2022年11月30日水曜日

The Famous British & Irish Lions


The Famous British & Irish Lions
ザ・フェイマス・ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ

スコッチ・ブレンデッド
40%
輸入:ウイック

ラグビー、ブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズの公式スポンサーであるフェイマス・グラウスが、2021年夏のラグビーツアーに向けてボトリングした限定版。

中身は通常のザ・フェイマス・グラウスと一緒だそうです。やはり12月が近くなると、「今年、雷鳥さん飲んだ?」っていう問いかけが湧いてくる。(今年は結構、飲んだけどね笑)


グレンロセス、マッカラン、ハイランドパーク、ノースブリティッシュ・・・。美味しくないわけがない。素敵だ、エドリントン・グループ。

本場スコットランドで一番人気のブランド。是非、日本でも一番人気になってほしい。俺が正規輸入代理店なろかな?笑

味については、今更何を言うまでもないですね。

こちらがオフィシャルサイト。



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2022年11月27日日曜日

Kilchoman Saligo Bay


Kilchoman Saligo Bay
キルホーマン サリゴ・ベイ

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
ノンチルフィルタード
ナチュラルカラー
46%
輸入:フロンティア物産

アイラ島のキルホーマン蒸留所からリリースされている「サリゴベイ」は、免税店限定で発売された5年熟成もの

アイラ島にある、スコットランド随一の夕焼け鑑賞の名所の名前が由来。

ボトルから。
Established in 2005, Kilchoman (pronounced Kil-ho-man) is one of the smallest distilleries in Scotland. Based on a farm on the rugged west coast of Islay, Kilchoman was the first distillery to be built on the island for 125 years.

2005 年に設立されたキルホーマン (キルホーマンと発音) は、スコットランドで最も小さい蒸留所の 1 つです。アイラ島の険しい西海岸の農場を拠点とするキルホーマンは、アイラ島で125 年ぶりに建設された蒸留所でした。

Kilchoman displays all that is great about the grass-roots traditions of Scotch whisky distilling and truly is Islay's farm distillery - from barely to bottle.

キルホーマンは、スコッチ・ウイスキー蒸留の草の根の伝統の素晴らしさをすべて示しており、まさにアイラ島の農場蒸留所です(大麦からボトルまで)。

Saligo Bay is exclusive to travel retail and is a vatting of ex bourbon and sherry cask maturation

サリゴ・ベイは免税店専用で、バーボンとシェリー樽で熟成された原酒をヴァッティングしたものです。

Colour: Rich Golden.

カラー:リッチ・ゴールデン。

Nose: Soft cooked fruits with strong vanilla and caramel coming through with the additional ageing in bourbon casks.

香り:バーボン樽でさらに熟成させることで、バニラとキャラメルの強い香りがする柔らかく調理されたフルーツ。

Palate: Butterscotch, toffee, peat smoke and soft citrus fruits with a mouth-filling lingering sweetness.

味:バタースコッチ、トフィー、ピートスモーク、柔らかな柑橘類と甘さが口いっぱいに広がります。

Finish: A long lingering finish with peat smoke and sweetness very evident.

フィニッシュ:ピートのスモークと甘さが非常にはっきりと感じられ長く続く。

Robin Bignal - Maneger



2005年に設立された蒸留所で、10年ほど前まではアラン蒸留所(現ロックランザ蒸留所 1995年創業)と共に「新参者」みたいな扱いでしたが、新参者ばかりの現在では中堅組とでもいったところですかね笑

昔から安定した品質と、ノンチルフィルタード・ナチュラルカラーへのこだわりで高い評価をキープし続けている蒸留所だと思います。個人的にも大好きですし特別な蒸留所の一つ。

日本の正規輸入代理店はウィスク・イーさんですが、この商品は免税店限定を引っ張ってきているということも影響するのでしょうか、フロンティア物産さんです。



重過ぎず軽過ぎない、甘さとスモークの調和
香り
深いバター、アップルシナモン、バニラ、キャラメル

スモーク、ピート、レモン

余韻
少しタンニンっぽさが舌に残るけどスッキリ、バター、非常に長い

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはスモーキーさが前に出てくる。が、甘い。味はよりスッキリ。余韻も短くなりスッキリ。泥のような感覚が舌の上に残る。

