2017年12月28日木曜日

ウイスキー of the year 2017

さてさて、今年もこの記事を書く日がやってまいりました。
“ウイスキー of the year 2017”今年でこの企画も節目の5回目。おかげさまでこんな飲んだくれ企画が5年間も続いているという奇跡www

改めて、この表彰の内容をおさらいさせてもらいます。ほぼ毎週1本購入しているウイスキーたちの中から、これは本当に美味い!!って思ったベスト3を勝手に選ぶのが「ボトル of the year」の金・銀・銅賞。次に、ボトルのデザインが単純に超おしゃれだったって1本に送る「デザイン of the year」。そしてボトルを自分では買ってないけど、バーで飲んだものの中で一番GOODだった1杯に送る「グラス of the year」。というものです。

まずは、今年のノミネートボトルをずらりと並べてみたいと思います。

<Single Malt>
Craigellachie 13年
Ben Nevis 10年
Fettercairn FIOR 
Edradour 10年
Glen Grant 10年
The Corriemhor cigar reserve
Cragganmore DOUBLE MATURED 13年
The Singleton Dufftown "SUNRAY"
Jura SUPERSTITION
Octomore ochdamr-mor EDITION:07.2 5年 Scottish barley
Glen Spey 12年
Glenlossie 10年
Glenfarclas 10年 
Hazelburn 8年
Linkwood 12年
Auchroisk 10年
Caol Ila "MOCH" 
Glengoyne 18年
Royal Lochnagar 12年
The Singleton Glen ord 12年
Blair Athol 12年
Teaninich 10年
Glencullen 10年 
The Glenrothes Vintage Reserve 12年
Ballantine’s Blended Malt 12年
Ledaig 10年  
Aultmore of the foggie moss 12年
Balblair 2003
The Glenlivet Nadurra First Fill Selection American White Oak Cask

<Bottler's>
Longmorn 2002 (Bottled 2016) by GORDON&MACPHAIL 

<Blended Malt>
Smokey Joe
Ballantine’s Blended Malt 12年

<Blended>
Royal Household
Ballantaine's Limited Edition CHRISTMAS RESERVE
Dewar's 12年
Johnnie Walker Gold Label Reserve BULLION
Long John
Johnnie Walker X-RAY Aged 21 Years THE LEGACY BLEND
Old Parr SUPERIOR
The Famous Grouse MELLOW GOLD
Usquaebach RESERVE
The Antiquary 12年

<Taiwan>
Kavalan Classic 

<Outland>
Nomad Outland Whisky

ほぼスコッチ。内訳はシングルモルト29本、ボトラーズ1本、ブレンデッドモルト2本、ブレンデッド10本、台湾が1本、アウトランドが1本。合計44本となりました。中にはミニボトルのものも含んでいますが、まー例年同様、今年も結構呑みましたね。そんなボトルたちの写真を今年はすべてinstagramにアップしたということで、その写真たちを集めた画像を作ってみました。


すでにネタバレですが、では発表に移ります!

◆ボトル of the year 銅賞
Smokey Joe
スモーキー・ジョー

アイラモルトを使ったブレンデッド・モルト。昔でいうヴァッテッド。アイラ臭さが病みつき。香りはピーティーではあるが明るい感じ、甘いレモン。飲んだらガツンとピート、そしてヨード香の至福な味わい。少々塩味を含んだ素敵な余韻。素晴らしい一本ですね。スモーキー・ジョーって端的な名前もわかりやすくてGOOD。このスモーキー・ジョーさんはブレンデッド・ウイスキーだとばかり思っていました。バーで1回くらい飲んだことがあったんですがね。まったくマスターの説明を覚えていないのかな?笑 ブレンデッド・モルトだったなんて。病みつきですわ。本当、一気にボトルから液体が消えていっている笑

というのが当時のコメント。かなりピーティー贔屓なところが個人的にあるなーってのがそのまんま反映された銅賞ですね笑 スタンダードに常に置いておきたい、そんな1本。ノンチルフィルターってあたりも素敵です。思い出したら、本当呑みたくなってきた!


