Cutty Sark
Prohibition -Edition-
カティーサーク プロヒビション
ブレンデッド・スコッチ
ノンチルフィルタード
50%
アメリカン・オークで熟成されたモルトとグレーンを手作業で50%(アメリカでいう100° Proof)でボトリングした一本。
正直言うと、私の中でカティーサークというブランドはあまり評価の高いものではありませんでした。非常にライトであまり飲みごたえのない「薄いウイスキー」という印象。おそらく、バーで注文することはないブランドだったことでしょう。
しかし、このプロヒビションはその印象を根底からひっくり返してくれる素晴らしい一本です。
アメリカンなスコッチ
バカルディ・ジャパンのオフィサルサイト。
禁酒法(プロヒビション)の廃止から80年目を記念したスコッチウイスキー。100%アメリカンオークを使用し、ノンチルフィルタリングでボトリング。アルコール度数50%による力強い味わいが特徴的です。
なるほど。"Prohibition"とは「禁酒法」のことだったんですね。禁酒法って、直接はさっぱりわかりませんが、馬鹿げた法律ですよね。鼻からやらなきゃ良かったのでは?と思ってしまいます。というより、飲んだくれの敵ですね!笑
1920年から1933年にかけて、アメリカ合衆国では禁酒法が執行されていたわけで、「廃止さから80年目を記念した」ということなのでこのボトルがリリースされたのは2013年ということになりますかね。それにしても13年もの間「禁酒法」ってすごいね。私はすぐに法を犯して逮捕されていたことでしょう笑
そんなアメリカ文化へのリスペクトから生まれた「プロヒビション」は、アメリカン・オーク100%のまさにアメリカンなスコッチなのです。
クリーミーでゼスティな樽香の濃いやつ
香り
ビスケット、麦、バニラ、ハニートースト、シナモン、夏みかん、スパイシー
味
チャーした樽、ハニー、キャラメル、オーキー、結構ゼスティ(ピリピリ)、バタースコッチ
余韻
クリーミー、少しピリッとしている、シルク
ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは樽香が強まる。スパイシー感は収まる。が、口に含むとピリピリが半端ない。甘み以上にこっちが強まり辛口な印象に。余韻もドライな印象。
ということで「ストレートが吉」。本当、こんなにカティーサークが美味しいと思える日が来るとは。失礼な話ですが思ってもみませんでした笑
ちなみにブランド名となっている「カティーサーク」は、ボトルにも描かれている帆船。19世紀に建造された中国からイギリスへ紅茶を運ぶ快速帆船「カティーサーク」の名を冠しているわけです。この辺がまたロマンを感じますよね。
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