D's Whisky Notes: Cragganmore 12 years old

2019年4月8日月曜日

Cragganmore 12 years old
クラガンモア 12年
(シングルモルト・スペイサイド)
40%

The Best Of Speyside

"The Best Of Speyside"と書かれた強気なスペイサイドモルト。バンフシャイアのバリンダルロッホに蒸溜所がある。クラガンモアとはゲール語で「突き出た大岩のある丘」という意味らしい。

ジョン・スミス氏により、1869年に創業。ジョン・スミス氏は、一説にザ・グレンリベットをつくったジョージ・スミス氏の私生児とも。クラガンモア創立以前は、マッカランやグレンリベット、グレンファークラスなどの蒸溜所マネージャーを歴任した偉大なウイスキー職人の一人だったそうな。

現在、蒸溜所はディアジオが所有。同社が所有する20ほどのスペイサイドの中から、クラシックモルトに選定されている。それが"The Best Of Speyside"の由来か。

Cragganmoreのオフィシャルサイト

我が子の誕生祝い酒・クラガンモア

何を隠そう、桜の季節にクラガンモアを飲むのは、我が子の誕生祝い酒であるからであります。

4年前の息子が生まれた日に、たまたま飲んでいたのがクラガンモアでした。立ち会い出産の後、嫁と息子を病院に残し、嫁さんの実家に帰って祝杯として飲んだのがクラガンモア12年でした。

それからというもの、毎年息子の誕生日にはクラガンモアを飲むということを口約にして。※昨年のAsyla(アサイラ・アシーラ)はシングルモルトではなく、クラガンモアが含まれるブレンデッド・ウイスキーです。

2015年　Cragganmore 12 years old

2016年　BLACKADDER RAW CASK Cragganmore 1993 19年

2017年　Cragganmore DOUBLE MATURED 13年

2018年　Asyla by COMPASS BOX

そして、今回初心に戻って息子が生まれたその日に飲んでいたCragganmore 12 years oldを飲むことに。

これからも4月4日にはクラガンモアを飲む、これは続けていこうと思います。が、クラガンモアってOBで出ている種類が少な過ぎる汗

12年、ダブルマチュアード(13年)、25年のみ。

しかし、とても優秀なシングルモルトとしてブレンデッドには数多く使用されている。ので、コンパスボックスのアサイラ(アシーラ)のように、ジョニー・ウォーカーやオールド・パーを飲むのも今後有りかなーって思いながら。

美しい優美でありながら、骨太な男っぽさ

都度、クラガンモアの評価として目につくのは「上品で飲みやすいスペイサイドの代表格」みたいなフレーズ。「女性でも飲みやすい」とか、「モルト初心者でも飲みやすい」とか。

確かに飲みやすくてサラサラと体に入ってくる銘酒。ですが、個人的には「骨太な男っぽさ」を感じるのであります。そしてその度に、息子にもこういう男になってほしいなーって勝手に思うのでありました笑

香り

フローラル、ていうか花、ザラメ、レモン、ウッディ

味わい

タンニンっぽい舌触りで赤ワイン、モルティ、紅茶

余韻

軽くスモーキー、充実

という感じですかね。本当に素晴らしいシングルモルト。しかしグレンリベットやマッカラン、ロングモーン、グレンファークラス、グレンロセス、バルヴェニー・・・などなど数多の超有名で美味しい銘柄がある中、「ベスト」って言ってしまうのは膝ガクガクものなんですけどね・・・笑

しかし、確実に美味しい、って人におすすめできるウイスキーであることに間違いありません。では。

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