総じて上出来な印象。やっぱキルホーマン好きですわ笑
重過ぎず、軽過ぎず。素晴らしいバランス感覚です。




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2022年11月24日木曜日

福山のCafe Bar Cacharros(カチャロス)さんにて

福山のCafe Bar Cacharros(カチャロス)さんにて。


Ballantine's Aged 17 Years
バランタイン17年

スコッチ・ブレンデッド
40%

もはや説明不要の「ザ・スコッチ」。抜群の安定感とリッチな余韻。

以前、記事にさせてもらったのは以下ご参照ください。

バランタイン17年について

バランタインについて





Douglas Laing's Old Particular 
Cameronbridge 30 years
ダグラス・レイン オールド・パティキュラー キャメロンブリッジ30年

スコッチ・シングルグレーン(ローランド)
50%

長期熟成のグレーン・ウイスキー。キャメロンブリッジ蒸留所は1824年創業。ウイスキーの名門ヘイグ家が経営にあたっていましたが、1877年にDCL(Distillers Company Limited)社に経営を移管。ロバート・スタイン式、コフィー式の連続式蒸留機でグレーンを生産。

現在の所有者はディアジオ社。3セットの巨大なコフィースチルと1セットのアロスパス式蒸留機で、年間約1億リットルのグレーンを生産。まさに、ブレンデッド・スコッチの心臓とでも言うべき蒸留所です。

その30年物は、恐ろしいほど穏やか。少し瓶内熟成か、開封後の影響か酸味を感じましたが、柔らかさと滑らかさが強く印象づけられる一杯でした。




Yoichi Single Cask 10 years
余市シングルカスク10年

ジャパニーズ・シングルモルト
①(写真左側)
カスクNo.408023
蒸留:2007年5月7日
瓶詰:2017年10月18日
59%

②(写真右側)
カスクNo.409290
蒸留:2008年6月14日
瓶詰:2018年10月22日
59%

まさかマスターが、余市の「ウイスキーづくり体験」の経験者だったとは。素敵なものをいただきました。しかも飲み比べで。シングルカスクですが、どちらもなかなか複雑な味わいで奥が深い。比較的②の方が、甘さが際立ち輪郭が分かりやすかった印象です。

余市のピート感、ほんと癖になりますよね。ご馳走様でした。


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2022年11月21日月曜日

岡山県笠岡市のモルフィッシュさんにて

岡山県笠岡市のモルフィッシュさんにて。
新鮮なお魚と共に、ウイスキーを存分に楽しめるお店です。


富嶽三十六景『相州仲原』
Ben Nevis 1996 21年 Bottled for Maltoyama 5th Anniversary

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
蒸留:1996年
瓶詰:2018年
カスクストレングス・55%
ノンチルフィルタード
ノンカラード
全205本中の1本

The Vintage Malt Whisky Co. Ltd,が、モルトヤマさんの5周年を記念してボトリング。池袋ジェイズ・バーさんとモルトヤマさんによる樽セレクト。

非常に柔らかくて円みを帯びた、穏やかでフルーティな香り。さくらんぼや桃。後味は少しフレッシュに締めくくります。

デリケートであり、素敵な食前酒(食後酒でも吉)です。

Acorn's Cask Strength Selection "Laphroaig 2005" 13年

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
蒸留:2005年3月
瓶詰:2019年2月
カスクタイプ:バーボンバレル
カスクNo.56083
カスクストレングス・56%

