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2021年7月31日土曜日

Ezra Brooks White


Ezra Brooks White
エズラ・ブルックス・ホワイト

ケンタッキー・ブレンデッド
40%
輸入:ウィック

たまには「バーボン」ではないアメリカンを。
ということで、今回我が家にやってきたのがこのエズラ・ブルックス「ホワイト」。

まずは武川蒸留酒販売さんによる説明から。
内側を焦がしたオークの新樽で3年以上熟成させたストレート・バーボン・ウイスキーとスピリッツをブレンドしたブレンデッド・ウイスキー。クリーンな味わいと軽く爽やかな口当たりが特徴です。
色違いのエズラ・ブルックス「ブラック」ケンタッキー・ストレート・バーボンなんですね、なるほど。

こちらがエズラ・ブルックスのオフィシャルサイト。
Kentucky sour mash gives this blended whiskey a sweeter, deeper flavor. Its 80 proof gives it approachability. 
ケンタッキー・サワー・マッシュは、このブレンデッド・ウイスキーに甘くて深い味わいを与えます。その80プルーフ(アルコール40度)はそれに親しみやすさを与えます。 
Honey and vanilla are accented by spicy cinnamon and a hint of chocolate, leading to a warm finish with floral undertones.

ハチミツとバニラは、スパイシーなシナモンとチョコレートのヒントがアクセントになっており、フローラルな色調で温かみのあるフィニッシュにつながります。

原材料はコーン、ライ麦、大麦だそうです。


サワーマッシュ
バーボン・ウイスキーでよく耳にする「サワーマッシュ」。糖化(マッシング)の工程で行われるこの技法に関して、wikipediaによる説明があったので引用。
サワー・マッシュ(英語: Sour mash )は、蒸留製造産業におけるウイスキー製造プロセスの名称である。サワードウ・ブレッドの製造過程に類似しているので、この名で呼ばれる。このプロセスは、スコットランド人化学者であるジェイムズ・C・クロウが、ケンタッキー州ウッドフォード郡のオールド・オスカー・ペッパー蒸留製造所(現在は、ウッドフォード・リザーヴ蒸留製造所)で働いていたとき、開発したものである。 
ウイスキーがサワー・マッシュ過程にあるとき、古い、または「酸敗した(sour)」マッシュの一部(上澄み液)が、新しいマッシュに加えられる(古いマッシュはまた、使い終わって古くなったグレインが家畜の飼料原料として利用されるため、「飼料マッシュ」とも呼ばれる)。マッシュ過程(マッシング)は、実質的なウイスキーの製造原料であるグレインを麦芽と共に湯に混ぜ、糖化させるプロセスである。

通常、複数種類の穀物のグレイン(穀粒)を細かく砕いたもの(挽き割り)を湯に混合して、どろどろの液状物質を造る。蒸留酒製造業やビール製造業で「マッシュ」と呼ぶのは、この液状物質のことである。バーボンの場合は、原料グレインとしてコーンつまりトウモロコシを主として使い、各種の穀粒(大麦や小麦等)と共に湯に混ぜてマッシュを造る。これに対し、ライ麦を主要な原料グレインとしたものが、ライ・ウイスキーである。コーンを原料グレインとして使う場合も、マッシュにおいて80%以上がコーンのものは、バーボンとは呼ばず、コーン・ウイスキーと呼ぶ。

サワー・マッシュ・プロセスは、リカーの品質を改善し一貫性ある安定したものにするため行われ、これによって、すべてのボトルの味わいが、可能な限りに同じものへと近づく。サワー・マッシュを使うことで導入される酸は、ウイスキーを変質させる可能性を持つ細菌の繁殖をコントロールする。サワー・マッシュは、バーボン・ウイスキーやテネシー・ウイスキーにおいては一般的である。サワー・マッシュ・ウイスキーのよく知られた例は、ジャック・ダニエルズジム・ビームである。
わかるような、わからないような笑

