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2023年7月4日火曜日

BAR:神戸バー・ローハイドさんにて

神戸バー・ローハイドさんにて。


Abasolo
アバソロ

メキシカン・コーン
43%


コーンウイスキーを手厚く集められて並べているコーナーがあり。たまたま、その前に座らせていただいたもので笑

普段あまりコーンウイスキーを飲んでは来なかったですが、多分個人的にはめっちゃ好き。

プラット・ヴァレーめっちゃ美味しいしね。

しかしメキシカン・ウイスキーというのは、多分人生で初めていただいた気がします。記憶が正しければ・・・。

味わいは結構独特。甘いんですが、古ぼけた感じの渋みというか苦味というかも加わって一筋縄ではいかないなって感じです。コーン由来の甘味は間違いなく感じます。熟成樽の影響が薄いというかなんというか。色はしっかり付いているんですが、ウッディな部分をほとんど感じなかったんだよなぁ。でもそれはそれで悪くない。不思議な気分でした笑



Compassbox No Name No.3
コンパスボックス ノーネームNo.3

スコッチ・ブレンデッドモルト
48.9%


大好きなコンパスボックスさんのNo Nameを見つけたのでついつい頂いてしまいました。

No.2(写真右)と並べているので、まるで飲み比べたみたいですが、No.2は空きボトルだったので、頂いたのはNo.3だけです笑

No.3は、
ラフロイグ蒸留所リチャー・ホッグスヘッド樽 74.7%
ボウモア蒸留所リフィル・バーボンバレル 11.3%
モートラック蒸留所リチャー・バレル 7.5%
クライヌリッシュ蒸留所リフィル・シェリーバット 6.0%
ハイランドモルト(ブレンド)のチャー処理したカスタム・フレンチオーク 0.5%

という内訳。


毎度ながら、このレシピ開示はエグいですね汗
逆に誰も真似できない。「コンパスボックスのパクリ」になるだけですからね。

バーテンダーさん曰く、「古き良きラフロイグを再現したのかな?」という味わい。確かに、ベースになっているラフロイグに対して他の原酒が補助的な役割で混合されている感じは否めません。が、モートラックは結構存在感が大きいかなと思いました。真ん中になんかいる!って感じ。それはダフタウンの野獣www

ヨード香がしっかり感じられて、ド・アイラなインパクトが良いですね。甘みもしっかりしていて、やはりバランスが良い。さすがはコンパスボックスさん。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年7月1日土曜日

BAR:神戸あじどころ はるさんにて

神戸あじどころ はるさんにて。

神戸市長田区にある「あじどころ はる」さんは、BARではなくて定食屋さんなのですが、ウイスキーやビールの取り扱いがナイスにマニアックなお店です笑 なので、BAR扱いで書かせていただきます。


まずは、駆け付けの1杯目に。Glendronach Aged 12 Yearsをハイボールで。
大将曰く「山崎のハイボールグラスしかなくてごめんね」とのことでしたが、このコントラストがまた素敵!笑

「ペドロヒメネスとオロロソのシェリー樽熟成のコンビネーション」とパッケージにある通り、やはり美味しいですね。いつ飲んでもドロナックは美味しい。個人的に「シェリー樽主体のウイスキー中、最も甘いもの」って訊かれたらドロナックを推しますね。



2杯目にいただいたのがKilchoman 8 Years Old 100% Islay Single Cask for TEAM GLEN MUSCLEをストレートで。

こちらは大将のおすすめでいただいたんですが、なかなかマニアックなスペックのボトル。
裏ラベルの様子。

アイラモルト100%の原材料で作られたシングルカスクもの。

蒸留:2012.1.26
瓶詰:202.3.20
カスクNo.29
20PPM
Alc.55.9%

少し煙突のような臭みを感じつつ、麦感の力強い味わい。なるほど、面白い。



最後にいただいたのが、The Oceans Macallan & Highland Park 2004 12 Years Old

サービスでいただいたニシンの燻製と共に。

これはね、本当に美味しかった。良いマッカランの味わい、ハイランドパークのピートスモーク。特にマッカランは、「らしさ」がしっかり味わえる良いバランスでしたね。ずっと飲んでいられる。かなり色も濃かったですね。

