2020年3月14日土曜日

Sheep Dip


Sheep Dip
シープ・ディップ

ブレンデッドモルト・スコッチ
40%

羊の治療薬!?
"Sheep Dip"とは「洗羊液」のことで、ウイスキー・マガジンには次のような記事で紹介されています。
http://whiskymag.jp/label_3_1/
かつては、農夫が望ましくない降雨にさらされた大麦から、自家用にウイスキーを蒸溜することは一般的だった。彼らは税金を避けるために、そのスピリッツを羊の病気のための有名な治療薬、「洗羊液(「シープ・ディップ」)」と称した。また、この言葉は一日の重労働の後にパブで飲む、「ビールの次に楽しむ一杯のウイスキー」をも意味していた。

続いて、武川蒸留酒販売さんによる説明。
https://mukawa-spirit.com/?pid=104930967
ピッグスノーズやエジンバラジンをリリースしているスペンサー・フィールド社の製品。
ファースト・フィル樽で熟成させた8年~12年熟成のモルトをブレンドしたブレンデッドモルトで、ホワイト&マッカイのリチャード・パターソン氏が手掛けました。
やわらかくなめらかな味わいが特長です。

Pig's Nose(ピッグス・ノーズ)と言えば、昨年飲んでブログでも書かせてもらったブランド。
https://d-ksmt.blogspot.com/2019/08/pigs-nose.html


昨年の8月に、角島で朝日をバックに撮影したのが上の写真です。懐かしい。ピッグス・ノーズはブレンデッドですが、今回のシープ・ディップはブレンデッドモルト。


16種類のヴァッティング
パッケージによると、シープ・ディップには16種類のシングルモルトが使用されているとのこと。

Jim Murray(ジム・マーレイ)氏の"Whisky Bible 2011"(ウイスキー・バイブル2011)には次のように書かれたそうです。
Young and sprightly like a new-born lamb, a fresh, mouth-watering grassy style with a touch of spice, a cleverly accomplished vatting of alluring complexity.
Google翻訳によると次のような意味になるらしい。
生まれたばかりの子羊のように若くて明るく、スパイスのタッチのある新鮮で食欲をそそる草のようなスタイル、魅力的な複雑さの巧妙に達成されたバッティング。
ピッグス・ノーズもこのウイスキー・バイブル2011のコメントを紹介してましたね。相思相愛ってやつかな?


どんな料理にも合う万能なブレンデッドモルト
香り
爽やか、青々とした草原、麦、果実、アーモンド


モルティ、ウッディ、フルーティ、草、少し塩っぽい感じもある、

余韻
ドライ過ぎずウェットでもない、甘くもなく苦いわけでもない、少しピリッと舌に残る、全体的にはウッディ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは少し硫黄っぽいニュアンスが出てくる、味はカカオ感が出てくるがやはりウッディ。塩っぽい感じは口の中のヌルッとした感覚になり味わいとしては落ち着く。後味もさっぱりになる。

総じてバランスが良く非常にクオリティが高い。3,000円代という価格を考えるとコスパも良い。今日は「門司港風の焼きカレー」なるものを嫁さんが作ってくれて、シープ・ディップを飲みながら食べていたけど、これまた合う。非常に万能。バランスが良いし、爽やかなウッディ・モルティなウイスキーなので、どんな料理にも合うと思われる。食中酒にもってこいです。




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