サワーマッシュ方式が生まれた背景にはバーボンの仕込み水には硬水が多く使用されることがあるそうです。硬水は強いアルカリ性のため、そこにわざと蒸留廃液を加える。酸度を上げる(pHを下げる)ことでバクテリアなどの雑菌の繁殖を防ぎ、糖化酵素に適した環境を作ることができるのだそうです。



滑らかでシナモン、穏やかな8月の草原
香り
滑らか、淡い、樽、蜂蜜、シナモン

バニラ、チャーされた樽、スパイシー、牧草、穏やかな8月の草原

余韻
程よく長い、後半アルコール感が強いが一貫して爽やか

これはこれでまた新たな発見。面白いアプローチかと。

ここからはお好みで。

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2021年6月27日日曜日

Eagle Rare Single Barrel Aged 10 Years


Eagle Rare Single Barrel
Aged 10 Years 

イーグル・レア シングル・バレル 10年 

アメリカン・ケンタッキー・ストレート・バーボン
シングル・バレル
45%
輸入:国分グループ本社


日本仕様に製造された特徴品のボトル
まずは武川蒸留酒販売さんによる説明。
本場ケンタッキーの風土でじっくりと熟成されたプレミアム・シングルバレル・バーボンウイスキー。  
アメリカの国鳥である「鷲(イーグル)」と「稀な・特別な」という意味の「RARE(レア)」を商品名に冠したバーボンが日本に上陸。壜も特別に日本仕様で製造された特注品。厳選された10年貯蔵の樽を一樽ごと丁寧に手作業でボトリングしました。

明るい蜂蜜、あるいは黄金の色調をもつ、純粋で完璧なブロンド色。軽い穀物の香りに続き、蜂蜜を少し焦がしたパンの香り、タバコ葉の香り等が一気に加速し、熟れたバナナのような香りへと進化します。表面的ではなく、複雑な力強い香りが内在するバーボンです。穀物やマイルドなオーク樹脂のようなドライな味わいに加え、はっきりとした甘くオイリーな黒ブドウのレーズン、アーモンドキャンディー、最後にはコーンの甘さによる情熱的で官能的な余韻が長く続きます。
武川蒸留酒販売さんの説明を読むだけでもその特別感が窺えます。10年もののバーボンを飲むと言うのも私にとっては珍しいことでして。これまでI.W.ハーパーの12年とか飲んだことがありますが、年月を重ねた重厚感や角の取れた感じがやはり素敵です。やはり費やした年月には勝てないと思う今日この頃。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

IWハーパー 12年 43度 箱付 750ml 正規
価格:5478円(税込、送料別) (2021/6/27時点)



高尚で独特の味わい


そしてこちらがイーグル・レアのオフィシャルサイト。
Eagle Rare Kentucky Straight Bourbon Whiskey is masterfully crafted and carefully aged for no less than ten years. The rareness of this great breed of bourbon is evident in its complex aroma, as well as the smooth and lingering taste. Eagle Rare is a bourbon that lives up to its name with its lofty, distinctive taste experience.

Tasting Notes
Nose: Complex aromas of toffee, hints of orange peel, herbs, honey, leather and oak.

Taste: Bold, dry, oaky flavors with notes of candied almonds and very rich cocoa.

Finish: Dry and lingering.

“Easily one of the most tactile yet assertive and expressive bourbons I’ve tasted in the last two years; fasten your seatbelts.”

-Paul Pacult, The Spirit Journal

イーグル・レア・ケンタッキー・ストレート・バーボン・ウイスキーは、巧みに作られ、10年以上にわたって慎重に熟成されています。この素晴らしいバーボンの希少性は、その複雑な香りと、滑らかで余韻の長い味わいから明らかです。イーグル・レアは、その名に恥じない高尚で独特の味わいのバーボンです。

