2021年6月30日水曜日

ジャパニーズクラフトウイスキーについて

数年前からのクラフト蒸留所ブームで、日本でもウイスキーの蒸留所が次々に増えています。

そんな昨今、ジャパニーズ・ウイスキーに関する定義が定められたのは記憶にも新しいことです。日本洋酒酒造組合によると以下のような内容です。
原材料 
原材料は、麦芽、穀類、日本国内で採水された水に限ること。
なお、麦芽は必ず使用しなければならない。
製 法
製造 
糖化、発酵、蒸留は、日本国内の蒸留所で行うこと。
なお、蒸留の際の留出時のアルコール分は 95 度未満とする。
貯蔵
内容量 700 リットル以下の木製樽に詰め、当該詰めた日の翌日から起算して 3 年以上日本国内において貯蔵すること。
瓶詰
日本国内において容器詰めし、充填時のアルコール分は 40 度以上であること。
その他
色調の微調整のためのカラメルの使用を認める。
ということで、スコッチの法律をなぞった形で作成されています。というか、ほぼほぼスコッチの日本版ですね。個人的にはカラメル色素使用は、「1類」に限るとか名言してほしかったところですが。

と言ってもまだまだ法律には至っておらず、組合に参加している企業にのみ義務付けられているようで。これからって感じではあるみたいですね。

ちなみに、組合に参加している企業の一覧はこちら。

さて、そんなジャパニーズ・ウイスキーの中でもクラフト・ウイスキーが続々と世にリリースされています。今日はそんな中で、私が運よく飲むことができたものを、感想程度のテイスティングコメントも添えて紹介してみたいと思います。


静岡プロローグW
http://www.gaiaflow.co.jp/blog/shizuoka-distillery/12325

2020年12月にリリースされたプロローグKの続編としてガイアフロー静岡蒸留所から今月リリースされた一品。薪直火蒸留というとてもユニークなウイスキー。バーボン樽やアメリカンオーク樽で貯蔵された原酒をヴァッティングしているそうです。

「薪直火蒸留」という強烈な先入観のせいかもしれませんが、「薪木の燃える感じ」が実際にすごく感じられる飲み口。おそらくは意図的にそういった味わいにしているのだと思いますが。そして、バニリンを少し感じるオーキーさとスモークさ。

5000本限定、かつ日本市場限定、希望小売価格9,000円弱でしたが、ネットで見たところ早くも大変な値段になっております・・・。



津貫 THE FIRST
本坊酒造によって、2016年から稼働している鹿児島県のマルス津貫蒸留所。本坊酒造はマルス信州蒸留所でも有名。そんなマルス津貫蒸留所からの第1弾ウイスキーとしてリリースされたのが、このTHE FIRSTです。

https://www.hombo.co.jp/item/whisky_brandy/mars_singlemalt_tsuniki_the_first/

鹿児島県の南部に位置する蒸留所ですが、盆地で温度差が大きい地域で、冬には雪も降るのだとか。にわかには信じがたい笑

バーボン樽主体のこのTHE FIRSTですが、「輝きのある琥珀色は重ねた月日以上の成熟を映し出し、バニラやメープルシロップのような濃厚かつ上品な甘い香りに、バナナクレープなどを連想させる原酒由来のフルーティーさが奥行きを与えています。口に含むと飲みごたえのある重厚な味わい、ふくよかな余韻が長く続き、マルスウイスキーのさらなる可能性を感じさせてくれます。」とオフィシャルサイトでは紹介されています。

個人的にはパイナップル、スパイシーと言った印象を受けました。まだまだ力強さや重厚感は弱いと思いますが、今後歳月を費やしていけば間違いなく素晴らしい銘柄になること間違いなしです。要チェック。



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

シングルモルト津貫 THE FIRST 59度 700ml (専用BOX入)
価格:25800円(税込、送料別) (2021/6/30時点)



