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2023年12月30日土曜日

Old Pulteney Single Cask 2006 Aged 16 Years


Old Pulteney Single Cask 2006 
Aged 16 Years
オールド・プルトニー シングルカスク2006 16年

スコッチ・シングルモルト
蒸留:2006年
瓶詰:2022年
カスクタイプ:バーボン・バレル
カスクNo.1443
ボトルNo.127 / 252
Berry Bros. & Rudd (BBR)
Alc.53%

さて、いよいよ今年最後のご紹介となるこのボトル。12月の前半にあまり記事が更新できず、こんなギリギリになってしまったことにお詫び申し上げます。

取引先の方がイギリスに研修に行かれた際に、ロンドンのベリーブラザーズ&ラッド(以下BBR)の店舗に寄る時間があるとのことで。なんとも羨ましい話。私の大好きなBBRのボトルを是非お土産に買ってきて欲しいと頼んだところ、このボトルを購入していただきました。

改めて有難うございます。

BBRについては、今更言うまでもないでしょう。

ウィスク・イーさんの説明で、勘弁してください笑
17世紀から続くロンドンの老舗酒商BB&R(ベリーブラザーズ&ラッド)は18世紀キングジョージ3世の時代から現在までロイヤルファミリーにワインを供給している名門中の名門で、2つのロイヤルワラントを授かっています。

さて、プルトニー蒸留所については、少し語っておきましょう。

我が家にプルトニーのボトルが来たのは2014年のプルトニー12年以来。


プルトニーとは、ヴァイキングの言葉で「湾」を意味するそうです。ウィックの町の高台、プルトニータウンに位置。創業は1826年。1955年にはハイラムウォーカー社が所有者となりバランタインのキーモルトに。その後1995年にインバーハウス社(現オーナー会社:タイビバレッジ社)に売却されて「オールドプルトニー」の名前でシングルモルトが発売。

かつては本土最北端を謳っていた蒸留所。現在はウルフバーン蒸留所や8ドアーズ蒸留所に次ぐ位置にあります。


ポットスチルは大きなバルジ型の初留釜と再留釜の2基。特に初留釜はずんぐりとした形で、上部がスワンネックではなくT字シェイプになっている。これは、スチルを搬入した際に天井が低くて入らなかったため、ネックを途中で切ってしまったことによるという。なんだか愛らしいお話。また、屋外ワームタブを使用。

かつてヨーロッパ最大のニシンの水揚げ港として知られた町・ウィックにあやかって、シンボルはニシン船。


蒸留も熟成も"By The Sea"(海のそば)というのが謳い文句。

こちらがオフィシャルサイト。


ソルティなクリームブリュレ
香り
オレンジピール、ハチミツ、芝生、ビスケット、トースト、チョコレート、キャラメル

クリーミー、キャラメル、ハチミツ、ソルティ、バター、バニラ、ココナッツ、クリームブリュレ

余韻
どこまでも長い、柿渋、クリーム、ハチミツ、柔らかい煙、ジャスミン

ドロップ・アップ(1滴加水)
樽感が増す。1stフィルかな?というバーボン感。スパイシーな舌触りが加わる。

レーダーチャート
得点 97点
はい。これはうまい笑

こんなにシングルモルトウイスキーらしいシングルモルトウイスキーっていうのも、なかったような気がします。なぜ、これが日本では販売されないのか笑

このソルティ、クリームブリュレ、クリーミーな煙といったニュアンスはなかなか味わえない気がします。惚れてまうやろ!笑

ということで、いよいよ明日・大晦日はウイスキー of the year 2023の発表です。日程がなさすぎて、今年は1回でまとめての発表となりそうです。

今年は採点方式を取っており、それを公開しているので実は結果は出ているわけなんですが笑

飲んだくれ生活の一年をしっかり振り返りたいと思います。最後までお付き合い頂けますと幸いです。

https://amzn.to/3O57h0z



それでは皆さん、良い夜を。

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2023年12月29日金曜日

BAR:京都Barアンドレイさんにて

京都Barアンドレイさんにて。

今年最後のバーは、京都・祇園のBarアンドレイさんでした。


A Secret Orkney 2006 Aged 16 Years for Kyoto
ア・シークレット・オークニー2006 16年 京都

スコッチ・シングルモルト(アイランズ)
蒸留:2006年6月
瓶詰:2023年1月
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.67
ボトルNo.118 / 342
Alc.51.1%

