2018年10月27日土曜日

Loch Lomond Single Grain Finest Malted Barley


Loch Lomond Single Grain Finest Malted Barley
ロッホローモンド シングルグレーン ファイネストモルテッドバーレイ
46%

 大麦麦芽を原料としたグレーンウイスキー。シングルモルトもグレーンウイスキーも自分たちで作るロッホローモンドならではの一品。ちなみにロッホローモンドは樽製造も自社で行うっていう何でも屋さんらしい。ニッカのカフェモルトとかが、似てるって言えば似てるのかな。やってることとしては。


ちなみに、3年前に購入して飲んだインチマリン15年。
https://d-ksmt.blogspot.com/2015/07/blog-post_22.html


同じロッホローモンド蒸留所のシングルモルト。ロッホローモンドでは、ロッホローモンド、インチマリン、オールド・ロスドゥー、グレンダグラス、クロフテンギア、インチファッドというそれぞれ特徴が異なるシングルモルトがリリースされている。そして、今回のシングルグレーン。

実に多彩なウイスキーを提供している蒸留所。

ロッホローモンドの意味は、ローモンド湖のこと。この湖はネス湖をしのぐ湖面面積を持ち、それはイギリス最大らしい。

蒸留所はこの湖の南端にあたる。

地域は南ハイランドだが、ローランドとの境に非常に近い。グレンゴインみたいな例ではないようだが。


さて本題。テイスティングノートを綴ります。

香り
モルティで軽く油っぽい。インクみたいなニュアンスも。季節で言えば11月。まさにこれからの時期。ちょっと寒い。バニラと蜂蜜っぽさもありながら、やはり強いのは大麦か。


シルクのような上品でマイルドな舌触り。急にやってくる黄色みの強い柑橘系。が、スパイス感も含みながら舌の上で跳ね回る。これこそゼスティってやつだ。

余韻
ライトボディのシングルモルトを飲んだあとのような軽やかな印象。爽やかであっさりしている。余韻自体は長くない。

ということで、全体的にとても個性的であり、秀逸なグレーンウイスキーというのが印象。ただのグレーンウイスキーという楽しみ方ではなく、シングルモルトにも似た印象を持ちつつって感じ。比較して見ると、ニッカ カフェモルトよりも素直で飲みやすい。けれども印象的ではないかな。まぁまぁというグレーなニュアンスで置いておきます。


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