2019年9月11日水曜日

ウイスキーの言葉 ④ハーシュ

スモーキーの中に「ピーティ」「メディシナル」「ハーシュ」という表現がある、ということを知ってから早3ヶ月以上。やっと謎の「ハーシュ」にたどり着きました笑

「ハーシュ」は"harsh"で、意味としては「ザラザラとした」「不快な」「どぎつい」などといった意味の言葉だそうです。非常にネガティブな意味合いなんですね。

これまで見てきたピート由来の香り「ピーティ」や薬品的な香り「メディシナル」とはまたベクトルが違うような気もするけど、「ハーシュ」ってのは所謂「度を超えたやつ」って意味で捉えてよさそうな気がする。


というと、頭の中に思い出される銘柄がある。

アイリッシュウイスキーのカネマラだ。
Connemara(カネマラ)は、アイルランドのクーリー蒸留所で作られるシングルモルト・ウイスキー。2014年にサントリー・ホールディングス傘下になったクーリー蒸留所は、現在ビーム サントリーの子会社になっているそうだ。

ということでサントリーの紹介ページ。
https://www.suntory.co.jp/whisky/irish/connemara/

「アイリッシュ唯一のピーテッド・シングルモルト」と説明されている。

ボトルを購入して飲んだのは2015年2月。
https://d-ksmt.blogspot.com/2015/02/2nd.html

ボトルに"Peated Single Malt"って書かれてますが、ピートがきついのなんのって。スコッチ・アイラのBowmoreやLaphroaigなんかとはまた違った異質なピート感。臭いし重い。ヌターンって来る。口の中の皮膚にへばり付くような、そのままピートを食っているような(表現があまりよくありませんが)、そんな重厚感があります。最初飲んだ時は、「これはいかん!」って少し後悔もしました。が、2度・3度と飲むと癖になる。アイリッシュというだけあってアイラとは違うピート感ですが、これがまた吉。
飲めば飲むほどというやつで、すっかり上機嫌です。
サントリーさんに怒られそうですが、私の人生で一番「ハーシュ」なウイスキーだったに違いない笑

いまだにその強烈なベタッとくるピート感が忘れられない。度を超えてる、まさに「ハーシュ」だ!



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話が大きく逸れてしまいましたが、ハーシュには「ザラザラとした」という意味合いもある。これまで飲んできたウイスキーで「ザラザラしたスモーキー」といえば・・・?

んーーーーー・・・・思い当たらない笑
「粒が粗い」という言葉に置き換えれば・・・

昨年9月に飲んだRaasay While We Wait 3rd Release(ラッセイ ホワイル・ウィー・ウェイト 3rdリリース)は、まだまだ熟成が足りてない感じで「粒が粗かったか」。
https://d-ksmt.blogspot.com/2018/09/raasay-while-we-wait-3rd-release.html


しかしそれは時間的な「粗さ」であって、元来のスモーキーが粗いというのとは違う気もする・・・難しいね。





ということでスモーキー・ピーティ・メディシナル・ハーシュと「スモーキーフレーバー」に関する言葉を見てきました。やっとスモーキーを卒業します笑

ウイスキーには他にもいろんな表現がありますので、その辺をいろいろ探って自分の表現を磨いていきたいと思います。(ちゃんと続くのだろうか、この企画は・・・)

それでは!


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