Caballus Dalrymple Aged 7 Years 2011
カバリュス ダルリンプル 7年 2011
ブレンデッドモルト・スコッチ
蒸溜:2011年
瓶詰:2018年
樽種:バーボンバレル
カスクNo.801555
カスクストレングス
59.9%
武川蒸留酒販売さんによる説明。
https://mukawa-spirit.com/?pid=140288274
「カバリュス」は、お酒と共に昔から人類と密接な関係のある“馬(学名: エクウス・カバリュス)”のように力強く躍動感ある様々な表情を見せる ウイスキーをボトルに詰めたシリーズです。
ダルリンプルはローランドのガーヴァン蒸溜所と同じ敷地内に2007年に設立されたある蒸溜所のモルトウイスキーをメインに使用したティースプーンモルト※で、ラベルの二頭の馬のように、兄弟蒸溜所のふたつのシングルモルトが寄り添っています。
バーボンバレルの7年熟成で、カスクストレングスボトリング。香りは、洋梨の 柔らかなトーンから徐々に蜂蜜、バニラクリームに変化し、胚芽クラッカー、 ミントがアクセントに加わります。味はオイリーで、蜂蜜レモン、バニラシロップの 甘みにペッパー、ナツメグのアクセント。フィニッシュにモルトの甘みが現れます。
日本での流通がほとんどないローランドのモルトウイスキーを99.9%使用した珍しい ティースプーンモルト。
<テイスティングノート>
香り:洋梨、蜂蜜、バニラクリーム、胚芽クラッカー、ミント
味:オイリー、蜂蜜レモン、バニラシロップ、ぺッパー、ナツメグ、モルトの甘み
※ティースプーンモルト:あるシングルモルトに他のシングルモルトをティースプーン1杯分加えた、ブレンデッドモルトで、99.99…%シングルモルトです。馬の学名ってエクウス・カバリュス(Equus ferus caballus)っていうんですね!初めて知りました。Wikipediaによると、野生の馬Wild Horse(Equus ferus)の亜種だそうです。へー、亜種なんだ。
メーカーはウィスク・イー社。ウィスク・イー社のオリジナルボトリングって結構あるんですね。こちらも初めて知りました。https://whisk-e.co.jp/product_types/whisk-e/
オーシャンズ・シリーズとかは有名ですね。ウィスク・イー社のボトリングだったのか。なるほど。お魚のボトルデザインが印象的なやつです。
ティースプーンモルト
さて、今回のカバリュス・ダルリンプル7年 2011ですが、「ブレンデッドモルト」と表記されていますが武川蒸留酒販売さんの説明の通り「ティースプーンモルト」というウイスキーです。シングルモルトに、スプーン1杯別のシングルモルトをブレンドした、99.99%シングルモルトというもの。昨日も書きましたが、なんでこんなことをしないと行けないのかは謎です笑 大人の事情ということにしておきましょう。
このカバリュス・ダルリンプル7年 2011は、「ローランドのガーヴァン蒸留所敷地内に2007年に設立された」ということで間違いなくアイルサ・ベイ(Ailsa Bay)蒸留所のシングルモルトであります。「兄弟蒸留所の二つのモルト」っていうのは、ガーヴァン蒸留所のオーナーはウィリアム・グラント&サンズ(William Grant & Sons)ですので、同グループの所有するシングルモルト蒸留所グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィのうちのどれかということになるでしょう。
まー、どれが含まれているにしろ、99.99%はアイルサ・ベイということで間違いなさそうです。なんというか、非常に周りくどいですね汗
カスクストレングスで59.9%という度数があることに今日初めて気付きました汗 7年という若さを感じさせない円熟感があるのでさらさらと飲んでしまえるんですが・・・。このせいで昨日酔っ払ったのかな笑
オイリーで肉料理に合うウイスキー
香り
フルーティ、酸味の強い青りんご、蜂蜜、清涼感
味
ウッド、蜂蜜、レモン水、少し重たい油、胡椒
余韻
胡椒、ウッド、モルト、少し長め
ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは蜂蜜レモン感が増す。味はウッドが強くなるのと胡椒のピリピリ感も強調される。余韻は短くなりスッキリ。
総じて「オイリー」な印象が結構強く残る。料理としては肉料理に合いそう。おでんの牛すじとかとめっちゃ合うと思う。ウイスキー自体が「ミーティー」なわけではないんですがね。ペッパーやレモンのニュアンスも肉に合うかな。蜂蜜感が吉と出るか凶と出るか。
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