テイスティングノート
ノーズ:タフィーの複雑なアロマ、オレンジピール、ハーブ、ハチミツ、レザー、オークの含み。

味わい:アーモンドの砂糖漬けと非常に濃厚なココアのノートが付いた、大胆でドライなオークのフレーバー。

仕上げ:ドライで長い。

「過去2年間で私が味わった中で、最も触覚的でありながら断定的で表現力豊かなバーボンの1つです。シートベルトを締めてください。」-ポール・パカルト、スピリットジャーナル
ポール・パカルト氏の「シートベルトを締めてください」ってのはどういう意味なんでしょうか?笑


アメリカ合衆国の国鳥・ハクトウワシ

wikipediaから

ハクトウワシHaliaeetus leucocephalus(英名Bald Eagle)は、アメリカ合衆国の国鳥に指定されています。北アメリカ大陸に分布している大型のワシで、wikipediaによるとアイルランドや日本でも観察記録がある鳥です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%82%B7

ちなみに日本で記録されたのは2001年7月に南千島、国後島で幼鳥1羽が観察されたのが最初で、2020年・2021年は2年連続で記録があるみたいです。
https://mainichi.jp/articles/20210207/k00/00m/040/107000c

上の写真(wikipediaから引用)は成鳥の写真ですが、2020年・2021年の記録は成鳥だそうで、ぜひ見に行ってみたいものです。

近年は保護活動も功を奏し、個体数が非常に多くなっているそうです。その勢いでもっと日本に渡ってくる個体数も増えてくれるとありがたいですね。



バッファロー・トーレス蒸留所
さてウイスキーの話に戻りますと、イーグル・レアはバッファロー・トーレス蒸留所で作られている銘柄の一つです。こちらがバッファロー・トーレスのオフィシャルサイト内でイーグル・レアが紹介されているページ(少しややこしい話になってしまった汗)

イーグル・レアの輝かしい受賞歴が紹介されていました。
2020 Silver Medal - San Francisco World Spirits Competition
2019 Silver Medal - New York World Spirits Competition
2019 Best in Class/Gold Outstanding Whiskies of the World
2019 Silver Medal - North American Bourbon & Whiskey Competition
2019 "Best of Category" - Los Angeles International Spirits Competition
2019 Gold Medal - American Whiskey Masters
2019 Best of Category, 93 points - Los Angeles International Spirits Competition
2019 - 93 points - Ultimate Spirits Challenge
2019 Silver Medal - International Spirits Challenge
2019 Gold Medal - San Francisco World Spirits Competition
「バッファローがハクトウワシを作っている」って認識で間違いないですね。
ちなみにバッファロー・トーレスは以前からもちろん知っている有名な銘柄ですが、いまだに飲んだことがない。近々飲んでみたいと思います。



いかつくてかっこいいボトルです。


複雑な香りや渋み、10年の円やかさとドライ


香り
ほうじ茶、糖蜜、麦、樽、バター、柑橘、ハーブ、クレームブリュレ

甘い、程よいスパイス、円やか、ドライ、軽やか、樽、心落ち着く牧草地、ハニーミルク

余韻
長くてドライ、べっこう飴、蜂蜜、しょうが

ドロップ・アップ(1滴加水)
穏やかで甘さが増す。ドライな印象は少し薄れてベタっと舌の上に残る感じに。これもこれで美味。






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2021年6月14日月曜日

ウイスキーフロート


ウイスキーの飲み方は色々。ストレート、ハイボール(ソーダ割)、水割り、お湯割り、トワイス・アップ、私が勝手にやっているドロップ・アップ(1滴加水)、などなど。

そんな中で、「ウイスキーフロート」なる素敵な飲み方があることを最近知り、やってみた次第です。

What is ウイスキーフロート?
ウイスキーフロートとは、「ウイスキーが浮いているように見せる」ことです。ウイスキーは水などよりも比重が軽いという特徴があります。

よく言われるのはハイボール。美味しいハイボールの作り方は、
①グラスに氷を入れる
②ウイスキーを注ぐ
③静かに炭酸水を注ぐ
以上。決して混ぜたりしない、という手順です。要はウイスキーの比重が炭酸水よりも軽いので勝手に上がって混ざるという自然の摂理を利用したもの。