京都の老舗酒屋津之喜酒舗さんのオリジナルボトル。今回はボトラーズ会社がスリーリバーズさんだそうです。

「シークレット・オークニー」って昔から思ってますが、隠す気ないですよね?笑

大人の事情というやつですかね。

さて、そんなシークレットな蒸留所のシングルカスクものですが、しっかりそのオークニーらしさが出ていて、これは誰が飲んでも美味しいやつです。

やっぱりホグスヘッドなんですよ。バレルサイズだと出過ぎるんだと思います。樽のエキスが。

1stフィルではなさそうな色の出方ですが、それがまた吉。1stフィルは、これまた「出過ぎます」しね。

まぁ、そんなこと言って1stフィルかもしれませんが、このボトルは程良く上品に樽の香味が出ていると思います。原酒由来の旨みがしっかり感じられてグッドスモーク。

良きオークニーです。


Kingsbury Dailuaine 2004 15 Years Old for Kyoto
キングスバリー ダルユーイン2004 15年 京都

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
蒸留:2004年8月25日
瓶詰:2019年10月7日
カスクタイプ:ホグスヘッド
カスクNo.12
ボトルNo.003 / 222
Alc.62.1%

調子に乗って、もう一杯津之喜酒舗さんオリジナルをいただきました。先に飲んだ「シークレットオークニー」ほどのインパクトはないですが、ダルユーインの良いところがしっかり感じられる佳酒です。

これらの「京都シリーズ」は、京都以外にはなかなか出回らないボトルのようですので、京都に行かれた際は是非。


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2023年12月27日水曜日

BAR:京都The door高倉店さんにて

京都The door高倉店さんにて。


Glendronach Cask Strength Batch 6
グレンドロナック カスクストレングス バッチ6

スコッチ・シングルモルト
カスクタイプ:オロロソ&ペドロヒメネス
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
Alc.56.1%

これは良くも悪くも「ドロナックらしくないドロナック」ですね。

私はドロナックには、「シェリー爆弾」を求めてしまいがちで、深く重たいシェリー感を要望してしまうのですが、このドロナックはその期待にはスルーしてくれました笑

その代わり、オレンジ的なさっぱりした要素が加わり、非常に飲みやすい。それを「物足りない」と表現する人もいるかもしれませんが、これはこれであり。

ドロナックの意外(?)な一面が見れたそんな夜でした。




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2023年12月25日月曜日

Glenallachie 15 years old


Glenallachie 15 years old
グレンアラヒー15年

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
Alc.46%
輸入:ウィスク・イー

Google Mapから

グレンアラヒーとは「岩だらけの谷」という意味だそうです。1967年に創設。もともとはマッキンレーズが原酒確保のために作った蒸留所だそうです。色々オーナー会社が変わって、現在は2017年からベンリアック社の元オーナーであり生きる伝説の一人でもあるビリー・ウォーカー氏がペルノリカール社から買取って運営を行なっております。

スチルは4基。年間生産能力は400万Lとなかなかありますね。


ペルノリカール社時代はバーボン樽熟成が主だったそうですが、この15年は非常にシェリーが濃い。

樽のタイプは、ペドロヒメネス・シェリー、オロロソ・シェリー、ヴァージン・オーク、赤ワインカスク。

シェリー樽原酒をメインにヴァージンオーク樽、赤ワイン樽の原酒を使用した15年熟成。

12年よりもPXシェリー樽原酒の比率が高い。



ドライでレーズンな贅沢そのもの
香り
ドライフルーツ、レーズン、ダークチョコレート、紹興酒、バター、少しスパイシー

ラムレーズン、ドライイチジク、ミント、りんご、紅茶、オーク

余韻
非常に長い、心臓から左右の肺に拡がる、ナッティ、クローブ、シナモン

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはレーズン+ダークチョコレートが強まる。滑らかなバターも増す。味わいはあまり変化はないがぺたっと口蓋に張り付く感じが出てくる。タンニンっぽいニュアンス。余韻は相変わらず長く、贅沢そのもの。