ということで、だし巻き卵定食+ニシンの燻製をいただきながら3杯楽しませていただきました。ご馳走様でした。またお邪魔します。




それでは皆さん、良い夜を。

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2023年5月31日水曜日

Berry Bros. & Rudd Small Batch Linkwood 2009


Berry Bros. & Rudd Small Batch Linkwood 2009
ベリー・ブラザーズ&ラッド スモールバッチ リンクウッド2009

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
カスクタイプ:ホグスヘッド
瓶詰:2021年
バッチNo.1
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46%
輸入:ウィスク・イー

王室御用達のロンドン老舗酒商
ベリー・ブラザーズ&ラッド社は、個人的に昔から大好きなボトラーズ。1698年創業の老舗ワイン&スピリッツ商。ロンドンのセントジェームズ・3番ストリートに所在。

王室御用達としても有名で、現在でも王室にワインを届けており、2つのロイヤルワラントを所持。

ウイスキーでは「カティサーク」を作ったことでも知られています。
※現在、カティーサークのブランド権は、ラ・マルティニケーズに移っています。

「ブルーハンガー」は最高に美味しい同社のブレンデッドモルト。ブルーハンガー9thリミテッド・リリースは、当ブログのWhisky of the yera 2018で金賞を受賞しました。と言うことで、個人的に超好みです笑

スコッチのボトラーズ事業に参入したのは2002年。グレンロセスをシングルカスク、カスクストレングスでボトリングした新シリーズ「ロニーズ・リザーブ」は、置いている店があれば教えてほしい。すぐにでも駆けつけて飲みたい、憧れのボトルです。

ロンドン・ドライ・ジンの"No.3"も同社の商品。同社の応接室の鍵をモチーフにした独特なボトルと、(私は非常に美味しいと思う)バランスの良い味わい。最近、この鍵の素材がちゃちくなってしまったと言って話題です笑


"Meady and honeyed, sweet banana"

"mead"(ミード)とは蜂蜜酒のこと。蜂蜜酒っぽく、かつ蜂蜜のよう。そして甘いバナナ。
それがこのボトルに書かれている味わいの特徴です。

リンクウッドといえば、これまたスペイサイドの「トップドレッシング」の一つ。2016年に福岡のBar Dramさんで飲んだLinkwood 26 yo THE SCHOOL OF MALT Dave Broom「いちごジャム感」が忘れられません。もう、虜www

蒸留所の仕込み水は、ミルビュイズ湖近くの泉。この湖に飛来するコブハクチョウが描かれた花と動物シリーズのボトルも印象的です。




限りなくスウィート、加水すると焦げ目がつく
香り
パイナップル、青リンゴ、ドライフルーツ、ビスケット、蜂蜜、ココナッツ、アールグレイ、オーク

蜂蜜、マンゴー、メロン、バナナ、ミント、クローヴ、トースト、トフィー、バニラ、アーモンドナッツ

余韻
非常に長くて甘い、やわらかくトロける、少しヒリヒリ3段階に押し寄せてくる甘味の波

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは少し焦げた感じを帯びキャラメリゼ。焼きバナナ。プディング。味も少々苦味を帯びる。全体的なフルーツ感は健在。余韻は相変わらず長い。ヒリヒリはやや弱まる。


レーダーチャート
得点 93点
これは美味しいですね。あまり文句のつけようがない。強いて言えば、もっといろんな顔を覗かせてくれると最高だったかも。でもシングルモルトですからね。本当に十分満足できます。価格的にもお手頃かも。まさか、コスパ最高!?笑


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2023年5月30日火曜日

THE SINGLE CASK FOR WHISKY LOVERS Caol Ila 2008 Aged for 13 Years 1st fill PX Octave The Blue Sky Label


THE SINGLE CASK FOR WHISKY LOVERS Caol Ila 2008 Aged for 13 Years 1st fill PX Octave The Blue Sky Label
ザ・シングル・キャスク・フォー・ウイスキーラバーズ カリラ2008 13年 1stフィルPXオクタブ ザ・ブルースカイレーベル

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
蒸留:2008年7月23日
瓶詰:2022年5月4日
カスクNO.314560C
1stフィル・ペドロヒメネス・オクタブ樽フィニッシュ
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
ボトルNo.25 / 72
56.6%
輸入:シングルキャスクジャパン

シングルキャスクジャパンがリリースしたボトラーズもの。今回は岡山市にあるウイスキーラバーズと、これまた岡山市内にあるMalt Bar Nishimotoさんがセレクトしたシングルカスク。

12年以上バーボン樽で熟成された原酒を9ヶ月1stフィルのPX(ペドロヒメネス)のオクタブ(=8分の1、約50~62L)樽で後熟させたと一品。

今年の2月に発売された商品で、以前Nishimotoさんで飲ませていただいた時の様子が以下。


ウイスキーラバーズさん曰く、瞬殺で完売したそうで。タイミングよく購入できて良かったです。改めて、ウイスキーラバーズさんありがとうございました!


