Old Parr Aged 18 Years
オールド・パー18年
スコッチ・ブレンデッド
40%
輸入:MHD モエ ヘネシー ディアジオ
毎年、息子の誕生日にはクラガンモア(関連のボトル)を飲むということで。
今年はクラガンモアがキーモルトに使用されているオールドパーで誕生日をお祝いしました。
早いものでもう8歳。小学2年生。最近は野球に夢中になり、どうも地元の野球部に入部する方向です。
流石にパー爺さんほど長生きしろとは言いませんが(享年152歳)、健康で一生をまっとうしてほしいなと。
そんなことを思いながら、パー爺さんの銘酒をいただいております。乾杯。
製造元はMacdonald Greenlees Distillers(マクドナルド・グリンリース・ディスティラー社)で、ディアジオ社系列です。152歳まで生きたトーマス・パーの名声にあやかり命名されたブレンド。
ブランドの誕生は1871年、エアシャー出身のジェームズとサミュエルのグリーンリース兄弟によって設立されたのグリーンリースブラザーズ社から。
1873年、日本の岩倉具視使節団が持ち帰ったウイスキーとしても有名。
その後、吉田茂や田中角栄元首相のお気に入りだったこともよく知られていますね。
グリーンリースブラザーズ社は、その後アレクサンダー&マクドナルド社に吸収合併され、1925年にDCL社(現ディアジオ)の傘下に。
角型のボトルはグリーンリース兄弟のアイデアで、ひび割れ模様は「クラックルパターン」と呼ばれる19世紀の陶器ボトルをイメージしたものだそうです。
ラベルのトーマス・パーの肖像画は17世紀の巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスによるものなんだとか。
何かと歴史が詰まったデザインなんですね。
キーモルトは、クラガンモア、グレンダランなど。
香り
イチジク、カシューナッツ、レモン、バニラ
味
ハチミツ、穏やかなモルト、ウッディ、少しクリーミー、蒸気
余韻
非常に長い、物静か、穏やかで柔らかい、少しアルコール感
ドロップ・アップ(1滴加水)
紅茶みたいな香り。少し渋みが出てくる。口にするとバターみたい。蒸気が舞い上がって煙ったくなる。これはこれで面白い。
レーダーチャート
得点 85点
とてもバランスよくて飲みやすいブレンデッドであることは間違いないと思います。が、あまり印象的な要素がなく・・・。という理由での得点です。
18年ものにしては「アルコール感」が感じられて、そこは減点対象かなと。
でもやんわりお爺さんの話を聞きながら飲みたい夜にはもってこいです。
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