2022年9月12日月曜日

倉敷のONODA-BARさんにて

倉敷のONODA-BARさんにて。


ポートエレンを4本も出していただいて「好きなのをどうぞ」ってね・・・。

人生初のポートエレンをいただきました。というか、遂に飲んでしまいました。

いただいたのは、
The Bottlers Port Ellen 
1981 19 Years Old
ザ・ボトラーズ ポートエレン1981 19年

蒸留:May 1981
瓶詰:July 2000
カスクタイプ:Refill Sherry Butt
カスクNo.1550
カスクストレングス
59.4%


Port Ellen ポートエレン蒸留所
1825年マッカイ家により創業。ロバート・スタインやイーニアス・コフィーの技術実験協力を行っていた蒸留所で、スピリッツセイフを最初に導入したことでも有名。

1930年頃から1960年まで操業停止。その後、1983年閉鎖

しかし1973年に併設された製麦部門(ポートエレン製麦所)は稼働を続け、現在はモルトスターとしてディアジオ社系列の蒸留所やアイラ島、ジュラ島の蒸留所にも麦芽を供給。

そして現在の所有者であるディアジオ社の元、マッシュタンや発酵槽、ポットスチルなどを新規導入し、再稼働準備の真っ只中。

当初、「2020年を目処に」とのことでしたが、現在は来年2023年の再開を目指して進めているそうです。

barrel365.comの今年6月の記事に新マネージャーであるアレキサンダー・マクドナルド氏についてなど、詳しく書かれていましたのでご参考に。

10年ほど前に東京の伊勢丹で、どこのボトラーズだったか忘れましたが、1本27万円で売られているのを見て震え上がったのが思い出されます。あれ以来、憧れの蒸留所の一つだったわけですが、今回遂に口にする機会をいただいたわけです。



The Bottlers ザ・ボトラーズ

なかなかに、そのまんま過ぎる名前のボトラーズ会社。ザ・ボトラーズ社は、1994年にエディンバラにて設立。ワインを中心とした商品を取り扱うワイン商。最高品質のウイスキーをカスクストレングス、ノン・チルフィルター、ノンカラーリングでボトリングすることに命を懸けている感じがオフィシャルサイトの説明文から伝わってきます。

上の写真はボトルに描かれているもので、エディンバラのリースにある有名な"Vaults building"の外壁にある 17 世紀のポーターストーン彫刻の写真だそうです。


終わらない余韻、胸に落ち着く温もり
香りは、年老いた感じで柔らか過ぎるくらい。ピート感もほんのり。

味は塩っぽさもピートも感じられるが、シェリーはリフィルのためかだいぶ穏やか。全体的に優しく気品が漂う。

飲んだ後も30分くらいは胸にしっかりその味わいが沁み込んだのが、とても印象的。あまり煩くないアイラピートと柔らかく甘いシェリーが贅沢でした。

もちろん、ポートエレンという名前がここまでの高揚感を引き起こしていることは否めませんが、非常に良かった。本当に飲めて良かった。

オノダさん、改めてありがとうございます。
また行きます笑

ポートエレン飲んでしまったということは、次は「ローズバンク」ですかね。。。夢は続きます笑

リンクはポートエレンのまた違うボトラーズもの。ですが、ポートエレンがオンラインで出回っていることも滅多に見られないと思いますので貼っておきます。

それでは皆さん、良い夜を。

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