ストレートで飲んでいても、時間の経過(空気との接触、気発)によって味わいが劇的に変化していく面白い一本です。


スモークでフルーティ、様々な表情が楽しめるシングルカスク
香り
スモーク、潮、レモン、時間が経つと甘いシェリー、砂糖漬けしたフルーツ、ドライマンゴー、コーヒー

深い海、スモークされた肉、ダークチョコレート、焼きリンゴ、煎った栗、ナッツ、ほんのりスパイス

余韻
非常に長くて柔らかいスモーク、水タバコ、革

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは牧場の土みたいな感じ。向こう側に白や黄色の花が並んで咲いていて、モンシロチョウが飛んでいる。曇天。味は潮っぽさが強まって、舌の上にペタッと残るタンニンのような感じも出てくる。余韻はさらに長くなり、スモークが3段階くらいに渡って押し寄せてくる。

レーダーチャート
得点 95点
暫定で、今年の最高得点。これは美味しい。私の好みドストライク。ん?私の好み??それはそれで、色々好き過ぎて誤解がないようにしたいですが、別にアイラに傾倒しているわけではないので悪しからず。

この複雑な味わいがシングルカスク(バーボンのちにPXで、単純なシングルカスク熟成ではないですが)で出せているってのが激しく感動しますね。

恐ろしい笑


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年5月8日月曜日

Gem Stone Allt-A-Bhainne 2008 Aged 13 Years


Gem Stone Allt-A-Bhainne 2008 Aged 13 Years
ジェム・ストーン アルタベーン2008 13年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド・ダフタウン地区)
株式会社リラックス
蒸留:2008年
瓶詰:2022年
カスクタイプ:シェリーバット
カスクNo.900254
カスクストレングス
63.7%
輸入:ウィック

ジェムストーンとは「宝石」の意味で、日本のGRN株式会社の子会社である株式会社リラックスからリリースされているシリーズ。輸入元の有限会社ウィックもGRNの子会社となっているそうです。https://www.grn-company.com/company/#profile

富山の三郎丸蒸留所を運営する若鶴酒造も同グループ企業。ふむふむ。

さて、小難しいことが続いたので、気を取り直して笑


アルタベーン蒸留所

https://scotchwhisky.com/whiskypedia/1806/allt-a-bhainne/

創業:1975年
創業者:シーグラム社
所有者:ペルノ・リカール社
ゲール語での意味:ミルク色をした小川
マッシュタン:ステンレス製
ウォッシュバック:ステンレス製×8基 ※下部が円錐形
初留釜:ストレートヘッド型×2基
再留釜:バルジ型×2基
仕込水:ベンリネス山中腹から湧き出る13の泉

スペイサイドのダフタウン地区に分類されているようですが、地図でみる限りかなりダフタウンから奥に入った場所に所在しており、ペルノ・リカール社が所有するブレイヴァル蒸留所同様に、かつてシーグラム社傘下だったシーバス・ブラザーズ社がスペイサイドの山奥に建てた蒸留所と言える。

Google Mapから

現所有者のペルノ・リカール社がアイラ島の蒸留所を所有していないため、ブレンデッド用のスモーキーな原酒(ライトピーテッド麦芽仕込み)も製造しているらしい。

蒸留所にウェアハウスはなく、キースの町にあるペルノ・リカール社の集中熟成庫で熟成される。

また、建物は当初「まるで監獄のようだ」と酷評されたというのも面白いエピソード。



フルボディでミンティなトロピカルフルーツ
香り
熟したマンゴー、バナナ、レーズン、紅茶、ミント、干し草

ミルクチョコレート、シェリー、ハッカ、クリーミー、スパイス

余韻
非常に長く官能的でドライ、煙がヘビーに口の中で渦巻いて消える、タンニンっぽさはなく意外にスッキリ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはシュガーの甘味が増す。味はエッジが際立ち苦味や刺激が強くなる。余韻は相変わらず長いがドライな印象が強調されて官能的なテクスチャーが薄まる。

