2020年3月30日月曜日

思い出のウイスキー ①ブラックニッカ・クリア

ウイスキー人生の始まり
どんな物語にも始まりがあります。

私の約12年くらいになるウイスキーのまさに始まりは、大学入学した4月の日。学部でのお花見会を翌日に控えた夜。同じ学部で家が近いことから二人で飲むことになった、友人Nと飲んだブラックニッカ・クリア「どうせお酒を飲むなら"ウイスキー"とか飲んでみたいよね」とかNが言ったのがきっかけだった気がします。皆さんもご存知、ブラックニッカ・クリアは、ニッカウヰスキーさんが作る安価で買える庶民派ウイスキー。





お花見前日に泥酔
スーパーマーケットで1,000円弱で買えるっていうので、「とりあえず」って感じで買った気がする。本当に最初ってのもあって、わけも分からないまま勢いに任せて友人Nと一晩中二人で飲んで、日付が変わる頃には瓶を空けて「そろそろ明日の花見に備えよう」ってんでお開きになったのを覚えています。次の日の花見は遅刻はしなかったものの、シラフのうちからデスな状態でした笑 思い返せば、初めての二日酔いだったのかな・・・。


1日で飲み干すのはやめましょう
改めて、とても懐かしいですね。そんな頃もあったなーって。今だったら、一晩で一瓶空けようなんて絶対思わないし、やらないよね汗

とにかく、「ウイスキーが飲めるってのは大人」って思い込んでいた時期。調子が良い日は角瓶を一人で700ml飲み干したりしてたもんね。なんか、我ながら恐ろしい。いま、そんなことをしようとしている大学生をみたら、全力で止めるね。ウイスキーの世界から抜け出せなくなるよって笑

その後、2年くらい色んなお酒を飲んだりカクテル作ってみたりして、自分が最高に美味しいと思えるお酒はウイスキーだってことにたどり着いたわけで。それからはウイスキーばっかり飲む暮らしになったおかげで、いろんなウイスキーに出会えていますがその反面、日本酒とかワインとかもっと楽しみたいお酒たちには疎く、そして実際弱くなってしまいましたね。すぐ酔う。これは年々自分で作り上げてきた"体質"なのかも。


シリーズ拡大するブラックニッカ
改めてブラックニッカ・クリアですが、実はストレートやロックで飲んでもばっちり美味しいウイスキーです。安いからといって舐めてかかってはいけません。ニッカ・ウヰスキーさんはやはり流石です。近年はリッチブレンドとかディープブレンドとか、シリーズも拡大してきて面白いですよね。こちらもまた美味い。常備したいね。









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2020年3月25日水曜日

Omar Sherry Type


Omar Sherry Type
オマー・シェリー・タイプ

シングルモルト・台湾
46%


台湾ウイスキーはKAVALANだけじゃない!
台湾ウイスキーと言えば、KAVALAN(カヴァラン)を思い浮かべる人は多いはず。
http://www.kavalanwhisky.com/

2005年に台湾・宜蘭の地に誕生したカヴァラン蒸留所は、2010年代IWSCやWWAといった世界的に大きな品評会で数々の賞を受賞。世界最高を意味するトロフィーを何度も獲得し、一躍世界が注目するウイスキー蒸留所になりました。

「台湾 ウイスキー」と検索すれば、検索結果がKAVALANで埋まってしまうほどです。


一方、南投蒸留所は2008年に誕生。ウイスキーマガジンに詳しく紹介されています。
http://whiskymag.jp/omar01/
2008年、世界的な金融危機によりスコッチウイスキーの需給バランスが崩れ、ウイスキー価格が大きく変動する中で、立ち上がったのは台湾最大の酒類公営企業TTL(Taiwan Tobacco & Liquor Corporation、前身は専売局)である。台湾は世界の中でもウイスキーの消費量が多い。そこで、台湾産ウイスキーの新境地を開こうと、ウイスキー専用の蒸溜所が設立された。南投蒸溜所では、それまで30年以上に渡り、台湾産フルーツを使ったワイン、ライチ酒、梅酒やブランデーなどを造ってきた。TTLはウイスキーの製造工程を習得するために、1980年代に前工場長である林錦淡をスコットランドに派遣。南投でのウイスキー造りの可能性を探った。30年の月日を経て、2007年には工場が設立され、翌年2008年に初めての新酒が完成したが、当時はウイスキーの生産ラインも整っておらず、麦汁の製造は近くの烏日ビール工場に委託し、それを南投蒸溜所で蒸溜していた。しかし糖化槽(マッシュタン)を2009年にドイツから導入すると、完全自社生産となった。麦芽はすべてスコットランド産で、60~72時間発酵し2度蒸溜する。こうした伝統的なスコットランドの製造方法にこだわり台湾特有の気候の中で醸造することで、南国の香りが漂うオマーは生まれた。
なるほど。ボトルに書かれた"TTL"という文字の意味が分からなくて気になっていたけど、企業名だったんですね。