レーダーチャート

得点 92点
これは贅沢。間違いなく美味しい。これでハイボールとか飲んだら最高でしょうね。明日そうしよう笑

品質に関しては全く問題なし。文句のつけようがなかなかない。強いて言えば、「感動が欲しい」。そんなところですかね。欲張りかもですが笑




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2023年12月21日木曜日

BAR:西宮焼鳥こにしさんにて

西宮焼鳥こにしさんにて。


The Glenlivet Aged 12 Years
ザ・グレンリベット12年

スコッチ・シングルモルト
ピュアシングルモルト表記
750mlボトル
Alc.40%

まず「おすすめをハイボールで」ということで出していただいたリベットのオールドボトル。「おすすめ」のクオリティがエグいですよね笑

「特級」表記はないですが750mlボトル。ですが40度。90年代流通で良いのかな??

まぁ、予想通りと言いますか。美味しくないわけがない!!笑

私の大好きなココロ(ハツ)と共にいただきました。ありがとうございました。


Cooley Aged 21 Years 2001 Bar Main Malt
クーリー21年 バーメインモルト

アイリッシュ・シングルモルト
バレルNo.3085
アンチルフィタード
ナチュラルカラー
Alc.55.6%

神戸のBar Main MaltさんのOPEN30周年を記念した限定ボトル。本当にトロピカルですね。しっかり濃いです。ネギマと相性が良いかどうかは人それぞれwww


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2023年12月20日水曜日

BAR:神戸Bar Unpasさんにて

神戸Bar Unpasさんにて。


Glen Garioch Aged 12 Years
グレンギリー12年

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
ノンチルフィルタード
Alc.48%

2015年にボトルを購入して飲んだ以来。

当時感じた「おじいちゃん家」感の正体を確認したくて、注文させていただきました。

まず、グレンギリー蒸留所について。
位置:東ハイランド オールドメルドラム村
創業:1797年(1785年という説もあり)
ゲール語での意味:荒地の谷
仕込水:パーコック・ヒルの泉
現オーナー:ビームサントリー

現存する東ハイランド最古の蒸留所。"Glen Garioch"と書いて「グレンギリー」と読む、難読な蒸留所の一つ。難読といえば"Glentauchers"(グレントファース)、"Allt-A-Bhainne"(アルタベーン)あたりも読みづらいです笑


さて、それはさておき私が感じる「おじいちゃん家」感の正体とは・・・?

改めて味わってみると、なかなかモルティ。スウィートでフルーティな感じもありつつ、フィニッシュにかけてはドライでスパイシーな印象も。

序盤にどことなく感じる「湿気(ウェッティ)」

多分この「大麦」と「湿気」。これが「おじいちゃん家」感の正体なんだろうなーって感じました。まぁ、綴ってみたところで、それぞれの「おじいちゃん家」に依るので共感していただきづらいでしょうが笑




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2023年12月19日火曜日

BAR:岡山Bar Archさんにて

岡山Bar Archさんにて。


Longmorn Aged 18 Years Batch L3
ロングモーン18年 バッチ3

スコッチ・シングルモルト(スペイサイド)
ノンチルフィルタード
ボトルNo.40846
Alc.48%

商品についての詳しい説明は、武川蒸留酒販売さんから引用。
ロングモーン蒸留所は1894年に創業、蒸留所が建てられた場所に修道院のチャペルがあったことから、ゲール語で「聖人の場所」という意味の名がつきました。

「ロングモーン 18年」は、シーバスブラザーズ社よりオフィシャルシリーズ「シークレット スペイサイド コレクション」として限定で発売されました。オフィシャルリリースの少ない「グレンキース」「ブレス オブ グレンリベット(ブレイヴァル)」「ロングモーン」の3つの蒸留所と、2002年に閉鎖された「キャパドニック」の、合わせて4つの蒸留所にフォーカスを当てたシリーズです。
アメリカン・オーク・バレルとホグスヘッド、2種類の樽で熟成させた原酒をヴァッティング。

