今日は広島市森林公園にて、1時間半ほどでしたが野鳥観察を行いました。タカの渡りのシーズンということもあり、森林公園にある鷹ノ条山(標高438m)の山頂には展望台があり、そこから文字通りタカが飛んでないか探してみましたが、まったくの空振り。。。
しぶしぶタカを諦め、森の中を歩いてみることに。が、午後2〜3時という時間帯は鳥たちの活動する時間ではないようで・・・。ツクツクボウシの声を聴きながら、ただただふかふかの山道を歩いて見晴らしの良いところを探すだけ・・・。
ってところで、キビタキのメスらしき鳥がいるのを発見。よく見てみると、その奥の木々の中で小鳥の群れが戯れている。これは良い場所に来たってことで、しばらくじっと動かずに様子を観てみることに。
すると、15分ほど経った頃、目の前に
ヤマガラPoecile variusがひょこっと現れた。
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ヤマガラ |
相変わらずヤマガラは人懐っこいというか、好奇心旺盛というか。いつも森の中で最初に目の前に登場してくれるのはこのヤマガラかエナガ。本当にいつもいつも感謝です。というのも、カラ類は秋冬の間は混群で活動していることが多いので、誰かが近くまで来てくれたら、続いて皆々さん現れてくれるという素敵な小鳥たちだからです。ということで、今日もヤマガラさんが来てくれてからしばらく小鳥たちが次々に目の前に出てきてくれるというパラダイスタイムが訪れました。
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シジュウカラ |
ヤマガラの次にきてくれたのは
シジュウカラParus minor。本当、シジュウカラって白黒が明瞭で、ブルーやグリーンの羽も混じった綺麗な鳥ですね。毎回感動する。
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ゴジュウカラ |
お次は
ゴジュウカラSitta europaea。せっかく出てきてくれたのにシャッタースピードを落としていてめっちゃブレた涙
そう言えば、廿日市の極楽寺山では見かけたことがない。吉和とかにはもちろんいるでしょうけどね。木の幹にがっちり捕まるこのフォームを見ると心踊る。
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ヒガラ |
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同上 |
小鳥たちのステージはまだまだ続き、お次は
ヒガラPeriparus ater。全長11cmの小さなカラ類。ヤマガラやシジュウカラと続けてみると、その小ささが際立つ。
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センダイムシクイ |
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同上 |
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同上 |
そしてお次は
センダイムシクイPhylloscopus coronatus。夏鳥として日本各地にやってくるムシクイ科の小鳥。ムシクイ科の識別は自信がないのですが、上面が明るい緑褐色、下尾筒(かびとう)に黄色味が強く出ていた点を考えるとセンダイムシクイで間違いないと思います。残念ながら頭央線は確認できませんでしたが。頭央線には個体差があるようで、後頭部にしかない個体や、ほぼない個体とかもいるようなので間違いないでしょう。センダイムシクイはライファーではありませんが、ムシクイ科の鳥を写真に収められたのは今回が初めて。なかなか興奮しております笑
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エナガ |
混群の最後にやってきてくれたのは
エナガAegithalos caudatus。本当にすばしっこく、落ち着きなく飛び回る鳥で、森の中ではシャッターを切るのが難しい。首を傾げたこの仕草が唯一撮影できました。
その後、森の中から出てしばらく道路を歩いていると、森の方から「チャッチャッ」という聴き慣れた地鳴きが。これは
ウグイスCettia diphoneの地鳴きにとてもよく似たものです。ウグイスでもいるのかなと覗き込んで見ると、地面の上に無造作に積み重なった折木の上をひょこひょこと移動しながら地鳴きしている小鳥が。これは
ヤブサメUrosphena squameicepsだ!ってことで撮影に挑みましたが、証拠写真程度のものしか撮影できず涙
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ヤブサメ(ぼっけぼけ汗) |
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同上(お尻向けられてる笑) |
やはり観るのも撮るのも難しい鳥です。しかし、こんな近くで5分ほどでしたが観ることができたのは有難い。想像していた以上に低いところにいます。地面の上。そう言えば初めて観た去年の北海道でも地面の上を行ったり来たりしていた。ウグイスのことを個人的に「藪ちゃっちゃ」と呼んでいるんです(藪の中から地鳴きだけが聴こえる)が、ヤブサメは「下ちゃっちゃ」(下・地面から地鳴きが聴こえる)ですね。案外、今までウグイスの地鳴きだと思って見過ごしていたものがヤブサメだったりもするかもしれません。やっぱり一つ一つ確認しないとわからない、面白い世界です。
広島市森林公園
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