Glenmorangie QUINTA RUBAN aged 12 years
グレンモーレンジ キンタ・ルバン 12年
matured in ruby port casks
46%
グレンモーレンジについて、どこから話せばいいのか。
そもそもグレンモーレンジの意味は「大いなる静寂の谷」らしい。1843年創業のハイランド地方の蒸留所。ハイランド北部のドーノック湾南岸、テインの町外れに所在。
「スコットランドで一番売れているシングルモルト」、たぶんこれが日本では一番の謳い文句かと。スコットランド内での売上が第1位。全世界ではグレンフィデック、ザ・グレンリベット、マッカランに次いで4位だそう。
あとは、珍しく仕込み水が「硬水」とか。これも有名な話で、ターロギーの泉の水は硬度190の中硬水。この硬度はミネラルウォーターでいくと、オゴ(OGO)という水と一緒らしい。(参考https://www.mizuhiroba.jp/shop/products/koudo.php)
おっと脱線してしまった笑
他にも特徴的なことがあって、スコットランドで一番背の高いポットスチルを使っているとか。もともとこのポットスチルはジンの蒸留に使われていたものらしい。
それからグレンモーレンジは「樽のパイオニア」として知られている、とか。土屋守著「シングルモルトウィスキー大全」によると、
シェリーやポート、マデイラなどのワイン樽に詰め替えて後熟を施す、ウッドフィニッシュをマーケットに投入したのはグレンモーレンジが初めて
とのこと。
まー、かなり革新的であり続ける蒸留所ってことです。ジム・ラムズデン博士のあくなき挑戦は続くことでしょう。
さて、長々とグレンモーレンジの説明をしましたが、このキンタ・ルバン12年はというと。数年前に購入したグレンモーレンジ・オリジナル以来の我が家にやってきたグレンモーレンジ。
ルビー・ポート・カスクでフィニッシュさせたノン・チルフィルターの1本。
ライトでデリケート。果実味の強い素敵な食後酒って感じですが、割とボディは強め。
香りは白い花。ジャスミン。ミルクチョコレート。メープルシロップ。女の人の香水(アバウトすぎる笑)。ウッディ、かつスパイシー。
味わいは舌の上でピリッとしたスパイシー。糖度の高いブドウ。舌触りが異常に滑らか。セクシー。
余韻はパッと明るく、かつ長い。あー、ワインだ。って感じもある。
総じて「貴婦人」。
個人的にはグレンロセスを彷彿とさせる1本。セクシーで官能的なあたりが特に。
しかし、それでいてパッと明るく、清々しい若い娘みたいな。ん?なんか歳とったかな俺(笑)
上品さを感じる一方で、ハツラツとしたエナジーを感じる。そんな1本。これは凄い。
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