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2023年7月1日土曜日

BAR:神戸あじどころ はるさんにて

神戸あじどころ はるさんにて。

神戸市長田区にある「あじどころ はる」さんは、BARではなくて定食屋さんなのですが、ウイスキーやビールの取り扱いがナイスにマニアックなお店です笑 なので、BAR扱いで書かせていただきます。


まずは、駆け付けの1杯目に。Glendronach Aged 12 Yearsをハイボールで。
大将曰く「山崎のハイボールグラスしかなくてごめんね」とのことでしたが、このコントラストがまた素敵!笑

「ペドロヒメネスとオロロソのシェリー樽熟成のコンビネーション」とパッケージにある通り、やはり美味しいですね。いつ飲んでもドロナックは美味しい。個人的に「シェリー樽主体のウイスキー中、最も甘いもの」って訊かれたらドロナックを推しますね。



2杯目にいただいたのがKilchoman 8 Years Old 100% Islay Single Cask for TEAM GLEN MUSCLEをストレートで。

こちらは大将のおすすめでいただいたんですが、なかなかマニアックなスペックのボトル。
裏ラベルの様子。

アイラモルト100%の原材料で作られたシングルカスクもの。

蒸留:2012.1.26
瓶詰:202.3.20
カスクNo.29
20PPM
Alc.55.9%

少し煙突のような臭みを感じつつ、麦感の力強い味わい。なるほど、面白い。



最後にいただいたのが、The Oceans Macallan & Highland Park 2004 12 Years Old

サービスでいただいたニシンの燻製と共に。

これはね、本当に美味しかった。良いマッカランの味わい、ハイランドパークのピートスモーク。特にマッカランは、「らしさ」がしっかり味わえる良いバランスでしたね。ずっと飲んでいられる。かなり色も濃かったですね。

ということで、だし巻き卵定食+ニシンの燻製をいただきながら3杯楽しませていただきました。ご馳走様でした。またお邪魔します。




それでは皆さん、良い夜を。

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2023年5月26日金曜日

BAR:倉敷ONODA BARさんにて

倉敷ONODA BARさんにて。

毎度毎度、珍しいオールドボトルを楽しませていただいているONODA BARさんで、今回もまたお洒落なオールドボトルをいただいてきました。しかも飲み比べという(贅沢)


The Famous Grouse Vintage Malt 1992
ザ・フェイマス・グラウス ヴィンテージ・モルト1992

スコッチ・ブレンデッドモルト
瓶詰:2004年
40%

写真の左側。2004年ボトリングの12年もの。オールドボトルと言っても、こちらは2000年代なので比較的最近。と言っても19年前ですが・・・。

ザ・フェイマス・グラウス(雷鳥さん)シリーズは、私の大好物。としてこのブログでもしょっちゅう話題に上がっているブランドですが、改めてブランドの紹介を。

製造元:Matthew Gloag & Sons(マシュー・グローグ&サンズ)

マシュー・グローグ社の創業は1800年。創業者のマシュー氏は、パース近郊で貴族の領地管理を仕事としていましたが、奥さんがワイン・食料雑貨店の娘で、その事業を引き継ぎます。

当初はワインを扱い、やがて自社ブランドのウイスキーも手がけて事業拡大。現在にも残っているこの「ザ・グラウス・ブランド」を完成させたのは、孫のマシュー氏で、1897年のことがそうです。

元々は「ザ・グラウス・ブランド」という名で販売されていましたが、「あの有名な雷鳥のウイスキー」と呼ばれるようになったことに目をつけ、「ザ・フェイマス・グラウス」という名前に変更したのは有名な話。

1980年以降、現在でも地元スコットランドで人気No.1を誇るスコッチウイスキー。ブランド名のグラウスは、スコットランドの国鳥であり、ハンティングの対象としても人気の雷鳥(特にアカライチョウ)。

主要モルトは、ハイランドパーク、マッカラン、グレンロセス、タムデュー、グレンゴインなど。グレーンは、ほぼ間違いなく所有者のエドリントン・グループとディアジオが共同で株を保有しているノース・ブリティッシュが使われているはず。

以前、グレンタレット蒸留所(スコットランドに現存する最古の蒸留所、タウザーでも有名)をエドリントングループが所有していた時分は、同蒸留所がザ・フェイマス・グラウスのホーム蒸留所でした。2019年にスイスのアート&テロワール社へ経営権が移り、現在は以前とは全く異なるラリック社製のお洒落なボトルで販売されている、何かと話題に富んだ蒸留所です。

