Scarabus
スカラバス
シングルモルト・スコッチ
アイラ
ノンチルフィルタード
ノンカラーリング
46%
アイラの秘境・スカラバス
武川蒸留酒販売さんによる説明。
https://mukawa-spirit.com/?pid=146112600
スカラバスとは、「岩の多い場所」を意味する古ノルド語で、アイラの秘境の地名にちなんでいます。そして、ラベルデザインにあしらわれた「日照計のイラスト」は、日照計を発明したアイラ島出身のジョン・フランシス・キャンベル氏が持った旺盛な好奇心と強い探究心と同じようにという思いが込められています。探究心と厳しい眼によって、アイラの自然の恩恵を隅々まで理解し、独自の製法によって生まれる褒美のようなウイスキーであることが見事に表現されています。蒸留所名と熟成年数は完全シークレットとなっております。
<テイスティングノート>
アイラのピートスモークとシーソルトが香る。口に含むと温かいレザーの風味、素晴らしいバニラの甘さが広がる。リッチで長く続くフィニッシュへと導かれる。
"ONLY THOSE WHO
SEEK SHALL FIND"
ハンターレイン社のオフィシャルサイトから。
https://hunterlaing.com/range/scarabus/
Scarabus, an Islay Single Malt for those with a curious mind and an eye for detail. A whisky bold and honest about its origins and just a little mysterious about everything else.
スカラバスは、好奇心と細部へのこだわりを持つ人のためのアイラシングルモルト。ウイスキーはその起源について大胆かつ正直で、他のすべてについてはちょっと不思議です。
The brand creates a sense of mystery and discovery through the tagline “only those who seek shall find” and through the intentionally ambiguous symbols incorporated on the label. The look and feel drew inspiration from the work of Islay born John Francis Campbell, who created the sunshine recorder, a device that tallies the hours of sunshine in a day, as well as creating a vast collection of Celtic folklore tales.
ブランドは、「求める人だけが見つけなければならない」というキャッチフレーズと、ラベルに組み込まれた意図的にあいまいなシンボルによって、謎と発見の感覚を生み出します。ルック・アンド・フィールは、日照時間を計算するデバイスであるサンシャインレコーダーを作成したアイラ島生まれのジョン・フランシス・キャンベルの作品と、ケルト民話の膨大なコレクションの作成からインスピレーションを得ました。
Scarabus is known as a mystical area on the Isle of Islay, and the name dates back to 13th century, and translates to “a rocky place” in Old Norse.
スカラバスはアイラ島の神秘的なエリアとして知られており、その名前は13世紀にまでさかのぼり、オールド・ノースの「岩場」と解釈されています。
Bottled at the perfect drinking strength of 46% and proudly without colouring or chill- filtration.
完全な飲用度数・46%、着色や冷却濾過なしで誇らしげに瓶詰めされています。
Tasting Notes: Islay peat smoke and sea salt on the nose, followed by warming leather notes, stewed rhubarb and a wonderful vanilla sweetness in the mouth, leading to a rich lingering finish.
テイスティングノート:香りにアイラ島の泥炭の煙と海塩が加わり、温まる革のノート、煮込んだルバーブ、口の中で素晴らしいバニラの甘さが続き、豊かな余韻が残ります。
リフィルバーボンカスクとバージンアメリカンオークカスクで熟成された原酒をブレンドしたものらしい。
Hunter Laing & Co. LTD,
ハンターレイン社については、以下のサイトに詳しい。
https://www.jisys.co.jp/item/singlemaltwhisky/58.html
2013年、ダグラスレイン社を支えてきた二人の兄弟は、それぞれの後継者のために会社を分け、兄のスチュワート・レイン氏は新しくハンターレイン社を立ち上げました。それまでダグラスレイン社のメインシリーズであった「オールド・モルト・カスク」や長期熟成のシリーズ「オールド&レア・プラチナム」はスチュワート氏が引き継ぎ、変わらぬ品質の高いリリースで日本のウイスキーラバーを魅了しています。レイン家三代目にあたる、スコット氏やアンドリュー・レイン氏も父を支え、これまでシングルモルト業界で培った経験をもって、父を支えています。アンドリュー氏は自身のオリジナルブランド「ファースト・エディションズ」のリリースも続けています。3人はアイラ島のアードノッホーにおいて新しく蒸留所を建設しようとしており、2016年末にようやくその建設許可がおりました。蒸留所責任者には、伝説的な名物ディスティラー、ジム・マッキュワン氏も加わり、業界を賑わせています。今後の動向から目が離せない、いま一番注目のボトラーかもしれません。
Ardnahoe
上の記事で紹介されている蒸留所というのは2018年に新設されたアードナホー(Ardnahoe)蒸留所のこと。いまではオフィシャルサイトもばっちり。
https://ardnahoedistillery.com/
流石に本場スコットランドのウイスキー業界は賑やかですね。世界中で新興蒸留所が相次いで設立されていますが、その流れからスコットランドが外れているわけないですもんね。2018年から蒸留を開始したのであれば、早ければ2021年の暮れには、アードナホーのオフィシャルがリリースされるのでしょうか?個人的にアイラモルトは大好物ですので、非常に楽しみです。
ピートと磯臭さ、
相まってミーティー
香り
磯臭い、ピート、煙、ジャーキー、微かに果実感
味
レザー、ピート、海塩、苔、バニラ、炙った肉厚なハム、ミーティー
余韻
長く温かい、心地よい、贅沢な食事、満足感が半端ない
ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはモルティに。味わいはウッディに。余韻は爽やかに。という感じですかね。抽象的?www
ストレートの方が「生々しい」印象を受けます。ドロップ・アップすると「ウイスキーらしく」なります。わかりづらいか…。
万能で飲み飽きない
思っていた以上にデリケートな印象。ガツン!というよりも上品にスッと入ってくるピートという感じです。蒸留所の名前は完全に伏せてありますが、私の印象だけで言うとボウモアもしくはポートシャーロットあたりに近い感じです。
何よりもノンチルフィルタードでノンカラーリングってのが最高ですね。そして46%という度数。インディペンデント・ボトラーズ万歳って感じです。アイラモルトのボトラーズものとしては、私の中で非常に評価が高い一本。食前・食中・食後すべてに用いることができると思います。万能で飲み飽きない。
カリラのような優しさも感じるので、アイラ入門としても良いかも。いや、それはちょっとフレッシュさが足りないか…?
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