どんぐりのラベルでお馴染みのエイコーン社は、日本のインディペンデント・ボトラー。

ラフロイグらしく、レモンを思わせる柑橘のニュアンスは流石。ピートや海藻も感じられ、十分な時間、熟成されていたことが窺えます。

スモークは、少し水臭い印象のスモークでした。悪く言えば「カビ臭い」、よく言えば「苔」のようなニュアンスを感じさせてくれる面白いラフロイグ。


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2022年11月20日日曜日

大阪・アメリカ村のBar Nayutaさんにて

大阪・アメリカ村のBar Nayutaさんにて。


Smoky Scot スモーキースコット 

スコッチ・シングルモルト(アイラ)
ノンチルフィルタード
ノンカラーリング
46%

カリラ蒸留所の原酒で、バーボン樽5年熟成。メーカーはAceo Spirits(U.K.)で、日本への輸入は都光が行っています。ヤング・カリラの瑞々しさというか、若さというか。存分に感じられる力強さ。スモーキーでありながらソルティ。この「色の薄い」シングルモルトは定期的に飲みたくなリますよね笑






Oban Double Matured 2007 
The Distillers Edition
オーバン ダブル・マチュアード 2007 ザ・ディスティラリーズ・エディション

スコッチ・シングルモルト(ハイランド)
43%

オーバンの14年熟成。モンティラ・フィノ・シェリー(スペイン・コルドバ南方モンティラ産フィノ・タイプのシェリーワイン)の古樽で仕上げの熟成を行ったものだそうです。

オーバンは個人的にも重宝している蒸留所の一つ。「潮っぽさ」もその魅力の一つだと思いますが、この2007は潮っぽさが穏やか。辛口の白ワインを感じさせる味わいとモルトが程よく絡んで美味。バランスの良い一本だと思います。




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2022年11月4日金曜日

Flóki Sheep Dung Smoked Reserve


Flóki Sheep Dung Smoked Reserve
フロキ シープ・ダング・スモークド・リザーブ

アイスランディック・シングルモルト
シングルバレル
バレルNo.28
ボトルNo.21
販売年:2022年
蒸留者:Sara
47%
輸入:ロェアケ(LOERKE)インターナショナル

こちらがオフィシャルサイト。


アイスランドのアインバーク(Eimverk)蒸留所は2009年にレイキャビクの南に設立され、2012年からウイスキーの製造を行っている。

100%オーガニック・アイスランド大麦を使用しており、製麦も自社で行う

輸入元であるロェアケ・インターナショナルが運営するKING's BARRELによる紹介ページはこちら。
Flókiシリーズの中でも一際強い個性を持つアイスランドらしい1本。木材資源の乏しいアイスランドでは、食材を燻製する際の燃料として古くから「シープダング(羊のフン)」が使用されてきました。この「シープダング」を麦芽を乾燥させる際の燃料に使用したシングルモルトウイスキー「Flókiシープダングスモーク」は、ピート由来のスモーキーフレーバーとは一線を隔すフレーバーでありながら意外なほど飲みやすく心地よい味わいのウイスキーです。ストレート、ロックはもちろん、炭酸水で割って頂くと、ガラリと変化する味わいをお楽しみ頂けます。

以前から気になっていたのが、この「シープダングスモーク」。今回、KING's BARRELさんがクラウド・ファンディングされていたので購入させていただきました。


こちらがクラウド・ファンディングの特典オリジナル・テイスティンググラス。
可愛い。ちなみに、熟成年数は3年と明記されています。


羊の糞でモルティングされているということで、以前から気になっていたボトル。アイスランドの昔話(神話?)に基づく3羽のカラス(おそらくワタリガラス=Northen Raven, Corvus corax)をあしらったマークもおしゃれです。

また、"Flóki"の表記に用いられている書体も趣があります。



こんなウイスキーはまさに初めて
最高の親友か、問題児か
香り
非常に芳ばしい、枯れ草、麦の皮、焼けた藁、ビスケット、レモン、オーク、ソーセージ

かなり刺激的、肉肉しい、ドライ、ソーセージ、干した鯵、ソルティ、スパイシー

余韻
ふくよかな煙、脂の甘み、野球のグローブ、干し草

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは少し軽くなった感じだがやはり独特。味もやはり刺激的で食欲をそそる。特に肉料理が食べたい笑 余韻は少し控えめになった印象。だがミーティーさが増す。