南投蒸留所オマーウイスキーのオフィシャルサイトが以下。
http://www.omarwhisky.com.tw/jp/about.aspx

"OMAR"とはゲール語の「琥珀」という意味だそうです。

このシングルモルト・シェリータイプについては以下のページで紹介されています。
http://www.omarwhisky.com.tw/jp/product_info.aspx?id=59
上層は花の香りといささかな硫黄の味です。中層は熟しているバナナ、ソーダケーキ、梅干しで、底はジャム、白檀と黒チョコレートです。お酒は濃密で甘みがあり、キャラメルトーストのように、飲んだらドライフルーツとオレンジケーキの香りが残ります。甘くて飽きないライトシリーウィスキーのいささかな硫黄の味が最後にスモークになり、全体の厚みと余韻が増えます。
なるほどねー。もともとこの南投蒸留所が、ライチ酒などの果実酒を作っていた蒸留所ということだけあって、いろんな種類の樽を保有しているってことなんですねー。繋がってきたぞー笑

このシングルモルト・シェリータイプというのは、オロロソシェリーカスク熟成ノンチルフィルタードで瓶詰めされたものだそうです。上等品ですね。


トロピカルを感じずにはいられない甘さとライトスモーク
香り
マンゴー、ベリー、ナツメグ、シナモン、ドライフルーツ


ベリーチョコレート、ぽんかん、バター飴(甘口)、硫黄

余韻
ドライなライトスモーク、軽い硫黄

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはレーズン、樽っぽいニュアンスが強まる。味はみかん、若干ソルティ。滑らかな舌触り。余韻は甘美で短くなる。

総じて非常に美味。かつ面白い引き出しがたくさんあるって感じですね。素晴らしい。コスパ最強のシングルモルト現る(!?)





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2020年3月23日月曜日

ウイスキーの言葉 ⑩バニラ

ゆるーく続いているこの企画www

今回は、「バニラ」について。バーボン樽熟成されたスコッチとかジャパニーズでよく使われる表現ですよね。

そもそも「バニラ」とは?


https://www.haagen-dazs.co.jp/products/minicup/vanilla.html

悲しいことですが、私は「バニラ」とは「ミルク」の表現の一つだと、高校生くらいの頃まで思い込んでおりました笑

バニラVanilla planifoliaは、ラン科バニラ属の植物。香料としてよく使用されるバニラ。バニラミルクといったアイスクリームによく使用されています。そのイメージが強かったせいで、ミルクの表現の一つだと勘違いしていたんですトホホ

ある知人の話では「乳臭さを消す」目的で乳製品に使うのだとか。また「保存にも一役買っている」とかいないとか。ハーゲンダッツさんは、最早「バニラ」というアイスクリームを販売している。https://www.haagen-dazs.co.jp/products/minicup/vanilla.html

「バニラ・ビーンズが入っていたらちょっと高級」なんていうイメージもある。
バニラやバニラ・ビーンズについては、以下のサイトが詳しく説明してくれています。
http://www.ntv.co.jp/megaten/archive/library/date/03/07/0706.html

でも、そもそもを考えると「ミルク」よりも「バニラミルク」っていうのは、価値が下がるんじゃないか?って思うんですよね。あくまでも個人的な意見ですが。

ミルクアイス>バニラミルクアイス

じゃないですか?笑 好き嫌いもあるから、あまり言えないけども。


過去に飲んできたバニリック・ウイスキー
まー、そんなことはどうでも良くて、実は大事な本編はここから。ウイスキーの味を例えるとき、よく「バニラ」とか「バニリック」っていう言葉が出てくるんです。特にバーボン樽を熟成に使ったスコッチやジャパニーズ。誰も「ミルク」とか「ミルキー」とかなかなか表現してないんですよねー。

