を混ぜた飲み物みたいな。ん?それはJohn Lennon & Yoko Onoの"Milk & Honey"か??
味わいはこれがまた力強い。ビールってこんな感じかな?「のどごし」がある。飲みやすさと軽やかなスパイス。ゼスティってやつ。アンピートなんだけど、なんかピートっぽさを感じる。それはこの大麦「ベアバーレイ」の仕業か?
余韻は長く心地よく。充実感に満ちた感じ。
って、べた褒め笑
こちらはウイスキー of the year 2018の銀賞を受賞。ということで、2016年に飲んだポートシャーロットを除くと全てのボトルが何かしらウイスキー of the yearを受賞しているという。隠しようのないブルイックラディ贔屓www

ということで、楠本ご贔屓のブルイックラディ蒸溜所さんの最新作「ブルイックラディ アイラ・バーレイ2011」をどうぞよろしく!というオチでした笑


アイラ・バーレイ2011は、まだ未発売のため今年2月にリリースされたこれまた新商品のオクトモア09.1と09.3をご紹介しておきます。

  

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
オクトモア 09.1 スコティッシュ バーレイ 59.1度 700ml
価格:15800円(税込、送料別) (2019/3/20時点)



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