2024年1月13日土曜日

The Perspective Series No.1 25-Year-Old


The Perspective Series No.1 25-Year-Old
ザ・パースペクティブ・シリーズNo.1 25年

スコッチ・ブレンデッド
ベリーブラザーズ&ラッド社
瓶詰:2019年
総ボトル数:3220本
Alc.43%
輸入:株式会社ウィスク・イー

もはや愛していると言っても過言ではない、ベリーブラザーズ&ラッド(以下BBR)社のブレンデッドで2014年は幕を明けました。


武川蒸留酒販売さんによる説明は以下の通り。
「パースペクティブ」は BB&R(ベリーブラザーズ&ラッド)によるウイスキーと写真芸術の融合をテーマとしたブレンデッドスコッチウイスキー のシリーズです。同社のスピリッツバイヤー、ダグラス・マクアイバー氏が長年の経験やブレンド技術を活かし、ボトルの中にアロマとフレーバーの素晴らしい風景を作り出しました。

パースペクティブ 25年は熟した桃やグレープ、アプリコットジャム、カスタードクリームにかすかにリコリスが香ります。口当たりはねっとりとしていて、フルーティな甘さとオークの味わいがフィニッシュまで続きます。


同梱されているこの写真はLindsay Robertson(リンジー・ロバートソン)によるもの。

オフィシャルサイトを見る限りではありますが、モノクロ写真でスコットランドの自然環境を映し出している様子が窺えます。なるほど、今回のBBRのこのシリーズはそこから生まれたものだったのか。

この写真には、おそらく撮影されたのであろう場所がしっかり記されています。
57°13'03.6"N - 6°01'26.9"W

Google Mapから
The Cuillins(クイリン・ヒルズ)という、スカイ島(インナーヘブリディーズに所在し、タリスカー蒸留所やトラベイグ蒸留所を有する島)にある山地を撮影したこの写真。

Google Map Street Viewから
確かに、ストリートビューで見る限り、この場所の河原近くで、冬以外の地域に撮影した写真で間違いなさそうです。


なぜ、この写真が選ばれたのか、定かではありませんがタリスカーを使っているという暗示かな?笑


まぁそんな憶測はさておき。このブレンデッド・スコッチ・ウイスキーは確かに美味です。

元々BBRなので、そんなに心配はしておりませんでしたが。

ちなみにロバートソン氏が使用したカメラはスイスのSinar P2 5"x4"。レンズは同じくSinarの90mm単焦点。

スイスのカメラメーカーなんですね。

ネットで調べてみたところ、「嘘だろ!?汗」っていうくらいのアナログな代物でした汗


さて、前置きが長くなりました(いつものことです)が、今回のこのブレンデッド。いかに採点をすればいいものか笑

ちなみに今年はレーダーチャートやめます。あまりしっくり来ないところが多くって汗
でも、昨年同時に採用した採点方式は継続しますので悪しからず。


香り
桃、ブラックベリー、ジャム、タール

プラム、カスタード、スモーク、オーキー、クリーム、バニラ、ナッツ、ソルティ

余韻
ライトなスモークが長く続く、軽やかでありながら深みや重たさを感じる、ダークな蜂蜜

ドロップ・アップ(1滴加水)
香りは軽やかなフルーティになるかと思いきや重くジャムやタールが濃い。口に含むとソルティさが強調される。余韻もソルティで長い。

得点 95点
昨年から始まった採点方式ですが、これは美味しい。昨年の初めはまさにM-1の一番手みたいな感じで「様子見」みたいなニュアンスが強かっですが、2年目なんでね。絶対評価です(半分ウソ笑)

でもこの子は95点あげて間違いない。バランス感覚、飲みごたえ間違いなし。

強いて言えば、「25年でこれか」というところはなくはない。いや、これはあまり言うべきではないかもしれない指摘。

欲しがりすぎかもしれませんが、「25年にしては静か」と思われるかもしれない。

まぁ、一度飲んでみてください。美味しいことに変わりはないので。



それでは皆さん、良い夜を。

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