余市ウッディ&バニラ
Yoichi woody&vanillic



私の飲んできたボトルを遡ると、「バニリック」と言って最初に思い出されるのがこれ。
このウッディ&バニラは、香りはバニラアイスクリーム、シナモン、コーンフレーク、メープルシロップ、少しフローラルなエッセンスも加わります。口に含むとバニラよりもウッディさが前に出て、乾いた木を思わせます。タンニンっぽい舌触りもグッド。といってもバニラ風味が全体のベースにしっかりとあり、お菓子やアイスクリームを食べている印象。切れ味のよい余韻が、対比としてまた良い。舌の上に残るピリピリとした胡椒みたいな感じはウッディさから来るものかと思われます。
https://d-ksmt.blogspot.com/2018/06/woody.html
あー、懐かしい。余市また行きたいなー・・・。グラス割れちゃったし笑





Great King St. Artist’s Blend by COMPASS BOX
グレートキングストリート アーティストブレンド


香り
芝生、干し草、ハーブ、少しミルキィ
味わい
バニラ、クリーミー、モルティ、フローラル、黄色い花、ちょっぴりスパイシー
余韻
鼻から抜ける心地よいモルト感
なかなか贅沢な一本。500mlと通常のボトルに比べて容量が少ないけれど、4000〜5000円で購入できることを考えると非常にお得。バランス感覚がよく、これはコンパスボックスさんの特徴だと勝手に思っているんですが、バニラ感が非常に上手。上品なバニラ。飲みやすさも抜群でオススメしやすいブレンデッドウイスキーです。

https://d-ksmt.blogspot.com/2019/02/great-king-st-artists-blend-by-compass.html
これまた素敵なブレンデッド・ウイスキーでしたね。ドライで甘い、そんなウイスキーを飲みたいときに是非。





白角
Shirokaku

香り
バニラ、ホワイトオーク、ニス
味わい
まろやかな甘み(どっちかというとビター)、オーキー、かなりわずかなスパイス
余韻
すっきりしていて爽やか
という感じですかね。総じて美味。グレーンウイスキーの感じが、フェイマスグラウスを彷彿させます。ノース・ブリティッシュとか近いかも。それは知多の影響ですが・・・。

https://d-ksmt.blogspot.com/2019/05/shirokaku.html
休売になってしまった素敵な銘柄・白角。角瓶だからって舐めてもらっちゃあ困る。この白角さんは本当に美味しいんだから。白州をベースにしたまろやかでおっとりした性格って言えばいいのかな。販売再開を望む。





まー、他にも色々あるんですがここらで止めておきましょう。


バニラ・バニリックはどこから?
バニラ・バニリックというニュアンスは、前述した通りバーボン樽由来の物が多いようです。特に、ファースト・フィル(1st Fill)のバーボン・バレルでその特徴は顕著に現れるように思います。バーボン・バレルの最大の特徴は樽の内側をバーナーで焦がす、いわゆるチャー(char)を施すこと。アメリカのバーボンには、いろんなルールがもちろんあるわけです。wikipediaによる説明は以下の通り。
・アメリカ合衆国で製造されていること。
・原材料のトウモロコシの含有量は51%以上であること。
・新品の炭化皮膜処理されたオーク樽を製造に用いること
・80%以下の度数で蒸留されていること。
・熟成のために樽に入れる前のアルコール度数は62.5%以下であること。
・製品として瓶詰めする場合のアルコール度数は40%以上であること。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC
この「新品の炭化皮膜処理」というのが「新樽をチャーしたものである」ということ。毎回、バーボンは新樽じゃないとダメ、というこの法律のおかげでアメリカではジャンジャン新樽を作り、その樽をスコットランドやアイルランド、日本は輸入してウイスキーの熟成に使えているということなんです。

オーク樽をチャーしたものに、コーンを主原料とするバーボン・ウイスキーが熟成されます。その後、スコッチ・ウイスキーなどの熟成に使われると、そのウイスキーたちに蜂蜜とかバニラとかといったエッセンスを加えるわけです。なんとも面白い話です。

しかし、みんなが「ミルク」ではなく「バニラ」を感じるというのは、そのエッセンスが植物的な甘美な甘みであり、スパイシーな甘みを感じさせるエッセンスだからでしょう。「バター」や「バター飴」という表現を用いることはありますが、「ミルク」や「ミルキー」と呼べるウイスキーに是非、出会いたいですね。「ミルクチョコレート」とか「ココナッツミルク」っていうのは結構あるんだけどねー。