日本へは松下電器が輸入していましたが、その後レミー・コアントローに代わり、現在はなんと正規代理店がないという状況です。なんとも、恐ろしい話ですね・・・。


さて、ヴィンテージ・モルト1992に話を戻しますと、非常に濃いシェリー感。レーズンや林檎。ミディアムからフルボディの間くらいですかね。良い意味でしっかり重みがあって重厚感ってやつですね。ほんのり、ハイランドパークらしい北のピート感。圧倒的に「好きなやつ」ですわ笑


The Famous Grouse Prestige
ザ・フェイマス・グラウス プレステージ

スコッチ・ブレンデッド
輸入:松下電器
43%

写真向かって右のボトル。1990年代に流通していたボトルだそうです。こちらはブレンデッドですので、ノース・ブリティッシュが入っていると思われます。

非常にスムースな飲み口でちょっぴりドライ。蜂蜜の甘味が心地よく広がります。


素敵なボトルとの出会い、これこそ私がバーに行く理由ですね。皆さんも素敵なウイスキーライフを。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年4月26日水曜日

BAR:大阪Bar 聚闇(JUAN)さんにて

大阪Bar 聚闇(JUAN)さんにて。



Blue Hanger 25 Year Old - 2nd Limited Release
ブルーハンガー25年 2ndリミテッド・リリース

スコッチ・ブレンデッドモルト
ベリーブラザーズ&ラッド社
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
45.6%

これを興奮せずにいられるわけがない。実際この日は興奮してましたね笑
本当に大好きなBB&Rさんのブルーハンガーシリーズ、しかも第2弾に出会えてしまった夜。

そもそも「ベリーズ・ベスト」のボトルを見つけて、注文できるかどうか尋ねたところ「予約済みのボトルでNG」とのことで、マスターがBB&R好きならと、出していただいたのがこのボトル。

後でネットで調べたのですが、内容がまたエグい。
The second release of Berry Brothers & Rudd's much lauded Blue Hanger limited edition series. This was a mixture of 4 hogsheads of Glenlivet, 1 sherry butt of the same and two hogsheads of Glen Grant. Despite all the whisky being the same vintage (1974) and it being bottled in 2004, this is labelled as only a 25 year old.

ベリー・ブラザーズ&ラッドの絶賛されたブルーハンガー・リミテッドエディションシリーズの第2弾。これは、グレンリベット(蒸留所)の4つのホッグスヘッドと1つのシェリーバット、グレングラント(蒸留所)の2つのホッグスヘッドをブレンデッドしたもの。すべてのウイスキーが同じヴィンテージ (1974 年) であり、2004 年に瓶詰めされているにもかかわらず、これはわずか 25 年とラベル付けされています。
確かに、なんで30年ものと呼んで良いはずなのに25年なのでしょうか??

まぁ、それはさておき本当に素敵なものを飲ませていただきましたよ。なんなんですかね、この美味しさ。もはや美しい。

願わくは一生飲んでいたい笑

ブルーハンガー・シリーズには特に、畏敬の念を。



Cutty Sark Old Bottle
カティーサーク(オールドボトル)

スコッチ・ブレンデッド
ベリーブラザーズ&ラッド社
ナチュラルカラー
43%

現在でも1000円台で購入できてしまう庶民派ブレンデッド・スコッチの一つ、カティーサーク。元々のブランド所有者はBB&R社で、現行品はエドリントン・グループに移っています。

現行品は、非常にライトで飲みやすいけどもなんだか物足りない感じで、個人的にはあまり好きではないブランドですが、昔のBB&R社時代のボトルはやはり美味しい。

このオールドボトルは、私がBB&R社好きであることを認識してくださったマスターが奢ってくれました。改めて感謝。

贅沢な時間でしたね。悠久と言いますか。マスター曰く、「モルトの含有率が高い」ってのが結構この年代の決め手のようです。私は使われているシェリー樽の感じも違うってのが以前から感じていた点ですが、この含有率っていう指摘はしっくり来るものがありました。

みなさんも是非、見かけたら飲んでみてください。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年3月29日水曜日

