2023年12月31日日曜日

ウイスキー of the year 2023

さて、いよいよ今日は大晦日。今年も残すところ数時間となりました。

毎年恒例の「ウイスキー of the year」の発表を行いと思います。
こんな企画も、今年でなんと11回目

毎度の家で買って飲んだというボトルが24本
仕事でBARに行く機会が多いことから、年々減ってきました。月2本のペースか。


◾️ノミネートボトル2023
<Scotch Blended> 8本
・John Barr Reserve Blend
・Black & White 特級
・Excalibur Excellence 10 Years Old 特級
・Bell's ‘OLD’ Scotch whisky bottle ceramic bell shape vintage decanter
・Old Parr Aged 18 Years
・Dewar's ILEGAL SMOOTH Aged 8 Years
・The Famous Grouse Sherry Cask Finish
・The Famous Grouse 90's

<Scotch Blended Malt> 3本
・Phenomenology (Compass Box)
・The Gauldrons (Douglas Laing)
・Orchard House (Compass Box)

<Scotch Single Malt> 7本
・Allt-A-Bhainne 2008 Aged 13 Years (Gem Stone)
・Torabhaig The Legacy Series 2017
・Caol Ila 13 Years Old Selected by Whisky Lovers (The Single Cask)
・Small Batch Linkwood 2009 (Berry Bros. & Rudd)
・Artist Collective Bunnahabhain 11 Years Old 2007 (La Maison du Whisky)
・Glenallachie 15 years old
・Old Pulteney Single Cask 2006 Aged 16 Years (Berry Bros. & Rudd)

<Scotch Blended Grain> 1本
・Hedonism (Compass Box)

<Irish Blended> 1本
・Busker Blended

<Irish Single Malt> 1本
・Waterford "The Arcadian Series" Organic GAIA 2.1

<Japanese Single Malt> 1本
・Miyanoshika 宮ノ鹿

<Japanese Blended> 1本
・ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUM

<Australian Single Malt> 1本
・Hellyers Road Pinor Noir Finish

24本中19本がスコッチ。以前にも増してスコッチ偏重傾向が強かった笑

アメリカン、カナディアンに関しては登場せず・・・

スコッチの中でも「オールドボトル」が4本。特に今年3-4月にかけて突如訪れた「オールドボトル購入欲」の時期ですね。それが顕著。

また、インディペンデント・ボトラーズものがシングルモルト7本中5本と過去最多。これも今年の特徴の一つですね。


さて、減ってしまった家飲みボトルとは対照的に、今年はBARの記事を書かせていただくケースが多く、記事にしたウイスキーの数が118種。昨年の35種に比べると一気に増えました。こっちはウイスキーの羅列は行いません。多すぎて笑


◾️表彰内容
①ショット of the year
BARで飲んだものの中から選ぶベスト of ベスト。旧名「グラス of the year」。昨年はTOP3を選んでましたが、バーで飲んだものは1杯ずつしか飲んでいないため、記憶が曖昧だったり、しっかり味わえていないということも踏まえ、1つだけ選ぶことにさせていただきます。

②デザイン of the year
ボトルのデザインが単純に超おしゃれだった1本。

③香り of the year
今年一番の香りを決める。とにかく、今年を代表する素晴らしい"香り(Scent)"のウイスキーを表彰。

④コスパ of the year
コスパが最も優れた一本に贈る。

⑤ルーキー of the year
新人王。発売後2年間を新人王資格期間とする。今回は2021年1月〜2022年12月の期間にリリースされたウイスキーが対象。

⑥ボトル of the year 金賞・銀賞・銅賞
これは本当に美味い!!って思ったベスト3。これぞまさに「ウイスキー of the year」の本質です。


※①はBARで飲んだものから選出。②〜⑥は家で飲んだボトル(以下ノミネートボトル参照)から選出。


◾️ウイスキー of the year
はい。それでは発表に移りたいと思います!長いですが、最後までお付き合いよろしくお願いします笑

①ショット of the year

Scotch Malt Sales "Celtic Cross" Clynelish 1982 
スコッチモルト販売「ケルティック・クロス」クライヌリッシュ1982

