Johnnie Walker Green Label Aged 15 Years
ジョニーウォーカー ・グリーンラベル15年
ブレンデッドモルト・スコッチ
43%
息子の誕生日を祝うウイスキーCragganmore
今日は息子の誕生日。5歳になりました。本当に大きくなりました。4-5歳の成長ぶりってのは目を見張るもので、身体的にもそうですが、頭脳というか精神的な成長がすごい。いろんな情緒が出てきて楽しいし、ちゃんと「会話」ができます。いやー、感服。
そんな息子の誕生日を祝うウイスキーがCragganmore(クラガンモア)です。これは単純に息子が生まれた日に飲んでいたウイスキーがクラガンモア12年だった、ことによります。毎年、息子の誕生日にはクラガンモアもしくはクラガンモアをブレンドに使用したウイスキーを飲んでおります。そんな因果で今年はクラガンモアをキーモルトとして謳っているブレンデッドモルト・ウイスキーであるジョニーウォーカー ・グリーンラベル15年に白羽の矢が立った次第です。
リンクウッド、クラガンモア、カリラ、タリスカー
パッケージには次のように書かれています。(適当な翻訳は楠本による)
タリスカー:スモークとスパイシー
リンクウッド:鮮度と活気
クラガンモア:フレグランスとモルティ
カリラ:大きな海のキャラクター、強烈で明確なスモーキー
この4つの蒸留所名を並べただけでも唾を飲むものです。現在ジョニーウォーカーを所有しているディアジオ社の息のかかった素晴らしい蒸留所たち。そんな4蒸留所の原酒をキーモルトにしたブレンデッドモルト・ウイスキーがこのジョニーウォーカー ・グリーンラベル15年です。
思い返せば大学生のころに「15年物」っていうのと「ブレンデッドモルト」っていう響きで私のアイドルになっていたボトル。大学生のころにも2回ほど酒屋さんで買って飲んだ記憶があります。最高に美味いんですよ、本当に。
2012年に廃止されたグリーンラベル。それが復活を遂げたのがこの2016年でした。当時のことを綴った記事が以下。
https://d-ksmt.blogspot.com/2016/09/johnnie-walker-green-label-is-here.html
2012年秋。ジョニーウォーカーは、ディアジオの子会社になり、ラベルの見直しでグリーンは廃止された。僕の大好きなウイスキーがなくなるだって!?とてもショックを受けた出来事だった。おそらくは僕のウイスキー史上、指折りの大事件だった。それから4年。グリーンラベル復活!!この言葉通り、2016年のウイスキー of the yearで銀賞を受賞。
ってことで早速買いましたよ。ブレンデッド・モルト・ウイスキーの15年もの。キーモルトとして紹介されているのは次の4モルト。
1.タリスカー
2.リンクウッド
3.クラガンモア
4.カリラ
この4つの名前を見ただけでも鳥肌ものだけれど、それらが絶妙なバランスでブレンドされているという事実。本当に生きてて良かった。こんな嬉しい再会はなかなかない。
さて、肝心なお味の方はというと、それこそ僕の言葉で何を表現していいのか。
上の4モルトは、1つ1つを掻い摘んでしまえるほど、個性が際立っていてよく伝わってきます。骨格を形成しているのはクラガンモアかな。と思いつつリンクウッドもパンチ力があるし、やっぱりタリスカーが重要な位置を占めているような。でもそれらをぐっとまとめているのがカリラ。そんな印象があります。複層的で、編み込まれたバランス感覚。やっぱり、大好きだったウイスキーってのは特別なものがありますね。雷鳥さんに浮かれていた最近の自分を省みるような、元サヤとでもいうのか。古いアルバムを読み返しているような気分でもあります。
風景だったり、自分の写真だったり、家族の写真だったり。同じものを見ても、見ている自分の年齢や精神状態なんかで感じ方はまったく違うもの。このグリーンラベルを久しぶりに呑むと、なぜだかそんな気分になってしまいます。
間違いなく、今年のウイスキー of the yearの一席に座るでしょう。カリラとタリスカーの優しいスモーキーフレーバーも心躍ります。そこにグッとくるシェリー由来(?)の甘さ。イチゴジャムのような感じはやはりリンクウッドによるものか。楽しいってのはこういうことなんだなと、改めて感じさせてもらいました。感謝の最上級・サンキストですわ!
https://d-ksmt.blogspot.com/2016/12/of-year-2016.html
やはり、大好きなマストなウイスキーの一つです。
コルク栓ヘッドが金色
これはいままで気づかなかったのか。それともパッケージが新しくなっているのか。グリーンラベル15年のコルク栓ヘッドは金色なんです。我が家では息子のおもちゃとして、そして私のコレクションとして、飲み終えたボトルのコルク栓を残しているのですが、金色のヘッドってのは他にない。早速、息子はこのコルクを狙っております笑
複雑、それこそ至高のブレンデッドモルトの証
改めてテイスティングコメントを。
香り
上品な果実味、いちご、モルティ、スモーク、塩、非常に複雑
味
ウッディ、バニラ、モルティ、スモーキー、レモン
余韻
ウッディでありスモーキー、それでいて華やかに甘い
ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはウッディとフレグランス。塩感は減退。味はスモーキーさが前に出てくる。余韻は図太くなる。甘さは控えめに。
総じてやはり「複雑」。それこそ至高のブレンデッドモルトの証だと思われる。改めてスコッチ・ウイスキーの面白さ、奥深さを感じさせてくれる素晴らしい1本です。ディアジオさん、2度と廃止しないでね笑
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