ウイスキーフロートというのは、まさにハイボールの反対。
①グラスに氷を入れる
②水や炭酸水を注ぐ
③静かにウイスキーを注ぐ
という手順になります。

すると、まるで水と油。ウイスキーが混ざらずに水や炭酸水の上に浮いているように見えて、なかなか美しい。

ちなみに上の写真はケンタッキー・ストレート・バーボンのJohnny Drum(ジョニー・ドラム)と水で作ってみたウイスキーフロートです。


ストレート→水割り→水(チェイサー)
この飲み方の最大のメリットは、飲むたびに味わいが変わっていき、ストレート→水割り→水(チェイサー)という状態を一杯のグラスで楽しむことができることでしょう。

それと、ストレートの状態も下にある氷のおかげで「少し冷えている」というのもメリットかな。

順調に飲み進めれば最後はただの水。これは私のようなチェイサーを求めるウイスキー飲みにとっては嬉しい飲み方。とは言え、普段はやらないかなーと思います笑

なぜなら、ストレートとチェイサーは別々のグラスで準備しますから!ってことですね。

しかし、この飲み方がおすすめなのは今からの季節、そう夏にはおすすめだと思います。普段はストレートで飲んで、チェイサーを飲むスタイルでも、夏は特に暑いので氷が欲しい。でも氷でウイスキーを薄めたくない・・・なんて方におすすめしたいスタイルです。

と言いつつ、高級なウイスキーをストレートでちびちび飲む派にはおすすめできないやり方であるのは否めないですかね。私もそういうウイスキーに対してはようしません笑


ちなみに上の写真はスコッチ・ブレンデッドモルトのWater Proof(ウォーター・プルーフ)をジンジャーエールでフロートにしたもの。ジンジャーエールとウイスキーの境目って分かりづらくて、見た目上は全くの「ジンジャーハイボール」ですね汗

でも口に含めば最初はストレート。最後はジンジャーエールなんです。んー、やっぱ分けて飲むかな笑


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2021年6月6日日曜日

Johnny Drum Black Label


Johnny Drum Black Label
ジョニー・ドラム

ケンタッキー・ストレート・バーボン
43%
輸入:都光

久しぶりのバーボン。86プルーフ、43%のなかなか渋い味わいのウイスキーです。

どうやら、こちらがオフィシャルサイト。Willettが絡んでいるのか!
https://www.kentuckybourbonwhiskey.com/the-whiskeys/johnny-drum-black-label/
Small Batch - Kentucky Straight Bourbon Whiskey
tasting notes
The nose is reminiscent of walking along the edge of the woods where flowers, mint and honeysuckle are growing at the base of pine trees. The palate is an oily caramel carrying notes of oak and a peppery finish.

スモール・バッチ-ケンタッキー・ストレート・バーボン・ウイスキー
テースティング・ノート
香りは、松の木をベースとした、花やミント、スイカズラが生い茂る森の端を歩いているよう。味わいはオイリーなキャラメルで、オークの香りとペッパーのような後味があります。

続いて、武川蒸留酒販売さんによる説明。
ケンタッキー州バーズタウンは、バーボンウィスキーの発祥の地です。
こちらで今も昔ながらの製法で蒸留され、一滴ずつヒッコリーの炭で濾過するサワーマッシュという技法を用いさらに熟成されています。
正統派ケンタッキー・ストレート・バーボン・ウィスキーの名にふさわしい風格を持ち、その芳醇でまろやかな味わいは、本場アメリカをはじめ、世界のバーボン党からも賞賛されています。
Willett(ウィレット)といえば、先日変わったボトルを飲んだあのウィレットですね。


言われていれば、似ているような気もする。が、ウィレットの方が幅広い様々な味わいを楽しませてくれた印象。比較的、今回のジョニー・ドラムはバーボンの甘い部分をぎゅっと詰め込んでより親しみやすくしているような印象。






