D's Whisky Notes: The Yellow Rose Of Texas

2020年7月7日火曜日

The Yellow Rose Of Texas

The Yellow Rose Of Texas
ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサス

バーボン・アメリカン
ケンタッキー･リザーブ･ディスティリング社
輸入:重松貿易株式会社
40%

どこまでも飲みやすい
クセのないバーボン
ザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサスは、ケンタッキー・リザーブ・ディスティリング社によって創作されるケンタッキー・ストレート・バーボン・ウイスキー。

「テキサスの黄色い薔薇」という名前は、「テキサス美人」を意味する言葉だそうです。素晴らしい言葉ですね。

元ネタはこちらのようです。南北戦争時代(1861年〜1865年)に歌われたこちらの民謡。そこに曲名はずばり"the yellow rose of texas"です。

ケンタッキー・リザーブ・ディスティリング社は、バーボンの大手ヘヴン・ヒル・ディスティラリーズ社の子会社であり、このザ・イエロー・ローズ・オブ・テキサスは、その主要ブランド。同社の歴史は古く、その創業は1788年まで遡るとのこと。

"As Smooth
As A Rose Petal"
「薔薇の花弁のように滑らか」とボトルに書かれている通り、クセのないスムーズな飲み心地がスタンダード・バーボンとして手放せなくなりそうな一本。

香り
チャーされた樽、キャラメル、バニラ、春の花畑、どことなく丸みを帯びていて刺激臭ではない

味
モルトやグレーンの甘み、コーン由来の甘みは少ない、スムーズな飲み口、少しドライ

余韻
爽やか、サワーマッシュ感、ビールを飲んだ後みたいな感覚、少しピリピリ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはウッディさとフローラルが増す。味わいはキャラメルみたいな甘みが強く感じられ、余韻はよりすっきり。

ロック
ライトでデリケートなスタンダード・バーボンに。I.W.ハーパーに似ている、と個人的には思う。

ということで、なかなか楽しませてくれる万能なスタンダード・バーボンということです。スムーズさが一番の特徴でしょうか。常備してても良さそうな、そんなバーボンです。バーボン臭さもないし。（自分で言っておいてなんですが、バーボン臭さとは？笑）

今日、7月7日は七夕。広島県も大雨による避難勧告が出たりして携帯電話が騒がしいです。穏便に過ぎてくれれば良いのですが。