2021年6月23日水曜日

Peat's Beast Batch Strength Pedro Ximenez Sherry Wood Finish


Peat's Beast Batch Strength
Pedro Ximenez Sherry Wood Finish
ピーツ・ビースト バッチ・ストレングス
ペドロ・ヒメネス・シェリー・ウッド・フィニッシュ

スコッチ・シングルモルト
54.1%
アンチルフィルタード
輸入:ウィック

こちらがピーツ・ビーストのオフィシャルサイト。こちらもクセが強い笑

そして、ピーツ・ビーストのメーカーであるFox Fitzgerald(フォックス・フィッツジェラルド)のオフィシャルサイト。こちらもまたまたクセが強い笑


Rest & Be Thankful.
フォックス・フィッツジェラルド社は、スミスとジョージが2010年に創業した会社。
インディペンデント・ボトラーズとして、"Rest & Be Thankful."(レスト&ビー サンクフル)というシリーズも展開しています。こちらは、シングルカスクをノンチル、ノンカラーリング、そしてカスクストレングス(加水なし)で提供してくれているシリーズ。

こちらがそのオフィシャルサイトですが、なかなか興味深い。マッカランやブルイックラディ、ハイランドパーク・・・涎が垂れますね笑


最初に作ったブランド"Peat's Beast"
フォックス・フィッツジェラルド社が最初に作ったブランドがこのピーツ・ビースト。2011年のことだそうです。蒸留所名は明かされていませんが、アイラ島であることは公表されています。

前回、Peat's Beastを飲んだのは2019年5月のこと。

この頃の私は、まさにピートを求める野獣そのものでした。衝動買い以外の何者でもなかった笑

しかし、なかなか素敵な出会いだったことを覚えています。当時飲んだのはシリーズのレギュラーなボトルで、そのレモンを思わせるモルトに「ラフロイグだろう!」って勝手に思い込むほどでした。今でもそう思っている節はあります笑

しかし、今回飲んでいるのはそんなピーツ・ビーストのペドロ・ヒメネス・シェリー・ウッド・フィニッシュ。これが、ただただピートやヨード臭が強いだけでなく、奥行きがあり余韻も長い素敵なウイスキーなわけです。


ペドロ・ヒメネスとは?
シェリー酒の一つであるペドロ・ヒメネスは、濃いマホガニー色で干しぶどうが持つ深い香りが特徴。ソフトでビロードのような口当たり。豊かで力強く、完璧なバランス。ペドロ・ヒメネス種のぶどうを天日に干して干しぶどう状にしたものから造られるそうです。(http://www.sherry-japan.com/taste1.htmlから引用)

wikipediaから

干し葡萄状にしてから酒を作るというあたりに特徴を感じます。あまりシェリー酒のことは詳しく分かりませんが・・・。

そんなペドロ・ヒメネス樽で9カ月間、後熟を施したカスクストレングスなシングルモルト、というのがこのピーツ・ビースト バッチ・ストレングス ペドロ・ヒメネスであります(名前が長すぎる・・・)。



強烈、スモークそしてゼスティ。
嗅いでられない汗
香り
強烈でずっと嗅いでいるのが辛い、スモーキー、ヨード、海藻、レモン、柑橘、干し葡萄、タンニン、コーヒー

ぶどうの甘味、タンニンの苦味、ピート、スモーク、焚き火、酸味、舌の上でヒリヒリ、樽

余韻
ゼスティでヒリヒリしながら長い、干し葡萄がヒリヒリしながら軽やかに続く、ドライ、爽やかな甘味

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはまだまだずっと嗅いでいるのは辛いほど強烈、スモーキーであまり変化なし。強いて言うとタンニンっぽさは薄れる。口に含むとスモーキーさとゼスティさが全面を支配し、甘さや爽やかさが少なくなる。ヒリヒリ感が強まる。余韻は短く切り刻まれたような印象になる。

非常に面白い。いろんな側面を見せてくれる美酒。余韻がもっと長くなると、さらに楽しめるウイスキーだと思われる。それにはやはり熟成期間が必要なのか?な?

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