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
Alc.46%

今年バーで飲んだ118種(掲載していないものも含めると約150杯)のウイスキーの頂点。それは、倉敷のバンブーグラスさんで飲んだこのクライヌリッシュ。

1月に伺って飲ませて頂いたものですが、いまだに忘れられない。
ボトリング年は不明ですがネットで見る限り2010年ごろのようで、だとすると28年ものとかになるのかな。改めて考えると恐ろしいな・・・。凄いものを飲ませていただいたんですね。

このボトルはその香り、味わい、余韻、どれをとっても本当に凄まじかったです。

花やフルーツ(オレンジや桃)を全面に感じることができ、紅茶やクリームっぽさもある。

強いていえば、余韻がもっとグッと強くくるとさらに印象深い、というか私史上指折りの一本になってしまう、いやもう指折りの中に入ってしまっているかもしれない、そんな一杯でした。

もしお会いする機会があれば、絶対に飲むべき一本です。「クライヌリッシュをお願いします」と頼んだだけなんですが、こんなのが出てくるなんて笑
と言っておりました。

いやー、これはお見事。


②デザイン of the year

Waterford "The Arcadian Series" Organic GAIA 2.1
ウォーターフォード "ジ・アーケディアン・シリーズ" オーガニック ガイア2.1

アイリッシュ・シングルモルト
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
TERIREOIR CODE.OR02E01-01
Alc.50%
輸入:ジャパンインポートシステム

青い瓶に一目惚れってやつですね。BARで見かけても誰だかすぐわかる笑


特にこのキャップは、おはじきのようでもあり、最近我が息子がハマっているベイブレードのようでもある。

また、ウォーターフォード蒸留所は、テロワールを追求しまくっている「ブランドデザイン」も魅力的。



③香り of the year


Compass Box Orchard House
コンパスボックス オーチャード・ハウス

スコッチ・ブレンデッドモルト
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:THREE RIVERS

「洋梨、青リンゴ、桃、ラズベリ、バラ、ヘザー、かすかにウッディ」と表現させていただきました。この甘やかな香りはやめられなくなりますね。カブトムシの気分。

レシピが変わって登場した第2弾っていうのも話題性抜群の一本。


④コスパ of the year

ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUM
Blended Japanese Whisky Togouchi Premium

ジャパニーズ・ブレンデッド
サクラオブルワリー&ディスティラリー
Alc.40%

正直バスカーとどっちか迷いましたが、正真正銘のジャパニーズでこの価格ということで軍配が上がりました。エコ贔屓と言われるかもですが笑

税別2,700円は安い。普段飲みに持ってこいですね。ストレートでも良し、ハイボールでも良し、カクテルにしてもグッド。コスパ最高ってのはこのこと。




⑤ルーキー of the year

Torabhaig The Legacy Series 2017
トラベイグ ザ・レガシー・シリーズ2017

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.46%
輸入:明石酒類醸造

この子はゴールデンルーキー。そのポテンシャルの恐ろしさを存分に突きつけてくれました。10年物とかになってきた時にどういう変化があるのか。興味がつきません。


⑥ボトル of the year
いよいよ来ました。これぞ、「ウイスキー of the year」の本質。今年家で飲んだボトルで美味しかったTOP3。

銅賞 Bronze

THE SINGLE CASK FOR WHISKY LOVERS Caol Ila 2008 Aged for 13 Years 1st fill PX Octave The Blue Sky Label
ザ・シングル・キャスク・フォー・ウイスキーラバーズ カリラ2008 13年 1stフィルPXオクタブ ザ・ブルースカイレーベル