ロック
口の中がチクチク。ホップしている感じ。長い冬が終わり躍動して一気に芽吹く草花のイメージ。そこに羊が糞をする笑

という感じです。非常に印象的。こんな香り、味わいは今まで感じたことがない。アイスランドから目が離せません。。。

武川蒸留酒販売さんの商品ページはこちら。


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2022年11月3日木曜日

Shetland Reel Blended Malt


Shetland Reel Blended Malt
シェットランド・リール ブレンデッド・モルト

スコッチ・ブレンデッドモルト
47%
輸入:グローバルグロサリー


スコットランド最北の蒸留所、サクサ・ヴォード(Saxa Vord Distillery)。


スコットランド本土よりもノルウェーやデンマーク領のフェロー諸島が近そうです。

シェットランド諸島の中でも一番北に位置するアンスト島に所在。「シェットランド・リールジン」という名のジンを2014年に発売。

この「シェットランド・リール ブレンデッド・モルト」はグレングラッサなどハイランド、スペイサイドで蒸留した原酒をシェットランドに運んでブレンドし、オロロソシェリーカスクで6ヶ月間フィニッシングしたものだそうです。

ちなみに、現在ウイスキー蒸留を準備中。ウイスキーの蒸留が本格的に始まれば(もしくはすでに始まっているかも)、「北の巨人」ハイランドパークを抜いて「最北端のウイスキー蒸留所」になるわけです。


それにしてもこのシェットランドリール、非常に美味しい。蜜と呼ぶべき甘さが官能的に拡がり、シナモンっぽい優しいスパイスが層を厚くしています。モルティさやウッディなニュアンスもふんだんに感じられ、味わいのボリューム感がエグい。


たっぷりの蜜とシナモン、ドライでスパイシーな余韻
香り
花、ドライフルーツ、麦芽

りんごの蜜、蜂蜜、モルティ、ウッディ、シナモン、少し塩味

余韻
非常に長く力強い、2段階に押し寄せてくるドライでスパイシーなニュアンスはオロロソ由来か

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りはシェリー感と発酵臭が強まる。味はより口内の横側に広がるモルト由来のスモーキーな印象(ピーティではなく、「煙」としてのスモーク)。ゼスティさが強まる。余韻はヒリヒリと胡椒のような感じが長い。やはりドライ。


単純にブレンデッドモルト製品として素晴らしい味わい。3,000円前後という値段を考慮すると最高にコスパが良い。というか、コスパ云々ではなく美味しい笑

そして、今後サクサ・ヴォードから出されるであろうシングルモルトへの期待値が非常に上がります。こんな素敵なブレンド技術を持っているのであれば、そのシングルモルトも不味いはずがない!ってことで大いに期待しておきます。

武川蒸留酒販売さんの販売ページ


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2022年11月2日水曜日

三原のBar Carltonさんにて

三原のBar Carltonさんにて。


Old Parr Aged 12 Years
オールド・パー12年

スコッチ・ブレンデッド

(向かって左)
オールドボトル。43%。「特級」とかは付いていない感じだったので90年代流通といったところでしょうか?

(向かって右)
現行ボトル。40%。

新旧で飲み比べをさせていただきました。誠にありがとうございました。

最近のマイブームである「オールドボトル」。それを見かけてしまったので思わず注文させていただきました。するとマスターから素敵なご提案があり、飲み比べさせていただくことに。

オールドボトルは少し瓶内で酸化した感じがありましたが影響は香りだけで、味わいは穏やかでリッチ。デリケートでベールに色々包まれている部分が少しずつ顔を出す、まさにオールドボトルでした。

現行品は、これはこれでやはり美味い。偉大なるパー爺さんを侮ってはいけません。大手のブレンデッド12年ものの中では指折りで美味しいんじゃないかな?奥行き感とフィニッシュにかけての軽やかなスモーク。オールドボトルと比べてブライトで分かりやすい特徴があると思います。

それでも私は今のところ「オールドボトル推し」です笑


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

オールドパー 12年 40度 箱付 750ml 正規
価格:3300円(税込、送料別) (2022/10/30時点)


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