BAR:神戸kissaco -喫茶去-さんにて

神戸のkissaco -喫茶去-さんにて。


Menagerie
メナジェリー

スコッチ・ブレンデッドモルト
コンパスボックス
ナチュラルカラー
ノンチルフィルタード
46%

"Menagerie"とは「動物園」と言う意味で、ラベルにはヤギやイノシシ、キツツキなど様々な動物が描かれています。

キツツキはよく観ると、絶滅寸前種のハシジロキツツキの雄だと思われます。アメリカ南東部やキューバに分布すると言われている。

右下に描かれているサギは、サンショクサギ。こちらは絶滅の心配はない種類ですが、これまた中南米に住む鳥です。

ん?ジョン・グレイサー氏がアメリカ出身であることと何か関係があるのかな?考えすぎか笑

話がだいぶ動物(と言うより鳥)に傾いてしまいました。


キーモルトで使用されているのは「ダフタウンの野獣」モートラック。もうね、飲んだ瞬間わかります笑

真ん中をグッと突き抜けていく、重たいオイル。このボディ感はモートラックにしかない。ちょうど、こないだ会社でモートラック12年を飲んだばかりだったので余計にそれを感じました。

他にグレンエルギンラフロイグディーンストンなどが使われています。

コンパスボックスの他商品同様に、そのレシピが公開されています。

モートラック(リチャー・バレル)- 42.7%
ディーンストン(リフィル・ホッグスヘッド)- 14.6%
ディーンストン(リフィル・シェリーバット)- 2.5%
ハイランドモルトのブレンド(トーストしたカスタム・フレンチオーク)- 16.7%
グレンエルギン(リチャー・バレル)- 13.1%
グレンエルギン(リフィル・シェリーバット)- 5%
ラフロイグ(リチャー・ホッグスヘッド)- 5.4%

動物由来の香気成分である「ムスク」と言う言葉がよく似合う香り。それでいてフルーティ。ミーティさとスパイシー、後半にかけてスモーキーな味わいはブレンディングの妙。


それでは皆さん、良い夜を。

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2023年1月25日水曜日

BAR:大阪市淀川区のCafe & Bar a2 西中島店さんにて

大阪市淀川区のCafe & Bar a2 西中島店さんにて。

a2と書いて「アー」と読みます。


Bruichladdich Black Art 1992
ブルイックラディ ブラック・アート1992

まずは以前から憧れをいただいていたブラックアートがたくさんあるということで並べていただいて笑 最も古い1992をいただきました。Edition 05.1、24年熟成。度数48.4%。アンピーテッド麦芽のアイラ・シングルモルト。


この1992は、ブルックラディ蒸留所のヘッドディスティラーであるアダム・ハネット氏が、ブルイックラディ再興の立役者であるジム・マッキュワン氏から引き継いだレシピを無視して仕上げた第1作とのこと。

なんとも男気溢れるストーリーですね。

ブルイックラディ蒸留所は、ノンピートのブルイックラディ(クラシックラディ)やヘビーピートのポートシャーロット、そして超ヘビーピートなオクトモアなど面白い商品をおしゃれなボトルで提供してくれる蒸留所。長い間、このブラック・アートを追い求めておりましたが遂に飲むことができたわけです。

トロピカルフルーツの甘味、なめらかな舌触り、テクスチャーの柔らかさはピカイチですね。こりゃ、今度見つけたらまた飲みます笑


Paper Moon Group 
Cameronbridge 1974 46 Years Old
ペッパームーングループ キャメロンブリッジ1974 46年

こちらはマスターのオリジナルパッケージ。カスクストレングスで40.2%まで落ち着いたキャメロンブリッジのシングルグレーン。

聞くとマスターは大のグレーンウイスキーファンだそうで、ブレンデッド好きの私としても何やら嬉しい出会いでした。

そしてこのボトルは、ボトルがあと何本在庫あるかわかりませんが、出会う機会に恵まれれば絶対に飲むべきボトルですね。

グレーンの重要性を再認識できるような、グレーンだけで十分美味しいじゃんっていう気にもなるような。

シングルモルトブームみたいな感じで、私個人もシングルモルトをいただく機会に恵まれている昨今ですが、やはり個人的にはブレンデッドウイスキーの飲みやすさや味わいの複雑さ、そのベースにあるグレーンウイスキーの静かでありながら上品な佇まい。

よいブレンデッドウイスキーはよいグレーンウイスキーなしでは成り立たないよなー、とか色々考えてしまったそんな一杯でした。北斗さん、改めてありがとうございました。


こちらは飲んでいませんが、このお店にある一番高いウイスキーということで見せていただきました。ラーメンの出前頼んだ時の入れ物みたいなものに入ったシーバス・リーガル アイコンです。なんて重々しい雰囲気。こんなの飲んでいいのか?笑



そして今月はマンスリーでジョニーウォーカーシリーズが格安でいただけます!
私も最後に大好きなグリーンを500円でいただきました。これまた、ありがとうございました。

また遊びに行きます!