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
蒸留:2008年7月23日
瓶詰:2022年5月4日
カスクNO.314560C
1stフィル・ペドロヒメネス・オクタブ樽フィニッシュ
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
ボトルNo.25 / 72
Alc.56.6%
輸入:シングルキャスクジャパン

これを飲んだ時は、この子が金賞を獲ると本気で思っておりました。味わいの変化を楽しむシングルカスク。これは岡山のBARで見つけたら是非飲んでいただきたいボトルです。


銀賞 Silver

Artist Collective Bunnahabhain 
11 Years Old 2007
アーティスト・コレクティブ ブナハーブン11年 2007

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
コレクティブ#2.4
カスクタイプ:バーボン・ホグスヘッド
Alc.48%
La Maison du Whisky(ラ・メゾン・ド・ウイスキー)
輸入:Three Rivers

2019年のボトル of the year 金賞がブナハーブン・モアンヌでしたが、このエナジードリンク感がたまらなく好きなんですよ。

エナジー+マンゴスチン+スモーク。あぁ、またお会いすることができれば絶対に飲みます。


金賞 Gold

Old Pulteney Single Cask 2006 
Aged 16 Years
オールド・プルトニー シングルカスク2006 16年

スコッチ・シングルモルト
蒸留:2006年
瓶詰:2022年
カスクタイプ:バーボン・バレル
カスクNo.1443
ボトルNo.127 / 252
Berry Bros. & Rudd (BBR)
Alc.53%

映えあるGoldに輝いたのは、昨日記事にあげたばかりのプルトニー2006(BBR)です。

この塩クリームキャラメルまたはソルティなクリームブリュレ感はたまらない。癖になるやつ。これを日本でも売ってくれ!!

今年は採点方式を導入したわけですが、このプルトニーさんが97点で文字通りトップでした。我ながら悪くない採点をしたと思いますが、来年はさらに内容を磨いていきたいと思っております。

しかし、最後の最後にまさか金賞にどん!と割って入るボトルがいるとは。ウイスキー of the year史上初の出来事です。


ということで、ウイスキー of the year 2023はこれにて終了。
長文、最後まで読んでいただいてありがとうございました。

そして、今年も一年ありがとうございました!!

来年も懲りずに酔っ払いにお付き合いください笑

それでは皆さん、良いお年を!!


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2023年12月30日土曜日

Old Pulteney Single Cask 2006 Aged 16 Years


Old Pulteney Single Cask 2006 
Aged 16 Years
オールド・プルトニー シングルカスク2006 16年

スコッチ・シングルモルト
蒸留:2006年
瓶詰:2022年
カスクタイプ:バーボン・バレル
カスクNo.1443
ボトルNo.127 / 252
Berry Bros. & Rudd (BBR)
Alc.53%

さて、いよいよ今年最後のご紹介となるこのボトル。12月の前半にあまり記事が更新できず、こんなギリギリになってしまったことにお詫び申し上げます。

取引先の方がイギリスに研修に行かれた際に、ロンドンのベリーブラザーズ&ラッド(以下BBR)の店舗に寄る時間があるとのことで。なんとも羨ましい話。私の大好きなBBRのボトルを是非お土産に買ってきて欲しいと頼んだところ、このボトルを購入していただきました。

改めて有難うございます。

BBRについては、今更言うまでもないでしょう。

ウィスク・イーさんの説明で、勘弁してください笑
17世紀から続くロンドンの老舗酒商BB&R(ベリーブラザーズ&ラッド)は18世紀キングジョージ3世の時代から現在までロイヤルファミリーにワインを供給している名門中の名門で、2つのロイヤルワラントを授かっています。

さて、プルトニー蒸留所については、少し語っておきましょう。

我が家にプルトニーのボトルが来たのは2014年のプルトニー12年以来。


プルトニーとは、ヴァイキングの言葉で「湾」を意味するそうです。ウィックの町の高台、プルトニータウンに位置。創業は1826年。1955年にはハイラムウォーカー社が所有者となりバランタインのキーモルトに。その後1995年にインバーハウス社(現オーナー会社:タイビバレッジ社)に売却されて「オールドプルトニー」の名前でシングルモルトが発売。