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2020年3月21日土曜日

Rowan's Creek


Rowan's Creek
ローワンズ・クリーク

ストレート・ケンタッキー・バーボン
50.5%

いつも通り、まずは武川蒸留酒販売さんの説明。
https://mukawa-spirit.com/?pid=104946963
バーズタウンのウィレット蒸留所の跡地で、ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズが手がけるウイスキー。 美しい琥珀色のミディアムボディ。 洋梨、レモン、ハニー、花などのニュアンス。 余韻も長い。

今回はWhiskyではなく、Whiskeyをいただいております。
wikipediaでも紹介されていました。なかなか有名なブランドなんですね。
https://en.wikipedia.org/wiki/Rowan%27s_Creek
このページをgoogle翻訳で訳すと次のようになります。
ローワンズ・クリークは、ケンタッキー州バーズタウンでウィレット蒸留所(Kentucky Bourbon Distillers(KBD)とも呼ばれる)によって生産されたバーボンウイスキーのブランドで、Rowan's Creek蒸留所として事業を行っています。サイトの蒸留所の敷地を流れる小川にちなんで名付けられました。この小川は、1700年代後半から1800年代初頭にケンタッキー州の政治家ジョン・ローワンにちなんで名付けられました。その邸宅は、スティーブン・フォスターの歌「マイ・オールド・ケンタッキーホーム」に影響を与えたと言われています。このブランドは、ウィレットが提供するいくつかの小さなバッチバーボン製品の1つです。 2011年10月現在、ウィレットが製造したベストセラーブランドであり、米国27州で利用できました。
ローワンズクリークは5〜15年熟成した樽から生産され、50.05%alc./volで手で瓶詰めされています。
ジョン・ローワンは、18世紀後半にケンタッキー州バーズタウン周辺に初めて定住しました。ジョンはさらに名誉ある裁判官および政治家として名を上げ、このバーボンは彼の名前がまだ残っている小川にちなんで名付けられました。入り江はまだ石灰岩でろ過された湧水を運んでいます。
ローワンズ・クリークは、2005年と2011年のサンフランシスコワールドスピリッツコンペティションで金賞を受賞しました。
とのこと。ふむふむ。5〜15年熟成の原酒をブレンドしているとは、なかなか年齢層の分厚いウイスキーなんですね。

バーボンについては、語れるほど飲んでおりませんが、このローワンズ・クリークは非常に美味しい。ちなみに、ケンタッキー・バーボン・ディスティラリーズ社は、家族経営だそうです。


ヒリヒリゼスティなパン
香り
バニラ、花、樽、微かにスパイシー


ゼスティ、明るい、麦、パン、甘い

余韻
甘いシロップみたいな感じが残る、ブルーベリーや梅味のガムを噛んだあとみたいな感じ、チャーされた樽

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはスパイシーさが薄れニスみたいな感じが強くなる。味はよりゼスティに。舌がヒリヒリする感じ。でも丸みが付いてより美味い。余韻は短くはなるがパンみたいな感じが強まる。

ということで、全体を通じて「パン」感が強い、主食にできそうな一本かと笑
50.5度という度数を感じさせないミディアムなバーボンですね。素晴らしい。





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2020年3月20日金曜日

広島の県鳥探しは難しい

今日は春分の日。ということで、今日から「春」です。まだ結構肌寒いですが。

先週末、家族で広島の県鳥であるアビを探す旅に。完全に家族は巻き添えにあったわけですが笑

今回で個人的には3回目のチャレンジ。アビが飛来するという呉市の島々に行くため、とびしま海道を渡ってきました。

そもそも、単にアビといってもこのあたりに飛来するアビは、アビ目アビ科のシロエリ
オオハムGavia pacificaがほとんどだそうです。

シロエリオオハム夏羽 wikipediaから
アビは、この地域で以前行われていたというイカリ網代漁のキーになる鳥。この漁については、広島県の説明が詳しいです。

https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/bunkazai/bunkazai-data-106140040.html
アビは,この地方でイカリ鳥という。アラスカ・シベリヤなどの北方に夏繁殖し,冬南下する渡り鳥である。そのころになると日本全国の海上に現れるが瀬戸内海にはことに多く見られる。竹原市の西南方海上豊島付近には毎年2月から4・5月にかけて数百羽が渡来する。イカリ網代漁は,アビに追われて海中深く潜入するイカナゴを好餌(こうじ)として群集するタイやスズキを釣るもので,アビの群游する海面を囲んで数十隻の漁船が円陣を組んで乗り回す。この特異な漁法は,古来祝島・二窓・馬乗・すずめ磯の近海の急流うずを巻く所で行われていたが,昭和60年代前半に消滅した。なお,アビは広島県鳥である。
ということで、広島の文化財であるわけです。