三郎丸0 THE FOOL
富山県の若鶴酒造さんが2020年11月にリリースしたウイスキー。ユニークなのは、50ppmのヘビリー・ピート麦芽でのウイスキー作りにこだわっている点。そして、飛騨高地にある烏帽子岳が水源地である庄川の水を仕込み水としている点。水ってやはり大事ですよね。

https://www.wakatsuru.co.jp/saburomaru/products/saburomaru.php

ヘビリー・ピート麦芽でのウイスキー作りにこだわっている点。そして、飛騨高地にある烏帽子岳が水源地である庄川の水を仕込み水としている点。水ってやはり大事ですよね。

ちなみに三郎丸0 THE FOOLカスクストレングスはサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2021」にてダブルゴールド(最高金賞)を受賞しています。

カスクストレングスではないTHE FOOLを飲みましたが、ピート、バニラ、フローラルがかなり印象的でバランスも良い1本でした。ただ、まだエイジングの浅さは拭いきれない感じですかね。

ひとまず今日はここまで。疲れたので笑
また後日、他にもテイスティングしたジャパニーズがありますので紹介します。

あ、最後に明日7月1日はついに、我らが広島県廿日市市のサクラオブルワリー&ディスティラリーからシングルモルトが発売される日です。

蒸留所のある桜尾で貯蔵された「桜尾」と、安芸太田町戸河内の旧JRトンネルで貯蔵された「戸河内」の2種類がリリースされます。

これらのテイスティングに関しても後日書いていこうと思います。それでは。



D:KSMT(Daisuke Kusumoto)のブログ、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

D:KSMT official web site
https://kusumo10dice.wixsite.com/d-ksmt

2021年6月28日月曜日

昨日は配信ライブでした


なかなか天気予報が安定しない梅雨ど真ん中。皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、昨日は小方祐馬配信ライブvol.6にギターで参加させてもらいました。

この配信ライブは、メンバー各々がそれぞれの家で同期演奏をして、リアルタイムでYOUTUBE配信を行うという企画で、なかなかハードなのです笑

参加させてもらうのは今回で3度目。今回は新しい試みとしてアコースティックギターに加えて、エレキギターも最後2曲弾かせてもらいました。

「終着駅」「なつみかん」の2曲で、以前から大好きなロックナンバー。普段家で眠っているVOXの30Wアンプが活躍できる数少ない機会ですので、存分に楽しませてもらいました笑

エレキギターを人前で演奏したのは、小方祐馬(プレパラート)で湯来町ホタル祭りに参加した2017年7月1日以来。



写真は当時の様子。自分も含めて、みんな若いなー笑
少しずつしっかり歳はとっているようです。でも歳をとったと言っても、あんまりやっていることは変わってないですがね・・・。

そういえば、小方祐馬(プレパラート)の3rdフルアルバム『蝶の旅』が昨年12月に発売されていたのを今、思い出しました汗

お求めはこちらから

01.intro-廃墟より (#音楽で呼吸する)
02.ヒライス
03.散歩コース
04.風と未来 piano ver
05.月夜に唄えば (#音楽で呼吸する)
06.無音遊具
07.あの夜へ
08.残された人々
09.カルストを行く (#音楽で呼吸する)
10.海の記憶
11.夕凪
12.青の蝶 (#音楽で呼吸する)
13.ハル
14.光と感謝
15.オカリナの心 (#音楽で呼吸する)
16.Home
17.ending-蝶の旅~川は海へ

とたっぷり17曲。特に彼自身、結婚してお子さんも生まれてといった大きな変化がある中でより温かく優しい曲調が増えているように思います。(#音楽で呼吸する)と言うのは、彼がやっていた毎週連続で1曲作成してSNSにアップするというストイックな企画から生まれた楽曲です。ほんまにストイックやなー笑

それでは今日はこの辺で。


D:KSMT(Daisuke Kusumoto)のブログ、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