かつては本土最北端を謳っていた蒸留所。現在はウルフバーン蒸留所や8ドアーズ蒸留所に次ぐ位置にあります。


ポットスチルは大きなバルジ型の初留釜と再留釜の2基。特に初留釜はずんぐりとした形で、上部がスワンネックではなくT字シェイプになっている。これは、スチルを搬入した際に天井が低くて入らなかったため、ネックを途中で切ってしまったことによるという。なんだか愛らしいお話。また、屋外ワームタブを使用。

かつてヨーロッパ最大のニシンの水揚げ港として知られた町・ウィックにあやかって、シンボルはニシン船。


蒸留も熟成も"By The Sea"(海のそば)というのが謳い文句。

こちらがオフィシャルサイト。


ソルティなクリームブリュレ
香り
オレンジピール、ハチミツ、芝生、ビスケット、トースト、チョコレート、キャラメル

クリーミー、キャラメル、ハチミツ、ソルティ、バター、バニラ、ココナッツ、クリームブリュレ

余韻
どこまでも長い、柿渋、クリーム、ハチミツ、柔らかい煙、ジャスミン

ドロップ・アップ(1滴加水)
樽感が増す。1stフィルかな?というバーボン感。スパイシーな舌触りが加わる。

レーダーチャート
得点 97点
はい。これはうまい笑

こんなにシングルモルトウイスキーらしいシングルモルトウイスキーっていうのも、なかったような気がします。なぜ、これが日本では販売されないのか笑

このソルティ、クリームブリュレ、クリーミーな煙といったニュアンスはなかなか味わえない気がします。惚れてまうやろ!笑

ということで、いよいよ明日・大晦日はウイスキー of the year 2023の発表です。日程がなさすぎて、今年は1回でまとめての発表となりそうです。

今年は採点方式を取っており、それを公開しているので実は結果は出ているわけなんですが笑

飲んだくれ生活の一年をしっかり振り返りたいと思います。最後までお付き合い頂けますと幸いです。

https://amzn.to/3O57h0z



それでは皆さん、良い夜を。

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2023年12月29日金曜日

BAR:京都Barアンドレイさんにて

京都Barアンドレイさんにて。

今年最後のバーは、京都・祇園のBarアンドレイさんでした。


A Secret Orkney 2006 Aged 16 Years for Kyoto
ア・シークレット・オークニー2006 16年 京都

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
蒸留:2006年6月
瓶詰:2023年1月
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.67
ボトルNo.118 / 342
Alc.51.1%

京都の老舗酒屋津之喜酒舗さんのオリジナルボトル。今回はボトラーズ会社がスリーリバーズさんだそうです。

「シークレット・オークニー」って昔から思ってますが、隠す気ないですよね?笑

大人の事情というやつですかね。

さて、そんなシークレットな蒸留所のシングルカスクものですが、しっかりそのオークニーらしさが出ていて、これは誰が飲んでも美味しいやつです。

やっぱりホグスヘッドなんですよ。バレルサイズだと出過ぎるんだと思います。樽のエキスが。

1stフィルではなさそうな色の出方ですが、それがまた吉。1stフィルは、これまた「出過ぎます」しね。

まぁ、そんなこと言って1stフィルかもしれませんが、このボトルは程良く上品に樽の香味が出ていると思います。原酒由来の旨みがしっかり感じられてグッドスモーク。

良きオークニーです。


Kingsbury Dailuaine 2004 15 Years Old for Kyoto
キングスバリー ダルユーイン2004 15年 京都

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:2004年8月25日
瓶詰:2019年10月7日
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.12
ボトルNo.003 / 222
Alc.62.1%

調子に乗って、もう一杯津之喜酒舗さんオリジナルをいただきました。先に飲んだ「シークレットオークニー」ほどのインパクトはないですが、ダルユーインの良いところがしっかり感じられる佳酒です。