地図で印をつけた島がこの漁の一大拠点であった斎島。この向かいにあたる豊島を中心に今回も探鳥しました。が、結果から言って惨敗。この日は風が強く海も波打っておりました。そんななかうろちょろしながら、探し回ってみましたが、まったく見当たらなかった。もしかしたら、まだ早かったのかな??4月とかのほうがいいんだろうか?? 次回は野鳥の会さんのイベントに参加してみようと思います。個人では限界を感じた笑


ジョビ子
そんな中、出会えたのはジョウビタキPhoenicurus auroreus♀、通称ジョビ子

ジョウビタキ♀

同上
相変わらず可愛らしい鳥です。


ウミウ
海を泳いでいたのはウミウPhalacrocorax capillatus

ウミウ
同上
見るからに美味しそうな魚を、文字通り鵜呑みしておりました。喉がどんだけ拡がるんだ・・・。感服。

ということで、なかなか成果をあげられず。もし詳しい方がいらっしゃったら情報いただきたいです。今後も挑戦はしたいですが、単独で探すのは懲りたかな汗


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2020年3月14日土曜日

Sheep Dip


Sheep Dip
シープ・ディップ

ブレンデッドモルト・スコッチ
40%

羊の治療薬!?
"Sheep Dip"とは「洗羊液」のことで、ウイスキー・マガジンには次のような記事で紹介されています。
http://whiskymag.jp/label_3_1/
かつては、農夫が望ましくない降雨にさらされた大麦から、自家用にウイスキーを蒸溜することは一般的だった。彼らは税金を避けるために、そのスピリッツを羊の病気のための有名な治療薬、「洗羊液(「シープ・ディップ」)」と称した。また、この言葉は一日の重労働の後にパブで飲む、「ビールの次に楽しむ一杯のウイスキー」をも意味していた。

続いて、武川蒸留酒販売さんによる説明。
https://mukawa-spirit.com/?pid=104930967
ピッグスノーズやエジンバラジンをリリースしているスペンサー・フィールド社の製品。
ファースト・フィル樽で熟成させた8年~12年熟成のモルトをブレンドしたブレンデッドモルトで、ホワイト&マッカイのリチャード・パターソン氏が手掛けました。
やわらかくなめらかな味わいが特長です。

Pig's Nose(ピッグス・ノーズ)と言えば、昨年飲んでブログでも書かせてもらったブランド。
https://d-ksmt.blogspot.com/2019/08/pigs-nose.html


昨年の8月に、角島で朝日をバックに撮影したのが上の写真です。懐かしい。ピッグス・ノーズはブレンデッドですが、今回のシープ・ディップはブレンデッドモルト。


16種類のヴァッティング
パッケージによると、シープ・ディップには16種類のシングルモルトが使用されているとのこと。

Jim Murray(ジム・マーレイ)氏の"Whisky Bible 2011"(ウイスキー・バイブル2011)には次のように書かれたそうです。
Young and sprightly like a new-born lamb, a fresh, mouth-watering grassy style with a touch of spice, a cleverly accomplished vatting of alluring complexity.
Google翻訳によると次のような意味になるらしい。
生まれたばかりの子羊のように若くて明るく、スパイスのタッチのある新鮮で食欲をそそる草のようなスタイル、魅力的な複雑さの巧妙に達成されたバッティング。
ピッグス・ノーズもこのウイスキー・バイブル2011のコメントを紹介してましたね。相思相愛ってやつかな?