D:KSMT official web site
https://kusumo10dice.wixsite.com/d-ksmt

2021年6月27日日曜日

Eagle Rare Single Barrel Aged 10 Years


Eagle Rare Single Barrel
Aged 10 Years 

イーグル・レア シングル・バレル 10年 

アメリカン・ケンタッキー・ストレート・バーボン
シングル・バレル
45%
輸入:国分グループ本社


日本仕様に製造された特徴品のボトル
まずは武川蒸留酒販売さんによる説明。
本場ケンタッキーの風土でじっくりと熟成されたプレミアム・シングルバレル・バーボンウイスキー。  
アメリカの国鳥である「鷲(イーグル)」と「稀な・特別な」という意味の「RARE(レア)」を商品名に冠したバーボンが日本に上陸。壜も特別に日本仕様で製造された特注品。厳選された10年貯蔵の樽を一樽ごと丁寧に手作業でボトリングしました。

明るい蜂蜜、あるいは黄金の色調をもつ、純粋で完璧なブロンド色。軽い穀物の香りに続き、蜂蜜を少し焦がしたパンの香り、タバコ葉の香り等が一気に加速し、熟れたバナナのような香りへと進化します。表面的ではなく、複雑な力強い香りが内在するバーボンです。穀物やマイルドなオーク樹脂のようなドライな味わいに加え、はっきりとした甘くオイリーな黒ブドウのレーズン、アーモンドキャンディー、最後にはコーンの甘さによる情熱的で官能的な余韻が長く続きます。
武川蒸留酒販売さんの説明を読むだけでもその特別感が窺えます。10年もののバーボンを飲むと言うのも私にとっては珍しいことでして。これまでI.W.ハーパーの12年とか飲んだことがありますが、年月を重ねた重厚感や角の取れた感じがやはり素敵です。やはり費やした年月には勝てないと思う今日この頃。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

IWハーパー 12年 43度 箱付 750ml 正規
価格:5478円(税込、送料別) (2021/6/27時点)



高尚で独特の味わい


そしてこちらがイーグル・レアのオフィシャルサイト。
Eagle Rare Kentucky Straight Bourbon Whiskey is masterfully crafted and carefully aged for no less than ten years. The rareness of this great breed of bourbon is evident in its complex aroma, as well as the smooth and lingering taste. Eagle Rare is a bourbon that lives up to its name with its lofty, distinctive taste experience.

Tasting Notes
Nose: Complex aromas of toffee, hints of orange peel, herbs, honey, leather and oak.

Taste: Bold, dry, oaky flavors with notes of candied almonds and very rich cocoa.

Finish: Dry and lingering.

“Easily one of the most tactile yet assertive and expressive bourbons I’ve tasted in the last two years; fasten your seatbelts.”

-Paul Pacult, The Spirit Journal

イーグル・レア・ケンタッキー・ストレート・バーボン・ウイスキーは、巧みに作られ、10年以上にわたって慎重に熟成されています。この素晴らしいバーボンの希少性は、その複雑な香りと、滑らかで余韻の長い味わいから明らかです。イーグル・レアは、その名に恥じない高尚で独特の味わいのバーボンです。

テイスティングノート
ノーズ:タフィーの複雑なアロマ、オレンジピール、ハーブ、ハチミツ、レザー、オークの含み。

味わい:アーモンドの砂糖漬けと非常に濃厚なココアのノートが付いた、大胆でドライなオークのフレーバー。

仕上げ:ドライで長い。

「過去2年間で私が味わった中で、最も触覚的でありながら断定的で表現力豊かなバーボンの1つです。シートベルトを締めてください。」-ポール・パカルト、スピリットジャーナル
ポール・パカルト氏の「シートベルトを締めてください」ってのはどういう意味なんでしょうか?笑


アメリカ合衆国の国鳥・ハクトウワシ

wikipediaから

ハクトウワシHaliaeetus leucocephalus(英名Bald Eagle)は、アメリカ合衆国の国鳥に指定されています。北アメリカ大陸に分布している大型のワシで、wikipediaによるとアイルランドや日本でも観察記録がある鳥です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%AF%E3%82%B7

