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2024年4月29日月曜日

Dunboy


Dunboy
ダンボーイ

アイリッシュ・ブレンデッド
ノンチルフィルタード
Alc.40%
輸入:コルドンヴェール

こちらがオフィシャルサイト。

Dunboy Irish Whiskey pays homage to Dunboy Castle, which was built to guard the harbour town of Berehaven in the south-west of Ireland, before coming under seige and being left to ruin in 1602.

ダンボーイ アイリッシュ ウイスキーは、アイルランド南西部の港町ベレヘブンを守るために建てられ、その後 1602 年に包囲されて廃墟と化したダンボーイ城に敬意を表しています。

Dunboy is a hand-crafted blend of the finest Irish grain and malt whiskeys, Triple distilled and matured in first-fill bourbon casks to produce a beautifully smooth Irish Whiskey.

ダンボーイは、美しく滑らかなアイリッシュ ウイスキーを生み出す、三回蒸留とファーストフィルバーボン樽によって熟成された最高級のアイリッシュグレーンウイスキーとモルトウイスキーを手作りでブレンドしています。

AROMA
Chocolate, almond and green fruit with a lingering sweetness.

香り
チョコレート、アーモンド、グリーンフルーツの香りが長く続く

TASTE
Vanilla and caramel toasty character with a slight spiciness.

バニラとキャラメルのトースト感、わずかなスパイシーさ
VIADUCT SPIRITS & WINES(ヴィアダクト・スピリッツ&ワインズ 以下VSW)による説明が上記の通り。

VSWは他にもアイリッシュの銘柄で"Bold Thady""Wild Rambler"、そして"Bad Ass""Grave Diggers""Pickup Truck"というバーボンのブランドを所有しています。

Google Mapから

会社はアイルランドのコークにあるようです。


さて、そんな感じでなかなか日本では聞き馴染みのない銘柄ではありますが、コルドンヴェール輸入ということで案の定、やまやさんで先日購入してきた次第です。2000円前後という手の出しやすい価格で、「最近アイリッシュ買ってないなぁ」という反省もあり購入いたしました。



若さが否めないアーモンド&オイル
香り
アーモンド、オイル、ビスケット

麦、紅茶、バニラ、苔、スパイシー

余韻
程よく長い、ヒリヒリ、アルコールのアタック感

得点 60点
決して美味しくないことはないです。が、アルコールのアタック感や後に残るヒリヒリは私はやや苦手。

オイリーなニュアンスが感じられるのがアイリッシュらしくて評価できる部分かなと思います。もう少し熟成年数が経った状態があれば楽しめそうです。


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年4月24日水曜日

Haig 特級 1970年代後半流通


Haig 特級 1970年代後半流通
ヘイグ

スコッチ・ブレンデッド
John Haig & Co. Ltd.
Alc.43%
Vol.760ml
輸入:サントリー株式会社

久しぶりに「特級」に手を出してしまいました笑

それにしても「760ml」という容量が時代を感じさせますね。どうやら1980年代から750ml瓶に切り替わっているそうで。キャップはメタルのスクリューキャップで、これは1970年代後半に使われ出したそうです。

ヘイグの主要モルトはグレンキンチー、グレンロッシー、マノックモアなどで、現在ブランドのオーナーはディアジオ社となっています。

というか、ディアジオ社の前身であるDCL(Distillers Company Limited)を1877年に設立したローランドのグレーンウイスキー業者6社の筆頭がヘイグ社なわけで。



さて、そんなオールドボトルをいただいているわけですが、なかなか良いですね。状態もそんなに悪くない気がします。十二分に甘いし、バランスも良い。アルコールが飛んでいる感じもしません。液中にオリのようなものが漂ってはおりますが、全く異常なし。

ちなみに、裏面に描かれた"Don't be vague ask for Haig"とは「曖昧にせず、ヘイグを頼めという意味だそうです。

2011年のWhisky Magizineの記事で詳しく紹介されています。英語版ですが・・・。



育ちの良い優等生
香り
しっとりしていながらドライ、焦げたキャラメル、うっすらピート

柔らかい、麦、砂糖醤油、みたらしだんご、重厚感を伴うスモーク

余韻
程よく長い、ほんの少しヒリヒリ、水飴

得点 85点
ということで、オールドボトルは(保存状態という点で)当たり外れが激しい中で、これはなかなか良かったと思います。オールドボトルらしい味わいの出方もしていますし、そもそもがバランスの良いブレンデッドであることが窺い知れるボトル。「育ちの良さ」みたいなのが出ています、多分www