これらの「京都シリーズ」は、京都以外にはなかなか出回らないボトルのようですので、京都に行かれた際は是非。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年12月28日木曜日

BAR:京都BARフクロウさんにて

京都BARフクロウさんにて。


Double Barrel Islay & Highland
ダブルバレル アイラ&ハイランド

スコッチ・ブレンデッドモルト
ダグラスレイン社
Alc.46%

This Double Barrel marriage of Islay and Highland Whiskies offers a nose with a sweetly smoked character, developing to well fired toast and honey. The palate carries notes of smoke and ashes, balanced with a sweet Malt character. The finish lingers long with charred nuts and a marzipan sweetness.

アイラ・ウイスキーとハイランド ・ウイスキーによるこのダブル・バレル・マリアージュは、甘く燻製された特徴を持つ香りを提供し、よく焼けたトーストと蜂蜜へと展開します。味わいには煙と灰のテイストがあり、甘いモルトの特徴でバランスが取れています。焦げたナッツとマジパンの甘みが余韻に長く残ります。

Double Barrel is a marriage of two very different Single Malts, skilfully selected and carefully combined to create a beautiful balance of very different flavours. Every sip brings you a thrilling combination of polar opposites: sweetness and smoke, honey and heat, citrus and spice.

ダブル・バレルは、2つの非常に異なるシングルモルトを巧みに選択し、慎重に組み合わせて、非常に異なるフレーバーの美しいバランスを作り出したものです。一口飲むごとに、甘さとスモーク、蜂蜜と熱さ、柑橘類とスパイスなど、正反対の組み合わせのスリリングな味わいが楽しめます。
なるほど。そういった味わいの二面性を楽しむシリーズなのですね。

ダグラスレイン社と言えば日本でも大人気のリージョナル・モルト・シリーズが有名です。スコットランドの6つの地域の特徴を伝える、ブレンデッド・モルト。

Timorous Beastie ティモラス・ビースティー(ハイランド)
Scallywag スカリー・ワグ(スペイサイド)
The Epicurean ジ・エピキュリアン(ローランド)
The Gauldrons ザ・ゴールドロンズ(キャンベルタウン)
Big Peat ビッグ・ピート(アイラ)
Rock Island ロック・アイランド(アイランズ)

今回いただいたダブル・バレル アイラ&ハイランドですが、正直言うと「薄いアイラ」って感じですね笑 

カリラ的な柔らかなスモーキー。ですが、力強さに欠ける。ハイランド的な甘さやモルティなニュアンスが楽しめるかというと、アイラに引っ張られている感じ。

でもね、美味しくなくはないです(なんという言い方www)。

と言うことで、お試しはありだと思います。リージョナル・モルト・シリーズが当たりまくっているので期待したいのですが、それほどは伸びなさそうな。マニアック過ぎるのかなぁ。




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2023年12月27日水曜日

BAR:京都The door高倉店さんにて

京都The door高倉店さんにて。


Glendronach Cask Strength Batch 6
グレンドロナック カスクストレングス バッチ6

スコッチ・シングルモルト
カスクタイプ:オロロソ&ペドロヒメネス
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.56.1%