◆ボトル of the year 銅賞
The Glenlivet Nadurra First Fill Selection American White Oak Cask
ザ・グレンリヴェット ナデューラ ファーストフィルセレクション アメリカン・ホワイト・オーク・カスク


ザ・グレンリヴェットといえば、僕が一番好きなシングルモルトの一つ。そのグレンリヴェットをより自然な状態で楽しめるのがこの「ナデューラ」シリーズ。「ナデューラ」とはゲール語で「ナチュラル」の意味だそうです。ノンチルフィルタリングで加水なしのカスク・ストレングス。香りは濃厚なバニラ&バナナ。味わいは、バーボン樽由来のバニラ風味が存分に感じられ、それを下地にしてパイナップルやバナナといった熱帯系のフルーツ。シナモン的なスパイス。青いレモンみたいなシトラス感。素晴らしく爽やかでありながらリッチなウイスキー。甘いフルーティなスイーツをいただいているような、至福の一本です。本当に素敵なウイスキーです。ナデューラシリーズには他にシェリー樽の「オロロソ」や、今年発売された「ピーティッド」なんかがあります。「オロロソ」は以前、バーで飲んだことがありこれまた非常に美味しかったのを記憶しています。最新作の「ピーティッド」も飲まないわけには行きませんね。本当、素敵なウイスキーで今年の締めくくりができて幸せです。ありがとうございます。

今年は銅賞が2つ。もう一つの銅賞はザ・グレンリヴェット・ナデューラ。今年の最後の1本ということで、まだ半分くらい残っています。これは美味しいウイスキーの典型だと思います。樽出しで度数が高めなので誰にでもオススメって訳ではありませんが、トロピカルなフルーツ感とバニラ。とってもスウィートで素敵な1本です。


◆ボトル of the year 銀賞
Craigellachie 13 years old
クライゲラキ(クライゲラヒ)13年



スペイサイドのシングルモルト。総評するに「ほうじ茶生チョコ」野郎ですわ笑
これを「美味い」と言わずにはいられまい。香りはスパイシーで力強い。ナッツ系ともレーズンともとれる。ドライな感じですね。口に含めば一気に鼻に抜ける心地よく力強いアルコール感。舌の上でスパークした後、ズンとくる重み。でも重過ぎず程よい重み。やっぱり乾いている。ドライだ。ピーティーでもある。後味のこのほうじ茶とか、生チョコな感じは一体何!?おいおい、冗談じゃないよ!ってくらい美味い。以前、福岡でマスターに勧められて飲んだことで知った銘柄。あの時はよくわからなかったけど、改めて飲んでみるとこんなに美味いものだったなんて。こいつは「美酒」だ。素敵。

今年の1月に飲んだ1本。コメントを見る限り、なかなか興奮してますね笑 しかし、その興奮通りのいまだに忘れらないほうじ茶生チョコ野郎でした。こういうウイスキーを食後酒に合うウイスキーって言うんでしょうね。食事中だと、チョコっぽさが料理の邪魔をしてしまうような気がします。食後にデザートと一緒に飲めば、それはそれは素敵な時間になること間違いなしでしょう。


◆ボトル of the year 金賞
OCTOMORE ochdamr-mor EDITION:07.2 Aged 5 years Scottish barley
オクトモア エディション07.2 5年 スコティッシュ・バーレイ


フェノール値PPM:208、度数58.5%。
兼ねてから憧れのウイスキーの1本であった“世界一ピーティーなウイスキー”オクトモア。ゴールデンウィーク前に購入して、今回の家族旅行でも持ち運び、各地で楽しみました。原料の大麦に含まれるフェノール値が208ppm。通常のアイラモルトが40〜60ppm。昨年飲んだバラントルーアンが88ppmでヘビーと称されていたことを思うと、この「208」って数字がいかにぶっ飛んだ値であることか。スッと縦に伸びた黒いボトルデザインも素敵ですよね。ちなみにスコットランド産の大麦を使用したこの「スコティッシュ・バーレイ」と違い、アイラ島の大麦だけを使用した「アイラ・バーレイ」は半透明のボトル。これがこれでまたおしゃれなんだよなー。これまた憧れのウイスキーの1つです。

