2019年3月9日土曜日

市町村の鳥 沖縄県

県の鳥  ノグチゲラ
那覇市  なし
宜野湾市 なし
石垣市  カンムリワシ
浦添市  なし
名護市  リュウキュウメジロ
糸満市  なし
沖縄市  なし
豊見城市 なし
うるま市 チャーン(鶏)
宮古島市 サシバ
南城市  なし
与那原町 なし
南風原町 なし
久米島町 なし
渡嘉敷村 なし
座間味村 なし
粟国村  なし
渡名喜村 なし
南大東村 なし
北大東村 なし
伊平屋村 なし
伊是名村 なし
八重瀬町 なし
国頭村  ヤンバルクイナ
大宜味村 メジロ
東村   ノグチゲラ
今帰仁村 サンコウチョウ
本部町  リュウキュウコノハズク
恩納村  なし
宜野座村 メジロ
金武町  なし
伊江村  なし
読谷村  なし
嘉手納町 なし
北谷町  なし
北中城村 なし
中城村  なし
西原町  なし
多良間村 ウズラ
竹富町  アカショウビン
与那国町 リュウキュウメジロ

メジロ(亜種リュウキュウメジロ含む)4、チャーン(鶏)1、ウズラ1、カンムリワシ1、サシバ1、ヤンバルクイナ1、アカショウビン1、ノグチゲラ1、リュウキュウコノハズク1、サンコウチョウ1。

この企画もいよいよ九州に到着。沖縄県から攻めたいと思います。沖縄ということもあり、やはり地域性が強く出た結果となりました。


沖縄ならではの種がいっぱい
特に世界でも沖縄にしかいないヤンバルクイナとノグチゲラ。そして、沖縄とフィリピンの一部にしかいないリュウキュウコノハズク。リュウキュウメジロも沖縄ならでは。日本では石垣島と西表島だけでみられるカンムリワシ。竹富町のアカショウビンは亜種リュウキュウアカショウビンを指していると思って間違いないでしょう。

リュウキュウアカショウビンhttps://www.birdfan.net/2018/06/29/63494/
竹富町
https://www.town.taketomi.lg.jp/administration/symbol/

本州にも渡ってくるアカショウビン(Halcyon coromanda)に比べ、亜種リュウキュウアカショウビン(H. c. bangsi)は上面の紫色みが強く、腰の水色部が大きくて濃い。また、鳴き声も違うという特徴があります。そのことから別種にしようという話も以前から聞きますが、いまのところ亜種扱いのようです。

琉球王朝から続く伝説の鶏
うるま市のチャーンという鶏は、調べればとても不思議な鶏のようです。

チャーンとは琉球王朝時代に中国または東南アジア(2説ある)より沖縄にもたらされた鳴き声に魅力のある鶏です。中国語の唄鶏「チャンチィ」が、いつしか「チャーン」という名前になったようです。
 チャーンは別名「籠の鳥」と呼ばれていました。それは近世の琉球では、鶏は放し飼いが普通でしたが、このチャーンだけは籠で大切に飼われていたためです。「飼育係は芋を食べ、チャーンは米を食べた」といわれるほど大切にされました。昔は士族、王家など、経済的にゆとりのある人たちの愛玩鳥でした。
 その歌声だけではなく、羽色も白、黒、五色と様々あって姿も美しい鶏です。そして年に一度、梅雨明けの時期に松山御殿の庭で鶏鳴会が開かれていました。
 チャーンの鳴き声は琉球古典音楽「散山節」にたとえられ、打ち出し(ウチンザシ)、吹き上げ(フチンザシ)、声のひき止め(クゥイトメ)、しめ(チラシ)、声の長さ(クィーナギ)で歌い方の基準をもうけ観賞します。声質は三線の音色にたとえられ、ミージル(高音)、中ジル、フゥージル(低音)の3種類に分けられます。チャーンは「コケコッコー」とは鳴かずに「ケッ、ケッレェーェー、ケッ」と鳴きます。最後の「ケッ」と短く切れる声が特徴です。
https://www.city.uruma.lg.jp/bunka/2400

ウズラとして愛されるミフウズラ
是非会ってみたい。それから多良間村のウズラですが、村のHPに掲載されている写真を見る限り、ミフウズラでは(Turnix suscitator)・・・?と思ってしまうのは僕だけでしょうか?
http://www.vill.tarama.okinawa.jp/?p=101

ミフウズラhttps://www.birdfan.net/2010/10/01/5926/

ウズラ(Coturnix japonica)も冬鳥として沖縄に訪れるようですが、留鳥のミフウズラの方が馴染み深い印象がありますし・・・。真意はわかりませんが、似たようでまったく違う種類の鳥なのでちょっと気にかかりました。


やっぱり沖縄の鳥といえばヤンバルクイナ
絶滅危惧ⅠA類(CR)。国の天然記念物。国頭村のオフィシャルサイトをみてみると、ドーン!とヤンバルクイナ(Gallirallus okinawae)の写真が。めっちゃごりおしです笑
http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/

ヤンバルクイナhttps://www.birdfan.net/2012/04/20/18473/
2016年に、弟の結婚式で初めて訪れた沖縄。一人夜明け前に起きてヤンバルの森までヤンバルクイナを探しに出かけましたが、ついに出会うことができなかったも、今となってはよい思い出。その代わり、ホントウアカヒゲの鳴き声を聴いたり、ツミ、サシバ、リュウキュウツバメ、シロガシラに出会うことができましたしね。いつかまたリベンジしたいヤンバルクイナ探鳥。


もっともっと知ってもらいたいノグチゲラ
沖縄県の鳥であり、東村の鳥にも指定されているノグチゲラ(Sapheopipo noguchii)。

ノグチゲラhttps://www.env.go.jp/nature/kisho/hogozoushoku/noguchigera.html
ヤンバルクイナ同様に、世界で沖縄のヤンバルの森にしか生息していない日本固有種。絶滅危惧ⅠA類(CR)。国の特別天然記念物。なのに知名度としてはヤンバルクイナにかなり劣っている感が否めない・・・。もっとみなさんにこのキツツキを知ってほしいものです。

DNA的にはアカゲラ属に近しいらしいです。見た目はかなり違う印象がありますが。このノグチゲラも前回、ヤンバルクイナを探しに行った際に、一緒に狙っていた鳥です。が、結果は空振り。やはり一夕一朝ではいけませんね。またこちらもリベンジです。


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