レーダーチャート
得点 87点
非常にフルボディで飲み応えのあるボトル。こんなにフルボディでスパイシーで、かつミンティなボトルは印象的であまり出会ったことがないような気がします。


個人的にはもっと「飲みやすさ」か「飲み応え」のどっちかに大きく振ってくれた方が印象度という点で良かったかなーとか思いつつ。

しかし、楽しい経験です。ありがとうございます。




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2023年4月9日日曜日

BAR:京都Bar Rocking chairさんにて

京都Bar Rocking chairさんにて。

世界一を獲得された坪倉さんのお店ということで、海外のお客さんが満員御礼、店の外にも列を成しているという超人気店。

そんなBar Rocking chairさんで、グレンバーギーの飲み比べを贅沢にさせていただきました。

なぜグレンバーギーかというと、この日の昼間にバランタインの5代目マスター・ブレンダーであるサンディ・ヒスロップ氏がバランタインの主要原酒に関して語っている記事を読んで、グレンバーギーのことを「バランタインの心臓」と称していたからです。

すいません、動機はそれだけです笑


(左側)
Glenburgie 1995 23Y

The Whisky Hoop Dec 2019 Release, Signatory Vintage

Distilled on 13.06.1995
Bottled on 06.03.2019
cask type: boubon hogshead
cask No. 6507
227 bottles
54.7%

ザ・ウイスキー・フープから2019年にリリースされた23年もの。比較的、非常に甘みの強い香りと飲み口。麦芽由来の甘さとリンゴや南国系のフルーツがしっかりと濃く感じられる。終盤にかけて尾を引かず重たくないのが、これまた見事。


(右側)
Glenburgie 1998 21Y

Whisky Trail, Elixir Distillers

Distilled on 10.12.1998
Bottled on 07.01.2020
cask type: boubon hogshead
cask No. 751400
203 bottles
55.6%

エリクサー・ディスティラーズ(旧:スペシャリティ・ドリンクス)はロンドンで1999年に設立。2005年から自社ラベルを販売。2017年に社名変更。昨年、スペイサイドのトーモア(Tormore)蒸留所をペルノ・リカールから買収。また、アイラ島にポートナトゥルアン(Portintruan)蒸留所を準備中ということで、非常に精力的に活動しているボトラーズの一つ。

フルーティな印象は瑞々しさではなく、少しドライな感じでビワとか柿。ミント的な要素も感じられ、甘さよりも爽やかさが強く感じられました。ただし、飲み終わる頃に、蜜の濃い甘みが出てきて最後の最後で非常に甘い。むむむ、好印象www

どちらも甲乙つけ難い名作。どちらかに絞れと言われると、フープを選ぶかなー??んー、どうだろう笑

グレンバーギーの底知れない魅力を再認識させられたそんな素敵な夜でした。



それでは皆さん、良い夜を。

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2023年3月31日金曜日

BAR:尾道Bar 8ページさんにて

尾道Bar 8ページさんにて。


Watt Whisky Caol Ila 2010 
Aged 11 Years
ワット・ウイスキー カリラ2010 11年

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
カスクタイプ:ホグスヘッド
ノンチルフィルタード
ノンカラーリング
58.2%

Watt Whisky(ワット・ウイスキー)は、2020年にキャンベルタウンにて設立されたボトラーズ会社。設立者のワット夫妻(マーク・ワット氏、ケイト・ワット氏)はそれぞれ約20年に渡ってスコッチウイスキー業界で経験を積んだ方々だそうです。

このボトルは、マーク・ワット氏とウィスク・イーによってセレクトされたカスクをボトリングしたシングルカスクもの。度数から見てもカスクストレングスでしょう。

カリラらしい味わいですが、とてもソルティ。こんなにソルティなカリラは初めて飲みました。柔らかくて清々しいスモーク。

港町・尾道の夕焼けと非常にマッチしていました。多分、昼間でも合う笑

8ページのマスターが大のカリラ好きということで。素敵なボトルを色々集められておりました。17時からお店は空いてますので、尾道観光のラストに8ページさんでカリラをいただいて帰るってのも粋です。




それでは皆さん、良い夜を。

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2023年3月29日水曜日

BAR:神戸kissaco -喫茶去-さんにて

神戸のkissaco -喫茶去-さんにて。


Menagerie
メナジェリー

スコッチ・ブレンデッドモルト
コンパスボックス
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
46%

