毎年恒例の「ウイスキー of the year」の発表を行いと思います。
こんな企画も、今年でなんと11回目。
毎度の家で買って飲んだというボトルが24本。
仕事でBARに行く機会が多いことから、年々減ってきました。月2本のペースか。
◾️ノミネートボトル2023
<Scotch Blended> 8本・John Barr Reserve Blend・Black & White 特級・Excalibur Excellence 10 Years Old 特級・Bell's ‘OLD’ Scotch whisky bottle ceramic bell shape vintage decanter・Old Parr Aged 18 Years・Dewar's ILEGAL SMOOTH Aged 8 Years・The Famous Grouse Sherry Cask Finish・The Famous Grouse 90's<Scotch Blended Malt> 3本・Phenomenology (Compass Box)・The Gauldrons (Douglas Laing)・Orchard House (Compass Box)<Scotch Single Malt> 7本・Allt-A-Bhainne 2008 Aged 13 Years (Gem Stone)・Torabhaig The Legacy Series 2017・Caol Ila 13 Years Old Selected by Whisky Lovers (The Single Cask)・Small Batch Linkwood 2009 (Berry Bros. & Rudd)・Artist Collective Bunnahabhain 11 Years Old 2007 (La Maison du Whisky)・Glenallachie 15 years old・Old Pulteney Single Cask 2006 Aged 16 Years (Berry Bros. & Rudd)<Scotch Blended Grain> 1本・Hedonism (Compass Box)<Irish Blended> 1本・Busker Blended<Irish Single Malt> 1本・Waterford "The Arcadian Series" Organic GAIA 2.1<Japanese Single Malt> 1本・Miyanoshika 宮ノ鹿<Japanese Blended> 1本・ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUM<Australian Single Malt> 1本・Hellyers Road Pinor Noir Finish
24本中19本がスコッチ。以前にも増してスコッチ偏重傾向が強かった笑
アメリカン、カナディアンに関しては登場せず・・・
スコッチの中でも「オールドボトル」が4本。特に今年3-4月にかけて突如訪れた「オールドボトル購入欲」の時期ですね。それが顕著。
また、インディペンデント・ボトラーズものがシングルモルト7本中5本と過去最多。これも今年の特徴の一つですね。
さて、減ってしまった家飲みボトルとは対照的に、今年はBARの記事を書かせていただくケースが多く、記事にしたウイスキーの数が118種。昨年の35種に比べると一気に増えました。こっちはウイスキーの羅列は行いません。多すぎて笑
◾️表彰内容
①ショット of the year
BARで飲んだものの中から選ぶベスト of ベスト。旧名「グラス of the year」。昨年はTOP3を選んでましたが、バーで飲んだものは1杯ずつしか飲んでいないため、記憶が曖昧だったり、しっかり味わえていないということも踏まえ、1つだけ選ぶことにさせていただきます。
②デザイン of the year
ボトルのデザインが単純に超おしゃれだった1本。
③香り of the year
今年一番の香りを決める。とにかく、今年を代表する素晴らしい"香り(Scent)"のウイスキーを表彰。
④コスパ of the year
コスパが最も優れた一本に贈る。
⑤ルーキー of the year
新人王。発売後2年間を新人王資格期間とする。今回は2021年1月〜2022年12月の期間にリリースされたウイスキーが対象。
⑥ボトル of the year 金賞・銀賞・銅賞
これは本当に美味い!!って思ったベスト3。これぞまさに「ウイスキー of the year」の本質です。
※①はBARで飲んだものから選出。②〜⑥は家で飲んだボトル(以下ノミネートボトル参照)から選出。
◾️ウイスキー of the year
はい。それでは発表に移りたいと思います!長いですが、最後までお付き合いよろしくお願いします笑
①ショット of the year
Scotch Malt Sales "Celtic Cross" Clynelish 1982
スコッチモルト販売「ケルティック・クロス」クライヌリッシュ1982
スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
Alc.46%
今年バーで飲んだ118種(掲載していないものも含めると約150杯)のウイスキーの頂点。それは、倉敷のバンブーグラスさんで飲んだこのクライヌリッシュ。
1月に伺って飲ませて頂いたものですが、いまだに忘れられない。
ボトリング年は不明ですがネットで見る限り2010年ごろのようで、だとすると28年ものとかになるのかな。改めて考えると恐ろしいな・・・。凄いものを飲ませていただいたんですね。このボトルはその香り、味わい、余韻、どれをとっても本当に凄まじかったです。花やフルーツ(オレンジや桃)を全面に感じることができ、紅茶やクリームっぽさもある。強いていえば、余韻がもっとグッと強くくるとさらに印象深い、というか私史上指折りの一本になってしまう、いやもう指折りの中に入ってしまっているかもしれない、そんな一杯でした。もしお会いする機会があれば、絶対に飲むべき一本です。「クライヌリッシュをお願いします」と頼んだだけなんですが、こんなのが出てくるなんて笑
