Aged 16 Years
オールド・プルトニー シングルカスク2006 16年
スコッチ・シングルモルト
蒸留:2006年
瓶詰:2022年
カスクタイプ:バーボン・バレル
カスクNo.1443
ボトルNo.127 / 252
Berry Bros. & Rudd (BBR)
Alc.53%
さて、いよいよ今年最後のご紹介となるこのボトル。12月の前半にあまり記事が更新できず、こんなギリギリになってしまったことにお詫び申し上げます。
取引先の方がイギリスに研修に行かれた際に、ロンドンのベリーブラザーズ&ラッド(以下BBR)の店舗に寄る時間があるとのことで。なんとも羨ましい話。私の大好きなBBRのボトルを是非お土産に買ってきて欲しいと頼んだところ、このボトルを購入していただきました。
改めて有難うございます。
BBRについては、今更言うまでもないでしょう。
ウィスク・イーさんの説明で、勘弁してください笑
17世紀から続くロンドンの老舗酒商BB&R(ベリーブラザーズ&ラッド)は18世紀キングジョージ3世の時代から現在までロイヤルファミリーにワインを供給している名門中の名門で、2つのロイヤルワラントを授かっています。
さて、プルトニー蒸留所については、少し語っておきましょう。
我が家にプルトニーのボトルが来たのは2014年のプルトニー12年以来。
プルトニーとは、ヴァイキングの言葉で「湾」を意味するそうです。ウィックの町の高台、プルトニータウンに位置。創業は1826年。1955年にはハイラムウォーカー社が所有者となりバランタインのキーモルトに。その後1995年にインバーハウス社(現オーナー会社:タイビバレッジ社)に売却されて「オールドプルトニー」の名前でシングルモルトが発売。
かつては本土最北端を謳っていた蒸留所。現在はウルフバーン蒸留所や8ドアーズ蒸留所に次ぐ位置にあります。
ポットスチルは大きなバルジ型の初留釜と再留釜の2基。特に初留釜はずんぐりとした形で、上部がスワンネックではなくT字シェイプになっている。これは、スチルを搬入した際に天井が低くて入らなかったため、ネックを途中で切ってしまったことによるという。なんだか愛らしいお話。また、屋外ワームタブを使用。
かつてヨーロッパ最大のニシンの水揚げ港として知られた町・ウィックにあやかって、シンボルはニシン船。
蒸留も熟成も"By The Sea"(海のそば)というのが謳い文句。
こちらがオフィシャルサイト。
ソルティなクリームブリュレ
香り
オレンジピール、ハチミツ、芝生、ビスケット、トースト、チョコレート、キャラメル
味
クリーミー、キャラメル、ハチミツ、ソルティ、バター、バニラ、ココナッツ、クリームブリュレ
余韻
どこまでも長い、柿渋、クリーム、ハチミツ、柔らかい煙、ジャスミン
ドロップ・アップ(1滴加水)
樽感が増す。1stフィルかな?というバーボン感。スパイシーな舌触りが加わる。
レーダーチャート
得点 97点
はい。これはうまい笑
こんなにシングルモルトウイスキーらしいシングルモルトウイスキーっていうのも、なかったような気がします。なぜ、これが日本では販売されないのか笑
このソルティ、クリームブリュレ、クリーミーな煙といったニュアンスはなかなか味わえない気がします。惚れてまうやろ!笑
ということで、いよいよ明日・大晦日はウイスキー of the year 2023の発表です。日程がなさすぎて、今年は1回でまとめての発表となりそうです。
今年は採点方式を取っており、それを公開しているので実は結果は出ているわけなんですが笑
飲んだくれ生活の一年をしっかり振り返りたいと思います。最後までお付き合い頂けますと幸いです。
それでは皆さん、良い夜を。
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