5世代に渡り受け継がれる
最高のサワーマッシュウイスキー
ボトルには次のように書かれています。
The character and flavor of this superb sour mash whiskey never varies. The method of production has remained unchanged down through five generations of the same family of master distillers. Produced in limited quantities to insure the finest quality possible in our old family tradition. 
この素晴らしいサワーマッシュウイスキーの個性と風味は変わることがありません。その製造方法は、同じマスター蒸留一家の5 世代に渡って変わっていません。私たちの古い家族の伝統で可能な限り最高の品質を保証するために、数量限定で生産されています。


玉子的な甘味からスパイシー。
渓流を思わせる森林浴が楽しいバーボン
香り
明るくて濃い、キャラメル、オーク、クレームブリュレ、玉子焼き、木片

オイリー、渓流、杉林、スパイシー

余韻
結構ピリピリ、樹液が垂れているクヌギのような感じ


ということで、とても味わい深い、かつ気軽に飲める素敵な一本。最近、バーボンの違いが少しずつわかるようになってきた気がする。ん?気のせいかな笑

まだまだバーボンは難しい。勉強していきます。


2021年4月24日土曜日

Willett Pot Still Reserve


Willett Pot Still Reserve
ウィレット ポット・スチル・リザーブ

ケンタッキー・ストレート・バーボン
47%
バッチNo.20C13
輸入:ボニリジャパン



オフィシャルサイトは以下。

wikipediaによる説明。

ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ社としても知られるウィレット蒸留所は、バーボンとライ麦のウイスキーを生産する家族経営の民間企業です。長年にわたって、同社は2年熟成から28年ものまでの範囲のウイスキーを瓶詰めしています。


ウィレット蒸留所があるのは、ケンタッキー州のバーズタウン。ケンタッキー州最大の都市ルイビルにも近い場所にあるみたいです。

オフィシャルサイトによると、今回飲んでいるポット・スチル・リザーブは蒸留所の復活を記念して2008年にデビューしたものだそうです。


ボトルには次のように説明が書かれいます。

Small Batch Bourbon made in kentucky - Batch No.20C13
Bottled by Willett Distillery - Bardstown, KY 40004

ケンタッキー州で作られたスモールバッチ・バーボン。バッチNo.20C13。ケンタッキー州バーズストン40004にあるウィレット蒸留所で瓶詰めされた。

Distilled, Aged, and Bottled by Willett Distillery Bardstown, KY

ケンタッキー州バーズストンのウィレット蒸留所にて蒸留、熟成、瓶詰め。

Handmade by master craftsmen using time-honored methods in the art of distilling, handed down from one generation to the next. Made from pure limestone spring water, carefully selected grains and proprietary strains of yeast.

世代から世代へと受け継がれてきた、昔ながらの蒸留技術を駆使した職人による手作り。純粋な石灰岩の湧き水、厳選された穀物、独自の酵母菌株から作られています。

Aged in new white oak casks until fully mature. Bottled by hand at the peak of perfection in taste, quality and aroma. Please enjoy in moderation, in the same way it was made, slow and unhurried.

完全に成熟するまで、新しいホワイトオーク樽で熟成させます。味、品質、香りの完璧さのピーク時に手で瓶詰めされます。作り方と同じように、ゆっくりとゆったりとお楽しみください。
 

何を隠そう、このポットスチル型のユニークな瓶を見て「ジャケ買い」笑
しかし、その中身もこのジャケットに負けず劣らずのプレミアム感があります。


BBQからデザートまで。
森林浴しながらドライな後切れ
香り
フルーツの甘味、麦、炭、果樹園、メープルシロップ

キャラメル、ナッツ、コーラル、スムーズ、時々オーキー、バニラアイスクリーム、セイロンティー

余韻
長く濃い、キャラメリゼ、森林浴、ドライ

ということでこれからの季節、BBQにも相性が良さそうですし、デザートを食べる際にも邪魔にならない味わいかと。

これまた、よいバーボンに出会いました。



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2021年3月27日土曜日

Evan Williams

 
Evan Williams
エヴァン・ウィリアムス

バーボン
43%
輸入:ウィック

ケンタッキー、最初の蒸留者
武川蒸留酒販売さんによる説明
エヴァンウィリアムスは、世界第4位の販売量を誇るバーボン・ウィスキーです。ケンタッキー・ストレート・バーボン・ウィスキーとしては、第2位のビッグブランドです。1783年にケンタッキー州ルイヴィルで、ライムストーン(石灰岩)から湧き出る水を発見し、最初にトウモロコシを原料としたウィスキーを造ったとされる人物、エヴァン・ウィリアムスにちなんで名前がつけられています。