さて、憧れのオクトモア。そのお味はというと。。。
香りも味も同じく、ピーティーさを存分に楽しめる一方で感じる果実的な甘さ。口当たりの良さ。飲みやすさ。アルコール感を感じさせない角の取れた円み。その後にくる「土っぽい」ピート。これがまた癖になる。度数が高めってこともあって、飲んだ後キツさはあるけども。ヘビーピーティーという響きからは考えられないほどの甘みと飲みやすさ。ヴァッティング技術の高さが身に沁みるそんな一本です。出会えてよかった。ありがとうございます。

そして堂々の金賞が、このオクトモア!!やはりこのヘビーピートでありながら、スッキリした爽やかさ、呑みやすさは「チャレンジ精神」と「完璧なバランス感覚」の賜物だと勝手に思っています。鬼のように呑みやすかった。もうサラサラと喉を流れていくわけです。コメントでも言っているけど、本当に出会えてよかった。なんの迷いもなく、今年の一番です。ここは今月に入って、ウイスキー of the yearを考え出したことから、固く決まっていましたね。揺るぎないです。今年は特に美味しいウイスキーをたくさん飲んで、自分史上一番に選考が難しかった年ですが、オクトモアの1位だけはもう、なんの躊躇もなかったですね。本当に感謝です。


◆デザイン of the year
Balblair 2003
バルブレア2003(12年)


創業1790年。現存するスコットランドの蒸留所の中で2番目に古い蒸留所。北ハイランド。蒸留年を表記したヴィンテージを展開している珍しいシングルモルト。瓶詰めが2015年とあるので、12年もので間違いない(はず)。背が低くて丸みがあるボトル。草的な模様が面白い。ナチュラルカラーで、ノンチルフィルターってのも売り。香りは濃い桃とか杏。ドライでありながらスウィートな飲み口。たっぷりな果実味と軽めのピート。桃味のバニラアイスって感じですかね。余韻も果実感に溢れていて素敵。それでいてダラッとしないのは、ドライさ故。例えるなら、会心の一撃を食らったって感じ。わかりづらい笑

丸くて背が低いボトルがなんともオシャレで可愛らしい。今回はボトル・デザインでの受賞ですが、味もとても美味しいです。何がどうデザイン的にってのは説明しづらいですが、私のなかで今年1番です。オクトモアとも悩んだんですがね。オクトモアさんはボトル of the yearで金賞も獲得しているし、ダブル受賞ってのもありかなーって思っていましたが、12月に入って購入したこのバルブレアさんに心射抜かれました。素敵。


◆グラス of the year
SAMAROLI'S PEATY 20yo 1995
サマローリ・ピーティー 20年 1995

画像がないのが申し訳ないですが、昨日バーで飲んだサマローリ・ピーティー、これが今年のグラス of the yearです。スコットランド以外で初のボトラーとなったサマローリさんが亡くなられたことを思い出し、是非サマローリさんのボトルを呑みたいと思って呑んだのがこのピーティー20年。

ボトラー・サマローリについては、以下参照。
https://www.musashiya-net.co.jp/products/list.php?category_id=1396

ピーティー20年は、アイラのラフロイグとオークニーのハイランドパークを使ったブレンデッドモルト。どちらの良さも前面に出ていて、呑みごたえのある一杯でした。今後サマローリのボトルは値段も上がり続けるでしょう。近いうちにまた、別のサマローリボトルを呑んでみたいと思います。

ということで、ウイスキー of the year 2017の発表はこれにて終了。最後までご静聴いただきありがとうございました!来年も相変わらずな感じでウイスキーな日々を送っていこうと思います。よいお年を!!