西宮・焼鳥こにしさんにて。
ゴードン&マクファイルの2本を飲み比べさせていただきました。どちらもLost Distillery(Closed Distillery)です。
Dallas Dhu 1982
ダラスデュー1982
スコッチ・シングルモルト(スペイサイド・フォレス地区 / 閉鎖)
ゴードン&マクファイル社
蒸留:1982
瓶詰:2007
40%
ゲール語での意味は「黒い水の流れる谷」。1898〜1983年まで操業。設計はチャールズ・ドイグ氏で、創業当時は「ダラスモア」と呼ばれていたそうです。
閉鎖された当時の所有者はDCL社で、「スコットランド歴史的建造物および記念碑保存委員会」に蒸留所を寄贈。現在、モデル蒸留所・博物館として一般公開されているそうで、訪れてみたい蒸留所の一つであります。
テイスティングメモ
花
マイルド水
柑橘
モルティ
サラサラしたクリーム
後半にスモーク
長いスパイス
カスタード
ミルク
特に、「粉っぽさ」と「ミルキィ」な特徴が印象的でした。グラスに注いでいただいた直後は、花っぽいんですがどんどんクリーミーでミルキィな感じになっていく。それとは対照的(?)に、口に含むと「粉ミルク」みたいな感じで。こういうアプローチのものは、あまり飲んだ記憶がなくてすごく新鮮でした。
Glenury-Royal 1984
グレンユーリーロイヤル1984
スコッチ・シングルモルト(東ハイランド / 閉鎖)
ゴードン&マクファイル社
蒸留:1984
瓶詰:2010
43%
1825〜1985年操業。地元の農場経営者ロバート・バークレイ氏が創業。1953年からはDCL社が所有者に。"Glenury"とは「ユーリー谷」の意味だが、実際はコーウィー川のほとりに所在。3箇所しかない"Royal"を冠する蒸留所の一つで、時の国王ウィリアム4世(在位1830〜1837年)からロイヤル・ワラント(王室御用達の勅許状)が授けられた。
ウィリアム4世は、ロイヤル・ブラックラに「ロイヤル」を与えた人物でもある。もう一つの「ロイヤル」、ロイヤル・ロッホナガーは1848年にヴィクトリア女王からロイヤル・ワラントを授かっており3蒸留所の中では最後ということになる。
テイスティングメモ
ど甘シェリー
オーキー
スパイス
ドライオレンジ
ダークチョコレート
アーモンドナッツ
湿気
アンティーク家具
こんな贅沢な機会をいただき、改めてありがとうございました。まだまだ恐ろしいボトルがたくさんあるお店です。また遊びに行きます笑
それでは皆さん、良い夜を。
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