ちなみに日本で記録されたのは2001年7月に南千島、国後島で幼鳥1羽が観察されたのが最初で、2020年・2021年は2年連続で記録があるみたいです。
https://mainichi.jp/articles/20210207/k00/00m/040/107000c

上の写真(wikipediaから引用)は成鳥の写真ですが、2020年・2021年の記録は成鳥だそうで、ぜひ見に行ってみたいものです。

近年は保護活動も功を奏し、個体数が非常に多くなっているそうです。その勢いでもっと日本に渡ってくる個体数も増えてくれるとありがたいですね。



バッファロー・トーレス蒸留所
さてウイスキーの話に戻りますと、イーグル・レアはバッファロー・トーレス蒸留所で作られている銘柄の一つです。こちらがバッファロー・トーレスのオフィシャルサイト内でイーグル・レアが紹介されているページ(少しややこしい話になってしまった汗)

イーグル・レアの輝かしい受賞歴が紹介されていました。
2020 Silver Medal - San Francisco World Spirits Competition
2019 Silver Medal - New York World Spirits Competition
2019 Best in Class/Gold Outstanding Whiskies of the World
2019 Silver Medal - North American Bourbon & Whiskey Competition
2019 "Best of Category" - Los Angeles International Spirits Competition
2019 Gold Medal - American Whiskey Masters
2019 Best of Category, 93 points - Los Angeles International Spirits Competition
2019 - 93 points - Ultimate Spirits Challenge
2019 Silver Medal - International Spirits Challenge
2019 Gold Medal - San Francisco World Spirits Competition
「バッファローがハクトウワシを作っている」って認識で間違いないですね。
ちなみにバッファロー・トーレスは以前からもちろん知っている有名な銘柄ですが、いまだに飲んだことがない。近々飲んでみたいと思います。



いかつくてかっこいいボトルです。


複雑な香りや渋み、10年の円やかさとドライ


香り
ほうじ茶、糖蜜、麦、樽、バター、柑橘、ハーブ、クレームブリュレ

甘い、程よいスパイス、円やか、ドライ、軽やか、樽、心落ち着く牧草地、ハニーミルク

余韻
長くてドライ、べっこう飴、蜂蜜、しょうが

ドロップ・アップ(1滴加水)
穏やかで甘さが増す。ドライな印象は少し薄れてベタっと舌の上に残る感じに。これもこれで美味。






D:KSMT(Daisuke Kusumoto)のブログ、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

D:KSMT official web site
https://kusumo10dice.wixsite.com/d-ksmt

2021年6月23日水曜日

Peat's Beast Batch Strength Pedro Ximenez Sherry Wood Finish


Peat's Beast Batch Strength
Pedro Ximenez Sherry Wood Finish
ピーツ・ビースト バッチ・ストレングス
ペドロ・ヒメネス・シェリー・ウッド・フィニッシュ

スコッチ・シングルモルト
54.1%
アンチルフィルタード
輸入:ウィック

こちらがピーツ・ビーストのオフィシャルサイト。こちらもクセが強い笑

そして、ピーツ・ビーストのメーカーであるFox Fitzgerald(フォックス・フィッツジェラルド)のオフィシャルサイト。こちらもまたまたクセが強い笑


Rest & Be Thankful.
フォックス・フィッツジェラルド社は、スミスとジョージが2010年に創業した会社。
インディペンデント・ボトラーズとして、"Rest & Be Thankful."(レスト&ビー サンクフル)というシリーズも展開しています。こちらは、シングルカスクをノンチル、ノンカラーリング、そしてカスクストレングス(加水なし)で提供してくれているシリーズ。

こちらがそのオフィシャルサイトですが、なかなか興味深い。マッカランやブルイックラディ、ハイランドパーク・・・涎が垂れますね笑


最初に作ったブランド"Peat's Beast"
フォックス・フィッツジェラルド社が最初に作ったブランドがこのピーツ・ビースト。2011年のことだそうです。蒸留所名は明かされていませんが、アイラ島であることは公表されています。