と言っておりました。
いやー、これはお見事。
②デザイン of the year
Waterford "The Arcadian Series" Organic GAIA 2.1
ウォーターフォード "ジ・アーケディアン・シリーズ" オーガニック ガイア2.1
アイリッシュ・シングルモルト
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
TERIREOIR CODE.OR02E01-01
Alc.50%
輸入:ジャパンインポートシステム
青い瓶に一目惚れってやつですね。BARで見かけても誰だかすぐわかる笑
特にこのキャップは、おはじきのようでもあり、最近我が息子がハマっているベイブレードのようでもある。
また、ウォーターフォード蒸留所は、テロワールを追求しまくっている「ブランドデザイン」も魅力的。
③香り of the year
Compass Box Orchard House
コンパスボックス オーチャード・ハウス
スコッチ・ブレンデッドモルト
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:THREE RIVERS
「洋梨、青リンゴ、桃、ラズベリ、バラ、ヘザー、かすかにウッディ」と表現させていただきました。この甘やかな香りはやめられなくなりますね。カブトムシの気分。
レシピが変わって登場した第2弾っていうのも話題性抜群の一本。
④コスパ of the year
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUM
Blended Japanese Whisky Togouchi Premium
ジャパニーズ・ブレンデッド
サクラオブルワリー&ディスティラリー
Alc.40%
正直バスカーとどっちか迷いましたが、正真正銘のジャパニーズでこの価格ということで軍配が上がりました。エコ贔屓と言われるかもですが笑
税別2,700円は安い。普段飲みに持ってこいですね。ストレートでも良し、ハイボールでも良し、カクテルにしてもグッド。コスパ最高ってのはこのこと。
⑤ルーキー of the year
Torabhaig The Legacy Series 2017
トラベイグ ザ・レガシー・シリーズ2017
スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:明石酒類醸造
この子はゴールデンルーキー。そのポテンシャルの恐ろしさを存分に突きつけてくれました。10年物とかになってきた時にどういう変化があるのか。興味がつきません。
⑥ボトル of the year
いよいよ来ました。これぞ、「ウイスキー of the year」の本質。今年家で飲んだボトルで美味しかったTOP3。
銅賞 Bronze
THE SINGLE CASK FOR WHISKY LOVERS Caol Ila 2008 Aged for 13 Years 1st fill PX Octave The Blue Sky Label
ザ・シングル・キャスク・フォー・ウイスキーラバーズ カリラ2008 13年 1stフィルPXオクタブ ザ・ブルースカイレーベル
スコッチ・シングルモルト(アイラ)
蒸留:2008年7月23日
瓶詰:2022年5月4日
カスクNO.314560C
1stフィル・ペドロヒメネス・オクタブ樽フィニッシュ
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
ボトルNo.25 / 72
Alc.56.6%
輸入:シングルキャスクジャパン
これを飲んだ時は、この子が金賞を獲ると本気で思っておりました。味わいの変化を楽しむシングルカスク。これは岡山のBARで見つけたら是非飲んでいただきたいボトルです。
銀賞 Silver
Artist Collective Bunnahabhain
11 Years Old 2007
アーティスト・コレクティブ ブナハーブン11年 2007
スコッチ・シングルモルト(アイラ)
コレクティブ#2.4
カスクタイプ:バーボン・ホグスヘッド
Alc.48%
La Maison du Whisky(ラ・メゾン・ド・ウイスキー)
輸入:Three Rivers
2019年のボトル of the year 金賞がブナハーブン・モアンヌでしたが、このエナジードリンク感がたまらなく好きなんですよ。
エナジー+マンゴスチン+スモーク。あぁ、またお会いすることができれば絶対に飲みます。
金賞 Gold
Old Pulteney Single Cask 2006
Aged 16 Years
オールド・プルトニー シングルカスク2006 16年
スコッチ・シングルモルト
蒸留:2006年
瓶詰:2022年
カスクタイプ:バーボン・バレル
カスクNo.1443
ボトルNo.127 / 252
Berry Bros. & Rudd (BBR)
Alc.53%
映えあるGoldに輝いたのは、昨日記事にあげたばかりのプルトニー2006(BBR)です。
この塩クリームキャラメルまたはソルティなクリームブリュレ感はたまらない。癖になるやつ。これを日本でも売ってくれ!!
今年は採点方式を導入したわけですが、このプルトニーさんが97点で文字通りトップでした。我ながら悪くない採点をしたと思いますが、来年はさらに内容を磨いていきたいと思っております。
しかし、最後の最後にまさか金賞にどん!と割って入るボトルがいるとは。ウイスキー of the year史上初の出来事です。
ということで、ウイスキー of the year 2023はこれにて終了。
長文、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
そして、今年も一年ありがとうございました!!
来年も懲りずに酔っ払いにお付き合いください笑
それでは皆さん、良いお年を!!
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