さて、思い返してみると2019年。
この年はやはり分岐点ですね。
平成が最後の年を迎え、5月1日から令和元年。
その後世界を巻き込むパンデミックが発生したのは11月末の中国から。
そんな2019年の話を「2019年問題」なんていうタイトルでわざわざ綴りたいのは何故かというと、これは2019年の大晦日くらいから私が個人的に言っていることなんですが、将来の日本の音楽史に残る大事件として書いておきたいと思ったからです。
そうです。「2019年問題」とは「J-POPにおける2019年問題」です。
先日リリースされたKing Gnuのニューアルバム"The Greatest Unknown"。
https://kinggnu.jp/news/2023/09/the-greatest-unknown/ |
もちろん、我が家にCDが届いているわけですが、このアルバムを聴きながら改めて「2019年問題」を考えていた次第です。
そう。結論から言えば、2019年に何があったかって言うと、
Official髭男dism、King Gnu、YOASOBIがメジャーデビューした。
これです。まさに。
これは多分、将来の音楽史を学ぶ際に必ず出てきます。間違いない。
私個人も、このミュージシャンたちがメジャーデビューしたのを知ってプロミュージシャンになるのを諦めましたから笑
それぞれメジャーデビューのタイミングは異なります。
https://higedan.com/ |
Official髭男dismは、2018年にシングル"ノーダウト"でメジャーデビューしているようで、同タイミングでアルバム"エスカパレード"もリリースしておりますが、2019年に発表したアルバム"Traveler"が正式なメジャーデビューアルバムとなっており、同アルバムに収録されている"Pretender"が国民的大ヒットを記録したということも加味して、無理やり2019年問題に組み込みます笑 実際、紅白歌合戦に初出場した年ですしね。
https://kinggnu.jp/ |
King Gnuは、2019年1月にリリースした2ndアルバム"Sympa"でメジャーデビュー。この年の紅白歌合戦に初出場して「白日」を演奏しております。
https://www.yoasobi-music.jp |
YOASOBIは、2019年10月「夜に駆ける」でデビュー。2020年に紅白歌合戦に初出場して歌唱したのがこのデビュー曲でした。その後の大ブレークぶりについては、今更語る必要はないですね。
さて、ここからが本題。
おそらく誰が目にしても、聞いても今の音楽シーンを最前線で牽引している彼らのデビューがなぜ「問題」なのかということですよ。
それは私個人の音楽に対する取り組みの変化に基づいていたものでしたが、どうやらそうではないなと思い始めたというのが正直なところ。「自信が確信に変わった」(By 松坂大輔)みたいなところですかね笑
そんなに音楽シーンに長けているわけではないですが、昔から音楽好きで、かつ自分でも音楽をやっている人間からして、ここまで実力がむき出しに評価される時代が来たのか!ってのが正直な感想。
この3つのアーティスト、皆さん抜群に歌が上手いし、歌が良い。そしてパフォーマンスもまた最高です。いわゆる「実力主義」の時代が日本にも到来しました!!ってのがこの3アーティストのメジャーデビューだったわけです。
わかるかなぁ?
あまりアンチなコメントは控えたいんですが、それまでアイドルとかの歌が世の中に流れ続けていた時代が「終わった」感じがしたんですよね。
そして本当に実力ある人たちが評価される時代が来たという感じ。これですね。この言葉が一番しっくりくる。
それまでは、人気があったり、顔が良かったりとかでワンチャンあった時代だったんです。
それが実力主義に一気に持っていかれたというか。
ちなみにアメリカでは2019年にBillie Eilishがメジャーデビューしております。翌年2020年のグラミー賞を総なめにするという事件が起こるわけですね。
https://www.billieeilish.com |
Billieに関しては半分脱線ですが、何はともあれ2019年から日本のリスナーの「音楽を聴く意識」は完全に変わったと思います。「音楽への向き合い方の変化」と言っても良いかもしれません。
あまり言い過ぎると、色々な人に怒られそうなのでこれくらいにしておきますが笑
私が言いたい「J-POPにおける2019年問題」を少しでも理解していただけると光栄です。
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