エヴァンウィリアムス・ブラックラベルは世界でNO.2の販売量を誇るケンタッキ-・ストレート・バーボン。 焦がしたホワイト・オーク樽で熟成されたすっきりとした後味が特徴。
エヴァン・ウィリアムスのオフィシャルサイトを発見。

"Genuine Sour Mash"=「純正サワーマッシュ」を用いたまさに純度100%のバーボン。バーボン中のバーボンってことで認識あってますかね??

ちなみに「サワーマッシュ」については、以下wikipediaをご参照ください。
しばしば間違って考えられているが、サワー・マッシュはウイスキーの風味の一種ではない。ウイスキーがサワー・マッシュ過程にあるとき、古い、または「酸敗した(sour)」マッシュ EN の一部(上澄み液)が、新しいマッシュに加えられる(古いマッシュはまた、使い終わって古くなったグレインが家畜の飼料原料として利用されるため、「飼料マッシュ」とも呼ばれる)。マッシュ過程(マッシング、EN)は、実質的なウイスキーの製造原料であるグレインを麦芽と共に湯に混ぜ、糖化させるプロセスである。

通常、複数種類の穀物のグレイン(穀粒)を細かく砕いたもの(挽き割り)を湯に混合して、どろどろの液状物質を造る。蒸留酒製造業やビール製造業で「マッシュ」と呼ぶのは、この液状物質のことである。バーボンの場合は、原料グレインとしてコーンつまりトウモロコシを主として使い、各種の穀粒(大麦や小麦等)と共に湯に混ぜてマッシュを造る。 
(中略) 
サワー・マッシュ・プロセスは、リカーの品質を改善し一貫性ある安定したものにするため行われ、これによって、すべてのボトルの味わいが、可能な限りに同じものへと近づく。サワー・マッシュを使うことで導入される酸は、ウイスキーを変質させる可能性を持つ細菌の繁殖をコントロールする。サワー・マッシュは、バーボン・ウイスキーやテネシー・ウイスキー EN においては一般的である。サワー・マッシュ・ウイスキーのよく知られた例は、ジャック・ダニエルズ EN やジム・ビームである。
ふむふむ。ちなみにwikipediaの上記ページでも書かれているんですが、サワーマッシュを開発したのはジェイムズ・C・クロウ氏で、現存するバーボン「オールド・クロウ」ってのは、氏の名前を残しているブランドってことであってますかね??

いやー、バーボンもっと勉強しないとやばいね汗

最近は意図的に毎月1本はバーボンを飲む(買い忘れている時もある・・・)ようにしています。圧倒的にスコッチやアイリッシュ好きとはいえ、やはり知らないわけにはいかないですよね。バーボンも奥が深く、また種類も豊富。そして比較的安価で手に入るブランドが多い。

これは、ある意味でジャパニーズ・ウイスキーの行く末の指標にもなると思うんですよねー。っていうのも、ジャパニーズの価格高騰しすぎじゃないですか。でもそんなインフレ現象がずっと続くわけではないので。もともとスコッチに倣ってウイスキー作りが始まっているのは理解しているつもりですが、ずっとスコッチを追いかけても違う気がするので。まー、私があれこれ悩まんでもジャパニーズはジャパニーズなりの歴史を刻んでいくことでしょうし、あまりベラベラ語りたいわけでもないのでこの辺にしておきます。


