Gem Stone Allt-A-Bhainne 2008 Aged 13 Years
ジェム・ストーン アルタベーン2008 13年
スコッチ・シングルモルト(スペイサイド・ダフタウン地区)
株式会社リラックス
蒸留:2008年
瓶詰:2022年
カスクタイプ:シェリーバット
カスクNo.900254
カスクストレングス
63.7%
輸入:ウィック
ジェムストーンとは「宝石」の意味で、日本のGRN株式会社の子会社である株式会社リラックスからリリースされているシリーズ。輸入元の有限会社ウィックもGRNの子会社となっているそうです。https://www.grn-company.com/company/#profile
富山の三郎丸蒸留所を運営する若鶴酒造も同グループ企業。ふむふむ。
さて、小難しいことが続いたので、気を取り直して笑
アルタベーン蒸留所
https://scotchwhisky.com/whiskypedia/1806/allt-a-bhainne/ |
創業:1975年
創業者:シーグラム社
所有者:ペルノ・リカール社
ゲール語での意味:ミルク色をした小川
マッシュタン:ステンレス製
ウォッシュバック:ステンレス製×8基 ※下部が円錐形
初留釜:ストレートヘッド型×2基
再留釜:バルジ型×2基
仕込水:ベンリネス山中腹から湧き出る13の泉
スペイサイドのダフタウン地区に分類されているようですが、地図でみる限りかなりダフタウンから奥に入った場所に所在しており、ペルノ・リカール社が所有するブレイヴァル蒸留所同様に、かつてシーグラム社傘下だったシーバス・ブラザーズ社がスペイサイドの山奥に建てた蒸留所と言える。
Google Mapから |
現所有者のペルノ・リカール社がアイラ島の蒸留所を所有していないため、ブレンデッド用のスモーキーな原酒(ライトピーテッド麦芽仕込み)も製造しているらしい。
蒸留所にウェアハウスはなく、キースの町にあるペルノ・リカール社の集中熟成庫で熟成される。
また、建物は当初「まるで監獄のようだ」と酷評されたというのも面白いエピソード。
フルボディでミンティなトロピカルフルーツ
香り
熟したマンゴー、バナナ、レーズン、紅茶、ミント、干し草
味
ミルクチョコレート、シェリー、ハッカ、クリーミー、スパイス
余韻
非常に長く官能的でドライ、煙がヘビーに口の中で渦巻いて消える、タンニンっぽさはなく意外にスッキリ
ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはシュガーの甘味が増す。味はエッジが際立ち苦味や刺激が強くなる。余韻は相変わらず長いがドライな印象が強調されて官能的なテクスチャーが薄まる。
レーダーチャート
得点 87点
非常にフルボディで飲み応えのあるボトル。こんなにフルボディでスパイシーで、かつミンティなボトルは印象的であまり出会ったことがないような気がします。
個人的にはもっと「飲みやすさ」か「飲み応え」のどっちかに大きく振ってくれた方が印象度という点で良かったかなーとか思いつつ。
しかし、楽しい経験です。ありがとうございます。
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