2018年9月7日金曜日

White Horse aged 12 years


White Horse aged 12 years
ホワイトホース 12年
40%

国内でも人気のブレンデッド・スコッチ・ウイスキーの一つだろうと思われるホワイトホース。スーパーとかでもファインオールドが1000円ちょっとで売られているのをよく見かけます。今回はそんなホワイトホースの12年もの。

ホワイトホースの国内輸入をしているキリンビールさんによる紹介ページが以下。
https://www.kirin.co.jp/products/whisky_brandy/whitehorse/

非常に興味深い内容が盛りだくさん。

「ホワイトホース」のブランド名はスコットランドのエジンバラに実在した1742年創業の”ホワイトホースセラー”という有名な旅籠が由来です。エジンバラからロンドンへ向かう乗合馬車の出発点であり、ウイスキーもこの馬車の乗客に提供されていました。ロンドンへの出発を前にした人々の「夢」や「希望」のこもった乾杯を盛り上げていたことでしょう。

若き日のピーター・マッキーはアイラ島ラガヴーリン蒸留所のオーナーであった叔父の元でウイスキー造りを学びました。のちにピーターは会社を創業、1890年ホワイトホースセラーの名と看板のイラストを冠したウイスキー「ホワイトホース」を発売します。1920年には世界に先駆け、コルク栓に替えて金属製のスクリューキャップを採用、保存の向上に貢献しました。

ラベル中央上部には、ブランド名に由来するホワイトホースセラーの看板のマークが描かれ、ラベル中央下部には、エジンバラからロンドンへ当時8日間をかけて旅をした駅馬車のイラストが描かれています。また、ボトル肩には馬の絵が浮き上がっています。

ふむふむ。

キーモルトは、ラガヴーリンやクライゲラキ(クライゲラヒ)、グレンエルギン、オルトモアなど。とネット上には散見されます。まー、現在のオーナーがディアジオ社ということなので、原酒には事欠かないか・・・?

そして、この12年は日本市場専売品だそうで。
日本人向けに作られていると言って良い代物でしょう。

香りは、ウッディ。ザラメ。ちょっと焦げた木。(フルボディの)赤ワイン。

口に含むとタンニンっぽい舌触り。ウッディでありシェリー。万人受けするやつ。非常に飲みやすい。スムース。味は赤ワインではなく、ロゼっぽい。フルーティ。

余韻は案外あっさり。潔い感じ。キレイ。やっぱウッディ。

ラガヴーリンはいずこ?という感じですが、飲みやすい洗練された12年もの。という感じですかね。

とても上品なものという感じです。バランス感覚が良い。
日本人向けなのかどうかはよくわかりませんが、うまいです。人に進められる。あまりウイスキーが好きでない人にも。ただ、ウイスキーが好きでよく飲むという方には、「物足りなさ」もある一本かと。

私は全然物足りなくありませんが笑

なんというか、一口一口が物を申している感じがするウイスキーです。会話しているというか。こんな感覚は、これまであまり経験したことがない感覚。

そんなに特別美味しいのかって言われると、別にそういうわけではない。おそらく今年のウイスキー of the yearに入るほど印象的なものでもないと思われる。けど、めっちゃ語りかけてくる、この感覚は否めない。おそるべきホワイトホース12年。


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