これは良くも悪くも「ドロナックらしくないドロナック」ですね。

私はドロナックには、「シェリー爆弾」を求めてしまいがちで、深く重たいシェリー感を要望してしまうのですが、このドロナックはその期待にはスルーしてくれました笑

その代わり、オレンジ的なさっぱりした要素が加わり、非常に飲みやすい。それを「物足りない」と表現する人もいるかもしれませんが、これはこれであり。

ドロナックの意外(?)な一面が見れたそんな夜でした。




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2023年12月26日火曜日

BAR:京都お酒の美術館 三条烏丸本店さんにて

京都お酒の美術館 三条烏丸本店さんにて。


Johnnie Walker Black Label 70's & 80's
ジョニーウォーカー ブラックラベル 70年代流通・80年代流通

スコッチ・ブレンデッド
Alc.43%

お酒の美術館さんの総本店。お酒の美術館さんと言えば、やはりジョニーウォーカーのオールドボトルですよね。

今回はブラックの70年代流通と80年代流通をいただきました。

写真の右が70年代、左が80年代です。

店員さん曰く、ジョニ黒は70年代/80年代で大きく味が変わっているとのこと。

70年代は比較的シェリーが濃くてリッチな印象。80年代はシェリーは軽くなり、スモーキーさが強調されている、そんな印象を受けました。

しかし、流石に状態が良いですね。どちらも非常に美味しくいただけました。


ブレンデッドジャパニーズウイスキー"龍流"

ジャパニーズ・ブレンデッド
Alc.43%

お酒の美術館さんのオリジナルボトル第3弾。我らがサクラオディスティラリーとのコラボ商品。サクラオが自社蒸留したモルトとグレーンで作られたブレンデッド。

「龍流」は、その構成する原酒の全てが単一の蒸留所(SAKURAO蒸留所)でつくられた、世界的にも珍しいブレンデッドウイスキーとなります。モルト、グレーン、いずれの原酒も熟成期間は3年以上であり、バーボン樽とミズナラ樽で熟成された原酒をブレンドの軸に構成。スモーキーでフルティーなモルト原酒に、ふくよかでエステリー、ボリュームのある味わいのSAKURAO蒸留所のグレーンが交わり、ブレンデッドウイスキーながら蒸留所の個性がしっかりと感じられます。
我が家でも飲んでいたブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内PREMIUMと比べると、スモーキーさが顕著。ふっくらとしたボディ感で飲みやすいですね。

ストレートでもハイボールでも美味しくいただけるやつです。


最後に3本並べて撮影。素敵な時間をありがとうございました。


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2023年12月25日月曜日

Glenallachie 15 years old


Glenallachie 15 years old
グレンアラヒー15年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
Alc.46%
輸入:ウィスク・イー

Google Mapから

グレンアラヒーとは「岩だらけの谷」という意味だそうです。1967年に創設。もともとはマッキンレーズが原酒確保のために作った蒸留所だそうです。色々オーナー会社が変わって、現在は2017年からベンリアック社の元オーナーであり生きる伝説の一人でもあるビリー・ウォーカー氏がペルノリカール社から買取って運営を行なっております。

スチルは4基。年間生産能力は400万Lとなかなかありますね。


ペルノリカール社時代はバーボン樽熟成が主だったそうですが、この15年は非常にシェリーが濃い。

樽のタイプは、ペドロヒメネス・シェリー、オロロソ・シェリー、ヴァージン・オーク、赤ワインカスク。

シェリー樽原酒をメインにヴァージンオーク樽、赤ワイン樽の原酒を使用した15年熟成。

12年よりもPXシェリー樽原酒の比率が高い。



ドライでレーズンな贅沢そのもの
香り
ドライフルーツ、レーズン、ダークチョコレート、紹興酒、バター、少しスパイシー

ラムレーズン、ドライイチジク、ミント、りんご、紅茶、オーク

余韻
非常に長い、心臓から左右の肺に拡がる、ナッティ、クローブ、シナモン

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはレーズン+ダークチョコレートが強まる。滑らかなバターも増す。味わいはあまり変化はないがぺたっと口蓋に張り付く感じが出てくる。タンニンっぽいニュアンス。余韻は相変わらず長く、贅沢そのもの。

レーダーチャート

得点 92点
これは贅沢。間違いなく美味しい。これでハイボールとか飲んだら最高でしょうね。明日そうしよう笑

品質に関しては全く問題なし。文句のつけようがなかなかない。強いて言えば、「感動が欲しい」。そんなところですかね。欲張りかもですが笑




それでは皆さん、良い夜を。

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