それでは皆さん、良い夜を。

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2024年4月23日火曜日

第11回Hatsukaichi Whisky Freaks : 売上BEST3 スコッチブランド 長期熟成 贅沢に飲み比べ

だいぶ経ってしましたが、4月14日(日)に第11回Hatsukaichi Whisky Freaks(HWF)を開催いたしました。


今回のテーマは「売上BEST3 スコッチブランド 長期熟成 贅沢に飲み比べ」ということで、

・ジョニーウォーカー18年
・バランタイン17年
・シーバスリーガル18年

を飲み比べ。

なかなかあるようでないよね。

こういう機会だからこその企画。我ながら楽しかったし、ご来場の皆さんにも存分に楽しんでいただけたようで何より。


飲み比べってことで、今回は一人あたり最低3個のテイスティンググラスが必要だったため、なかなか大変でした汗

我が家のカラフルなグレンケアンたち総出でなんとか間に合いました。が、相変わらず透明ではないグラスは人気がない涙

私はもちろん、
・ジョニーウォーカー18年 =ゴールド
・バランタイン17年    =グリーン
・シーバスリーガル18年  =ブルー
というカラーで分けていただきました。

カラーグラス推奨派として率先してね笑


そしてテイスティング結果を共有しました。

3者の比較では、ジョニーウォーカー18年ではスモーク、バランタイン17年ではバランスの良さと香りや甘みの種類の豊富さ、そしてシーバスリーガル18年はスウィートさが際立っている印象でした。

こういう部分を共感し合いながら言葉にできるというのは改めて良い機会だなと思いました。またやりましょう。


そして次回は、5月18日(土)Whisky Night @cafe bar NICOです。
今回のテーマは「キルダルトン3兄弟のススメ」。まさにアイラスモークをずぶずぶに楽しみながら掘り下げる会となります。是非みなさんご参加ください。

事前予約はこちらから。
https://forms.gle/aoSTiFgBc6ez9BnXA


https://amzn.to/4ddzJbt


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2024年3月22日金曜日

BAR:神戸ウエスタンホールさんにて

神戸ウエスタンホールさんにて。


Seagram's 100 Pipers
シーグラム 100 パイパーズ

スコッチ・ブレンデッド
Alc.43%

憧れていた、と言いますか。ずっと探していたようなそうでもないような笑

100パイパーズは1965年に誕生。シーグラム社が製造・販売(のちにペルノリカールが引き継いだ)。キーモルトはストラスアイラ、グレンキース、ザ・グレンリベット、グレングラント、ロングモーンだそうです。

主なマーケットはインド。近年までスコッチ売上ベスト10に入っていた銘柄でもあります。そう、私がこの銘柄を知っていたのはこの「ベスト10に入っていた」ということによります。

容量760mlというのを見ると、おそらく1970年代流通のボトルらしい。


少しヒネた感じもありましたが、麦の甘みがしっかり感じられ、蜂蜜とかバニラのニュアンスが強い。微かにスモーキー。シェリーよりもバーボン樽由来の味わいが濃いのかな、という印象です。

個人的には、オールドボトルの新しいタイプ。また飲んでみたくなる一本でした。



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2024年2月18日日曜日

Whisky Night @ cafe bar NICOを開催いたしました


昨日は、初の試みである"Whisky Night @ cafe bar NICO"を開催いたしました。

Hatsukaichi Whisky Freaks(以下HWF)主催でしたが、普段のHWFのイベントとは趣や場所が異なるイベントで、どれくらいの方にお越しいただけるのか不安でしたが合計14名の方々にお集まりいただき、非常に盛り上がりました。

改めて足を運んでいただいた皆さん、そしてcafe bar NICOさん、ありがとうございました!