ロングモーンは以前から好きな蒸留所の一つです。相変わらず「ハズレがない」。

今回いただいた18年バッチL3も、上品で優美なフルーツ感がたっぷり。マンゴーのようなトロピカルフルーツ。オレンジもあったり。そしてクリーミーだったりします。樽香もフィニッシュに強く感じられ、非常に余韻が長い。

「至福のひととき」とはまさにこのことでしょうね。

ただでさえ「ハズレがない」ロングモーンの中でも、とりわけ「アタリ」です。これは是非。




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2023年11月11日土曜日

第9回 Hatsukaichi Whisky Freaksを開催しました


1週間経ってしまいましたが11月5日(日)、第8回 Hatsukaichi Whisky Freaksを開催しました。

今回は遂に!アイラがテーマでした。「長熟アイラモルト」というテーマで、選んだのは写真のBBRラフロイグ1997 18年
※隣のアーティスト・コレクティブ ブナハーブンは参考のために持って行った物です。

以下がボトルの詳細です。

タイプ

シングルモルト

地域

スコットランド アイラ

メーカー

ベリーブラザーズ&ラッド (ボトラーズ)

カスクタイプ

リフィル樽 #54

濾過

ノンチルフィルタード

着色

ノンカラー

Alc.

50.2%

輸入元

有限会社ウィック



大好きで、かつ信頼の厚いBBR(ベリー・ブラザーズ&ラッド)のラフロイグ18年もの。

はっきり言って、美味しくないはずがないですよね。「リフィル樽」というのは、おそらく間違いなくバーボン樽。サイズはホグスヘッドかバレルか定かではなかったですが。


こちらのホワイトボードが実際にHWFで出た感想。

「上品な良い上司」
香り
おばあさん家の仏壇、白い花、ヨード香、10年前に行ったBAR

味わい
甘い、ソルティ、蜜

余韻
ピート、少しヒリヒリ、スパイシー、2.5回(来る)、あまり長くない、カラメルの香り、赤ちゃんの肌、甘い

まとめ
「上品な良い上司」、押しつけがましくない、甘い、上品、良い上司、男

改めて見ると、なかなか「まとめ」がカオスですね笑

今、改めて家で飲みながら綴っているのですが、ほんの少しだけですが「ひね感」出てますね。5年以上前のリリースなので仕方ないっちゃあ仕方ないんですが。

でもね、相変わらずダンディズムがありますね。素敵なボトルでした。


今回もご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!来年は、内容も色々変えていきながらより楽しいイベントにしていきたいと思います。是非よろしくお願いします!!

また、HWFは随時メンバーを募集しております。ご興味のある方はいつでもメッセージください。よろしくお願いいたします。


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2023年10月25日水曜日

BAR:姫路バーラウンジ夜間飛行(ホテル日航姫路)さんにて

姫路バーラウンジ夜間飛行(ホテル日航姫路)さんにて。

ホテル最上階にある、姫路城を観ながらお酒をいただける素敵な空間です。真下には新幹線や在来線が行き交う様子が見えます。


Samaroli Ardenistle
サマローリ アーデニスル

2種のカリラとジュラを使用したブレンデッドモルト。潮味とスモーキーな香り。それでいてミルキーな感じで、「塩ミルク」でしたね。癖になりそうな後味でしたわ。




That Boutique-Y Whisky The Glenlivet Aged 24 Years Batch 1
ブティック・ウイスキー グレンリベット24年 バッチ1

ブティック・ウイスキーをいただくのは久しぶり。相変わらず訳のわからないパッケージですね笑

グレンリベット24年は流石の甘口。蜂蜜、キャラメル、オレンジ、ダークチョコレート。オイリーな舌触りも良い。ただ、余韻はあまり長くなくて偉くスッキリしています。


それでは皆さん、良い夜を。

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