前回、Peat's Beastを飲んだのは2019年5月のこと。

この頃の私は、まさにピートを求める野獣そのものでした。衝動買い以外の何者でもなかった笑

しかし、なかなか素敵な出会いだったことを覚えています。当時飲んだのはシリーズのレギュラーなボトルで、そのレモンを思わせるモルトに「ラフロイグだろう!」って勝手に思い込むほどでした。今でもそう思っている節はあります笑

しかし、今回飲んでいるのはそんなピーツ・ビーストのペドロ・ヒメネス・シェリー・ウッド・フィニッシュ。これが、ただただピートやヨード臭が強いだけでなく、奥行きがあり余韻も長い素敵なウイスキーなわけです。


ペドロ・ヒメネスとは?
シェリー酒の一つであるペドロ・ヒメネスは、濃いマホガニー色で干しぶどうが持つ深い香りが特徴。ソフトでビロードのような口当たり。豊かで力強く、完璧なバランス。ペドロ・ヒメネス種のぶどうを天日に干して干しぶどう状にしたものから造られるそうです。(http://www.sherry-japan.com/taste1.htmlから引用)

wikipediaから

干し葡萄状にしてから酒を作るというあたりに特徴を感じます。あまりシェリー酒のことは詳しく分かりませんが・・・。

そんなペドロ・ヒメネス樽で9カ月間、後熟を施したカスクストレングスなシングルモルト、というのがこのピーツ・ビースト バッチ・ストレングス ペドロ・ヒメネスであります(名前が長すぎる・・・)。



強烈、スモークそしてゼスティ。
嗅いでられない汗
香り
強烈でずっと嗅いでいるのが辛い、スモーキー、ヨード、海藻、レモン、柑橘、干し葡萄、タンニン、コーヒー

ぶどうの甘味、タンニンの苦味、ピート、スモーク、焚き火、酸味、舌の上でヒリヒリ、樽

余韻
ゼスティでヒリヒリしながら長い、干し葡萄がヒリヒリしながら軽やかに続く、ドライ、爽やかな甘味

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはまだまだずっと嗅いでいるのは辛いほど強烈、スモーキーであまり変化なし。強いて言うとタンニンっぽさは薄れる。口に含むとスモーキーさとゼスティさが全面を支配し、甘さや爽やかさが少なくなる。ヒリヒリ感が強まる。余韻は短く切り刻まれたような印象になる。

非常に面白い。いろんな側面を見せてくれる美酒。余韻がもっと長くなると、さらに楽しめるウイスキーだと思われる。それにはやはり熟成期間が必要なのか?な?

2021年6月21日月曜日

次の日曜日は配信ライブです

汗ばむ陽気、というか今日は夏至。そうです、今日から夏ですね。

最近、息子とスポーツをする機会が増えております。6歳。
野球をやったり、相撲をとったり。昨日、柔道の技を2、3教えたら今朝起きたらいきなり大内刈りをかけられました笑

さて、久しぶりに音楽配信ライブの告知です。
6月27日(日)15:00〜 YOUTUBEにて、以前も参加した小方祐馬(プレパラート)にギターで参加します。今回は、これまでと違った挑戦もする予定なので乞うご期待。


毎月、配信ライブを行っていますが、私が参加するのは3月以来。


ちなみにこちらが3月の内容。配信ライブって独特の緊張感と距離感があります。パンデミックの影響から、まだまだお客さんを入れてのライブというのが出来ないので、できる範囲で模索し続けているというのが現状。

少しずつこの形も整ってきているようにも感じるので、落ち着いた、かつエネルギッシュな演奏をお届けできればと思っております。(小方くんの趣旨とは違うかもしれませんが笑)

URLなどまた新しい情報があればこちらでも紹介させていただきます。よろしくお願いします。それでは。


D:KSMT(Daisuke Kusumoto)のブログ、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