テーマは「スコットランド人気No.1 ザ・フェイマス・グラウスのススメ」ということで、私の敬愛する雷鳥さんについて熱く語らせていただきました。

NICOさんには以下のボトルをご用意いただき、皆さん関連するボトルを楽しんでいただけたようで何よりでした。

・The Famous Grouse ザ・フェイマス・グラウス
・The Famous Grouse Ruby Cask ザ・フェイマス・グラウス ルビー・カスク
・The Naked Malt ザ・ネイキッド・モルト
・Highland Park 12yo ハイランドパーク12年
・Macallan 12yo マッカラン12年

スタート前の様子

スタート前にヒカルさんに撮影いただいたのが上の写真です。

そしてNICOさんには素敵なチャーム・プレートをご用意いただきました。写真は残念ながらありませんが、ウイスキーとのペアリングを楽しみながら結構お腹いっぱいになる大満足な内容でしたね。

・ジャーキー(ビーフ、ポーク、チキン)
・ドライフルーツ(イチジク、マンゴー、クランベリーなど)
・チーズとバケット
・チョコレート

覚えている範囲でしか書いてませんので、多分漏れてます汗
いや、本当たくさんご用意いただいて有り難うございました。

今回のイベントに関して、アンケートも取らせていただいたのですが、やはり「スコッチ」がお好きな方が私も含め多いようです。

次回は3ヶ月後の5月くらいに出来ればなぁと考えております。テーマも盛り上がりそうな内容で考えておきます。

ということで今回のご報告はこの辺で。
引き続き、HWFご興味ある方はぜひご参加ください。
LINEおともだち登録はこちらから。




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2024年2月17日土曜日

BAR:尾道お酒の美術館 尾道十四日元町店さんにて

尾道お酒の美術館 尾道十四日元町店さんにて。


Scapegrace Fortitude
スケープグレース フォーティーチュード

ニュージーランド・シングルモルト
カスクタイプ:ヴァージンフレンチオーク
ボトルNo.3538 of 8643
Alc.46%

人生初のニュージーランドウイスキー。これはテンション上がりますね!!
リミテッドリリースの第5弾。

Google Mapから

スケープグレース蒸留所は、ニュージーランドの南島にある蒸留所だそうです。2012年創業の会社だそうです。ふむふむ。

マスターは「ラムっぽい」とおっしゃっておりました。確かにめちゃくちゃ濃くて甘い。個人的にはラムっぽさと、ライウイスキーのニュアンスを感じました。ライウイスキーのスパイスを少し弱めたような感じですかね。まったりした舌触り。これはラムwww




Ballantine's Gold Seal Aged 12 Years
バランタイン ゴールド・シール12年

スコッチ・ブレンデッド
Alc.40%

90年代流通(?)と思われるバランタイン。特級表記もないですし、容量も700ml。バランタインについては改めて説明の必要もないでしょう。スコッチ売上No.2を誇る名門。特に17年は"The Scotch"ですね。

この12年は過渡期って感じを醸しながら、いい味を出しております。

この頃は、いわゆるバランタイン「魔法の7柱」と呼ばれるスキャパ、プルトニー、バルブレア、グレンカダム、グレンバーギ、ミルトンダフ、アードベッグが満遍なく使われていたのかなぁと思ってしまいますね。

現在はグレンバーギ、グレントファース、ミルトンダフがキーモルトの主要3種類としてブランディングされておりますが。。。

この「スキャパ」「アードベッグ」ってのが良いですよねぇ。なんとなく海好きwww



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2024年2月16日金曜日

BAR:福山SSOMM BARさんにて

福山SSOMM BARさんにて。


Haig 特級
ヘイグ 特級

スコッチ・ブレンデッド
Alc.43%

1800年代終盤から1927年にかけて、スコッチ・ブレンデッドのビッグ5と言われた5大スコッチの一角・ジョン・ヘイグ社。他にはジェームズ・ブキャナン社、ジョン・デュワー&サンズ社、ジョン・ウォーカー&サンズ社、ホワイトホース社。この5社がビッグ5なわけです。

この5社はことごとくDCL(Distillers Company Limited)傘下となるわけですが、元々DCLを作った中心的会社がこのジョン・ヘイグ社です。

DCL社は現在のディアジオ社へと繋がる系譜です。このヘイグに使われているグレーンはキャメロンブリッジ蒸留所でほぼ間違いないでしょう。そしてキーモルトはグレンキンチーやグレンロッシーと言われているそうです。