それでは皆さん、良い夜を。

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2023年1月17日火曜日

Phenomenology


Phenomenology
フェノメノロジー

スコッチ・ブレンデッドモルト
コンパスボックス
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46%
全7,908本
輸入:スピンザワールド

新年あけおめの一本。

まずは武川蒸留酒販売さんによる説明から。
「フェノメノロジー」とは、一切の先入観を排除し、そこに存在する現象を分析する哲学の一派のことです。ウイスキーにおいても、その名前や中身の詳細、レシピやテイスティングノートなどによって、飲む人の中に先入観が生まれます。このウイスキーは先入観を排除すべく、テイスティングノートを含めて一切の情報を公開せずに感じたままを表現してほしい、との思いから生まれました。使われたモルトは5種類ですが、これ以外の情報は一切公開されていません。メインモルトの使用比率は72%となっております。
<テイスティングノート>
香り:黄色のフルーツ、ハニー&バニラ、完熟した洋梨、バナナにアップル
味わい:フローラルでワクシー、洋梨やアップル、少しバニリンでハニーとマスカット
フィニッシュ:アップル&ローズでエレガントに長く静かに続く

そしてこちらがコンパスボックス社のオフィシャルサイト。

武川さんの説明ではレシピは非公開といった感じで書かれていましたが、オフィシャルサイトではレシピが公開されていました。

・グレンロッシー リチャード・ホグスヘッド 72%
・タムデュー 1stフィル・バーボン24.5%
・ハイランドパーク リチャード・ホグスヘッド2%
・タリスカー リフィル・バット1%
・カリラ ホグスヘッド0.5%

相変わらず、レシピを公開しているイカれている、いやイカしたウイスキーメーカーです。

ということで、グレンロッシーが原酒として72%を占めていることがわかります。グレンロッシーといえば、ディアジオ社が所有している蒸留所でUD社の"花と動物シリーズ"でコミミズクが描かれたボトルとして記憶に刻み込まれています。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

グレンロッシー 10年 (UD花と動物) 並行品 43度 700ml
価格:8980円(税込、送料別) (2023/1/15時点)


それ以外に含まれているタムデュー、ハイランドパーク、タリスカー、カリラがそのボディ感を強めている感じがします。

個人的にコンパスボックスに対して傾倒している感が否めませんが、間違いなく甘い。すごく印象的なボトルというわけではないです。が、スペイサイドの甘味がしっかり感じられ、かつ飲み疲れない一本。非常にバランス感覚に優れた逸品。


ストレートが吉、フルーティー&スウィーティ
香り
モルティ、ナッティ、ハニー、バナナ、ドライ

フローラル、洋梨、青リンゴ、後半にかけてトロピカルフルーツ(といっても爽やかな甘み)、ミドルからフルボディ

余韻
エレガントなフルーツ、ちょっぴりスモーキー+ソルティ、スパイシーな要素も加わる

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはよりナッティ、ミドルボディに転じてよりスパイシー、エレガントさが薄れてより軽快、スモーキーな感じは非常に薄まる

レーダーチャート
今年からこんな試みを。香り、味、余韻・・・とか言ってもイマイチわかりづらいかと思いましたので。参考になれば光栄です。

ご覧の通り、
01.フローラル
02.フルーツ(柑橘)
03.フルーツ(トロピカル)
04.フルーツ(林檎)
05.スウィート
06.ウッド
07.ナッツ
08.穀物
09.スモーク
10.ピート
11.スパイス
12.ハーブ
という12項目を10段階で評価してみました。と言っても、今回本当に1-1なんで、今後ぶれるかもですが笑

今回のPhenomenologyは、「スウィート」が傑出していて、そこに林檎系やトロピカルフルーツ、フローラルの要素が顕著に出ています。一方でピートやスモーク、スパイスといった要素は少なめ。

どこまで正確にできるかわかりませんが、今年はこのチャートを導入してみます。ご指摘あればいつでもどうぞ!