D:KSMT official web site
https://kusumo10dice.wixsite.com/d-ksmt

2021年6月18日金曜日

High Coast Hav


High Coast Hav

スウェデニッシュ・シングルモルト
ノンチルフィルタード
ノンカラーリング
48%
輸入:都光

楠本史上初のスウェーデン・ウイスキー
ということで、まずはスウェーデンについて。

Googleマップから

スウェーデンは北欧の国で、スカンディナビア半島にある人口1022万人の国。首都はストックホルムです。(wikipediaから)


そして、こちらがハイコースト蒸留所の公式サイト。スウェーデン語なので、よく分かりませんが汗 あ、英語の切り替えができた。


ハイコースト蒸留所があるのは、Bjärtrå(ビャートラ?)というところにあるそうです。地理がよくわからん。。。

オフィシャルサイトでHavは次のように説明されています。
Hav is the Swedish word for Sea.
In the majestic landscape of a world heritage site, High Coast Distillery sits where the beautiful river Ångermanälven merges into the sea. Here, the river is just about to reach the coast and slowly disappear out into the world, just like our single malt whisky.
The message Hav brings to the world is an expression of oak, with a touch of spice and a little northern hardiness.

Havはスウェーデン語で海を意味します。
世界遺産の雄大な風景の中で、ハイコースト蒸留所は美しいアンゲルマネルヴェン川が海に合流する場所にあります。ここでは、川が海岸に到達し、ゆっくりと世界に消えていきます。それはまるで私たちのシングルモルトウイスキーのようです。
Havが世界にもたらすメッセージは、微かなスパイスと少し北の頑丈さを備えたオークの表現です。

Origins is a series where we celebrate our heritage. We have embraced our location, history and geography and created four whiskies that reflect these aspects. The Origins quartet is released in selected Systembolaget stores as well as in the ordering range and in selected international markets.

Originsは、私たちの遺産を祝うシリーズです。私たちは、私たちの場所、歴史、地理を受け入れ、これらの側面を反映した4つのウイスキーを作成しました。 Originsカルテットは、選択されたSystembolagetストア、注文範囲、および選択された国際市場でリリースされます。


続いて武川蒸留酒販売さんによる説明。

2010年ハイコースト(当時はボックス蒸溜所)はスウェーデン南部ダーレン地方に設立。 世界遺産「ハイコースト」の豊かな自然が育むウイスキーです。

「オリジンズ シリーズ」は、オンゲルマン川の川岸から始まった伝統を称賛するシリーズです。オンゲルマン川は海の一部となり、ハイコーストの劇的な山の風景と一緒に何世代にもわたって木材流送に使用されてきました。

商品名の「ハヴ(Hav)」は、スウェーデン語で「海」という意味。小さな40リットルのハンガリー産またはスウェーデン産のヴァージンオーク樽で約5か月熟成した後、1stフィルのバーボン樽で約6年熟成されています。ピートモルト25%とノンピートモルト75%をヴァッティングしています。フルーティーでスパイシーなシングルモルト。

<テイスティングノート>

香り:フルーティーでスパイシーなクローブ、ライトなピートの煙、ナツメグ

味わい:バランスのとれた、フルーティーでスパイシーなピートのアロマ

フィニッシュ:オーク、クローブ、バニラフィニッシュ:豊かなナツメヤシとバランスの取れた蜂蜜の甘さ

静岡ガイアフローさんの過去記事で、ハイコースト(旧ボックス)蒸留所について説明されているものがありました。

なるほど、2010年創業ということで創業から11年。まだまだ新生とはいえ、世界中でのクラフトウイスキーブームを考えると、なかなか実績のある蒸留所ということが窺えます。


スウェデニッシュ・ウイスキーの雄
というかオフィシャルサイトのこのトップページをみれば、評価の高さが窺い知れるというものです。

オフィシャルサイトから

WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)に「スウェーデン部門」があったなんて・・・。初めて知りました。ウイスキー世界の広さは恐るべし。