深いけど、深すぎない贅沢なモルト感。オレンジやシェリー由来のジャムみたいな甘み。そして終盤にかけてのほんのりピート。完璧かよ笑

ネームバリュー的には現代では、ヘイグをご存知でない方も多いのではないかと思われますが。やはり重要なブレンデッドですね。素晴らしい。

750mlっていう容量もオタク心をくすぐりますね。「特級」表記がない日本以外の国々では、"Alc.43%"と"750ml"というのがオールドボトルを見つけるポイントだそうです。

そう考えると、「特級」表記はわかりやすいですね笑

https://amzn.to/4bGQScM
 

おお、Amazonや楽天市場にもあるんですね。状態は分かりませんが。これは買いかな笑


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2024年1月28日日曜日

ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH


ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH

ジャパニーズ・ブレンデッド
Alc.40%
昨年9月に発売された商品。スタンダード品である"PREMIUM"について綴ったのが以下の記事。

いわゆる「ジャパニーズウイスキーの定義」に完全に則った商品。

日本洋酒酒造組合が作成した「ジャパニーズウイスキーの定義」は、ざっというと以下の通り。

1.以下の品質基準を満たすこと。
・原材料には麦芽、穀類、日本国内で採水された水のみを使用すること。また、麦芽は必ず使用すること。
・糖化、発酵、蒸留は日本国内の蒸留所で行うこと。また、蒸留留出時のアルコール分は95%未満であること。
・貯蔵に当たっては、内容量700リットル以下の木樽に詰め、日本国内で3年以上貯蔵すること。
・色調の微調整のためにカラメルの使用を認める。

2.表記上は「ジャパニーズ」と「ウイスキー」の文字を統一的且つ一体的に表示し、文字の間を別の用語で分断してはいけない。  
3.「日本ウイスキー」「ジャパンウイスキー」等の同義語や外国語への翻訳時にも上記の品質基準を満たしていなければならない。 
 
4.日本を想起させる人名・都市名や山岳名等の地名・日本国の国旗及び元号等も、上記の品質基準を満たしていないものに使用してはいけない(品質基準を満たしていないことを明示している場合を除く)。
この内規が定められたのが2021年2月で、同年3月31日以前に販売されたウイスキーについては表記の変更まで3年、つまり2024年3月までは猶予期間となっております。よって、来年4月からは猶予期間が終わっていよいよ色々とジャパニーズ・ウイスキーとしての取り締まりが始まるというわけです。

この件に関しては今後も啓蒙活動していく必要があると思っております。

というのも、ウイスキーに興味がある人以外にとっては????な話。

そもそも「ウイスキー」とはどのように定義づけされているものなのか。法律上の定義は。そしてこの内規の目的と役割、効力とは。

みたいな諸々を多くの方に知っていただいて、近い将来法律にしてもらう必要がある案件だと考えております。

そのためにも啓蒙活動は必要です。


さて、あまり熱くなりすぎないうちに、今回のPEATED CASK FINISHについて。
スモーキーな燻煙香をもつウイスキーが熟成された樽で、
ウイスキーをフィニッシングさせた
ブレンデッドジャパニーズウイスキー戸河内 PEATED CASK FINISH。
煙をくゆらせたような特有の風味と香りが、
ウイスキーにコクのある甘みをもたらします。
オフィシャルサイトから引用。

ボトルに"FINITION TOURBÉE"(フランス語:ピート仕上げの意)と書かれているのもオシャレ。

前回のPREMIUM同様に、SAKURAO DISTILLERYで蒸留されたモルト原酒とグレーン原酒をブレンド。そしてこのCASK FINISHシリーズはその名の通り、特徴ある樽で追熟させたシリーズです。

オレンジピール&生姜紅茶でフィニッシュ炭
香り
ナッツ、柑橘、リンゴ、バナナ、バニラ、土

オレンジピール、生姜紅茶、舌にヒリヒリと残る

余韻
炭、泥、ダークチョコレート、軽やかだが長い

得点 80点
PREMIUMでも書かせてもらったように、「若さ」は否めません。が、上出来(超上からwww)。

ハイボールでもいただいてますが、ストレートよりもハイボールの方が美味しいかも。

ほんのり塩のニュアンスも感じ取れるので、ハイボールに黒胡椒をかけるスタイルでいただいても合いそうです。タリスカー的な。




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