2021年4月30日金曜日

Cragganmore 25 Years Old


Cragganmore 25 Years Old
クラガンモア25年

シングルモルト・スコッチ(スペイサイド)
カスク・ストレングス
51.4%
ボトルNo.0460
輸入:フロンティア物産




ディアジオのクラシックモルト
ディアジオ社が所有するクラガンモア蒸留所は、同社の「クラシックモルトシリーズ」でスペイサイドの代表に選ばれている銘酒。

6年前、息子の誕生した夜、晩酌で飲んでいたのがクラガンモア12年(OB)だったという縁で、毎年息子の誕生日はクラガンモア(もしくはクラガンモアを含むブレンデッド、ブレンデッドモルト)を飲むようにしています。

今年は色々あって、OBの25年という素晴らしいボトルを手にすることができました。シングルモルトの25年ものというのは、私の10年余りのウイスキー人生において、最高齢ですね。特にボトルを買ったというのは、他に例がない。昔、バーでグレンリヴェットの25年を飲んだことはありますが。

クラガンモアは、まさに「スペイサイドらしい」シングルモルトと紹介されることが多々あります。「女性や初心者でも飲みやすい」と。確かにそうだと思いますが、私はクラガンモアには以前から「男らしさ」や「力強さ」を感じているわけです。甘美さだけでなく、無骨なシングルモルトらしさとでも言いましょうか、力強さを感じます。



エレガントで複雑、
スペイサイドここに極まれり
香り
エレガントな果実、ザクロ、シュガートースト、いちご、モルト

複雑、草原、キャンプ場の青空、ドライフルーツ、ヒリヒリとスパイシー、小鳥の囀り、樽、ダージリンティー、ブラックコーヒー

余韻
スモーク、力強くかつ繊細、ふと見つける紫陽花、湿った葉っぱ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはスウィートに。甘い香水みたい。口に含むと、口蓋を満たす甘い煙。爽やか。後半、ヒリヒリ感が増す。湿っぽさは少し和らぎ心地よさが増幅。ドライというよりも温かいという印象。


いやー、本当に楽しい笑
ちびちび大事にいただきます。できれば8月くらいまで持たせられるように頑張ります。



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2021年4月24日土曜日

Willett Pot Still Reserve


Willett Pot Still Reserve
ウィレット ポット・スチル・リザーブ

ケンタッキー・ストレート・バーボン
47%
バッチNo.20C13
輸入:ボニリジャパン



オフィシャルサイトは以下。

wikipediaによる説明。

ケンタッキー・バーボン・ディスティラーズ社としても知られるウィレット蒸留所は、バーボンとライ麦のウイスキーを生産する家族経営の民間企業です。長年にわたって、同社は2年熟成から28年ものまでの範囲のウイスキーを瓶詰めしています。


ウィレット蒸留所があるのは、ケンタッキー州のバーズタウン。ケンタッキー州最大の都市ルイビルにも近い場所にあるみたいです。

オフィシャルサイトによると、今回飲んでいるポット・スチル・リザーブは蒸留所の復活を記念して2008年にデビューしたものだそうです。


ボトルには次のように説明が書かれいます。

Small Batch Bourbon made in kentucky - Batch No.20C13
Bottled by Willett Distillery - Bardstown, KY 40004

ケンタッキー州で作られたスモールバッチ・バーボン。バッチNo.20C13。ケンタッキー州バーズストン40004にあるウィレット蒸留所で瓶詰めされた。

Distilled, Aged, and Bottled by Willett Distillery Bardstown, KY

ケンタッキー州バーズストンのウィレット蒸留所にて蒸留、熟成、瓶詰め。

Handmade by master craftsmen using time-honored methods in the art of distilling, handed down from one generation to the next. Made from pure limestone spring water, carefully selected grains and proprietary strains of yeast.

世代から世代へと受け継がれてきた、昔ながらの蒸留技術を駆使した職人による手作り。純粋な石灰岩の湧き水、厳選された穀物、独自の酵母菌株から作られています。

Aged in new white oak casks until fully mature. Bottled by hand at the peak of perfection in taste, quality and aroma. Please enjoy in moderation, in the same way it was made, slow and unhurried.

