倉敷市水島Bar Takemotoさんにて。
久しぶりにお邪魔したBar Takemotoさんで、色々贅沢なものを飲ませていただきました。
まずは、Dewar'sの飲み比べ。ブレンデッドの話で意気投合しまして。こんなものがあるよってことで出していただいたわけです。が、これまためちゃくちゃうまい。
(左)
Dewar's Aged 25 Years
デュワーズ25年
スコッチ・ブレンデッド
40%
(右)
Dewar's Double Double Aged For Ultimate Smoothness Aged 21 Years
デュワーズ ダブルダブル21年
スコッチ・ブレンデッド
46%
デュワーズは、スコッチ出荷ランキングで第7位(※2021年実績)を誇る老舗のブレンデッド・スコッチ。John Dewar's & Sons(ジョン・デュワーズ&サンズ)社が製造元で、現在の所有者はBacaldi(バカルディ)社。
創業者ジョン・デュワーは、ラベルを貼ったボトルにウイスキーを詰めて販売した初めての人物だそうです。1846年創業。
デュワーズの名声をロンドンで不動のものにしたのは、彼の息子トーマス。
1891年、アメリカの「鉄鋼王」アンドリュー・カーネギー氏が「アメリカ大統領にデュワーズの樽を届けて欲しい」という内容の手紙を送ってきたことがきっかけとなり、「ホワイトハウスには、デュワーズの樽が常備されている」と後々噂されるように。
1896年、アバフェルディ蒸留所建設。
1906年、デュワーズ・ホワイトラベル誕生。禁酒法解禁後のアメリカで大ブーム。
1915年、ジェームズ・ブキャナン社と合併。
1925年、DCL社傘下に。
1998年、バカルディ社により買収。
原酒として使われているモルト蒸留所は、現在バカルディ傘下のアバフェルディ(南ハイランド)やオルトモア(スペイサイド)、ロイヤルブラックラ(北ハイランド)、クライゲラキ(スペイサイド)他。
「ダブルダブルシリーズ」は、アメリカで開催されるインターナショナル・ウイスキー・コンペティション2019年、2020年の2年連続で「最優秀マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」に選出されたステファニー・マクラウド氏が手掛けたシリーズ。
手間と時間を惜しまない4段階熟成プロセスで、デュワーズ史上最高峰のなめらかな味わいに仕上げているそうです。
こちらがオフィシャルサイト。
4段階熟成プロセスについて詳しくは説明されていませんが、その工程を経て最終的にオロロソ・シェリー樽で熟成させているようです。だいぶ端折ってすいません笑
飲み比べて見ると、25年は非常にバランスの良い一本です。が、ダブルダブル21年の方が、より濃厚でありコクのようなものを感じる、贅沢な一本だと思いました。
さすがはアメリカでNo.1シェアのスコッチです。
ホワイト・ヘザー15年
スコッチ・ブレンデッド
グレンアラヒー・ディスティラーズ
46%
かの有名なビリー・ウォーカー氏が復活させたグレンアラヒー蒸留所。そのグレンアラヒーから出されているブレンデッド。
12年熟成のグレーン原酒とハイランド、スペイサイド(グレンアラヒー含む)、アイラの3つの地域のモルト原酒をブレンドした後、ペドロヒメネス・シェリーパンチョン、オロロソ・シェリーパンチョン、アメリカン・ヴァージンオーク樽で3年追熟。それらをブレンドしてつくられたブレンデッドウイスキーだそうです。
モルト含有率が高いのか、なかなかしっかりとしたボディ感と香りの立つ一本です。穏やかなスモーク感も素敵。
Special Suntory Blended Whisky "ERIKA 50th Anniversary"
スペシャル・サントリー・ブレンデッド・ウイスキー「絵里香50周年記念」
ジャパニーズ・ブレンデッド
43%
バー絵里香さんは、東京都中央区銀座にある老舗バー。1968年創業。2018年の創業50周年記念で作られたサントリーのスペシャルブレンデッド。とんでもないね汗
飲んでみると、複雑な味わいなんですがミズナラとパンチョンが個人的には強く印象に残るブレンデッドでした。シングルモルトで言うと、山崎が本当に色濃いと思います。間違ってたらすいません汗
それでは皆さん、良い夜を。
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