そして、今年から得点を明記しておこうと思います。
これもより分かりやすくすることがその理由です。

ということで今回のPhenomenologyは88点
非常に出来が良いのですが、90点以上に届くほどの印象が少し薄い。難しいですが、まぁM-1の1本目みたいに思っていただければ笑




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2022年11月3日木曜日

Shetland Reel Blended Malt


Shetland Reel Blended Malt
シェットランド・リール ブレンデッド・モルト

スコッチ・ブレンデッドモルト
47%
輸入:グローバルグロサリー


スコットランド最北の蒸留所、サクサ・ヴォード(Saxa Vord Distillery)。


スコットランド本土よりもノルウェーやデンマーク領のフェロー諸島が近そうです。

シェットランド諸島の中でも一番北に位置するアンスト島に所在。「シェットランド・リールジン」という名のジンを2014年に発売。

この「シェットランド・リール ブレンデッド・モルト」はグレングラッサなどハイランド、スペイサイドで蒸留した原酒をシェットランドに運んでブレンドし、オロロソシェリーカスクで6ヶ月間フィニッシングしたものだそうです。

ちなみに、現在ウイスキー蒸留を準備中。ウイスキーの蒸留が本格的に始まれば(もしくはすでに始まっているかも)、「北の巨人」ハイランドパークを抜いて「最北端のウイスキー蒸留所」になるわけです。


それにしてもこのシェットランドリール、非常に美味しい。蜜と呼ぶべき甘さが官能的に拡がり、シナモンっぽい優しいスパイスが層を厚くしています。モルティさやウッディなニュアンスもふんだんに感じられ、味わいのボリューム感がエグい。


たっぷりの蜜とシナモン、ドライでスパイシーな余韻
香り
花、ドライフルーツ、麦芽

りんごの蜜、蜂蜜、モルティ、ウッディ、シナモン、少し塩味

余韻
非常に長く力強い、2段階に押し寄せてくるドライでスパイシーなニュアンスはオロロソ由来か

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはシェリー感と発酵臭が強まる。味はより口内の横側に広がるモルト由来のスモーキーな印象(ピーティではなく、「煙」としてのスモーク)。ゼスティさが強まる。余韻はヒリヒリと胡椒のような感じが長い。やはりドライ。


単純にブレンデッドモルト製品として素晴らしい味わい。3,000円前後という値段を考慮すると最高にコスパが良い。というか、コスパ云々ではなく美味しい笑

そして、今後サクサ・ヴォードから出されるであろうシングルモルトへの期待値が非常に上がります。こんな素敵なブレンド技術を持っているのであれば、そのシングルモルトも不味いはずがない!ってことで大いに期待しておきます。

武川蒸留酒販売さんの販売ページ


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2022年10月29日土曜日

神戸のBar Truffleさんにて

神戸のBar Truffleさんにて。


Monky Shoulder Smokey Monkey Batch9
モンキーショルダー スモーキーモンキー

スコッチ・ブレンデッドモルト
40%

正規輸入代理店の三陽物産さんによる商品紹介サイトはこちら。

グラント・ファミリーによるブレンデッドモルト「モンキーショルダー」のスモーキーなバージョン。ふくよかな甘さに強すぎないスモーク。うむ、悪くない。




Old Pulteney Huddart
オールドプルトニー ハダート

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
46%

ウルフバーンができるまではスコットランド本土最北端の蒸留所だったプルトニーさん。港町にある蒸留所ということで、プルトニーを使ったハイボールを神戸では「港町ハイボール」と呼ぶらしい。すいません、ストレートでいただきました汗

セカンドフィル・アメリカンオークのバーボン樽での熟成後、ヘビリーピーテッドの原酒の熟成に使用されていたバーボン樽でフィニッシュ。それがこのハダートだそうです。

割と爽やかな印象でしたね。ピートが臭すぎず。バランスがとても良いと思います。バニラとチョコレートが濃くて良い。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

オールド プルトニー ハダート 46度 箱付 700ml 正規
価格:6545円(税込、送料別) (2022/10/28時点)



3枚目はBar Truffleさんのオリジナルコースター。グッドなセンスです。


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