2022年1月11日火曜日

Arran Machrie Moor


Arran Machrie Moor
アラン マクリー・ムーア

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46%
輸入:ウィック

1995年にアラン島に設立されたアイル・オブ・アラン蒸留所。そんなアラン蒸留所の「シングルモルトはまだ若い」なんて言えていた時代はもう10年も前の話ですね。私もこのイメージは古いものだということを認識しないと行けないなー、と改めて思っています。

世界中で新しいクラフト蒸留所がどんどん出来上がっている昨今。アランはすでに先輩なんです。OBでも21年とか出てますし。そりゃそうですよね、そんだけの時間が流れたわけです。いつまでも新参者ってわけではないです。そして、その品質も然り。「新しい老舗」っていう矛盾を感じさせてくれる蒸留所です。

こちらがアイル・オブ・アラン蒸留所のオフィシャルサイト。

Google Mapから

アイル・オブ・アラン蒸留所があるアラン島は、スコットランドの島々の中でも特に南に位置しています。アイラ島よりも南、キャンベルタウンの東側にあります。

現在、アラン島にはアイル・オブ・アラン蒸留所の他にラッグ蒸留所があり、島内に2ヶ所の蒸留所があることになります。このラッグ蒸留所もアイル・オブ・アラン・ディスティラリーズ社の所有する蒸留所で、先に作ったアイル・オブ・アラン蒸留所はLochranza(ロックライザ)蒸留所に改名されたらしい。

ちなみにラッグ蒸留所は2019年創業。2022年にシングルモルトをリリースする予定とのこと。これまた要チェックですね。

これまで個人的にアランを飲んだ機会といえば・・・
2015年のアラン10年

まさか、これ以来とは!!笑
かれこれ7年近くアランを飲んでいなかったことになります。我ながら驚き。今年はもっとアイランズを飲むことにしよう。意識的に。そういえばタリスカーとかトバモリー、ジュラあたりもご無沙汰な気がするし・・・。


マクリー・ムーアについては、ウィスク・イーさんの説明がわかりやすいです。
マクリー・ムーアはフェノール値20ppmのピーテッド麦芽を使用したアラン蒸溜所のシングルモルトウイスキー。
アラン島の西海岸には「マクリー・ムーア」と呼ばれるミステリアスなピート湿原が広がっており、青銅器時代のストーンサークルとスタンディングストーンなどの古代遺跡がこの荒野のあちこちに点在しています。「フィンガルの大かまど」として知られているストーンサークルの中には、伝説的な巨人戦士フィンガルが巨大な愛犬ブランを繫いでいたといわれる穴が彫られた石が残っており、マクリー・ムーアのボトルはその伝説を基にデザインされています。

テイスティングコメント
色は黄金に輝く干し草。香りはパイナップル、桃、ココナッツといったトロピカルフルーツを中心に、バニラ、ミント。そしてバックボーンに潮を帯びた柔らかなピートが広がります。口に含むとシトラス、バニラ、蜂蜜、ショートブレッドにパイナップルがバランスよく混ざり合い、ピートスモークが心地よく寄り添ってくれます。フィニッシュにメープルシロップを思わせる甘みが長く続きます。
なるほど。その犬だったのか。納得。



ミント、ピートと塩バニラ
香り
ココナッツ、バニラ、ミント、シトラス、少し海

バニラ、ハチミツ、ショートケーキ、みかんの缶詰、ちょっとだけスパイシー

余韻
ピート、樹液、クリームブリュレ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはよりシトラス、木の皮が強まる。味はより穏やかなで桃、塩バニラ。ピートはやり柔らかく、かつ存在感を増す。

うむ。なかなか美味。うるさすぎないビートが癖になりそうですね。でもピートはあくまで「内陸のピート」って感じです。アイランズのピートっぽさはあまり感じない。ハイランド的です。あくまで個人の感想です。

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