完全に成熟するまで、新しいホワイトオーク樽で熟成させます。味、品質、香りの完璧さのピーク時に手で瓶詰めされます。作り方と同じように、ゆっくりとゆったりとお楽しみください。
 

何を隠そう、このポットスチル型のユニークな瓶を見て「ジャケ買い」笑
しかし、その中身もこのジャケットに負けず劣らずのプレミアム感があります。


BBQからデザートまで。
森林浴しながらドライな後切れ
香り
フルーツの甘味、麦、炭、果樹園、メープルシロップ

キャラメル、ナッツ、コーラル、スムーズ、時々オーキー、バニラアイスクリーム、セイロンティー

余韻
長く濃い、キャラメリゼ、森林浴、ドライ

ということでこれからの季節、BBQにも相性が良さそうですし、デザートを食べる際にも邪魔にならない味わいかと。

これまた、よいバーボンに出会いました。



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2021年4月18日日曜日

沖縄サンゴビール IPA


沖縄サンゴビール IPA

たまにはビールの話でも。広島市西区古江西町にある酒屋さん・石川酒店さんに久しぶりにお邪魔したところ(目的は嫁さんの日本酒でした)、美味しそうな瓶ビールを発見しました。それがこの沖縄サンゴビール IPA。

"IPA"とはインディアン・ペール・エールのことで、もともと輸送の間にビールが腐らないようにホップを通常より多く使用して作られたことが起源だそうで。そんなこんなで、ホップが強く、苦みが増しているビールだそうです。

というか、そもそも「ペール・エール」とは?笑
ペール・エールというのはイギリスの伝統的なビールで、「ペール=淡い」という意味だそうです。ということは「淡いエールビール」ってことで認識は間違いなさそうです。

ウイスキーの樽でも最近はIPAをよく聞きます。グレンフィディックのIPAは特においしかったですね。


さて、今回いただいている沖縄サンゴビール IPAですが、確かに苦い。が、ちょうど良いですね。ラガーみたいな強さは感じないです。飲みやすい。沖縄サンゴビールは、南都酒造所さんのブランド。https://www.nantosyuzo.com/okinawa-sango-beer/

コーラル・ウォーターを100%使用しているというのが一番のオシみたいですね。ふむふむ。ドイツのケルシュタイプの製品が個人的には気になります。

IPAは、オレンジを思わせる柑橘系の香り。苦みが結構強くドライな印象も受ける。オレンジピールって感じですかね。

2021年4月14日水曜日

O'Reilly's


O'Reilly's
オ・レイリーズ

ブレンデッド・アイリッシュ
40%
輸入:ウイック

こちら、whiskybaseさんによると、クーリー蒸留所の蒸留所ボトリングだそうです。

武川蒸留酒販売さんによる説明は以下の通り。
2012年にアイリッシュのボトラーズとして誕生。同社は1987年にクーリー蒸留所を創業したティーリングファミリーのジャック・ティーリング氏が設立。
クーリー蒸留所といえば、アイリッシュらしからぬアイリッシュ「カネマラ」Connemaraを世に送り出した傑出したアイルランドの蒸留所。1987年にジョン・ティーリング氏によって設立された。

現在、クーリー蒸留所はビーム社の傘下、つまりサントリーの傘下にあるらしい。しかし、このオ・レイリーズはサントリーではなくウイックが輸入しているという点が非常に興味深い。クーリー蒸留所のオフィシャルサイトをみても、このオ・レイリーズについて触れられていないあたり、現在は生産されていないラインなのかもしれません。

クーリー蒸留所(キルべガン)のオフィシャルサイトは以下。


新緑の季節によく似合う
ドライでゼスティな一本
香り
新緑、チャー処理された樽、バニラ、キャラメル

ドライでゼスティ、バニラ、オーキー、柿

余韻
軽やか、ドライ、パン

どういった表現が望ましいのかわかりませんが、これが個人的な感想ですかね。これからの季節によく合うと思います。想像以上にゼスティでドライ。軽やかでにありながら苦みが口の中に広がり一筋縄では行かない存在感を感じます。しかし、アイリッシュ・ウイスキーの所謂3回蒸留とは違う、苦味を感じますね。これがこのウイスキーの底知れなさなのかも知れません。飲めば飲むほどに謎は深まるばかり。寝ましょう。