ドライフルーツ+スパイシー+炭酸=
深く透明度の高い海
香り
バニラ、ミルク、オーク、枇杷(びわ)、スパイシー、ドライ

スパイシー、ドライ、オーク、ライトなピート、タンニン

余韻
炭酸を飲んだような感じ、ゼスティ、燃え尽きる前の最後の木炭、深く透明度の高い海

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはフルーティーさがグッと増す。ドライは和らぎ瑞々しさを伴う。口に含むと口いっぱいにパーっと広がる麦本来の甘さ。スパイシーさは健在。ピートはよりライトに。

うん。こんな気分はあまり味わったことがない。このウイスキーは「限りなく透明に近いブルー」なんですよ笑

なので、「深く透明度の高い海」って表現が個人的にはしっくりきてます。シーフードには間違いなく合う。刺身でも煮魚でも。海鮮中華にも合うはず。できればワタリガニとか食べながら飲みたいですね、素敵。


2021年6月14日月曜日

ウイスキーフロート


ウイスキーの飲み方は色々。ストレート、ハイボール(ソーダ割)、水割り、お湯割り、トワイス・アップ、私が勝手にやっているドロップ・アップ(1滴加水)、などなど。

そんな中で、「ウイスキーフロート」なる素敵な飲み方があることを最近知り、やってみた次第です。

What is ウイスキーフロート?
ウイスキーフロートとは、「ウイスキーが浮いているように見せる」ことです。ウイスキーは水などよりも比重が軽いという特徴があります。

よく言われるのはハイボール。美味しいハイボールの作り方は、
①グラスに氷を入れる
②ウイスキーを注ぐ
③静かに炭酸水を注ぐ
以上。決して混ぜたりしない、という手順です。要はウイスキーの比重が炭酸水よりも軽いので勝手に上がって混ざるという自然の摂理を利用したもの。

ウイスキーフロートというのは、まさにハイボールの反対。
①グラスに氷を入れる
②水や炭酸水を注ぐ
③静かにウイスキーを注ぐ
という手順になります。

すると、まるで水と油。ウイスキーが混ざらずに水や炭酸水の上に浮いているように見えて、なかなか美しい。

ちなみに上の写真はケンタッキー・ストレート・バーボンのJohnny Drum(ジョニー・ドラム)と水で作ってみたウイスキーフロートです。


ストレート→水割り→水(チェイサー)
この飲み方の最大のメリットは、飲むたびに味わいが変わっていき、ストレート→水割り→水(チェイサー)という状態を一杯のグラスで楽しむことができることでしょう。

それと、ストレートの状態も下にある氷のおかげで「少し冷えている」というのもメリットかな。

順調に飲み進めれば最後はただの水。これは私のようなチェイサーを求めるウイスキー飲みにとっては嬉しい飲み方。とは言え、普段はやらないかなーと思います笑

なぜなら、ストレートとチェイサーは別々のグラスで準備しますから!ってことですね。

しかし、この飲み方がおすすめなのは今からの季節、そう夏にはおすすめだと思います。普段はストレートで飲んで、チェイサーを飲むスタイルでも、夏は特に暑いので氷が欲しい。でも氷でウイスキーを薄めたくない・・・なんて方におすすめしたいスタイルです。

と言いつつ、高級なウイスキーをストレートでちびちび飲む派にはおすすめできないやり方であるのは否めないですかね。私もそういうウイスキーに対してはようしません笑


ちなみに上の写真はスコッチ・ブレンデッドモルトのWater Proof(ウォーター・プルーフ)をジンジャーエールでフロートにしたもの。ジンジャーエールとウイスキーの境目って分かりづらくて、見た目上は全くの「ジンジャーハイボール」ですね汗

でも口に含めば最初はストレート。最後はジンジャーエールなんです。んー、やっぱ分けて飲むかな笑


D:KSMT(Daisuke Kusumoto)のブログ、応援よろしくお願いします!


ウイスキーランキング

にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村

D:KSMT official web site
https://kusumo10dice.wixsite.com/d-ksmt