"Menagerie"とは「動物園」と言う意味で、ラベルにはヤギやイノシシ、キツツキなど様々な動物が描かれています。

キツツキはよく観ると、絶滅寸前種のハシジロキツツキの雄だと思われます。アメリカ南東部やキューバに分布すると言われている。

右下に描かれているサギは、サンショクサギ。こちらは絶滅の心配はない種類ですが、これまた中南米に住む鳥です。

ん?ジョン・グレイサー氏がアメリカ出身であることと何か関係があるのかな?考えすぎか笑

話がだいぶ動物(と言うより鳥)に傾いてしまいました。


キーモルトで使用されているのは「ダフタウンの野獣」モートラック。もうね、飲んだ瞬間わかります笑

真ん中をグッと突き抜けていく、重たいオイル。このボディ感はモートラックにしかない。ちょうど、こないだ会社でモートラック12年を飲んだばかりだったので余計にそれを感じました。

他にグレンエルギンラフロイグディーンストンなどが使われています。

コンパスボックスの他商品同様に、そのレシピが公開されています。

モートラック(リチャー・バレル)- 42.7%
ディーンストン(リフィル・ホッグスヘッド)- 14.6%
ディーンストン(リフィル・シェリーバット)- 2.5%
ハイランドモルトのブレンド(トーストしたカスタム・フレンチオーク)- 16.7%
グレンエルギン(リチャー・バレル)- 13.1%
グレンエルギン(リフィル・シェリーバット)- 5%
ラフロイグ(リチャー・ホッグスヘッド)- 5.4%

動物由来の香気成分である「ムスク」と言う言葉がよく似合う香り。それでいてフルーティ。ミーティさとスパイシー、後半にかけてスモーキーな味わいはブレンディングの妙。


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2023年3月11日土曜日

BAR:西宮 焼鳥こにしさんにて

西宮・焼鳥こにしさんにて。


ゴードン&マクファイルの2本を飲み比べさせていただきました。どちらもLost Distillery(Closed Distillery)です。



Dallas Dhu 1982
ダラスデュー1982

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド・フォレス地区 / 閉鎖)
ゴードン&マクファイル社
蒸留:1982
瓶詰:2007
40%

ゲール語での意味は「黒い水の流れる谷」。1898〜1983年まで操業。設計はチャールズ・ドイグ氏で、創業当時は「ダラスモア」と呼ばれていたそうです。

閉鎖された当時の所有者はDCL社で、「スコットランド歴史的建造物および記念碑保存委員会」に蒸留所を寄贈。現在、モデル蒸留所・博物館として一般公開されているそうで、訪れてみたい蒸留所の一つであります。

テイスティングメモ
マイルド水
柑橘
モルティ
サラサラしたクリーム
後半にスモーク
長いスパイス
カスタード
ミルク

特に、「粉っぽさ」と「ミルキィ」な特徴が印象的でした。グラスに注いでいただいた直後は、花っぽいんですがどんどんクリーミーでミルキィな感じになっていく。それとは対照的(?)に、口に含むと「粉ミルク」みたいな感じで。こういうアプローチのものは、あまり飲んだ記憶がなくてすごく新鮮でした。

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Glenury-Royal 1984
グレンユーリーロイヤル1984

スコッチ・シングルモルト(東ハイランド / 閉鎖)
ゴードン&マクファイル社
蒸留:1984
瓶詰:2010
43%

1825〜1985年操業。地元の農場経営者ロバート・バークレイ氏が創業。1953年からはDCL社が所有者に。"Glenury"とは「ユーリー谷」の意味だが、実際はコーウィー川のほとりに所在。3箇所しかない"Royal"を冠する蒸留所の一つで、時の国王ウィリアム4世(在位1830〜1837年)からロイヤル・ワラント(王室御用達の勅許状)が授けられた。

ウィリアム4世は、ロイヤル・ブラックラに「ロイヤル」を与えた人物でもある。もう一つの「ロイヤル」、ロイヤル・ロッホナガーは1848年にヴィクトリア女王からロイヤル・ワラントを授かっており3蒸留所の中では最後ということになる。

テイスティングメモ
ど甘シェリー
オーキー
スパイス
ドライオレンジ
ダークチョコレート
アーモンドナッツ
湿気
アンティーク家具

こんな贅沢な機会をいただき、改めてありがとうございました。まだまだ恐ろしいボトルがたくさんあるお店です。また遊びに行きます笑


それでは皆さん、良い夜を。

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