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2021年4月7日水曜日

ウイスキーで紅茶を淹れる


ということでタイトルの通り、今回は実験的なことをしてみました。といっても、そんな珍しいものではないと思いますが。

紅茶の茶葉をウイスキーに漬けて、淹れるというものです。いや、「淹れる」って表現はおかしいか。火は使ってないし。ウイスキー漬けというのが正しいのかもしれません。

調べてみると、ブラックニッカさんにも「ウイスキー漬け」ってレシピがあった。

ブラックニッカ・クリアとアールグレイか・・・。そりゃ合うでしょうよ。

Dimbula
今回、初の試みで、とりあえず家にあったウイスキーと紅茶で相性の良さそうなものを選びました。ウイスキーはシーバス・リーガル15年。紅茶は尾道紅茶ディンブラ。

紅茶の話になりますが、個人的にセイロンティーが好きです。高知で飲んでいたほうじ茶がセイロンティーに近い味わいなのがその要因のようです。高知のおじいさん・おばあさんたちが仁淀川に近い山奥で茶畑をしておりまして。そのお茶が私の故郷の味。

そのお茶に味が似ているって感じたのがセイロンティーなわけで。そして特にディンブラは、セイロンティーの中でもお気に入りの銘柄。数年前、楽天で購入した5大セイロンティー飲み比べセットってのがとてもよかったんですよ。違いがわかりやすくて。ルフナ、ウバ、キャンディ、ヌワラエリヤ、ディンブラのセットでした。どれもこれも美味しい茶葉でしたが、その中でディンブラは傑出していた、と感じました。

それからというもの、紅茶といえばディンブラ。いやー、嫁さんが紅茶好きで良かった。おかげでいろんな紅茶を一緒に飲むことができますからね。ちなみに我が家にはコーヒーがありません。嫁さんがコーヒーの匂いがアウトでして。私は外でたまに飲んでいますが。


MTWW
さてさて、本題に戻ります。
ウイスキーに紅茶の茶葉を漬け込むというこの飲み方。
"make tea with whisky"で略してMTWWと勝手に呼ぶことにします笑

超適当なレシピ
①ディンブラ茶葉をちょっと多いかな、と思うぐらいグラスに出す
②シーバス・リーガル15年を50ccほど注ぐ
③20分ほど放置
④完成

ということで、結構時間はかかりました。でも20分ほど待つとウイスキーの赤みが増して、紅茶の成分が抽出されたことが目に見えてわかります。肝心の味はというと、これが美味い。ウイスキーを紅茶で割るのではないので、ウイスキーの度数はほぼほぼそのまま。なので、紅茶味のストレートが味わえるわけです。

そのまま、さらに10分待ってみると、合計30分ということになり、さすがに苦味が増して濃すぎました汗

頃合いの塩梅は難しいですが、15〜20分くらいがベストなようです。たまにはこういうウイスキーの楽しみ方もありです。気が向いたら是非。



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2021年4月4日日曜日

今日で息子は6歳になりました。

はい。タイトルどおり、今日で息子は6歳になりました。
子どもの成長は本当に早いもので、つい数年前に生まれて赤ちゃんだったと思ってたのですが、気づけば今春から年長さん。来春には小学生。いやー、驚き。

彼は最近マリオにハマっておりまして、マリオ関連の誕生日プレゼントを複数もらい、非常にご満悦。最近のおもちゃはクオリティが非常に高く、大人も一緒になって遊べますし、フィギュアの細部までなかなか凄い。

今日は嫁さん側の実家で誕生日会を行いました。所謂タコパで、たこ焼きをたらふく食べた次第です。

世界で一番危険な鳥
昨日は家族で福山市立動物園へ。なぜ福山まで行ったかというと、この動物園に「世界で一番危険な鳥」と言われるヒクイドリがいるという情報を得たからです。これだけをいうと、「ん?お前の趣味では?」って思われがちですし、実際数名の方にそう言われましたが(笑)、息子のリクエストです。


こちらが福山市立動物園のヒクイドリ雌。もともと非常に警戒心の強い鳥ということで、終始ゲージの一番奥でお食事をされていたマダム。近くに寄ってきてくれるということはありませんでした。

確かに、この子とニューギニアの森で鉢合わせしたら色々諦めた方が良いかもしれませんね。結構大きいですし。時速45kmで走ることができますし。そして強いキックを放つ。食性は草食でおとなしい子なんですがね。