どんな料理にも合う万能なブレンデッドモルト
香り
爽やか、青々とした草原、麦、果実、アーモンド


モルティ、ウッディ、フルーティ、草、少し塩っぽい感じもある、

余韻
ドライ過ぎずウェットでもない、甘くもなく苦いわけでもない、少しピリッと舌に残る、全体的にはウッディ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは少し硫黄っぽいニュアンスが出てくる、味はカカオ感が出てくるがやはりウッディ。塩っぽい感じは口の中のヌルッとした感覚になり味わいとしては落ち着く。後味もさっぱりになる。

総じてバランスが良く非常にクオリティが高い。3,000円代という価格を考えるとコスパも良い。今日は「門司港風の焼きカレー」なるものを嫁さんが作ってくれて、シープ・ディップを飲みながら食べていたけど、これまた合う。非常に万能。バランスが良いし、爽やかなウッディ・モルティなウイスキーなので、どんな料理にも合うと思われる。食中酒にもってこいです。




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2020年3月10日火曜日

ヒシクイ

ヒシクイ
ヒシクイ Anser fabalis
全長85-95cm

さて、クロガモに続きライファーをゲットできたのはヒシクイというガンです。クロガモと同じカモ目カモ科に属します。(カモ科って幅広いなー。ちなみにハクチョウもカモ科です)

ヒシクイがきているという情報を得て、夕方行ってみたわけで。勘でしか無いのですが、なんとなく「海側にいる」という気がして河口近くの砂浜になっているあたりを調べてみることに。スズガモやホシハジロ、キンクロハジロといった海ガモが多く、淡水ガモを合わせると300羽は簡単に超えるほどのカモたちが眠たそうにしている水面を1羽1羽みて行ったときに、捜索開始からおよそ10分ほどでしたか、明らかに身体が大きい鳥を発見。思わず「見つけた!」って小声で言ってしまいました笑

ヒシクイは思った通り、砂浜近くの、本当に割と近くの水面で浮いていました。おかげで非常に近いところで観察させてもらえました。

同上
同上
西陽が強くてこんな感じの写真になりました。ネットで調べてみると、亜種オオヒシクイA. f. middendorfiではないか、との意見がみられましたがどうでしょうか?亜種ヒシクイA. f. serrirostrisかともいろいろ考察してみましたが、よく分からず。御眠だったということもあり、首の長さとか分からんかったなー。こちらもまた飛び立つ前に観に行ってみようかな。。。継続して来てくれるといいですねー。


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2020年3月9日月曜日

クロガモ

クロガモの群れ
クロガモ Melanitta americana
全長48cm

昨日はライファーゲットに向け、ちょこちょこと出かけたわけですが、いただいた情報通りにサクサクっとゲットすることができました。改めて「情報」ってすごい!

去年の12月ごろからクロガモの群れが飛来しているという河口へ。天気は良かったのですが風が強い日でした。川辺なので余計に。車を降りて河口へ向けて歩いていくと、望遠鏡を覗き込み鳥を探している女性を発見。

絶対に「日本野鳥の会」の人だと思い声をかけてみると、やはりそうでした。そしてお目当てはクロガモ。「私もクロガモを探しに来たんです」と話すと、群れが泳いでいる場所を教えてくださいました。本当にお世話になりました!ありがとうございます。

なかなか遠かったのですが、しばらく見ているとちょっと飛んで近づいてきてくれました。が、なかなか遠かった汗

20羽ほどの群れで行動をしていたのですが、♂は3羽ほどしかいらっしゃらず、ほとんどが♀でした。♀の中にも嘴が黄色い個体もいて興味深かった。


写真の左端が♂。それ以外は♀です。♂は全身真っ黒で嘴の上部分のみ黄色。♀は褐色ですが、頬のあたりが白っぽい。けれどもこの白っぽいのが淡いグレーで、なんというかやさしい色合いで可愛いんです。




距離が遠かったのと若干の曇り空で写真が暗い汗

観ていて面白かったのは、20羽ほどの群れが一瞬で消えてしまうこと。というのも潜水カモ、または海カモと言われる部類のカモなので潜水して採餌するわけですが、一斉に潜ります。キンクロハジロやホシハジロ、アイサ類などは1羽ごとに好きなタイミングで潜りますが、このクロガモは一斉に潜ってぽこぽこっと海面に出てくる。といった行動を繰り返していて、気付いたら誰もいない!ってことがしょっちゅう。少し待っているとみんな出てきます。この行動は本当に観ていて面白かった。

そろそろ北へ渡ってしまうかもしれないので、見られるのはもうしばらくの間でしょうが、もう少し近くでのんびり見られないか、また挑戦してみたいと思います。

昨日は情報と鳥運に恵まれ、なんともう1種類ライファーをゲットできたわけですが、それはまた別の記事で書かせてもらいます。

ではでは。


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