さて、テイスティング。

優れたバランス感覚、
加水するとフルーティーな甘み
香り
重厚感、複雑、チャーされた樽、バニラ、蜂蜜、フローラル、海外のグリーンティー

ウッディ、バランス感覚の優れた苦さと甘さ、ちょっぴり舌先に残るスパイス感

余韻
長すぎず短すぎず、すっきり、心地よくスモーク

ロック
香りがフルーティーになり甘みを感じる。イチゴみたいな酸味を伴う甘さって感じ。口に含むとウッディさは形を崩し、甘さが強調される。スパイス感も薄れる。それでいて甘すぎない。


ということで、非常に美味。特に加水、ロックすると吉。バランスの取れた傑作かと。世界的に人気の高い銘柄である理由がわかる気がした、そんな春の夜でした。





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2021年2月14日日曜日

Old Grand-Dad


Old Grand-Dad 
High Rye Mash Bill
オールド・グランダッド ハイ・ライ・マッシュ・ビル

ケンタッキー・ストレート・バーボン
40%
輸入:アクサス


What is "High Rye Mash Bill"?
バーボン・ウイスキー用語だそうですが、"High Rye(ハイ・ライ)"というのは、原料の穀物で2番目に多く「ライ麦」が使われているバーボンのこと。1番目はコーンで間違いないのかな?また一般的なバーボンよりも、香ばしく豊かな風味になるという特徴があるそうです。なるほど。

また"Mash Bill(マッシュ・ビル)"は、バーボンを構成する成分リストのこと。バーボンは原料として51%以上のトウモロコシを使用することが義務づけられていて、マッシュビルを見れば、残りの49%(以下)に小麦やライ麦などのほかの穀物がどんな比率で含まれているか知ることができるということ。

つまり、オールド・グランダッドの「ハイ・ライ・マッシュ・ビル」は、ライ麦がコーンの次に多く使われているバーボン・ウイスキーという意味で間違いないようです。



1796年生まれの老舗バーボン
オールド・グランダッドの誕生は1796年。wikipediaでは以下のように紹介されています。
Old Grand-Dad is a brand of bourbon whiskey distilled at the Jim Beam Plant in Clermont, Kentucky. The brand was created by Raymond B. Hayden and named after his grandfather Meredith Basil Hayden Sr., who was a well known distiller during his lifetime. A fanciful portrait of Hayden Sr. is depicted on the front of each bottle. Today, it is owned and produced by Beam Suntory.

As of December 2015, Old Grand-Dad and Old Overholt – both of which are Beam Suntory brands – are marketed together as "The Olds".

オールドグランダッドは、ケンタッキー州クレルモンのジムビーム工場で蒸留されたバーボンウイスキーのブランドです。このブランドはレイモンドB.ヘイデンによって作成され、生涯にわたって有名な蒸留酒製造業者であった祖父のメレディス・ベーシル・ヘイデン・シニアにちなんで名付けられました。ヘイデン・シニアの空想的な肖像画が各ボトルの前面に描かれています。現在、ビーム・サントリー社が所有・生産しています。

2015年12月現在、ビーム・サントリー社のブランドであるオールドグランダッドとオールドオーバーホルトは、"The Olds"として一緒に販売されています。

ふむふむ。現在はビーム・サントリー社が手掛けるブランドなんですね。ん?パッケージには"EST.1882"(創業1882年)と書かれているんだけど・・・??


ロックにすると印象が反転する
マイルド系バーボン
香り
チャーした樽、油性マジック、シュガーラスク

枯れ草、マイルド、黒糖のお菓子

余韻
ベタつかずあっさり、ほぼノイズがなく喉の真ん中をスッと通っていく

ロック
ロックにすると、香りはマイルドに。逆に味がニスっぽいと言いますか、バーボンらしさが際立ち、口蓋に心地よい刺激が。炭っぽい印象が感じられて飲み応えがアップします。

ということで、深みがある美味しいバーボンです。熟成期間は2年ほどだそうですが、素晴らしく熟している感じがします。印象的で強い香りとは裏腹に非常にマイルドであっさりした飲み口。是非ストレートで。もちろんロックもオススメですね。


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