しかし、そのブルーの皮膚がとても鮮やかで。またお目にかかりたい子でした。

恒例のクラガンモア
そして、息子の誕生日といえば、毎年恒例のCragganmore(クラガンモア)を今年もいただきました。

これは、彼が生まれた日に私が飲んでいたウイスキーがクラガンモア12年だったことに由来しております。本当、それだけの理由ですいません。毎年、この日にはクラガンモアを飲もうと決めて、企画を遂行している次第です。

歴代のウイスキーは以下の通り。
2015年 Cragganmore Aged 12 Years
     (クラガンモア12年)OB
2016年 BLACKADDER RAW CASK Cragganmore 1993 19年
     (ブラック・アダー ロー・カスク クラガンモア1993 19年)
2017年 Cragganmore DOUBLE MATURED 2000 13年
     (クラガンモア ダブル・マチュアード 2000 13年 )OB
2018年 COMPASS BOX Asyla
     (コンパスボックス アサイラ)
2019年 Cragganmore Aged 12 Years
     (クラガンモア12年)OB 
2020年 Johnnie Walker Green Label Aged 15 Years
     (ジョニーウォーカー ・グリーンラベル15年)

という内訳。ところどころ、クラガンモアのシングルモルトではなく、ブレンデッドモルトが入っているのはご了承ください。クラガンモアってOBも少ないし、インディペンデントも少ないんですよね。しかもあっても高価。

そんな中、今年2021年のクラガンモアは、色々あって奮発しました!
2021年 Cragganmore Aged 25 Years
     (クラガンモア 25年)OB


内容については、後日また改めて書かせてもらおうと思いますが、これはやばい。美味を通り越した絶品です。カスクストレングスの51.4%。甘美な香りから始まり、力強い味わい。限りなく至高に近い。


これはまた、忘れられないウイスキーの1本になること間違いなし。値のはるものですが、それ以上の価値は十分にある、と思いました。


ということで、改めて我が息子よ、誕生日おめでとう!!



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2021年4月3日土曜日

Chivas Regal Aged 15 Years


Chivas Regal Aged 15 Years
シーバス・リーガル15年

スコッチ・ブレンデッド
40%
輸入:ウィック

コニャック樽仕上げの上級品
まずはお馴染みの武川蒸留酒販売さんによる説明。
最低15年熟成され、厳選されたグランドシャンパーニュのコニャック樽で仕上げた「シーバスリーガル15年」は、贅沢なフルーティさと甘やかなフレーバーを持つ格別のウイスキーです。微かにコニャックの影響を併せ持ち、華やかな場に相応しい味わいを体験できます。
ちなみにこちらがオフィサルサイト。
日本語版には15年の詳細は書かれておりませんが・・・。

英語版のサイトに15年に関するページを発見!

Refined – Fruity – Velvety
Raise a dram with Chivas XV. This 15-year-old whisky is selectively finished* in cognac casks for a truly luxurious blended Scotch whisky. Get ready to elevate your night. Because success is a blend, in life and in Scotch.
洗練されたフルーティー、ビロード
シーバス・リーガル15年とともにドラムを上げましょう。この15年物のウイスキーは、コニャック樽で厳選して仕上げられ、本当に豪華なブレンドスコッチウイスキーになります。あなたの夜を高める準備をしてください。なぜなら、成功は人生とスコッチのブレンドであるため。

"XV"
シーバス・リーガルといえば、12年や18年ものを一般的によく見かけますが、今回は15年ものをご所望させていただきました。力強く書かれた"XV"の文字がCOLDPLAYの"VIVA LA VIDA"を彷彿とさせる勝手に思い、購入に至りました笑

2016年に購入して飲んだ「リヴォルヴ」は17年ものでした。


そんなリヴォルヴとも違う、今回の15年はこれはこれで秀逸な一本。


ドライでフルーティ、上品な余韻
香り
ドライ、ワイン、ブランデー、樽

フルーティな甘み、濃いシェリー酒、フルボディ、軽やかにスパイシー

余韻
甘酸っぱく長い、軽やかでドライ

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは酸味が強まりよりブランデー感が増す。味はスッキリ爽やか。心地よくスパークリング。余韻はドライで甘さが少し薄くなりノンシュガーな印象に。


さすがにシーバス・リーガル。恐るべきですね。美味い。ちょっと飛び道具的ではありますが、スタンダードにできる美味しさです。